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双子の誕生日会を家で



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 双子の誕生日会を家で


 須賀咲ちゃんです! なぜか今日はお祭り気分です!?

 子供達の誕生日ということで、二人のお祝いをしようと思ったら、なんとシロさんとクロさんが来てくれました!

 霞さん、優希ちゃん、和ちゃんは残念ながらお仕事なので参加できません。

 というわけで、宮永家に加えて二人追加してお祝いしちゃおうと思います!


 「私と咲ちゃんがお料理作っちゃうね!

  腕を振るうから!」

 「が、頑張るよー!」


 ううっ、玄さんの料理は本物のプロだから、邪魔をしないようにしないとね!

 シロさんはうちの旦那とプレゼント選び!

 ……あっ、シロさんと京ちゃんって面識ないよね。

 でもまぁ、京ちゃんのコミュ力なら問題ないでしょ!


 「んじゃ、京ちゃんとシロさんでプレゼント選んできてね!」

 「任せろー! 息子は外で遊べる何か、娘はあの絵本で良かったよな?」

 「それで大丈夫。じゃあシロさん、お任せします!」

 「わかった……」


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      |:.:.:.:.:.:. 从乂ーソ               .:.:.:.:ハ| 「それじゃ、行ってらっしゃい!」
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 2/11

 ……
 …

 私は現世で京と出会うつもりはなかったんだけどなぁ。

 だからいつも、京のいない日に来て、咲や子供たちと遊んで満足してたのに、こうして会ってしまった。


 「えっと、シロちゃんでいいかな?

  今日はうちの子供達のお祝いに来てくれてありがとうね」


 ……見た目通りの年齢で捉えてるね。ダルいから直さないけどね。

 本当に、前世そっくり。あの時は栄養のあるものをあまり食べさせてあげられなかった。

 でも今はそんなことはない。京はすごくがっしりとした体つきに育ったし、いいお嫁さんも貰えた見たい。

 元京の姉として、とっても嬉しい、はず。


 「京は、『覚えてないの?』」

 「あれ、どこかで会ったことあったっけ?

  ……ごめん、覚えてない」

 「なんでもない、気のせいだった」


 やっぱり、京に前世の記憶はないんだね。

 京の恋人にはなれないけれど、京のお姉ちゃんにだったらなってもいいよね。


      //ア    /  / イ   :ト、    \      \        \   \
.     // /     /  /  |    | \    \      \       \   \
.      /′i    /  /i   |    │  \      `ヽ      `ー- 、      Y⌒ヽ}
     {  |  ,:イ   :ハ`¨´`T´   |  、  \ト、  ヽ `ー- 、    \_   }
         |  | |  ト、ハ≫=zzz、   !   `¨´`¨´`¨´`¨´   |  |\    ヽ`ヽノ\
.      人  | |  |  代 {  __} \|    ィ=- ..,,__\ト、 j │ \    }     \
         \! 〉、 !  :. 乂_フ     ´下¨¨“_卞ゝ  jイ  ノ    ヽ  ノ      i   「(京にはあまり関わらないから、せめて幸せになって)」
           /  ヽ ハ             弋  `フ ノ  j/`ヽ    j/       |
.           / /   / :.    ,      `¨¨´        ノ      ト、   ト、  }
         i  |  i :从                       /  ト、   | ヽ.  ; } /
         l 人  ト、  ト、    _          rー-イ  イ ! \ !   } / j/
         ∨  \! ∨V .>   `       イ {ス人jヽノ jノ    jノ  j/
               , ´∠ニニ>、 _ ... イ   /  \
                  / /ニニニニニ7   λ    /    /入
              /  {ニニニニニ7/「八.  /     //二\

