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息子が淡に麻雀を教えてもらう。そして娘の淡への反応



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 息子が淡に麻雀を教えてもらう。そして娘の淡への反応


 「ビッグスター!」

 「違うよ! 私の異名はーーー」


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 _人_ '                      ` 、  \
  Υ'/ /  /              ト、        丶
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  .′   il  /   |  | \ | / `、  リ   |
  i | _|l__∧ト、八  |   メ´  ニニ  /   } |   「The Big Star ! 」
  | |   ||  `>x、\|   斗チ芋ミ、∨   ,′j
  | |l   l|斗示芋ミ、    ''h!::::::::}  ,′    ,
  |l 八  И'h!::::::}      乂___ノ /     /
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  .八   ゝ /i/i/i    i       / /  / / |
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     ト、  込、         _ノ   //  ,イ::: l|
     |l l\ \> .,_       /∨  /l|:  八_
 |ヽ.  八l_\ \-─=ー ァ--<  /   / 八 {  \ `ヽ
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 「?」

 「わかんないかー」


 期待の超新星! The Big Star ! 大星淡ちゃんだよ!

 プロの麻雀は気合だけで勝てるほど甘くはないけれど、テルーたちのおかげで相当いい線いくようになったよ!

 やっぱり、自分にファンがいるって聞いて超新星爆発!

 『スーパールーキーついに開花!』なんて見出しも貰っちゃって、調子に乗りまくりの淡ちゃんなのだ!

 そしてその切っ掛けになった、キョータローとサキの息子に会いに来たよ!

 麻雀を教えてあげようかな、と思ったんだけど、とてもルールが覚えられそうな年齢じゃないし、そもそもアウトドア派みたい。

 淡ちゃんも最初は昔みたいに一緒になって暴れてたんだけれども、子供の無尽蔵な体力にはついていけなかったよ……。

 子供はやっぱり好きなだけ暴れたと思ったら寝てしまい、一人でバラバラになったドンジャラを片付ける。


 「もー! 体力多すぎ!」

 「子供と張り合ったらダメだって。

  大星、明日筋肉痛だろーな」

 「うう……」


 前に来た時も張り切りすぎて遊んだら、翌日動けなくなったよ……。

 わ、若い頃は大丈夫だったのに、まだ若いつもりでも、運動量が違うんだね……。


 「キョータローは平気なの?」

 「俺は慣れてるから、うまくセーブするんだよ」

 「なにそれずっこい!」

 「ずっこくない」


 キョータローもサキも同い年のはずなのに、自分よりずっと大人に見える。

 これが子供を持つ親のイメージなのかな。ずっこい!

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 2/5

 「ところでさー」

 「なんだ?」

 「あれ、なに?」


 私が指差す先には、サキをミニマムにしたような少女が一人。

 さっきからずっと、恐る恐るこちらを覗いているんだよねー。

 それも、何故か涙目。淡ちゃんなにもしてないよ!



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.               八:::|从とつー '        ら::::/ 〉 ::::;:イ:::{   「ムー……」
              >、 } 〃〃   ,   ` ーrっ// ノ::八
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 「俺の娘だよ。

  人見知りで怖がりだから、あんまり驚かさないでやってくれ」

 「私、なにもしてないよ!」

 「あー、あとお兄ちゃんっ子だから、大星に嫉妬してたのかもね」

 「へぇー」


 確かに、倒れてるお兄ちゃんをよく見て、次に私を見てる。

 うーん、確かにそうかも。でも、他にも要因がありそうな……。


 「キョータロー。私のこと淡って呼んでみて」

 「ハァ?」

 「いいからゆるーす!」

 「なんだよ、淡」


 うおっ!? 男の人に名前で呼ばれたことなんてお父さん以来だからちょっとドキッとした!

