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冷やしリレー小説、始めました



題がダ・カーポ仕様なのは気にしたら負け((

最近赤雪もにぎわってきました。

小説の更新もかなりの頻度で起こっています。

そこで!考えました!

……いや、正確にはふざけたと言ったほうがいいかも知れんが……

リレー小説復帰させてみっか((((

題に仮が付いているのは、自分の空回りを予想してのことです。

続いたらいいなあとは思ってます

ちなみに、せっかくだから学園物を((

オチとかはだれがやってもおk的な感覚で

2話で完結とかやーよ。

まあ、続くといいなあなんて思って…

あ、順番はどうでもいいっちゅうことで、長さも適当でおkで

二連もおkにしましょう。要するに、すべておk。展開の仕方も自由。






「うーん……」

素晴らしい倦怠感だ。我ながらほれぼれしてしまう。ここまで朝が憎いと夜まで憎くなるね。坊主憎けりゃ袈裟まで憎いって言ったか?

放し飼いになっていた俺の魂ももう飽きてしまったのか、俺の意識はさらなる倦怠感を率いて戻ってきた。遠くから目覚ましのけたたましい叫び声が聞こえてくる。

俺はその忌々しい時計の脳天に会心のチョップをぶち込んでやる。俺の朝の倦怠感はいつもこの一撃で吹っ飛ぶのだ。

もっとも、時計のほうは指示されたことをしただけなのに重いチョップを毎日くらって不満だろう。

「はぁ……」

そうだ……今日で春休みが終わりだ……忌々しい……

俺は大きくため息をつくと、その重い腰を上げた。目には昨日一気に終わらせた春休みの宿題の残骸が映る。春休みのくせに宿題を出すこの学校に唖然だね。

とりあえず起きる。そして、このどうにかしてほしい眠気を弄びながら顔を洗い、制服に着替えて朝飯を買いに部屋を出る。

確か、一週間ぐらい前にこの寮の一階にセブンイレブンができていたはずだ。いつもはこの眠気を引きずったまま食堂に行くのが常だったが、もしそのうわさが本当だったとすれば楽だ。

ん?ああ、俺?俺は梶岡ユウキってんだ。

あまりいいたくはないんだが、今の日本の首相の息子だ。俺の親父は30歳で首相に選ばれた天才とか言われてるけど、俺から言わせてみればただの親ばか。真面目な顔をして仕事をしているところでも、俺の姿をみるととたんに頬を緩ませてこっちに手を振ってくる。

まあ、正直俺の親父を俺は尊敬している。将来あんな大人になりたいと思う。けど、なんでか親父の遺伝は一つとして遺伝してくれなかった。俺が今この全寮制の地方の有名進学校にいるのも俺が努力に努力を重ねた結晶。そして皮肉なことに、今じゃあテストは赤点ぎりぎりのライン。

親父は何も言わないでおいてくれているが、俺はこの結果についてかなり気にしている。

ま、新年度早々鬱なことを考えるのはよそう。今は飯だ、飯。

だが、果たして簡単にセブンイレブンで買い物ができるだろうか。俺が見る限り、全生徒の3分の2は今部屋の外にいる。それに、そのほとんどが一階にあるセブンイレブン目当てのようだ。

こりゃかなり込み合ってるだろうな…

が、じきにセブンイレブンに行く必要性がなくなる。

「ユウキくーん!」

こんな朝っぱらからとても元気のよろしい声で俺を呼ぶ声が聞こえる。少しは俺にもその元気を分けてほしいものだ。

振り返ると、黒いロングの髪をなびかせてこの学校のセーラー服を着た女の子――――――七星神奈が走ってきていた。黒い風呂敷に包んだなにやら四角いものを大事そうに両手に抱えて走ってきている。

――――――七星神奈

俺の幼馴染で、小学校、中学校、そして今のこの高校までずっと同じ学校だった。高校2年生とは思えないほどのしっかり者で、当然生徒会長、成績も学年トップは当たり前、そのうえスタイルいいし顔もいいしといったパーフェクトな女の子と周囲の連中は口をそろえて言うのだが、俺から言わせてもらうとそうでもない。何故なら……

