いいかシモン、お前は自分を信じるな。お前を信じる俺を信じろ!
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ROW,ROW,FIGHT THE POWER!!!!!
13LAP フランドールスカ―レッド 3
「おかえりなさいませ、お嬢様。おかえり、咲夜」
夕方になり、あたりが茜色に染まるころ、お嬢様と咲夜が帰ってきた。
朝の事件の後、俺はアリスと魔理沙にこのことは内密にするよう一応口止めしておいた。そのあと、咲夜に頼まれた仕事をしていったわけだがパチュリー様は忙しいと言って昼食を食べなかった。例のことについて調べているのであろうか。それにしても、何が重大なことが書いてあったのは間違いない。俺は気になって仕方がなかった。
「リュウ?ちょっと、リュウ?」
耳にお嬢様の声がしてハッとする。
「はい、何でございましょうかお嬢様」
「もう…どうしたの?疲れた?」
お嬢様は少し心配そうな顔をこちらに向けてくれた。
「いえ、平気ですよ。ご心配には及びません」
「そう?それならいいのだけれども…」
お嬢様がほっとした表情を浮かべるのとは裏腹に、咲夜は何か気がかりな顔を作っていた。
「あと、お嬢様」
「どうしたの?リュウ」
俺が呼びとめると、お嬢様は穏やかに返事を返してくれた。
「今日お嬢様の落し物を手に入れましたので、後でお嬢様にお届け差し上げます」
一応落し物は渡してもいいとパチュリー様に言われているからな。
「そう…私落し物なんてしたかしら。まあいいわ。私は少し休むわ。咲夜、後処理お願い。」
「かしこまりました」
そう言うと、お嬢様は屋敷に入って行った。
「リュウ。ちょっといいかしら」
お嬢様がいなくなると途端に咲夜が俺のことを呼びとめる。内心ぎくりとしながらもポーカーフェイスを保って、
「どうした?何か手落ちでもあったか?」
ととぼけてみせる。しかし、鋭い咲夜の目は誤魔化せなかったようだ。
「ちょっと話があるんだけど、来てくれない?」
俺は冷や汗をかく。
「いや、まあ…かくかくしかじかという言葉があるように…」
「黙りなさい!!」
ぴしゃりと言い放つ咲夜のその目は有無を言わせない厳しさがあった。
咲夜の後を俺はびくびくしながら歩く。なんかこええよ…何か得体の知れない怒オーラを放ってるよ。咲夜は紅魔館の裏に行った。そして、俺の方に振り向いて、
「さて、全部聞かせてもらおうかしら?」
と半ば脅しのように聞いてくる
長い話になりそうだから咲夜に一言断って、俺はありのままを話した。始めは咲夜が動揺するかと思ったが、咲夜が俺の目を見つめたまま表情一つ変えなかった。さすが器量の大きい人だと思った。
「そう。そんなことがあったの」
「ああ。内容は知らねえけどな」
一通り話したあと咲夜はため息をついた。
「何が書いてあるかは知らないけれども、取り敢えず一大事ということに間違い はなさそうね。」
「パチュリー様が動揺を隠せなかったんだ。よっぽどのことが書いてあったんだ ろうな」
しばらく場の空気に沈黙が流れる。お嬢様の身に何かが起こると真っ先に困るのは紅魔館のメイド長であり紅魔館の管理者でもある咲夜だろう。それゆえ、今回のことにも慎重に当たりたいと思っているのだろう。
しかし、5分ほどたって咲夜の口から出た言葉は俺の予想の180°逆であった。
「……分かったわ。お嬢様のことはあなたに任せる。私も一応お嬢様の後を付い ていくだろうけど、今回の件はあなたがよく事情を知っているはず。情報が皆 無のことに首を突っ込むほど私は無能じゃないから」
俺のことなど放っておいてお嬢様の元へ急行すると思っていただけにこの返答は意外すぎた。
「咲夜……お前、本当に俺に任せていいのか?」
「あなた結構戦闘強いし、弾幕も私たちとは種類が違うけれどもかなり強いもの 撃てるからやれるわよ。いざというときになったら私が出てあげる」
「咲夜……」
とうとう咲夜に認められた…すげー嬉しい…
「それにしても…その紙には何が書いてあったのかしら?」
「そう言えばそうだな…」
パチュリー様からまだ手紙の件については一切知らされていない。よほどのことなのだろう…
「パチュリー様に聞いてみようかしら…」
「そうだな。直に聞くのが一番だろう」
ということで、咲夜はパチュリー様に聞いてくると言って行ってしまった。俺は例の日傘をお嬢様に届けることにした。
この回は歴史に残る手抜き度
14LAP フランドールスカ―レッド 4
話はそれるが、一ヶ月経ってもなれないものが俺には一つある。紅魔館に入ってすぐの応接室は普通に過ごしやすいのだが、奥に入ってゆくと紅魔館の名前の由来がわかるほど壁や床、天井までもが赤い。人間の俺だと凝視していると気持ちが悪くなってくる。お嬢様が吸血鬼であるからなのだろうが、人間でも咲夜の様に長い間住んでいれば平気なのだろう。しかし、まだ俺は一ヶ月ちょっとしか紅魔館にいない。慣れるまでは耐えるしかないのだ。
「お嬢様、落し物をお持ちいたしました」
お嬢様の部屋の前に着き、声をかける。お嬢様の部屋に一度入ったことがあるが、いくら廊下や他の部屋(咲夜と俺の部屋は白くなっている)は平気な咲夜でも30分いると気持ち悪くなるという程赤い。赤黒いと言った方がいいだろうか?俺なんかは波動のシールドでアイシャドーすればいくらでも入れるのだが、素で入れば…5分持てば上々か?