 ……やっぱり、妹ちゃんはさっきより泣きそうな顔でこっち見てる。

 ファザコンでブラコン。サキーは大変だねぇ。

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 3/5

 「拗ねんな拗ねんな。

  おいで」


 キョータローが手を広げると、パアッとお日様のような笑顔を浮かべ、妹ちゃんが飛び込んできた。


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  (     ` ̄ ̄`ヽ.;-ノ    //:.:.:.:ト、;!b:;;;;: ! ヽi  b:;;;;::i ソ:/:./_:.:.:.:. ̄`ヽ//   /    「パパー!」
  `ー-、__/    `      !\::.ム.! ー―'   ,  ┴--' ノ:/:ノ ):.:.rv‐/ /   / \_
  ___ノ          ノ   )、ヽ:、 "" r―‐┐ "" !ナケ' ̄フ'/ / //   /、`ヽ、 `ヽ
 f        __       ∧ ,.へ iヽ! \  、___ノ   / / / // / / /   '"  ̄ヽ!__/
 `ー-----r‐'" i        r/ /   ,  |ノ!   `ー----ァ'"   / i! '"  / 〈  i         ̄  `ヽ
       \  ヽ     !_ノ _/__ノ ヽ、  \ /  /  !、  i    V   、_    、____ノ
        )  | 、ヽ_,ノ、_/---、〈   `ーァ、___,、_/   !: : ̄ヽ,_/    `        )
        (_ノ  ソ  /:.: : : : : : _〉   ,,"   ゛、     ノ: : : :/       _`  /  (ヽ
          ヽ  |  |: : : : : : :/ 〈 \ 《      ゛、 /゙、: :/   ,.---‐二ノヽ___!、   \
            i  |  ゙、: : : : : i       ゛、     ラー=-|:(__,..イ `ー'´      7\_  )


 それをがっしりと抱きとめるキョータロー。

 あの勢いで飛び込まれても身じろぎ一つしない。やっぱり男の子ってすごいよね!

 なんかこう、家族の微笑ましいやりとりを見ていると、私もニヤニヤしてくる。

 よーし!


         ´          ` 、
      /              \
.     /   ,   | |   ト、      :.
    /  / /  | | \| \ /  |
    .′ /|../__`八 |  / __.Ⅴ   |
    |i  / _ \ヽ  / _\  |    「カメレオーン!」
    |i   { 〈 厄 ) }  { 〈 厄 )リ  |
.    八   >x 二/   \二vヘ、|
     ,.ヘ_人    v ア     >/´_ヽ
   /  、 > ≧=‐::r‐=:::ト< \/_∧
  ./ 、/ / x<  ._/  /ヽ∧   i
  /  / / ノ   \ ∨ /   } 、}   |


 仲良くなろうと、持ちネタを披露!


  /  : : : : .:|:.:|: : :| : :./! :.,.'|: : : |',: : : : ト: : :ヾ::       ',
. /  : {   : !_,|.-‐|‐:.,' {: : :| |: : :ィ¨',゙ ̄:|ヾ、, : !:    |:: i
/: : : : |: : |: :ィ":,'マ:.!::,' .',.:.::| |: : : | _,.',: : | ヽ:`ト:. : : |:: |
: : : : : {: : { :,'.|:.| ',:レ   ヽ;| |: : : |  ,≧:|_  マ:|',:. :  |:: }
__,.ィ: : '.: :',:.{:.|/ _,.ィ==ミ   ヾ,: :! ィ ,..'⌒.ヾ、.ソ !!: : :リ::./   「……!」
.  l: : : ',:.:.',', ィ".,' ⌒: ヽ    ヽj  i_::::::::: !ヽ .リ:.: :,'::/
.  |: : : : :,:.A | { :::::::::: }        .ィ゙::::::::: ノ / /: /!/
.  |: : : : /\'ヽ. 辷;;;;;ノ        `゙'''''´  .//ノ-‐''" ̄ ヾ
  .レi: : / ヽ∧ ⊂⊃   `     ⊂⊃  " /: : : :..: : : : ̄` ' 、
ー==,.∨ ̄ミ=',      .___,   .    /≡ィ゙\: : : : : : :
_/      .: : ゙∧                /ヽ   `ヽ\: : : : :: : : : \
 _/ : : : : : : /{"゙,ヽ          ,   へ ::    - \: : : : : : : ヾ
/: : : : : :ィ‐'"__} ',:. >   . __, . - "〃ヽ \,.'       ヾ: : : : : :  ヽ
: : : : : __/      ' ,: : \      {__,.. '       ノ:\


 やった! 笑った!