「ユウキ君、朝ごはん食べた?」
「いいや、一切」
「じゃあ……えっと…その…」

この通り、極度の人見知り。っつか、10年以上の付き合いでいまだに恥ずかしがられる俺の身にもなってみろ。

「ほら、言いたいことがあるならスッパリ言っちゃえよ」

俺は見るに耐えかねて声をかける。

「えっと…その……い、一緒に、ご、ごはん食べよっ!」

神奈はそこまで言い切ると耳まで赤くした顔をぷいと横に向けてしまう。おいおい、どんだけ恥ずかしいんだよ。

とはいえ、せっかくのお誘いだ。無理に断るのも野暮だろう。

「いいよ。どうせめちゃくちゃ腹減ってたんだ。金がかからないならもっといい」
「ホント!?」

うれしそうだな、こいつ…

「じゃあ俺の部屋に来いよ。宿題やったあとの残骸が散らばってるけど」
「うん、ありがと」




最初は短いほうがいいってけーねg(ry
頼む、続け



『新学期早々部屋に二人っきり!?ちょっぴり甘くてちょっぴりえっちな幼馴染らぶらぶライフ☆』

という、ハムスターですら鼻で笑い飛ばしてしまうであろう謳い文句で始まっている小説の第一話を、さも当然の如くすらすらと斜め読みする俺。
ちなみに、これは部屋の備え付けのベッドの下から出てきた新聞小説の内容だ。
すっかりぐしゃぐしゃになっているが、日付は昨日を指している。まだまだ真新しい。

(これを採用した新聞社の面々の皆様の思考回路を俺に教えてください・・・)

この新聞社は今から1ヶ月程前辺りに、急に小説を募集する!などという記事を載せて、んで採用された方には賞金を出すのだとか。
どこの馬鹿が血迷ったのかは知らないが、こんな恥ずかしいというレベルを超越した落書きを送ろうと決意した勇者っぷりには本気で賞賛を与えたい。

そら、まぁ確かに首相の息子とかは憧れるが、なんだそのベタな設定は。
そんなに誕生日にビックリマンチョコでも親から買い占めてもらいたかったのかこの馬郎は。どこのウィッシュなんだか。

幼馴染とか・・・こんな完璧な女がいたらぜひぜひお目にかかりたい。人見知りとかスキルのひとつだろ。
しかも風呂敷って・・・それを大切そうに抱えるって・・・弁当・・・。

それはまだ妥協できるとして。

(いきなり部屋へ行くとかどこのエロゲだよオイ・・・)

あまりの滑稽さにこちらですら赤面してくる。事実、俺はもう素晴らしき林檎状態だ。
そんなドリームでワンダフルでファンタスティックな展開があったらねぇ・・・。


とまぁ、そんなさっきから散々けなしてる小説を書いたのが彼――梶岡ユウキなのだが。


とにかくもうなんだかユウキは叫びたくなったので、とりあえず手元にあった目覚まし時計に脳天に会心のチョップをぶち込んでやる。
そしてまた、この元時計はベッドの横にあるダンボール箱(ユウキは油性ペンで”天国”と恥ずかしげも無くでかでかと書いている)へと行く羽目になるのであった。
もう何代目かは知らないが、買おうと思えばいくらでも買えるので、特にユウキは気にした事は無く、こうして鬱憤晴らしの材料として使っている。

一般庶民が見たら嫉妬せざるを得ないが、上流階級の人間から見たら少々小さく感じるような何ともいえない中途半端な広さの部屋。

といえども、天幕つきのキングサイズのベッドが一つ。
その左手に3人がけのホワイトのリラソファが、これまた職人に作らせた欅(けやき)製の座卓を挟み2つ。見事に和と洋がうまく調和している。
そして、そのソファとベッドの両方から見えるように壁に備え付けられた70型テレビが一つ。

そんな部屋を自室に持つユウキは、首相の息子、というほど大げさではないが、これでも彼はこの国一番の時計メーカーの社長の息子だったりする。
さっきユウキが鉄塊にしたその時計も、やっぱり自社製品である。

そして、一応七星神奈という名の幼馴染は実際にいる。

だがしかし。まぁ、所詮は幻想だなうん素敵だな、というやつであり。

小説内では、彼女は高校2年生とは思えないほどのしっかり者で、当然生徒会長、成績も学年トップは当たり前、そのうえスタイルいいし顔もいいしといったパーフェクトな女の子と周囲の連中は口をそろえて言う・・・というドリームステキパーソンである。