「お疲れ。入っていいわよ」
お嬢様の声を聞き、重い扉を開ける。
何帖あろうかという広い部屋の真ん中にぽつりと置かれた椅子にお嬢様は座っていた。まるで何かを覚悟しているかのような厳しい顔つきで座っている。すでに運命を感じてこれから起こることを予想しているのだろうか。
「失礼いたします。こちらの日傘になります」
俺は若干ビクビクしながらお嬢様に見せる。
「……?」
案の定お嬢様は首をかしげる。
「こちらの裾にお嬢様のお名前の刺繍がありますので、お嬢様の物ではないでし ょうか」
「……そう。見覚えがないのだけれども…」
そして、問題の紙切れも渡す。
「そして、この傘の中にこのような手紙が入っておりました」
お嬢様はその紙に目を通す。しばしの沈黙が流れた。僅かだがお嬢様の顔に焦りが浮かんだ。俺はそれを見逃さなかった。
お嬢様は深いため息をついたのち、
「お疲れさま。確かにこれは私のだわ」
「そうですか。機会があればアリスにお礼を言いに行くことをお勧めいたします」
俺は少しおどおどしながらお嬢様に声をかける。
「分かってるわ。ありがとう」
しかしさすがカリスマ吸血鬼。声には一切の微動がない。落ち着いているのだろう。ただ、先ほどの表情からやはりただ事ではないことが書かれているのだろうか…
「それでは、失礼いたします」
そう思いつつ背を向けると、
「ちょっと待って」
お嬢様に呼び止められた。
「ちょっとこの後用事があるから付き合ってくれるかしら」
「……え?」
お嬢様の口から出てきた言葉は今までの計画を思いっきり崩壊させる言葉だった。いや、いままでの計画が不要になったというべきか。まさかお嬢様の方から同行を要請されるとは…
「分かりました。ブレイクダークのそばでお待ちしております」
とりあえずお嬢様の部屋から出る。そして、急いでこのことを咲夜に伝える。
お嬢様から俺に同行を要請するということは俺が考えているよりは軽いことだったのだろうか?しかし、パチュリー様の動揺から考えると確かにただ事ではないことではある。じゃあ何だこの矛盾は?パチュリー様の推測が外れたのか、それともパチュリー様は知らなかったがお嬢様は手紙に書いてあるようなことになると予想済みであった?いずれにしても、俺が考えているよりは丸くおさまりそうだ。
だとしたら、そのようなギャップを生じさせるようなことといったらなんであろうか?パチュリー様には重要でお嬢様にとっては重要じゃない?いや、日本語がおかしいか。パチュリー様はお嬢様にとってまずいことであると読んだのに実際お嬢様にとってはそこまでひどくはなかった?だとしたらお嬢様の部屋に入った時の厳しい表情は何だったのか?……あーっ!考えれば考えるほど分からなくなってくるぜ!とりあえず今は咲夜にこのことを言わないと。
咲夜は大図書館の前にいた。
「咲夜、咲……」
俺は昨夜と呼び読めようとして、止めた。あの冷静な咲夜が口をあけたままぼうぜんと立っているからだ。
「おい!咲夜!どうした」
俺の声にハッとする咲夜。
「リュウ!ちょうどいいことろに来たわ。早く来て!」
そう言うと同時に俺の腕を掴んで図書館の中に入る。そこにはひどすぎる光景が広がっていた。
整然と立っていた本棚は木の屑と化して崩壊し、ジャンル別にきっちりと並べられていた本はバラバラになって散乱している。所によっては本がくしゃくしゃになった状態で山が出来てしまっているところも。暗黒の空間を保っていた壁や床に傷や穴が無数にあり、奥の方から煙さえ出てきている。
「これは……」
あまりの惨事に呆然とした。図書館の中に何があったのか。地震だったら本棚が崩壊するほどの威力はないだろうし、パチュリー様が気をおかしくして暴れだしたということは到底考えられない。
「私だって分からないわよ。こんなことは今までになかったわ」
咲夜も額に汗を見せている。そういえば、図書館にいるはずのパチュリー様はどうしたのだろうか。気になるので咲夜に聞いてみる。
「ええい!この際理由などどうでもいい!パチュリー様は無事なのか?」
と、咲夜もそのことに気づいたのか、ハッとして
「パチュリー様が危ない!」
と図書館の中に入ろうとした。が、
「私なら平気よ」
の一声で咲夜は止まった。真後ろを振り向くと無傷の状態のパチュリー様がいた。
「パチュリー様!ご怪我は?」
俺が慌ててたずねると、
「丁度紅茶の茶葉の取り出しに手間取っていたこあを確認しに行っていた時だったから、運がよかったわ」
「そうですか…」