 キャンディーはこのまま兄妹で分けてねー!

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 4/5

 「妹ちゃんは麻雀できるの?」

 「ドンジャラで遊んだことはあるよ。

  それに、ルール覚えられる年齢じゃないだろ」

 「へー」

 「染谷先輩の家、……ああ、雀荘なんだけど、そこに行くときにはちょっとやるらしい」


 うーん。淡ちゃんの直感が言ってる!

 妹ちゃんは麻雀強くなるよ! 私みたいに!


 「それに、絵本を読んであげたほうが喜ぶし」

 「えっ、キョータローが絵本読むの?」

 「おう」

 「読み上げてあげるの?」

 「ああ」

 「なにそれ超ウケる!」

 「世の中のお父さんを敵に回すぞ……」


 だってー、こんなにガタイが良くて、ハスキーボイスが絵本を読み上げてるって。

 全然イメージに合わないもん。


 「サキーが読んでるほうが違和感ないよ」

 「あいつは読み上げるのが上手くてなァ。

  テンポ良くて心地いいから、俺と息子が先に寝る」

 「へぇー。サキもテルと同じで本好きなんだ?」

 「本好きというか、一時期は本の虫ってくらい噛り付いてたよ。

  中学生の頃なんか昼食食べずに本を読んで昼休みが終わって、泣きそうになりながら授業受けてたし」

 「ウケる!」

 「だよな!」


 やっぱり姉妹だ! テルとよく似てる!

 テルはお菓子で誤魔化してたんだよねー。

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 5/5

 「照さんだって絵本を読んであげたりするんだぞ」

 「えっ、なんか意外!」

 「そう思うだろ?

  読み上げてるうちに先に寝ちゃうんだ」

 「あっ! それなら違和感ない!」

 「そういう時は娘が涙目になってこっちに来るんだよ。

  そこから代わりに読んであげるんだ。

  あんまり読み上げるの得意じゃないんだけど、嬉しそうに聞いてくれてなァ」

 「なにそれ! かわいいー!」


 なんかテルーらしい!

 いいお姉ちゃんみたいなのに、どこか抜けてるんだよね!


 「寝ちゃったな」

 「そうだね」


 そんな風に話していたら娘ちゃんも寝ちゃって、ここに寝入った子供が二人。

 どっちも寝顔がかわいいー!

 なんかこう、子供っていいな。

 そう言えば、私もそのうち子供が出来るのかな……。

 花の高校生を女子校で過ごして、大学に行かないで麻雀プロだから出会いなんてないんだけどさ。

 こうして子供をあやして寝かしつけて、隣には旦那さんが……。



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                      }        {  | }/__ 从 、 |` ̄ ̄
                   ,'           |  芯 {、 从}
                    /イ      {⌒Ⅵ    、\{       「どうした、淡」
                    、ト     乂_      ノ `
                   }∧  /从    ー '
                     __/' '     _   /
                 , - ≧=- 、    ,.:'    ̄
              , ´ , ´: : : : : :ヽ  /  `ヽ、
            /   /: : : : : : : : :}:、_ r-/:/ ハ
              ,    l: : : : : : : : : :|、:`¨´:/ /: |
          /   Ⅵ: : : : : : : : |  ̄   : : : |
            /      } : : : : : : : : |   / : : : : |


 「あわわわわ!?」

 「えっ」

 「なんでもない!」


 やっば! なにこれ恥っず!

 ……私にも。いつかそんな日が来るのかなぁ。カン!


最終更新:2015年11月25日 03:30