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 3/11

 「むに」

 「……なに」

 「いえ、なんか思いつめてたみたいだから、頬を引っ張ろうかな、と」

 「思いつめてなんか」

 「大丈夫だって。なにがあったのかわからないけど、失敗も経験! なんでもやってみるといいよ!」


 ああ、この子は私を励ましてくれたんだ。

 親しくないから事情は深入りしないけれど、大丈夫だよ、って道化を演じてる。

 いつもこうだ。誰よりも人の感情の機微に聡いんだ。

 間違いない。この子は前世の『須賀京太郎』だ。なにも変わっちゃいない。



     /        /      ,                        \
    /      /       /|       |        ',      ',      ヽ
  γ/     /        /  .!        | \ヽ\   ',        ,      ヽ
  ./_    __/ /    /   _ !        | _  ヽヽ ヽ  ,         '      、 \
      ̄   〃    /~ ´`´ ',      |´`  ヽ~ 、 .!     ! ',\    ヽ\、
      / !/ {  〃          !     !    ヾ  ヽ|      |ヽ   ヽ、   }
       /  , ./ ! _ ≧==== ヽ! \  _|=====≦   ||l   | | |    ヽ, /
    ./      、{ ! ̄{::::o::::::}          {:::::o::::::::} ミ、| l    ' 〃      ',
   /     〃  |  弋::::::::ノ        弋::::::::::::ノ  〃 |  /  \       '
        //   .!                     /  ムイ    \    | 「じゃ、目的地までおんぶして」
   !,'!   /, '     .|   ' '     '       ' '           ヽ      、ヾ |
   |!%  /,'  ,'    |                        {   、     ', ,/
    % |!'  !   '                       / .|       !
          l   ヽ       ,-‐-‐--,             ノ   ヽ    |
         ,!    ヽ       ̄ ̄          ィ--    |  ヾ  | |
          丶  {   |  、             イ  /l    '  | | / '
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     /   /三三>'"    V /  |      /三三三"      ヽ


 「いぃ!?」

 「なんでもチャレンジしてみるものって言ってた」

 「あ、あの、俺捕まっちゃうから別ので……」

 「……」

 「(怒ってらっしゃる?)」

 「じゃ、何か考えとく」

 「よかったー」


 弟に諭されるなんて嫌だから、ちょっと拗ねてからかってみた。

 いい反応が返ってきたので満足。

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 4/11

 「買うの、これでいいの?」

 「ええ、前に欲しそうにしてたので」


 サッカーボールと絵本を買って、帰路につく。

 歩くのがダルい。いつもならマヨヒガを使うんだけれども、京の前では見せたくない。

 それに、すぐについてしまっては意味がない。

 少しでも長く、一緒にいたいっていうのはワガママだろうか。

 京は私より多くの荷物を持ってくれている。

 私が持っているのは、量に比べて軽いものだ。

 やっぱり京は男の子なんだなぁ。

 そんなこんなで家についてしまった。

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     _/ ィ / { l |__|_{ |∧   }/ ' / l  |   ∧
      ̄  {〃  Ⅵィ斧从 } /-}/-/、 , /-、 ∧}
          / ,  从 Vり ∨イ ,イ斧ミ、}/ /⌒ } | '   『ただいま、シロ姉』
           / イ从 l ム        Vり ム'  ノ/}'
         ´    \∧  '        ,r ' /
               、  v   ァ    / 从/
                     \ `こ     イ  _|、
                  ` r  ´   //∧
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         /  / /  /-~/-| {  \~ー 、'   \ )
           〈 /   |  |八Ν__八{   | _\  ∨  l|′
          /    l|  l ァ┼ ┬ \N┬‐┬  | |  リ
        〃   / l|\_从 乂゚_ノ     乂゚ノノ}∧l/}  『おかえり。京』
          八/ / ,八 入         、   ,,, ,′ ト、ノ
.             { /   }\__              ′ |
.            从  八{ 込、   ∠>  . イ^| }八
                ∨  \从_}> . __ イ 八jノ  )
                   / \__  Κj/
                    _/  //〉_∧ ‘,
               /:.∨ ,///   ∨ }: : ..
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 6/11

 一瞬世界が混濁したのか、前世の記憶が戻ったのかで私の呼び方が戻っていたよ。

 霞の方でも起きかねないから、京と接触する際には注意するように言わないと……だる……。

 だから私も霞も京と接触しないようにしていたのに、油断した。


 「おかえりなさい! 京太郎君、シロさん!」

 「玄さん。大丈夫ですか?」

 「とりあえずは問題ないかな!

  こっちの準備はOKだよ!」

 「よし、じゃあ時間までお話でもしますか」

 「えっ、お話?」

 「最近こちらで何かと手伝ってもらっているので、本当に申し訳ないな、と」

 「もう、そんなこと言わないの!

