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TVを見る子供たち、を見る京咲



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 TVを見る子供たち、を見る京咲


 須賀咲ちゃんです。

 最近、子供たちがテレビにハマり始めました。

 私自身がインドア派だからテレビにハマっちゃダメだよー、なんて言うつもりはないんだけれど、親心だと複雑だよね。

 ミステリーなんかが好きだからそういうのを好きになってくれないかな。

 まぁ、この年じゃまだまだ無理だろうけどね。

 戦隊モノだとか変身モノを見ている方が健全かな。

 それにしても……


 『自力で脱出を!?』

 『笑顔を……』

 『耐えた耐えた耐えたぞォォォォ!!』


 最近のアニメって……、いや最近のに限らないんだろうけど……。

 なにこれ……、男の人が縛られて喘いでる……。

 日曜の5時半なんだけど……。


 「いくら何でも悪影響すぎるよ!!」

 「えがおー! えがおー!」

 「早速同調してる!?」


 ううっ、自分の子供に趣味を制限なんてさせたくなかったんだけれど、子供向けのモノって意外とエグいんだね。

 ドラえもんなんかもそういうモノが多いんだよね。

 こういうのを見て育っていくのかなぁ。いや、さすがにこれはダメでしょ……。


 「でもでも、きっと私もこういうものを見て育ってきたんだろうなぁ」

 「かっこいー!」

 「まぁ、楽しそうだし……」


 テレビの中では主人公が大きなドラゴンと一緒に戦っている。

 まぁ、楽しそうならいいんだけど……。

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 ……
 …

 ・幕間

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{: : : : : ヽ : {  |:.:|:: :/ ∨)ソ    ,  ∨)ソノ i |: ; :.:!
.∨: : : : : : 八 リ从{             ∧:|/  リ   「時代は野外っしょ」
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 …
 ……

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 「子供向けのモノって意外と凝っているんだよねぇ」


 世の中には子供だましなんて言われたりもするけど、昔から本を読んできているからそんなことはないと思える。

 子供にウケる様に作るというのは、それは大人に向けて作る以上に難しい部分もあるんじゃないかな。

 子供の感性は正直だ。面白くないものはすぐに飽きるし、面白いものには熱狂的なファンになる。

 その上、親が見てもいいと許可を出せる様に作らなきゃいけないんだもんね。


 「咲は小さい頃、どんなの見てた?」

 「あっ、京ちゃん。

  私は絵本好きだったし、お母さんがお姉ちゃんに買った本のお下がりばっかりだったなぁ」

 「咲は海外ミステリーが好きになったのもその影響?」

 「うん」

 「俺、海外と日本のミステリーの違いなんてわからないんだよね」

 「京ちゃんも読めばわかるよ。

  読んでみる?」

 「眠くなるしむりー。

  漫画くらいしか読めないよ」

 「京ちゃんって外で遊ぶの好きだもんね」

 「友達から貸してもらったりで漫画も結構読むぞ」

 「私も結構貸してあげたよね」

 「ああ、『アカギ』とか……」

 「そこはもっと女の子ちっくなものをあげて欲しいんだけど」


 もー!

 でも京ちゃんに女の子の趣味を理解しろって言う方が難しいだろうね。

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 「ジャンプ系ならわかるよ。

  『ドラゴンボール』がやっぱり熱くて好きだ!

  個人的には『ダイの大冒険』が好きだったなぁ」

 「いや、その頃じゃ京ちゃん生まれてないよね」

 「うん。界さんに貸してもらってた。

  『北斗の拳』とか『シティーハンター』とか」

 「私の知らないところでお父さんと交流してたの!?」

 「界さんの世代だと誰でも持ってたらしいよ。

  もう読まないからってくれたんだ。

  自分からじゃ漫画なんて買わなかったし」

 「そういえば『ダイの大冒険』の作者って別の作品書いていたよね」

 「ああ。作者病気で終わっちゃったんだよなー。

  残念だ……」

 「あれ、今度復活するって聞いたよ」

 「えっ?」


        ,..-、_,.ィ⌒:.ー-、
        /:.:.ハ:.:..ハ::::i:::::::.::.:.ヾー:、
      /.::::::::トヽYハ!:i:|::i:::::i:::::::|:.:.:.ヽ
       !::|::|:::i|     }:ハ:ハ:::!:}:::i|:::::::..:i
.     ノ::|::i!::i:|   ノ-j;!‐!:|:i:::i:|:::::::::.:i
    人:i:::{:、ト|-_ r‐彳テiY |;:ィ::i,:_::::.::!
       仟ィiテ)⌒ー―'′ハ!:i'^ヽ::::!
         `┼'7        リ  /::ト!   「話は聞かせてもらった! 『冒険王ビィト』を全巻そろえてくる!」ダダダッ
.          | ヽ        ィイ:::::|
         、  -―‐    / }:!:::トヽ_
           丶  `゙  ,、 ゙ ′i リ!y′ |`ー-、_
          "',、__,,、ヽ     ! /   |     `ヽ
           // \     i /_    !     _冫ー、
           / /n  ハ    | \. |   /   ヾ、
     .   /   //ノ  {_ !  /f'"   \!   / :/:       i
      /    レ \_ |`  イ        ′:!:       |
      ハ         `ヽ  ノ       ハ /  /:  |