で、現実の方はと言うと。

高校2年生とは思えないほどの天然者で、当然無所属帰宅部、成績は学年中の下、そしてスタイルは出るところが出ておらず顔は地味というとにかく目立たない女の子と周囲の連中はもちろん言わない(目立たないので言わないのは当たり前だ)・・・という夢も理想もへったくれもないポテンシャルの奴である。

で、小学校、中学校、高校は一緒。これは夢も現実も一緒です。

そして、ユウキの悲しき汚点はこの理想とはかけ離れた幼馴染の存在だったが、それはつい昨日に塗り変わった。

(本当になんであんなゴミが採用されたんだよ・・・そしてなんで俺はあんなゴミを生み出したんだよ・・・)

応募してみようと思ったのは、単純に暇だったから、である。
で、暇を弄んだ結果がこれだ。当然、小説など今まで書いたことも無い。

一応、ペンネームは変えてあるので問題ない。自分の立場にちなんで「時計少年」と言う風にしておいた。
住所も未記入だったので、仮に賞金・・・もとい原稿料が送られてきてあのゴミの存在が親父やその他諸々にバレる心配も無い。
というか、住所未記入の時点でお遊びだって気づけよ新聞社。

しかし、だ。

あの新聞はマイナーとはいえ、やはり読む者はいる。
それが学校の連中、最悪神奈が購読していてそこの小説欄に目をつけていたりすると・・・。

「ユウ君ユウ君、起きとりますか~?毎朝恒例の来訪者様が来ましたよっと」

部屋の扉の外から聞こえてくる女性の声。若干ハスキーな声である。

そんなフザけた発言をするのはうちの使用人である霜月。
その使用人にあるまじき言葉遣いを直せと毎度毎度ユウキは思うわけだが、残念ながら今日はそんな暇は無い。

毎朝恒例の来訪者様と言ったら、来る相手は決まっているからだ。


新学期の今朝、その来訪者様が新聞を持って乗り込んできませんように、と祈りを捧げるなんとも哀れなユウキであった。




話の脈絡を完全に無視した結果がこれだよ!
ついでに言い訳しておくと、前半部分でボロクソ書いとりますが、展開に惚れ込んだからこそ書いた、というやつです。ツ、㌧デレ変化の術っ!

とりあえず言えることは一つ。こいつにリレー小説を書かせてはいけない。

(てか、誰もあんたに書けとか言ってないよな。)
(ユウキとかそれ自分の本名なんだよ?書けと言ってるようなもんジャマイカ。)
(なら、もっと忠実な展開にしたらどうだユウキ君?)
(ナイアガラの滝から飛び降りてくるから勘弁。)



「はい?何ですか?」
「おはよっ!!」

俺は驚いた。
何故なら…来訪者は霜月ではなく…小日向彩菜だったからだ。

―――小日向彩菜

俺の幼馴染で、小学校、中学校、そして今のこの高校までずっと同じ学校だった。高校2年生とは思えないほどのしっかり者で、当然生徒会長、成績も学年トップは当たり前、そのうえスタイルいいし顔もいいしといったパーフェクトな女の子―――つまり、小説で書いた七星神奈と同じだ。
ただ…人見知りではなく、人懐っこく誰からも好かれるタイプである。
特に、俺とは幼馴染ということもあり結構仲がよいと周りは言っている。

当然、モテモテである。しかし…彼氏はいないらしい。どうやら、彼女がすべて断っているらしい。今まで玉砕した男子は50を超える…らしい…。
しかし…何で断るんだろうな?俺にはさっぱり分からん。

「え…霜月の声だったよね…?」
「私が真似したの。どう?似てた?」

このように、声真似までできる。すごい。すごすぎる。

「で…何?」
「えっとね…今日、新聞を読んでいたんがけど、面白い小説があってね…」

いやな予感。まさか…

「これなんだけど…。」

そう言って、俺に新聞の小説ページを見せてくる彩菜。
うわ…これ俺が書いた奴じゃん…

「ねぇ…これ書いたのって…ユウキ君?」
「!!」



短いですねぇ。
しかも、一部分かなり引用してますねぇ。
そして、終わり方が不自然ですねぇ。
皆さんなら、彩菜が告白を断り続ける理由ぐらい分かりますよねぇ。
ということで…敗戦処理頼みました((
by keyという名の紳士…もとい、変態



