原作版E.G.コンバット

☆よしみるによる原作


「EGコンバット」というタイトルで最初に発表された作品は、1992年に月刊コミックコンプ(現在休刊)に掲載された、☆よしみるによる読みきり漫画である。詳細募集。
ルノア・キササゲやルノア隊の面々、ラセレーナ、小夜子・ヤマグチ、ヤヨイ・キサラギといった主要メンバーは、この読みきりの時点ですでに登場している。

小説版は、作品の設定を気に入っていたよしみるが、後日形を変えて電撃に企画を持ち込んだことで生まれた。
小説版における「原作」表記は、はこの読みきり作品と持ち込まれた設定の両方を指すと思われる。

ひるがえって、ストーリー展開やカデナを代表とする一部キャラクターなど、作品の多くの部分は秋山のオリジナルである。
後に秋山はデビュー当時を振り返って「(EGにしても鉄にしても)原作付き作品をあれだけ自由にやらせてもらえたのはありがたかった」とコメントしている。*1




設定について


当時メディアワークスに持ち込まれた資料がどのようなものだったかは詳細不明。情報求む。

電撃に提示した資料と同一のものかどうかは不明だが、☆よしみる発行の『GLORIA YOSHIMIRU ILLUSTRATION WORKS』という同人誌でEGコンバットの設定が語られているようだ。ただし現在は入手困難。
内容の一部は「メタルスレイダーグローリーファンブック」の付録に掲載されている。こちらのほうが流通量は多いだろうか。いずれにせよ入手困難であることに変わりはないが。
オークションなどで手に入れた場合はぜひ内容を報告してほしい。

これらの資料によると、EGコンバットの世界観は、同じく☆よしみるが手がけた「メタルスレイダーグローリー」(ゲーム、漫画)や「オーキ伝」(漫画)などと同じ世界での出来事とされている。
時系列は、EGコンバット→メタルスレイダーグローリー。
ただし単純な続き物ではなく、異なる歴史をたどったパラレル世界のような位置づけになるらしい。


2010年には、よしみるのtwitterアカウントyoshimiru_SSにて「EGコンバットの、登場機会の無かったラセレーナの妹、ナスカ・クリフト」というコメントと共に何点かの設定画が公開されている。




スターシステム


秋山wikiの内容から少し外れるが、☆よしみる作品におけるスターシステムについて少し触れる。
スターシステムについては こちら

EGの女性キャラのうち、チャーミー・グリントとヤヨイ・キサラギは同氏の他コミックス作品に繰り返し出演している「スター」キャラである。
オフィシャルファンサイトに女性キャラの紹介ページがあるので、詳しくは下記を参照してほしい。
チャーミー・グリントは こちら
ヤヨイ・キサラギは こちら


少しややこしいのが、彼女たちが同一世界観の複数作品に出演している点である。
彼女らはスターシステムの常として、どの作品においても少女の姿で登場する。

時系列がばらばらの各作品に同一キャラが同じ年齢で出ることで、スターシステムを採用していることを読者が知らない場合、おおいに混乱することがありえる。
秋山から派生してよしみる作品を読み進めようと思っている場合など、予備知識として知っておくとよいかもしれない。




最終更新:2011年01月30日 14:10
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*1 2007年の講演会での発言。