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 お父さん、どこにいたの……。

 そして本屋に行くなんて珍しいね。

 買うのはいいけど、自分の部屋に置いてよねー。場所ないんだからー。


 「咲はどんなの読んでるの?」

 「私は漫画より小説派だし」

 「小説でいいよ」

 「どうせ京ちゃんじゃわからないでしょ。

  『アガサ・クリスティー』って作者はわかる?」

 「名前だけは聞いたことあるぞ!

  『名探偵コナン』の黒幕だっけ!」

 「それ、否定されてるから……。

  無難どころだけど『そして誰もいなくなった』」

 「おお、フレーズだけは聞いたことある」

 「『コナン・ドイル』の『シャーロック・ホームズの冒険』も『名探偵コナン』の元だからわかるんじゃない?」

 「すげー、俺でもわかる名前だ」

 「京ちゃんでもわかるのをあげてるの!

  フレーズだけなら『推定無罪』は?」

 「き、聞いたことある、かも」

 「有名だけど、『オリエント急行の殺人』はダメそうだね」


           ,  ⌒ ー   ̄ ̄  、
         /_,. -            \
        /´ /     /⌒\      ヽ
        , ´ ,         V     :.
       /  /  /  / /      | V : V |
     /-- ´' / /  / l|{     | l| | | {
        / イ  {  ':|_,斗| |  、_l__/_ィ  |l∧
         /  ,: ∧ | {∧{ {  、 /}/}/ } /∧|  「まいったー……」
       / イ / {∧{ 、__,.V {∨ 、_,/ イ}' `
       ̄´ V∨乂l      \    ムイ/
               从      '     八/
           -〈〈/\  v-っ  イ》く__
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 「京ちゃんなら『ハリー・ポッター』でも読んでおけばいいんじゃない」

 「それなら読んだことある!」

 「ああ、読書感想文に使ってたね……」

 「ぐぐっ」

 「中学校では『読書の時間』なんてあったよね」

 「10分だけ本を読むってやつな。

  あれ本当苦手でさー」

 「私が簡単なの貸してあげてたのに、寝てるんだもん!」

 「わりーわりー。

  咲のおかげでその辺なんとかなったよ」

 「もー」


 それも嫁さん言われるようになった所以なんだからねー。

 まぁ、今は嫁さんですけど。


 「根っからのスポーツ少年だったもんね」

 「そうそう、昔の俺は外で遊ぶのが好きだったの!」

 「今は違うの?」

 「たまに無性に運動したくなるけど、高校あたりから面倒くさくなっちゃったなー」

 「その結果、腹がたるむんだよ。

  運動しなさーい」

 「うげー」


 メタボなんて笑えないんだからね!

 この前はジムでも行かせようと思ったけど、意外と入会費諸々が高かったんだよね。

 息子と一緒に運動させないとダメかなー。

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  /  : : : : .:|:.:|: : :| : :./! :.,.'|: : : |',: : : : ト: : :ヾ::       ',
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.  |: : : : /\'ヽ. 辷;;;;;ノ        `゙'''''´  .//ノ-‐''" ̄ ヾ
  .レi: : / ヽ∧ ⊂⊃   `     ⊂⊃  " /: : : :..: : : : ̄` ' 、  「パパ、ママ!」
ー==,.∨ ̄ミ=',      .___,   .    /≡ィ゙\: : : : : : :
_/      .: : ゙∧                /ヽ   `ヽ\: : : : :: : : : \
 _/ : : : : : : /{"゙,ヽ          ,   へ ::    - \: : : : : : : ヾ
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   /ニ∠ニ= イ/ ,/  // / イ     i     i  i ヽ ̄
  /ニ三三イイ/ //  ≠{‐y-/、|   i  i     |  i厂
  /三三三/∠ ィへ| /| .| /∨|{ i //.{ i /-.i_ i.   |  |!\
.../ニニ三三{ニニニi fヽ|/ !/iム_  i! ∨/| .!/|//i } .!  i i. |i‐-`-
イ三三三三{ニニ∧、〈i ≦ニ==ミ、  ∨i __|/ } ハ |  } |! ト!
ヽ三三三三{三Υヽ  ..:.:.:.:..     、!≠==ミ、 }| /! | |
 }、ニ三三三{三i  ト        ,   :.:.:.:.:.:.`/ }/.:| ハ|
 ニヽ三三三{三i‐-{∧   r-          /彡//!       「えがおー!」
  ニニYニ三三寸  i∨ヽ  丶   フ    イ三// i
=ニニニ}ニ三三三\八ム、 \        イ三ニ// /
-=ニニ}三三三寸三\厶\ >   ≦ア. : .:{ニニ///
=ニ三}三三三ニ寸三ニヽ \{、  //. : . :/三/
ニ三三三三三三寸三ニ \ ヽ,/'. : . : . /三〈i
ニ三三三三三三三寸三三\. : . : . :./三/
ニニ三三三三三三三寸>-‐´: . : . :イ彡'

