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子供たちの運動会とか
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子供達がよその子とおままごとをしたせいで須賀夫妻の(主に夜の)家庭事情が赤裸々に
「いけー! がんばれー!」
いろんな親御さんたちが応援して盛り上がる幼稚園の運動会。
須賀咲ちゃんです。
今日は息子の晴れ舞台、および娘がトラウマを負わないか心配する日です!
息子は身体能力に優れているから大丈夫だろうけれども、娘は運動がダメダメなので心配で夜も眠れなかったよ!
何より心配したのは、どんな服を着ていけばいいのかわからなかったところです!
京ちゃんが選ぶようなオシャレ系はダメだろうし、私は部屋着か、デート用の気合を入れたやつしか持っていないので……。
『咲ー。何を着ていけばいいんだ?
何着ていってもいいって言われても……困るよね』
『うー、ワンピースとかだとまずいよね』
『もっと動きやすい服装がいいんじゃないか? ジャージとか』
『京ちゃん京ちゃん。ジャージを着ていくと『あの人気合入ってますね……』って言われるからやめたほうがいーぞ』
『お父さんが恥をさらした話だね』
『て、照ぅ……』
『オススメとしては男女共できる長袖Tシャツに普通のジーンズにスニーカーだ! 動くにしても問題ないし、日焼け対策の長袖。
あとは細かいところにクリームを塗っておけば大丈夫!』
『お、おお。お父さんが役に立っている……』
『よし、みんなで応援するぞー!』
『京ちゃん京ちゃん。初めての運動会はまずパパ友ママ友を増やすことを意識すること!
咲がそんなことできるわけないんだから、そのコミュ力でみんなと友達になっちゃえ!』
『はい!』
『咲はその分、お弁当だとかジュースだとか、ちょっとしかお菓子を作っておいて、子供達が楽しめるように準備しておきなさい!
残ったお菓子を使ってママ友を作ること!』
『は、はぃ』
初めてお父さんを頼もしいと思ったよ。
やっぱり、宮永家にみんなが住むって判断は、間違ってなかったんだよね! えへへ
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当日。子供達が緊張しているのが見てわかるけれども、親としての初めての運動会なので親も緊張しているのです。
子供達が競技を行う前に、京ちゃんはいきなり横にいた人に話しかけはじめた!?
「いやー、子供の運動会なんて初めてで、何をやったらいいのかわからないんですよ。
どれくらい来てますか?」
「うちは二人目だから結構来てますよ」
「そうなんですか!? よければ色々と教えてください!」
「私にわかることならばもちろんですよ。
失礼ですが、お年は?」
「25です!」
「おお! お若いのに大変ですね」
「そうなんですよ大変です。でも、子供がいると毎日が楽しいんですよ!
家族みんなで助けて貰ってますし、あっ、今もあなたに助けてもらってます!
えーっと、そう言えば名前も聞いていませんでしたね。
私は『須賀京太郎』です。あちらが妻の『須賀咲』です」
そう言いながら京ちゃんがこっちをチラッと見た。
周りの人の視線が一気に私に向く。怖いよ!?
「そいつ内気なんで適当に弄ってやってくださいね」
京ちゃん!?
「あと、全日本代表プロ雀士宮永照の妹なんですよー! 自慢の俺の嫁です!」
京ちゃぁぁぁん!?
「私とママ友になりましょうよー」
「奥さん本当にお若くて羨ましいわ……」
「う、は、はい。宜しくお願いします……!」
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3/5
京ちゃんのコミュ力で、一気に周りの空気が弛緩して、知らない人がいなくなっちゃいました。
京ちゃんは嫁が好きアピールをしたことで弄られキャラになって、私は
お姉ちゃんの妹って立場で一気に輪が広がりました。
これ、狙ってやったんだろうけど、京ちゃん凄すぎるよ!
「咲がやったらママ友ぼっちになるだろ……。
ここからは子供達のこととも関わるんだから俺経由でも友達作ろうな」
「う、うん。わかった。子供のためなら頑張る」
そうだ。私個人の友達はともかく、ママ友は作っておかないといけない。
子供達が安心して遊ぶために必要なんだ。子供のためなら、須賀咲ちゃんはなんだってできるのだ!
でも今後が不安で仕方ないよ……。
「ほらっ! あいつら走るぞ!」
「え、ビデオビデオ!」
「おじいちゃんがやるから安心しろー」
最初は息子のレース! 細かいルールは親には伝わってないです。
最初から一気にトップに踊り出し、かなりの差をつけてゴール!
「やったぁぁぁぁーーーっ!」
「京ちゃん! あの子すごいよ!」
「孫の勇姿を撮らねば!」
も、もう、お父さんは大げさだなぁ。
私は機械苦手なんだからちゃんと撮っておいてよね!
「あの子うちの子なんですよ! あの子うちの子なんですよ!」
え、なんか聞き覚えのある声が……って!?
「お姉ちゃん!? なんでここに!?」
「仕事にキャンセルが入った。応援する」
ああ……京ちゃん、不安要素が増えたよ……。
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そして今度は娘のレース。
こっちは不安で仕方がない。始まる前から行きたくない行きたくないとぐずっていたんだ。
その気持ちはとてもよくわかるけど、心を鬼にして今日は行かせました。
「ガンバレー!」
「ファイト!」
京ちゃんとお姉ちゃんが声をあげて応援するも、途中で転んで泣き出してしまった。
まずい、ああなったら動かない。そう思った私が娘のところまで行って説得しようとすると、京ちゃんに制された。
怒った顔で京ちゃんに文句を言おうと思ったら、京ちゃんは無言で指を指した。
その先には私より早く飛び出して娘を説得している息子。
静まり返る応援席。娘は泣きながら息子の腕に捕まって立ち上がる。
そしてゆっくり、歩きながらだけど、ゴールすることができました!
会場大歓声!
私も京ちゃんもお父さんもお母さんもお姉ちゃんも泣いてます。
周りのママ友たちも感動して泣いてます。
席に戻ってきた子供達を、思いっきり抱きしめてあげました!
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「ほら、なんとかなったろ?」
「ム。そうだけどさ……」
今は休憩時間ということで二人ともご飯を頬張っています。
私は多く作ったもののおすそ分けなどをコミュ障なりに頑張ったよ!
ご飯を食べ終わったのか、子供達が元気に取っ組み合いを始めました。
「コラー、何してるの! 怪我させちゃだめ!」
「……?」
「パパとママの真似!」
壁ドン から 顎クイ して、キスはこの前怒ったから頬にして、ゆっくりベッドに乗せてのしかかる……。
「きゃーっ!?」
「ちょ、お前ら、どこで見て……!?」
「ごめん。この前トイレに行かせた時にちょっと見られた」
「照さん!?」
「お姉ちゃん!?」
「あのタイミングで盛ってる方が悪い。説得するのは大変だった」
「「ご、ごめんなさい」」
割と本気で怒ってるお姉ちゃんの前に謝ることしかできないよ……。
「あらー、まだまだ夫が求めてくれるなんて、羨ましいわー!」
「須賀さん可愛いからねー。うちの旦那も頑張ってほしいわよ」
「え、あぅ、あぅぅ」
「まだまだ若いといいなー!」
「嫁が可愛いうちはまだまだ勃つからな! ヤレるうちにやっとけよ!」
「あ、はい。え、ええ」
有名バカップル夫婦として広まってしまい、何かとお世話を焼いてもらえるようになりました……。カン……。
最終更新:2015年11月25日 03:33