パチュリー様の答えに俺はほっとする。
「ですが…いったい誰がこのようなことを?」
咲夜がパチュリー様に聞く。そうだ。確かにこの惨事は誰かがあらしたと考えるのが妥当だろう。
「フランよ」
パチュリー様はその名前を出すのに躊躇したのか、しばらく黙りこんでから言った。
「フランが暴れだしたの。それでこの惨事よ」
「フラン?」
フランという言葉にいまいちピンとこない俺。その横では咲夜がまたしても呆然としている。
「妹様が…暴走?」
「そう」
どうしようもない様に話すパチュリー様と焦りを隠せない咲夜を、フランという人物を知らない俺はただ眺めるだけだった。二人の話からすると、フランはお嬢様の妹であるフランドール様の事らしい。
咲夜から聞いたが、フランドール様は400年以上図書館の奥の地下室に幽閉されていたそうだ。理由は単純。フランドール様を放っておくととても危険だからだ。彼女は精神が不安定で物をすぐに壊す。いや、いま俺は物と書いたが実際は物だけでなく生物も壊す。つまり俺が何を言いたいかというと、フランドール様を放置しておくと彼女がどんどん生物を殺めてしまうんだそうだ。それを本人は殺人とはとらえず「遊んでいる」と認識しているところが一番厄介だとお嬢様がぼやいたのを少し聞いたことがある。「遊んでいる」と認識しているということは対象をおもちゃとしか認識していないということであり、たとえ対象が死に至ったとしてもおもちゃが壊れたと言って処理していしまう。つまり、本人に罪悪感はないのでまた新しい「おもちゃ」を探して、見つけては壊す。彼女はそういった意味で非常に危険な存在だった。そのため、お嬢様は図書館の奥に彼女を封印したんだとか。
しかし、お嬢様が「紅霧異変」という物を企んだ時に、それを阻もうとする霊夢、魔理沙をフランドール様を使って消そうという目的でフランドール様の封印を解除した。結論から言うと彼女も霊夢、魔理沙に抑え込まれたが、二人を除いて、いや、含めても幻想郷で彼女の本気に対抗できる者はいないだろうという。
「図書館のことは後回しにして、フランの保護を優先するのが上策ね」
やがてパチュリー様が宙を見上げながらつぶやいた。自分の住みかを荒らされて多少呆然としているのだろう。
「そうですね…このまま妹様を放置しておいたら幻想郷が崩壊してしまうかもし れない」
咲夜はフランドール様のことへの不安をぬぐえない様子だった。
「フランドール様ってそんなにやばいのか?」
俺はフランド-ル様については無知に等しいので咲夜に尋ねてみる。と。咲夜はこっちに顔を向けないまま、
「この図書館の状態を見たらわかるでしょう」
と、少々いきり立った声で答えを返してきた。
「だけど…妹様はどこにいるのかしら?」
ふと上を見ると、図書館の窓が割れている。なるほど、図書館で好きなだけ暴れて逃げたというわけか。
「あそこから逃げたと考えるのが妥当だと思うわ」
パチュリー様はそこを見るとそう言った。
「そうですね。しかし、あそこから逃げた後どういう逃走ルートを取ったの か…」
幻想郷だって結構広い。外に出て行かれると探すのが非常に大変になってしまう。
「無闇に探しまわって遭遇したとしても取り押さえられるでしょうか?」
咲夜が痛い点を突っ込んできた。確かにそうだ。フランドール様を確認したとしてもその後どうやって保護するんだろうか?まあ、俺は直接闘っていないからどれほど強いのかは分からないが、霊夢に勝ったことがあるから少し俺なら勝てるという傲慢な気持ちも持っていなかったと言えばうそになる。
「で、咲夜」
俺はお嬢様のことを言わなければならないことを思い出し、咲夜に声をかける。
「何?」
「さっき俺がお嬢様の後をつけていくと言ったが、どうも予定が変更してお嬢様 側から俺の同行を頼まれた」
「あら」
俺がお嬢様のことを口にすると、咲夜は意外といった様子の顔を見せた。
「それじゃあ、お嬢様のボディーガードとして行くわけね」
「まあそうだ」
咲夜の言い換えに俺がうなずく。
「ならば、私が首を出す必要はないわね」
「あら、咲夜手が空いた?」
俺達の会話を聞いていたパチュリー様が声をかける。
「あ、はい。たった今空きました」
咲夜は俺からパチュリー様の方へ向き直る。
「それなら、フランの追跡の手伝いをしてもらえるかしら?」
「かしこまりました。直ちに準備にまいります」
パチュリー様の言葉に咲夜が返事をして、自分の部屋に戻って行ってしまった。俺もそろそろブレイクダークに言った方がいいと思い、パチュリー様に別れの挨拶をしてブレイクダークの元へ走った。