  私は二人のお手伝いをするのが好きなんだ!

  他に趣味も写真を撮ることくらいだから、そんなに時間取らないし、呼んでくれるとすごく嬉しいよ!」

 「それじゃ、今度は甘えさせていただきますよ。もう、俺たちも友達ですよね」

 「もちろんだよ!」

 「そういえば先ほど写真が趣味って言ってましたけど……」

 「うん。放っておくとなくなっちゃいそうなものを撮るんだ。そんなに気合を入れた趣味じゃないんだけどね」

 「凄いじゃないですか! うちなんか機械オンチばっかりでもー……。

  女の人なのに機械に詳しいって凄いですよ!

  本当、誰もがお嫁さんにしたがるような人ですよね!」

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          /:..:..:./ :|.:.:.:.:.:リ il{        }li l/ il{        }li | :.:.:.:.|:.:.:..:.∧  「……!?」
           /:..:./..:.:.:.|.:.:.:.:.:.|  ミト、     ィj/     ミト、     ィj/ | :.:.:.:.|:.:.:.:..:.∧
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 7/11

 照れたクロがこっちに向かってくる。

 私の横を通り過ぎて行くつもりだったんだろうが、足が引っかかってしまった。

 とてもではないが勢いを止められず、支えようとする京の手も届かず、思い切り倒れてしまった。


 「二人とも、大丈夫か!

  ……シロちゃんが黒さんで玄さんが白さん」


 京の言葉を聞いて、すぐにスカートを正すも、後の祭り。


 「京」

 「あ、ああ」

 「私と玄の、見た?」

 「み、見てない!」

 「でもさっき、何か言ってたよね」

 「覚えてないなー!? 何を言ってたっけなー!?」

 「ちなみに今日の私は白を履いているんだけど」

 「ええっ、嘘だ!

  シロちゃんは黒、玄さんは白いのだったはず……はっ?」 

 「とりあえず、認めたね」

 「ご、ごめんなさい!」

 「うん。許すよ」

 「早っ」

 「別に怒ってないし。助けようとしてくれたことの方が嬉しい。

  それより、あっちの方を見てあげて」

 「はい、すぐに行きます!」


 京に玄の相手をさせている間に、この火照った顔を冷まさないといけない。

 ……ダルいなぁ。

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 8/11

 「京太郎君、見た?」

 「はい、見ました……」

 「その、恥ずかしいよぉ」

 「ご、ごめんなさい!」

 「あ、京太郎君が悪いんじゃなくて、私が走り出したのがいけないから、ごめんね?」

 「(パンツを見せてもらったのに謝られた。天使だ……)」

 「その、恥ずかしいんだけど、聞いていい?」

 「はい、何なりと!」

 「私の下着、どうだった?」

 「とっても可愛かったです!」

 「本当にそう思ってる?」

 「はい! 心から思ってます!」

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 9/11


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 10/11

 ……
 …

 さて、なんやかんやで誕生日会!

 京ちゃんとシロさんが買いに行ったプレゼントに、私と玄さんが作ったケーキ!

 お父さんとお姉ちゃんも帰ってきて、準備は満タンです!

 最後に、時間を潰してきたお母さんが子供を連れて戻ってきました。


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      {八: : :|:,: :},ィ≠≠ミ     \|  --      从: : : :/}/: : : : : : ,: |
      l  、 : |: V            ィ≠≠ミ、 / |: : : イ/⌒V: : : :/:/
       \|: ,  :.:.:.:.     '             |:/ /⌒} }: : :/}/ 「誕生日、おめでとー!」
         V{                  :.:.:.:.:.  /    ノ 人:,:' /
         人      __              _ イ:/
           `      乂 ̄   ー‐ァ      イ: :/: : :/
           rrr==≧=- `  --  ´  r_:_´/|イ{: イ
             /|.||...................../ ̄| ̄´   7......`.. ̄ ̄≧=-、
          ,イ |.||.....................{---- 、  /...............///⌒ヽ
           /  |..V、.................|     /...............///   ∧}


 みんなの笑顔で子供達を迎えます!