出会い頭に見事な発言をされる彩菜さん

……時計、すまん。今お前の気持ちが分かった。あった途端に予想だにしないことが起きるときの気持ちってこんなに複雑だったんだな…

まあ、被害は赤面と死亡でまるっきり度が違うが、気にするな。時計。

「いや…え…ち、違うよ!」

街角アンケートを取ったら100%の人がごまかせていないと回答するだろう慌てふためいた発言をしてしまう。

不可抗力と言い訳してみる。

「あれ~?本当にそうかなぁ~?」

彩菜は満面の笑みで勝利を確信したようだ。ってか、この場合どういう結果になればこいつの勝利なんだ?

「だって、ほら…ペンネームが時計少年だぜ?とうぜん作者は少年だろ?」
「主人公の名前が気味なのは偶然?それとも必然?」

自分の背に冷や汗が流れていくのがわかる。こいつにこの小説を書いたのが俺だとばれたらどうなるか想像してみろ。まるで山火事のように全校の間にこの噂(というか、もはや真実)が広まるぞ。

……今のたとえ。あまりにもベタすぎたな。小説には引用しないでおこう。

「それは……」

ちょうど言い訳が思いつかない。困った…

「……ふぅ、やっぱり君だったか。いつも愛想なくバッサバッサ物事を切っていくユウキ君がごもる事がおかしいと思ったよ」

彩菜はそういって笑いながらため息をつく。

「うぅ……」

返す言葉がない。真実に対してうそで戦うっていうのは浅はかってもんだぜ。真実には嫌というほど転がっているこの世の因果関係のすべてに当てはまってしまっているが、嘘なんかすぐにそんなものから外れちまうからな。

「頼む……恥ずかしいから学校では言いふらさないでくれ…」

俺はその場に膝を折って彩菜に頭を下げる。こうでもしてこいつの口をふさがないと学校での俺の居場所がなくなっちまう……

「この通りだ…」
「……にひひ」

あれは頭を下げているからどんな顔をしているかわからないが、彩菜は俺を見下しながら奇妙な忍び笑いをしている。なにか変なことを思いつかれたみたいだが、今は口止めをすることが先だ。

「まあ、学校じゃあ言わないでおいてあげる」
「本当か!?」

俺は彩菜に飛びかからんばかりに立ち上がる。が…

「でも、条件が一つ……」

長い付き合いだからわかる。こいつがこんな顔をするときはたいてい穏便じゃないことを考えている。

「な…なんでしょうか?」
「私はユウキ君の学校生活が穏便に送れるかどうかのカギを握っているの」

彩菜はもともとにニヤニヤをさらに元気にさせる。

「はい、誠にごもっともであります」
「なら、私が言いたいこと、わかるよねぇ…」

俺はそこまで言われてピンとくる。まさか……

「私はユウキ君の弱みを見つけちゃったの。もし、言いふらしてほしくなければ…」
「……なければ?」

頼む、神様。こいつの口からはましな言葉が発せられるようにしてくれ!!



私の言うことは何でも聞いてね?



神様って……やっぱり架空のものなんだな…

小説で  彩菜に弱みを  握られて  沈む気持ちの  鉛なりけり

得意の下手糞即興狂歌を小声で口ずさむ俺であった。



2話で指摘された急性外見過剰意識病は、通称中二病とよばれ(ry
治りそうもないです…ええ、はい
最後の狂歌のセンスのなさに全俺がなく



花梨材、そして大理石が贅沢に使われたブラウンカラーの食卓へと並べられた朝のメニュー。
両脇に並ぶのは、同じくブラウン、真珠貝が螺鈿細工で組み込まれているこれまた無駄に贅沢な10脚のイス。

梶岡家、朝の一室。

油と塩で味付けした食パン、味の薄い味噌汁をユウキはうつ病患者風な心持ちで胃に流し込み、毎朝必須のジャスミンティに口をつける。
パンに味噌汁にジャスミンという、和と洋と中華が混同した異端メニューだが、普段のことなので特にユウキは気にした事は無い。