月明かりに反射されてブレイクダークの白いボディがまぶしい。お嬢様が来る前にセッティングを終わらせなければ。とりあえず、戦闘用の三節棍は無論、向こうに着いた時の移動手段としてローラーボードも持っていく。また、何かしらの合図にポルウも一応。
ひと通りのセッティングが終了したので、コックピット内ですこし時間を潰す。フランドール・スカーレッド様。一度も見たことがないが、破壊することが好きで、被害を防ぐためにお嬢様が長年封印していたこと。それを最近になって解除したことは咲夜から聞いた。しかし、少し暴走するだけであの大きい図書館を破壊するとは…恐ろしい。
いや、ちょっと待てよ。暴走するようなこと起きたか?いや、特に起きてないよな。なにかフラン様を傷つけるような行為を誰かしたのか?フラン様が起こるようなことは、フラン様に誰か直接ちょっかいをだしたか、またはお嬢様をおちょくっている現場を見たか?まあ、何はともあれ今はお嬢様のお伴に専念しないと。
「どう?もう出発できる?」
しばらくするとお嬢様がやってきた。
「ええ。十分です」
「それじゃあ行くわよ」
それだけ言うとお嬢様が大きい羽根を広げて空を飛んで行った。その後を追ってブレイクダークを発進させる。
スピードはかなり抑えた設定にしたが、それでもアクセルを踏みすぎると時速200kmはでる。なかなか全力が出せないのはストレスがたまるが、これも慣れたといえば慣れた。
読んでくれている人は分かると思いますが、日に日に小説書くのが下手になってきています。
展開が速すぎるのが原因でしょうね。
っつか、ウィキ関連単語カオスすぎるwww
15LAP フランドールスカ―レッド 5
どれくらい運転しているだろうか。周りを見ても森しか見えない。結構辺鄙なところまで来てしまったのではないか?
と、お嬢様が下に降りはじめた。ブレイクダークが森の中に着陸することは無理なので、森の上に波動のフィールドを張ってそこに着陸する。そして、縄を作って縄伝いに降りてゆく。
お嬢様の向かうところまではまだ少し距離があるようなので、ローラーボードで進む。
このような暗闇の森の奥になにしに行くのだろうか…。
「リュウ。この後は自分の身の回りに気をつけて」
ふいにお嬢様が俺の方を振り向いて声をかける。
「かしこまりました」
無論、細心の注意は払っているが。
夜の森はこれで2回目の経験となる。一回目は今回の事件の発端となった日傘が見つかったあの狩りの日である。あの時は俺は地元民の魔理沙とペアになっていたからそこまでの恐怖を感じることはなかったが、こうかなり辺鄙なところまで来ると木々が醸し出す雰囲気そのものが変わってくる。辺りでは妖怪の鳴き声が聞こえ、今すぐにでも襲われそうな勢いで恐ろしかった。が、ナイトオブクイーンとうたわれたお嬢様と同行しているからか、妖怪たちは舌なめずりをしながら俺を眺めているだけに終わった。玉に無能な妖怪が俺を襲ったこともあったがだいたいは俺の三節棍の餌食になっているか、もしくはお嬢様が直々に退治するかの2パターンしかなかった。俺はあいつらのターゲットになっているから襲われる
のは仕方がないが、妖怪世界のナイトオブクイーンに向かって突進する馬鹿な妖怪を見ていると妖怪にも天才と馬鹿の差が歴然と生まれるんだなあとつくづく痛感させられた。
しかし、妖怪はやはりお嬢様を警戒している様子で、俺がお嬢様から離れると一気に群がれられる。必死の思いで妖怪たちを追い返すものの、プライドがズタズタにされたというのは言うまでもなかろう。
また、妖怪だけでなく周りの空気自体がなにか恐ろしいものを感じさせる。目を瞑ると邪悪なる思念波がいたるところから感じ取れる。夜の幻想郷の森はどこまで弱くはかない人間を怖がらせるんだろうか。
「ちょっと聞きたいことがあるのだけれども」
急にお嬢様に声をかけられて少々戸惑う。
「え、あ、はい。なんでしょう」
「向こうの世界でリュウは強かったの?」
一息入れてお嬢様が聞いた。俺はその質問の意味を解釈するのに少し時間をかけた。
「……といいますと?」
「F-FIREの中でよ。あなた、ドライブするとき天狗よりも早く走るじゃない。や はりトップクラスだったのかなって…」
お嬢様は少しいつもよりも低く慎重な声で聞いてくる。お嬢様が発する低い声がだす威圧感はときどき俺をもビビらせる。
「そうですね…25機中2位だったので上位の方ではないのでしょうか?」
