あ行

■IP
IP(Internet Protocol)は、パケットを送信するという、インターネット上で最も基本的かつ重要な役割をもつプロトコルである。
このIPの仕組みにより、インターネット全体にパケットを送信(つまり、世界中と通信)することが出来る。
このIP上で、それぞれのホスト(送信元、送信先など)を識別するために用いられるものが"IPアドレス"という識別子である。
現在使われているものが32bitのアドレス空間を持つ"IPv4(Internet Protocol version 4)"であるが、主にアドレス不足の問題から128bitのアドレス空間を持つ"IPv6(Internet Protocol version 6)"への移行が始まりつつある。それぞれに互換性は無い。
IPにはデータリンクの特性を隠す役割もあり、通信したいホスト間がどのようなデータリンクになっていても通信できるようになっている。すなわち、通信したいホストとの間にいくらかの障害があっても通信が可能となる。
なお、IPは通信先とのセッションを確立しないコネクションレス型であるため、データ送信に関しては信頼性のないプロトコルである。

また、IPアドレスの略称として用いられることが多いが、IPとは上記のような役目を持つプロトコルを指すので、厳密にいえば"IPアドレス"を"IP"と呼ぶのは間違いである。


■IPアドレス
IPにおいてパケットを送受信する機器を判別するための番号のこと。(Wikipedia-IPアドレスより引用)
インターネット上における住所のようなものと考えて良い。
通常MSTでIPアドレスといえば、インターネットに直接接続された機器(PCやゲーム機使用時ならルーター、携帯電話等の場合は携帯電話キャリアの中継サーバー)に対し世界規模で一意に割り当てられたグローバルIPアドレスのことを指す。

Mirage Tacticsでは複数の場所からのログインが許可されてはいるが、接続環境によってはIP多重報告スレに報告する義務がある。
報告しなければならない接続環境とは、Mirage Tacticsに登録している自分以外の他のプレイヤーとグローバルIPアドレスが重なる『多重ログイン』となる可能性がある環境のことである。
該当例を以下に記す。

  • 会社、学校、ホテル、ネットカフェ、寮内LAN、あるいは公衆無線LANからログインすることがある
  • 携帯電話、スマートフォン、あるいはUSB接続式等のデータ通信端末からログインすることがある
  • 自分以外に同居人(同居期間の長さを問わず)のなかでMirage Tacticsに登録している者がいる
  • Mirage Tacticsに登録している他のプレイヤー宅の回線を利用してログインすることがある
  • 自宅のルーター、あるいはいずれのPCにもグローバルIPアドレスが割り当てられていない(一部のCATV。また、マンションやアパートに初めから付属するインターネットサービス等)

ちなみに、ある一人のプレイヤーが複数の場所(IPアドレス)からログインすること自体は多重とはいわない。
同一LAN内(同一IP)から複数のアカウントでサイトへのログインが(時間差のあるなしにかかわらず)あることを多重ログインという。

ところで、IPアドレスは基本的に固定オプションに加入していない限り、モデム・ルータの再起動や回線の切断により変わることがある。
さらに、プロバイダはIPアドレスを有効利用するため、多くのユーザー間でIPアドレスを使い回している。
つまり、厳密にいえば、たとえば自宅のみから接続するプレイヤー同士でも多重ログインとなる可能性が(確率的には低いものの)ある。
しかし、ローカルルールの意図を汲むに、常時自宅からグローバルIPアドレスが付与さている環境でのログインならBBSへの報告の必要はないだろう。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2011年11月07日 09:32