 はしゃぐ息子、照れて京ちゃんの背中に隠れる娘。反応がかわいいよぉ。

 息子へのプレゼントのおもちゃも、娘のプレゼントも喜んでくれたみたいではしゃいでるよ!

 子供達の喜ぶ顔のためならなんでも出来るよね!


 「これはお姉ちゃんからのプレゼント。お菓子」

 「あっ、誕生日だからいいけど、普段はあんまり買っちゃダメだよ」

 「うん。わかった」

 「私からは子供用のお箸……」

 「あっ、私は寒い時用のマフラーを編んだんだ!」


 みんな喜んでる!

 本当、子供って笑顔になるよね。……私も、嬉しいなぁ!

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 11/11

 ・社畜組

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::l:::::l:::l::l l: /l:::/  :|::/ ,x≦斧⌒|:::::::::::::|
::l:::::|八{ l/´|/,,_ノ´   h_刈   |:::::::::::::|
::l:::::|  x≦芹⌒`     辷ソ  |:::::::::::::|  「仕事の締め切りが直前じゃなければ行けたのに
::l:::::l /{h_j刈           '''  |:::::::::::::|
八从{ 乂_少^        、     |:::::::::::::|   残念だわ」
ー ||                      八::::::::::
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ヽ./ : : : : : : : : : : ,: : : : : : : : : : : : : : : ヽ    ヽ冫
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-ィ: : : |_,'_,,|―‐,'‐/-/|: :./|:-|―‐,'-}:|:|:. リ !.|. ト.、
: :ト、::ィ゙ |: ::|\/ //  /.: :/ !: :!/!/  !从:/|:.| !∧冫
: :|人小|ヽ:!.ィ爪沁ヽ /.:/ /,.イ爪心ヽ.! イ/.//′
: :l: : ヾ |/{:::::::::⊂ '     ´ ! :::::ィ./ ト,ムノ:!
:γ⌒ⅵヽ弋二;;ノ       ゝ-.″ | }: : : :|   「テストの点数をつけなきゃいけませんので……」
',:{ :::`                、         レ′ : :!
..',\                   ノ:   ::::!
: : :| `ー´\         _      / !:! !  !
: : :|.     ` 、          ./|: :. !:! !  ::!
: : :|         }`   .. __ , イ  |::|: |:|: :|  |
: :: }     ィ‐┤.        ├ .、|::|: |:|: :|  {


/r"´`ヽ ./   / /i  / / i   |  : : :!: ! : : : : :l O   l': :、: : ヽ、: .`ヽ
ハ 、  ノ/   /  l i  ,ハ ハ |  i.|: : |: :ハ : |.:!: : i: :ト.、._ ,.イ|i: : .\: :ヽヾ、:
: //:7:r' ヽ:i: : :i.!: : :|:!,.-|-|、.! !|i: : !.! :‐!-|-!、|_ト、: :!: ゙、: : : :|:|:、: : : :ヽ: : ゙、 ヽ
/ l:/: :ゝ イ!: : :|!: :/|i: : i-!-| !:、: |、!: :|;ナ |: ハ|`!、!|: : !: : : !:|: i: : : i ハ : : i
 |': : : :ト、!O: : !i: : :!:!ヽ、.! ヽ!   ヽ! ゙、!  |/ リ |:ノ !: /i: : :/:i: |: : : :i| i: : :|
 !: : : : |、/゙:\:! \:|   _,         、      リ |/ /: : : / /i : : :i|ヽ| : i|
 ゙、.:: : .レ: : : : :! ≡≡三彡       ミ三≡==、  /: : ノ ;/:/: : ///.!.: ;l    「私は残業だらけでとてもいけないじょ……」
  i: : /; : : : :/ :::::::::::::::::         ::::::::::::::::::  //` ‐:´ / : :/'"//: :ハ
-- ヾ/ハ:i : : f  """"""          """"""  /ィ: : : : ノ,. イ://:,ノ  ゙、
__  |ハ:|、: :i.、                  /:/: : : イ´:i: :l.|――‐----
  ̄ ̄ ヽ、!w;丶、          ,.-、__,へ7 ソ/: : //: ノ;ノ'"__
           `ー-、_ ~~~'´     _ ノ-― ´'"´       ̄ ̄ ̄

 カン!


最終更新:2015年11月29日 06:20