俺はすこしおどおどして言う。
「じゃあ……戦闘の方は?」
すると、お嬢様はさっきよりも厳しい声で俺に聞いてくる。なんでこんなに威圧されつつ聞かされなければならないのか分からないが…
「……ちょっと難しいですね。私たちの場合一人一人が担う仕事が違う。遠くか らの援護射撃に徹する奴もいれば、敵の真ん中で戦闘する奴もいる。敵を攻撃 する奴もいれば、味方のサポートに当たるやつもいる。個人の力というと判断 しかねないというか、自分の中では誰が一番強いというようなことは把握でき てないですね。ですが、ジャスティスウィング全体だと2年活動していまだ負け は幻想郷に飛ばされたことぐらいです」
「……そう」
しばらく沈黙が流れる。その後沈黙を破ったのはまたしてもお嬢様だった。
「あなたフランについて知ってる?」
「咲夜に少し聞いただけで、あまり詳しいことは…」
俺はなぜいまフランドール様のことを持ち出すのか考えつつ答える。
「あったことはある?」
さらにお嬢様は俺に質問を投げかけてくる。
「いや、あった覚えはないですね」
「……」
そして、またしても沈黙が生まれる。俺から話しかけようとしたが、お嬢様が神妙な顔つきで何か考えていたので自重することにした。
しかし、お嬢様はなぜいまそういった話題を持ち込んでくるのか。戦闘の強さは前にもお嬢様自身と手合わせした時に思い知っているはずだし、こんな森の奥で急にフランドール様の話を切り出してくるのはあまりにも不自然だ。果たして、お嬢様は何を狙っているのか。
ただ、このタイミングで聞いてくるということは「戦闘」と「フランドール様」の二つがもしかしたら鍵になってくるのかもしれない。すると自然と頭に浮かんでくるのが出発する前に見た図書館の惨事。パチュリー様はあれをフランドール様の仕業といい、またもしそれが本当なら俺は図書館の窓を割って外に逃げたとも推理した。だとすると、お嬢様はフランドール様が外に逃げたことを知って抑え込みに行くのか。それで、フランドール様に対抗できるか確認するために俺の強さを聞いてきたのか。いずれにせよ……
次にこの沈黙を破ったのは俺でもお嬢様でもなかった。
―――――――ズド――――ン!!
後方で派手な爆発音が鳴った。振り向くと、森が燃えている。
「なんだぁ?」
俺はあまりに突発的なことに焦りを感じる。誰かが森を爆発させた?とりあえず火を止めようとするが、今度は前方で爆発が発生。途端に森は火の海に包まれた。
「リュウ!」
お嬢様が悲鳴にも似た声で俺を呼ぶ。言われなくとも!
俺は波動のシールドで自分たちをある程度の余裕を持って覆い、火をカバーする。火の勢いは衰えることを知らず、どんどんと燃えてゆくばかりである。
「これは…一体…」
火は瞬く間に燃え広がり、俺らは火に囲まれた。何が起きたのか全く分からず、俺がただ呆然としていると、
「お姉様、やっぱり来てくれたんだ」
シールド内に一人の少女が降りてきた。お嬢様と同じ布製の帽子をかぶっている。髪は金髪のショート。赤いドレス(袖は白で半そでである)を着ており、胸には黄色のリボンをつけている。一番特徴的なところは少女の背中から生えている羽根である。羽根と聞いて一般に思い浮かべる鳥の様な羽根とは全く違い、茶色い棒のような羽に正八面体の形をした赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の宝石が一個ずつ両方の羽根からぶら下がっている。俺はその少女を見たことがなかったが、お姉様という呼び方で誰だかは把握できた。フランドール様である。
「フラン!どういうつもり?」
お嬢様がフランドール様に問い詰める。
「お姉様ったら、最近全然こっちに全然かまってくれない。その理由がようやく分かったのよ」
フランドール様がまじめな顔で俺のほうを見つめてくる。少し恐怖を覚える。
「何よ」
フランドール様が森を爆発させたことがよほど頭に来たのか、お嬢様の声は非常に怒っているようだった。しかし、フランドール様の怒りはお嬢様の怒りとは比べ物にならなかった、
「お姉様の横にいるくそ野郎が私のお姉様を盗んだのよ!!」
フランドール様の怒鳴り声が火の海と化した森にこだまする。そして場が凍る。辺りから聞こえるのはパチパチという木が燃える音のみ。
「……確かに、お嬢様はあなたと比べると私に構い過ぎかもしれませんが、何も 紅魔館を破壊しなく…」
「黙れ!」