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 「あっ、終わったみたいだね」

 「小さい頃だとアニメの30分が長く感じたよね」

 「大人になるとこんなに短いのかー」

 「……ところでヒロインがミンチになってたのは気のせいだよね?」

 「ほら、クレヨンしんちゃんとかも結構エグいじゃん。

  仕方ない仕方ない」

 「京ちゃんが意外とおおらかでびっくりだよ!」

 「パパー! ママー!」

 「えがお! えがお!」

 「はいはい。

  パパとママは笑顔ですよー」

 「咲、ちゃんと笑えてないじゃん」

 「えー、これじゃダメ?」

         ,  ´    /V    <⌒`
        /,     /   ∨      ̄\___
       ' /       '     ∨   、 < ̄ ̄´
       / /    ,  |      V   l | V \
     '  .'  / l |  | l     | } 、 | }  、`
     |  |  { |{ |  {∧ l   |//V /   \
     } ∧ ∨从>-、从  |'___}イ }、r----
     /イ' 从 {  =====∨\ }  ̄  |ノ `\   ____
      乂  \           リ    |  ,. : :´: : : : : : : : : :`: : : .
       \__、              人/: : : : : : : /: : : : : : : : : :`: 、
     /⌒7/{込、  ,  ―--‐  イ/: : ,: : : : : :/: /: :/: : : : : : : : : : ヽ
     /////\\//≧   __ ィ///: : : :/ : : : /|_/: :/: :/: :/): : : : : : : .  っ
    {////// V///// ̄} //////,--、/: : :/_ /`ー'--'-/-く: : :/: : : : : :.  っ
    ///>-//}/////// ()//// 〈  {: /  ===   /:イ: //\': :/: : : : :|
   ,'////////≧=--- 、////////⌒ー--}         |://:/}:\: / : : ,
   {////////////////// ̄}¨´  r‐―ノ       /' /、/イ: /`/: :
   ` <_////////////// |    〉               ヾ>jイ:イ: : /    「笑顔ってのはこうやるんだ!」
      |//// -=<__()__ノ--≦:く     ,....::⌒\        /: : : : :,
      |////////////////////乢\  `ヽ、:.:.:У     ,:⌒V:∧: :{    「ほっぺた引っ張らないでよー!」
      |////////////()//// ̄Vノ >,   __      ,イ_ノ/ \|
      ////////rく(ヽr,// く...、......∧---/........\/: イ ̄ }://イ
      //////// し'--く/  {:.:`\....、 /........//r、/ )-、
      ,'/////////ノ---' \  ` ー-`、∨.....イ/r'-、 ーく
     //////////∧            [二] ̄  ∧_二}´

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 9/9


 ……
 …


 「そんなことがあったんだー」

 「京太郎君はそういうの苦手そうですよね」


 和ちゃんと電話をして世間話。

 ちょっと惚気みたいな内容になっているのは普段の仕返しだよっ! 倍になって帰ってきそうだけど!


.   / :.:.:.|:.:.:.: /^l:.: : ||:.:.:.:.:.:.:| ヽ:.:.:.:.:.ハ:.:.:|:.:.:.:.:.:.ヽ:.::.:.::.
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/    イ从:.:.:| ィ/笊匁、 \:.:..   ノ{:::::::ハ |:.:r-x:.:.:.:.:.: |
ー    |:.:.:.\| i| ノ{:::::ハ      乂ー-ソ j/  V:.:.:.:.:|
      |:.:.:.:.:.:. 从乂ーソ               .:.:.:.:ハ|
      |:.:.:.:.:.:.∧      ′    ""     /:.:.:./
      |:.:.:.:.:.:.:.:ハ ""             厂:.:.:/j/      「和ちゃんは好きな漫画とか小説ある?」
      |:.:.:八|:.:.八      r-,     /:.:.:.:/
      |:./  \:.:{\          /  |:.::/
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: ||: : : :\/\:/  : /: : /!: i|゙  |′        いえ、とっても感情移入できまして他人とは思えませんね。アッハッハ……」
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    ,イ ゙、゙、:.:.:.:.:.:\ ヽ   `ー--‐' /_.ノ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,,:.:-‐'´>、  「(地雷踏んだっ!!)」
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   |   ゙、 ゙、 |\: : :\\i:.:.:/:.:.:.:.:.:..| : / /     i | ノ

 カン!


最終更新:2016年02月14日 22:01