「うーん、久々の朝の一杯。やっぱり霜月さんはおいしい!」
「こらこら彩ちゃん、『霜月さんはおいしい』じゃベッドインプロレス中にいう言葉みたいじゃない」

とても朝からするような会話ではない話題で談笑する悪魔・・・じゃなく彩菜と霜月。
彼女たちは年も近いからなのか、普段から結構仲良くしている。
ちなみに、親父は既に仕事に出ている。と思う。かなり朝は早いようなので。

さも当然の如く、彩菜は我が家の朝食に混じりお茶なんか飲んでるが、これも普段のことなので特にユウキは気にしたことはあるのだがもう諦めることにしていた。

料理に関しては厨房の面々が作っているのだが、このジャスミンティに関しては霜月が淹れている。
こいつは料理はからっきしのくせに、これに関しては殺人的に美味い。
人を殺せる茶なんて完全毒入りだろって話だが。

しかし、今の俺は実際に殺されたような気分である。

「どうしたのユウキ君?今日から新学期なのにそんな終業式2週間前みたいな顔して」
「ユウ君はもともとこんなアリクイみたいな顔だからいつものことですよね、ユウ君」
誰がアリクイだ。
そんな可愛いのか不恰好なのか分からない中途半端な動物で喩えないでくれ。

「新学期が始まるのが憂鬱なんてのはいつものことだ」

何やら彩菜は意味深なにやけ顔をこちらへと向けている。
憂鬱の原因が自分だと分かっていての行動だからこそより鬱になる。もうグレるぞ。
反抗期なんてとっくに過ぎたが早速再発の危機である。

「そらダメですなぁユウ君。しかも新学期だけでなく学年アップですよ?気分上々になるもんでしょう普通は」
「時計会社の息子なんて普通じゃないのが当たり前なんじゃないですか?」
「あ、なるほど!さすが彩ちゃん!」

全国の時計店を営む皆々様の子供たち、俺と一緒にこいつらをシュレッダーにかけようじゃないか。

「んなの俺が知るか・・・。ほら、それ飲んだらさっさと学校行くぞ」
「はいはい」

一緒に登校なんてお熱いねぇと世間一般からは思えるだろうが、小学校時代からずっとやってたら熱いもなにもあったものじゃないので特にユウキは気にしたことはない。

「新学期早々ふたりで登校なんて、相変わらずやりますねぇお二人さん」
霜月には俺の心を読む能力があるらしい。俺にもその法を教えてくれ。

「私もユウキ君もお茶飲んだばっかりですからね。身も心もほっかほか!」

旨いはぐらかし方だが、こいつには今弱みを握られていて色々と癪なので褒め称える言葉は言わないでおく。

「・・・分かったからさっさと行くぞ」


――そんな風にして迎えることとなった、彼らふたりの新学期の朝。




マズイ、全然書き足らない。ほいほいとネタが浮かぶ。
が、あまりこちらで設定を決めまくるのもアレなので、ここで区切ることに。
今回のは前回の反省点を踏まえて、出来るだけ忠実な内容にしました。
あまり突飛な展開にするとあぁなるということが非常によく分かったため(

うーん、しかしやっぱり登校したところまでは書きたかった・・・。
ネタが消化できないこの辛さ((



「ユウキく~ん」
「な……なんだよ……」

新学期初めての通学路

初めてってぇのはいろいろとめでたいものがあるよな。初詣とか、初染めとか、春一番ってぇのはちょっとちげぇか。

今でも、そこらじゅうに桜が弱みを握った彩菜を祝福し、弱みを握られた俺をあざ笑うかのように「初」咲きをしている。

……おい、神。お前は弱い奴を憐れみ、祝福に連れて行ってくれるんじゃねぇのか。カトリック校の生徒の目はだませねぇ。

なら、今なんでこんなにイライラするぐらい空が太陽の独壇場になってんだ?もし、雲に磁力があるなら俺は家の全財産を使って世界の磁石を集めて雨雲をここに集めたい。

ついでにあらしになれば、あの忌々しい桜も吹き飛んでくれるのだからな。

今なら特典で、俺の顔を下からのぞきこんでいるこののうのう野郎もつけてやろう。ありがたく思いな。

「早速、お願い事いいかなぁ?」

おいおい、権力は濫用してはいけないって日本国憲法に堂々と書いてあるぞ。なぜそんなに権力を濫用したがる。お前はなんだ?二代目ヒトラーか?あ、お前イタリアに行ったことがあるって言ってたからムッソリーニのほうがいいか?