場の空気に耐えきれなくなり本音を言う俺の声もフランドールの声で消える。
「お前なんか死んでしまえばいいんだ!」
フランドール様のスイッチが完全にオンになってしまい、その矢先の前に立っている俺は非常に困惑する。
「まってフラン!落ち着いて!」
俺が危険にさらされるのを知っているお嬢様はフランドール様に呼びかける。が、当の本人の俺は状況がまったくつかめなかった。空から降ってきた初めて見る少女に急にどなりつけられて状況を一瞬でつかめる方がおかしかった。
「お姉様も黙ってて!私はあいつを壊すの!邪魔しないで!私はお姉様の前であ いつを壊す!!」
完全に怒ったフラン様の叫びと同時にすさまじい量の弾幕が俺に押し寄せる。そこで俺は初めて身の危険を感じて三節棍を取り出す。俺は必死の思いで波動壁と三節棍で弾幕を弾くが、この量、そして破壊力は尋常じゃない。俺の波動壁も次第に破壊され、とうとう波動壁が崩壊する。
「くっ……」
必死の思いで残った三節棍で弾幕を跳ね返す。しかし、この量を三節棍ただひとつで防げるわけもなかった。
「うわっ……!!」
腹にまともに弾幕を食らってしまった。すさまじいスピードで吹っ飛び、先ほど張ったシールドに背面全体で激突する。俺は大量に吐血した。
「リュウ!!!」
お嬢様の叫び声が聞こえるが、それすらもうっすらとしか聞こえない…
「お嬢……様……お逃げ…下さい……」
必死の思いで声を絞り出す。頭を強打したか、目が回る。背中も派手に打ちつけたせいか、まともに立てない。左腕は…力が入らない。これは折ってしまったか?足には無数の擦り傷がある。咳をするたびに血が出てくる。たったひとつ食らっただけでこの被害である。恐ろしい、の一言に尽きる。
「もう終わり?まだ遊び足りないよ」
フランドール様が不敵な笑みを浮かべながら俺に近寄ってくる。俺は必死にその場から逃げようとするが体が全然動いてくれない。
「つまらないからギュッとしてドカーンしちゃおうかな?」
至近距離に来てからフランドール様が右手を俺の前にかざす。もう終わったなと思ったが、
「ギャッ!!」
急にフランドール様が悲鳴を上げる。お嬢様がフランドール様に攻撃したのだ。
「フラン!!これ以上は許さない!!」
お嬢様の声は本気で怒っていた。
「どうして……どうして邪魔するの……?」
フランドール様がフラフラと立ちながらお嬢様をにらみつける。
「お姉様…やっぱりあの男を選ぶの?そうなの?ねえ?」
そういってフランドール様はお嬢様を睨みつける。その顔を見て俺の背筋に悪寒が走った。これ、少女がする顔かよ…。心の底から恐ろしさが湧き出てくる。もはや吸血鬼ではなく、悪魔だ。
「お姉様があの男の見方なら……倒す!!」
切る場所ここでよかったんでしょうかね。
LAP16 フランドールスカ―レッド 6
フランドール様がそれだけ言うと、再び恐ろしい量の弾幕を出す。
しかし、さすがに姉妹ということで関係を持っていた時が長かったのか、俺よりも十分持ちこたえている。フランドール様の弾幕を完全に把握しているようだ。小さなすきを見つけてはそこに入り込み、こちらに暇さえあれば弾幕を放つ。が、フランドール様もこんなもので倒れるほどの物ではない。
「ぐっ……」
傷が痛む。早くお嬢様を助け出さないといけないのだろうが、体が動かない分にはどうしようもできない。右手で三節棍を振って流れ弾を弾くことしか俺にはできなかった。しかも、それだってきつい。体力の持つ限りしかできないことが薄々分かっていた。
お嬢様とフランドール様の死闘はしばらく続いた。あまりにも激しすぎて俺が張っていたシールドすら壊れかけようとしていた。シールドのひびから熱風が入り込み、フィールドがとてつもない暑さになる。こういう状況になるとお互い不利になるのは確かだ。暑さで体力がどんどん削られてしまうからだ。そして、俺の予想どうりお嬢様は体力が切れて限界に近い様子だった。しかし、俺の予想を超えたのがフランドール様。暴走したフランドール様は止めることができないのか。こんな熱いフィールドでも先ほどと全く変わらない、いや、もっと激化した弾幕を放ってくる。これでは一方的な戦いになってしまう。
俺が危惧していたように、お嬢様は必死にフランドール様の弾幕から避けていたものの、最終的には体力が切れてよけきれずに弾幕に当たってしまう。
「お姉様もこんなもの?つまらないわ」
倒れこむお嬢様を見下しながらフランドール様がつぶやく。まずい、お嬢様が危険だ。早く俺の体、動いてくれ!!!
