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<p> </p> <p> <a href="http://www60.atwiki.jp/mjsen/pages/35.html">待ち選択の判断基準</a>については一通り解説しましたが、基準を身に着けても、待ちや打点を正しく認知できなければ正しい判断を下すことはできません。今回は待ちの見抜き方と、見落としやすい打点が高くなる受け入れについて取り上げます。</p> <p> </p> <p> 多メンチャン理論</p> <p> </p> <p> 多メンチャンの見抜き方については以前から様々な方法が考えられてきましたが、http://ameblo.jp/010101/entry-10514689527.html こちらで解説されているものが最も体系的です。ここではそれを簡潔にまとめたものを書くだけに留めさせていただきます。</p> <p> </p> <p> </p> <p>暗刻が無い場合</p> <p> </p> <p> シャボ待ち以外は待ちになるのは１つのスジ（１－４－７ ２－５－８ ３－６－９）からなるので、シュンツを端から抜き出して１つ待ちを見抜き、その牌のスジが待ちになっているかを確認するだけで十分です。但し一盃口シャボ（２２４４５５６６７７（２４７待ち）や３３４４５５６６７７（３４６７待ち））の形には注意します。</p> <p> </p> <p>１２２３３４４５６７７８９ 左端から順子を抜き出すと７単騎が残り、そのスジの４、１が待ちになっているので１４７待ち。</p> <p> </p> <p>暗刻が１つある場合</p> <p> </p> <p>暗刻を抜き出し、その時に残る待ちによって手順が変わります。暗刻を抜き出したとき残りの牌がノーテンの場合は、暗刻が無い場合と同様にします。</p> <p> </p> <p>１２２３３３４４５６７８９ ３の暗刻を抜き出すとノーテン。左端から順子を抜き出すと３６９待ちが残る。</p> <p> </p> <p> 暗刻を抜き出した場合に待ちがある場合のうち、以下のケースは別のスジにも待ちが存在するので、暗刻の一部を順子とみなして待ちを１つ見抜き、その待ちのスジも待ちになっているかを確認します。（逆に言えば、以下のケースに当てはまらない場合は他に待ちを探す必要はありませんが、例外形には注意します。）</p> <p> </p> <p>暗刻を抜き出したとき残りの牌が単騎待ち（４４５６のような亜リャンメン形も単騎に含む）</p> <p> </p> <p>暗刻と単騎牌の距離が２以下（２２２３４５７のように暗刻と順子がくっついている場合も含む）の場合。</p> <p> </p> <p>１２３４４４５６７７８９９ ４の暗刻を抜き出すと６９待ち、４４４５６７９となっているので順子を４５６で抜き出すと８待ちなので６８９待ち</p> <p> </p> <p>暗刻を抜き出したとき残りの牌がリャンメン（カンチャン、ペンチャン）待ち</p> <p> </p> <p> 暗刻の部分と待ちが重複する場合（３４５５５のようなエントツ形）。２２３３３３４４５５（２５６待ち）とある場合は暗刻部分を２３４の順子とみなす場合と３４５の順子でみなす場合で雀頭が変わることに注意。例外は３３４５５６６６７７（４５８待ち）。</p> <p> </p> <p>１１２２２３３４４５５６７ ２の暗刻を抜き出すと２５８待ち、暗刻の部分と待ちが重複することから雀頭の１の待ちになるので１２５８待ち。</p> <p> </p> <p>暗刻を抜き出したとき残りの牌がシャボ待ち</p> <p> </p> <p> 暗刻にシャボ待ちの２つのトイツがくっついている（２２２３４５６６７７のように順子によってつながれる場合も含む）場合。例外は３３４４４４５５６６７８８（３７８待ち）</p> <p> </p> <p> １２３４４５５６６６７８９ ６の暗刻を抜き出すと４５待ち、２つのトイツがくっついていることから順子を４５６で抜き出すと３６９待ちが残るので３４５６９待ち。</p> <p> </p> <p> </p> <p>暗刻が複数ある場合</p> <p> </p> <p> 暗刻を抜き出した時の待ちを確認し、暗刻を順子とみなして待ちを見抜く。この手順をそれぞれの暗刻について行います。暗刻を順子とみなした時に、他の暗刻と多メンチャン形を作ることがあります。また、３３４４４５５５８８（３６８待ち）のようなトイツと暗刻２つがつながっている場合は特殊な多メンチャン形ができます。例外として、２２２３４４４５６６（４５６待ち）の形でも特殊な多メンチャン形ができます。</p> <p> </p> <p> ２２３３３４４４５６６７７ ３の暗刻を抜き出すと５８待ち（４の暗刻でも同じ）、トイツと暗刻２つがつながっているので３４５の順子を抜き出すと６７待ちが残るので５６７８待ち。</p> <p> </p> <p> 見落としやすい受け</p> <p> </p> <p> メンツ、ヘッド、ターツの分け方を決めつけてしまうと、符ハネや手役による高打点の受けや多メンチャンの待ち取りを見落としやすいので、複数のパーツがつながった形が出てきたときは注意が必要です。特に見落としやすい例を取り上げます。</p> <p> </p> <p> ３４４４４５６７ｍ１１１ｐ２３４ｓ ドラ２ｓ 打７ｍリーチ 打４ｍの方が１枚多いが、打７ｍとするとツモ５６ｍでも符ハネする。</p> <p>３４５６６６６７７８９ｍ １２３ｍチー ドラ北 打３ｍ アガリ牌の枚数は打３６９ｍ共に同じだが、一通がつけば跳満になるので打３ｍ</p> <p>３４４４５５５６ｍ３４５８８８ｐ ドラ北 打８ｐリーチ 高め三暗刻より、３６ｍどちらでも平和一盃口になる方がよい</p> <p>２２３３３４４４ｍ２３４ｐ３３４ｓ ドラ北 打４ｓリーチ ２５ｍで一盃口、ツモ３ｓでも三暗刻になる。</p> <p>３４５６ｍ２２３４５５５ｐ３４５ｓ ドラ北 打６ｍダマ ２５ｐどちらでもタンヤオ三色、残り３枚のダマ40符３翻で良形変化も多いのでダマ。</p> <p> １２２３３４５６７７８８９９ｓ ドラ４ｓ 打９ｓダマ 一通や一盃口をみて打２ｓ（３６９ｓ待ち）とするより、打９ｓ（２５８ｓ待ち）とする方が３ｓがドラ表示牌にあるので受けが広い。</p>