「……」

俺は彩菜にばれないように溜息をつく。

こんなペースでお願い事されてたら俺が持たないっつの…

「んで、何を俺に求める?」
「んーっとねー、今日私生徒会長のお仕事があるの。それで、ちょっと送れるから、それまで待っててほしいな」

断るっ!!!!

「わかったよ…」

おい、そこの嘘つき。俺は今お前より嘘つきになれる自信があるぞ。もし俺よりも嘘つきになりたかったら、今日か明日あたりでも開かれる俺の嘘つき道場に弟子入りに来い。

「くっそ…朝から忌々しい…」

俺は太陽の独唱中になっている空のコンサートに向かって大きくため息をついた。

「ホントー?ありがとー!」

俺がそういうと彩菜はすごくうれしそうににっこりと笑った。本当にうれしいのか、そのまま俺の前をスキップして通り過ぎていく…

「あいつはいいよな……あんなのうのうと生きてて……」

俺は彩菜の背中をボーっと見つめていた。心の底から俺は今あいつをうらやましく思っているだろう。というか、俺が今こんなに憂鬱になっている理由は今俺の前でご機嫌そうになってスキップをしているこいつに他ならないんだが。

と、

―――――ガシャーン

「ほえ!?」
「うわっ!」

俺と彩菜は二人して奇声を上げて、音のした後方をばっと振り返る。

見ると、二つの車が真正面から衝突しあったのか、ぐしゃぐしゃになって正面を向かい合っている。周りの通行客もさっきの音でびっくりしたのか、みんな事故の起きたほうを向いている。

「え?なに?今何が起きたの??」

彩菜は俺の元に駆け寄ってきた。すっげー不安そうな顔をしている。俺も不安だよ。目の前で人が死んでたりしてみろ。必ずと言っていいほどいい気分にはなれねぇ……

「どうやら、事故ったみたいだ。見た通りひどい具合でな」
「うっわー…ユウキ君、あれひどいね…」
「ああ…」

みると、どうやら衝突してきた一方の青い乗用車の車は、飲酒運転だがわき見運転だかで対向車線をぶっ走ってたみたいだ。どうやらあの青い乗用車に乗っていたほうの運転手は無事のようだ。車から降りてなにやら衝突してしまった車の救出に専念している。よく死ななかったな。

衝突されたほうの車は、黒い高級車のようだ。まあ、随分と派手につぶされちまったもんだな。青い車に突っ込まれて、運転席は完全につぶれてしまっている。こりゃあ、こっち側は死んだな。かわいそうに…

「あ、警察の人が来たよ」

彩菜の指差した方向を振り返る。すると、5,6台のパトカーと2台の救急車がものすごい勢いで事故現場に向かっていった。

うち一台の救急車はぴんぴんな方の運転手を積んでどっかに去ってしまったが、残りの人はみんなでぐしゃぐしゃになった方の高級車から運転手を救出しようと必死になっている。

「救出できんのか?あんなぐしゃぐしゃで」
「わかんない。でも、多分死んじゃってるよね…」

見ると、彩菜はなんだか顔が暗い。昔から彩菜はこういう生き物が死ぬ映画とかドラマが苦手だったな。現実世界でも生き物が死ぬところは嫌いだそうだ。本人いわく、蚊は別だそうだ。

「あ、運転手の人が出てきたよ」

彩菜の言う通り、救出に成功したのか、運転手が警察に運ばれるのが見えた。

「ッ!!!!」

背筋が凍る。

いや、全身が凍った。

頭が真っ白になる。言葉なんて一つも出てこない。

嘘だろ?

「?どうしたのユウキ君?」

彩菜が俺に声を掛けてきたようだが、何も聞こえない。

目の前で起きたことが信じられないでいる。まさか、そんな……

俺は事故現場に走っていた。猛スピードで。遠くからでもわかる。警察に運ばれて出てきた、あのぐったりした人が誰なのか。

そして、ようやく一つだけ言葉が出てきた。



親父!!!!!





☆★☆超☆★☆展☆★☆開☆★☆!

あ、サーセン……
次の方は展開し放題だよ~(何様







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最終更新:2009年12月06日 11:25