「フラン……あなた……」
倒れた体を必死で持ち上げながら震えた声でお嬢様がしゃべる。
「しょうがないわ。終わらせよう」
そういうと、フランドール様がお嬢様に向けて弾を放つ。お嬢様は当然それを避けることができずにもろに食らってしまう。お嬢様はそのまま吹っ飛んでいきシールドに激突。そのまま滑り落ちた。
「お嬢様!!!」
俺は必死にお嬢様に叫びかける。が、遠くから見てもわかるが、お嬢様はすでに気を失っている。しまった…
「邪魔はなくなったわ…」
フランドール様はお嬢様の方を見てつぶやく。そして、俺に目を向ける。
「さて、そろそろあんたに死んでもらおうかしら」
体が思うように動かず。さすがに俺も覚悟を決める。が、死ぬ覚悟をするにはまだ早かった。
「待て!!」
「お待ちください!」
前方で声がする。するとそこには、魔理沙、パチュリー様、咲夜、アリスの4人がいた。なんて頼もしい援軍なんだ!
「何?あんた達…呼んでないはす……」
フランドール様が唖然とした様子で4人を見つめる。
「確かに呼ばれた記憶はないわ」
パチュリー様が相変わらずの冷静さで答える。
「私の魔法で3人の場所を突き止めたんだぜ!」
魔理沙が得意げに笑う。
「さあ、妹様。紅魔館に帰りましょう」
咲夜がやさしく声をかけるが、今のフラン様には意味がなかった。
「……んな……」
「何?」
「みんな壊れちゃえ!!!」
フランドール様が暴走した…とんでもない厚さの弾幕が全方位に飛んできた!
暴走したフランドール様はすでに半分意識を失ってしまっているようだった。様子がおかしい。なにか一人でブツブツとつぶやきながら弾幕を放って来ている。恐ろしい限りだが、それを4人は協力して相殺したり避けたりして暴走を止める隙を狙っている。俺は何かできることはないかと思い、必死で這いつくばってお嬢様の所へ向かう。
案の定お嬢様は気絶していた。とりあえずお嬢様の傷の手当てをする。といっても、患部に波動のベールを巻くぐらいしか俺にはできない。なぜなら俺だってボロボロだからだ。そして、お嬢様のそばで流れ弾を必死で弾いていく。俺も体力が限界だったが、4人の体力も次第に削れていっている様子だった。この暑さなら仕方がない…
死闘は長い間続いた。しかし、いくら四対一でも、フラン様の強さは異常。四人がすでにボロボロなのに、暴走したフラン様はまだピンピンだ。
「はは……つええな…さすがに……」
魔理沙が右腕がら垂れる血をすすりながら苦し紛れに言う。
「ここまで暴走するとは…」
左肩をやられ、流れる血を抑えるアリスも息だえだえだ。
「はあ……んはっ……はあ……」
パチュリー様に当たっては首に傷を負い、あまりの痛さに声も出ないようだ。
「妹様……なぜそんなに……」
咲夜までもが脇腹に傷を負い、そこから血を流している
無理もない。フラン様の暴走は最高潮に達し、黒いオーラがフラン様から感じる。
「つまんない玩具はいくつもいらない!消えて!」
フランドール様が最後の弾幕発射の準備をする。
俺はここでハッとする。今目の前で死闘という死闘が繰り広げられているが、そもそもなんでこんな死闘が怒っているんだ?答えは簡単。フランドール様が暴走しているからだ。じゃあなぜフランドール様が暴走しているのか。それも答えは簡単だった。俺に対する怒りが最高潮に達したからだ。
つまり、この死闘はフランドール様が俺に抱いた恨みから始まったものである。つまり原因は一重に俺にある。だから俺が一番彼女からの代償を受けていなければならない。なのに、俺がダウンした後に、みんな頑張ってフランドール様と闘って俺を守ろうとしてくれている。結果俺と同じ、あるいはそれを上回る大けがを負いつつも死闘を繰り広げている。お嬢様に至っては気絶するまで…
なのに、当の俺はこうしてダウンしたままシールドにもたれこみ、指をくわえてこの死闘を眺めているだけ。わざわざ俺のために援軍に来てくれたあいつらに何もしてやれていない。俺は一体何をしている…怪我がこれぐらいでぐだぐだ言っている場合ではない。
俺は右手に今体に残っているパワーをすべて集中させて一気に地面にたたきつける。その反動で体が宙に浮き上がる。俺はその反動を用いて足で着地して何とか立ち上がる。が、足がふらふらしてなかなかうまく立ち上がることが出来ない
――――――秘弾『そして誰もいなくなるか?』
フランドール様の掛け声とともにすさまじい弾幕が四人を襲う。
「まずい!」
俺は必死の思いでシールドを蹴り、またその反動で4人の元に行きバリアーを張ろうとする。くそおお!まにあってくれえええええ!!!
「え……なんで?」
弾幕が終わった後、フランドール様は動揺を隠せなかったようだ。
俺のシールドと三節棍は何とか攻撃に耐えた。四人は無事に救出できた。俺の気合いをすべて埋め込んだ渾身のバリアー。そう簡単に破られてなるものか。
しかし、俺も完全にボロボロ。しっかり立つことが出来ないから地面に右手をついて三点で体を支える。さすがに気合いを出し過ぎたか、体中が痛い。
「リュウ……」
咲夜が俺の元にきて心配そうに声をかけてくれる。が、咲夜の脇腹を見て彼女をこれ以上戦わせてはならないと思った。
「お前らは下がっていろ。俺が後は処理する」
俺はなんとか声を振り絞って4人に言い聞かせる。が、
「リュウ!無茶言わないで!」
咲夜が俺に叫んでくる。当たり前だ。誰もが俺の体を見てフランドール様に対抗できるわけがないと思うだろう。俺だってそう思う。人生最大の無茶だと思う。だけど、この騒ぎは俺が原因でフランドール様がおこしたもの。ならば、あまり部外者を巻きこまずに解決したいというのが俺の本音だった。
「大丈夫だ。何とかなる……ごほっ」
俺はその本音を口にしようとするが咳で話が止まる。咳と同時に吐血する。自分でも本当に大丈夫なのか分からない。
「リュウ!!!」
その様子を見た咲夜が叫ぶ。が、俺には男の意地というものがあった。
「下がれ!!!!!!!!」
咲夜が制止しようとするのを遮る。
「……死なないでね」
咲夜が折れた。俺の体…持って3分か?いや…ボロボロだぜ。1分?
「あんた……生意気……殺す……」
フランドール様が俺の方をじっとにらんでくる。もはやあの暴走を止めるには、気絶させるしかないと悟った俺はスペカを発動させるタイミングを狙う。
「死ね……」
――――――――QED『495年の波動』
先ほどよりすさまじい弾幕が飛んでくる。俺はすべての力を手のひらに集める。そして、
「はぁあああああああっ!!!!!!」
全力のシールドを張る。男の意地が詰まったシールドは、フランドール様の弾をうまく弾いているが、さすがにボロボロの体力で張ったシールドには限界がある。当たったところからどんどん削られていってしまう。
「死ね……壊す……」
フラン様の暴走は途切れない。しかし、気合いでシールドを維持する。
「うおおおおおおおお!!!!!」
俺は叫ぶ。声を出して気合いを体で作り、即手に持っていきシールドに送る。この一連の動きが功を喫したのか、気合いのすえなんとか耐えきった。
「……なんで……」
呆然とするフラン様に声をかける。
「へへっ……次は……げほっ……俺…の……ぐはっ……番…だ…ハァ……ぜ…」
もうすでに自分の体はぼろぼろだ。すでに言葉さえしゃべることが出来ない。前進という全身から血を流している俺を見ることが出来ないのか、アリスは俺から目をそらしている。魔理沙もこの展開を楽観視していなかったようだ。ただ、パチュリー様の表情は冷静さが保たれていた。なにか勝算でも見えているのか。
しかし、人の表情に気をまわしている余裕などない。……ここであれを使うしかない…行くぜえ!!!!
目を閉じる。いまフィールド内にある力全てを吸収し、たかだかと上げたスペルカードに送り込む。俺の波動、お嬢様の波動、咲夜の波動、パチュリー様の波動、アリスの波動、魔理沙の波動、地の波動、天の波動、空の波動……そう、すべての波動を一点に集中させる。
スペルカードが力を集める毎に白く光ってゆく。辺りは昼のように明るくなり(元々火のせいで結構明るかったが)、光の苦手な吸血鬼であるフランドール様の動きを封じる効果となった。そして、スペルカードが虹色に光った。と俺全体に普通の人間でも見える虹色のオーラが発生する。そして、スペルカードから丸い印章を浮かび上がらせる
「いっくぜええええええええ!!!!!!!」
そして、スペルカードにため込んだすべての力をビームに変え解き放つ!
―――――――波符「ピンポイントスマッシュ」
虹色に輝くビームは見事フランドール様に当たった。フランドール様はその場に倒れこむ。
「俺を誰だと思って居やがる!!」
いつもの決め台詞をはいたあと、俺はその場に倒れこむ。4人が俺を呼ぶ声がするが俺の意識はどんどん遠のいていっていた。
戦闘シーンの記述が下手糞という意見多発しそうですが、すいません。
今大量に本を読んで改良中です。
つぎから幻想郷本編です。
とんでもない事件が起こります。
また、トレイキョウでも大きな事件が発生。果たしてどうなってしまうのか?
最終更新:2009年12月23日 21:15