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16人同時会話のターン。処理能力の限界に挑め。

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梅干しを 見知ってゐるか 梅の花
なにも関係ないけど、江戸名所図会で見つけた歌。なんか好きだ。



青の美女:逢う事もできぬ?あぁ、それはなんと悲しきことでしょう。
赤の美女:かわいそう、かわいそう。
黒の美女:わたしたちが慰めてさしあげよう。ほぅら、おいで。
            (ぽん、と膝を叩き、膝枕に誘う)

狐使:それは…ずるい。なんで、あなただけ。私だって、かわいそう、です、よ。
人形使:かわいそうなのは皆おなじだろうが。あぁ、なに、それは既に分かっているか。
犬神使:分かってるのに言ってるくらいならよっぽどなんだな。うん、気になるぜ。ははっ。
七瀬:えっと…別に俺はこのことは悔やんでませんよ。不思議と、そういうものらしくて。
        ん、狐使さんはどうされたのか?

緑の美女:(牛の味噌煮をつぼむ口に含む。ほろ、と貌《かお》をほころばせる)


狐使:死にたい。
魔法使:ふうん。どうぞ、続けて。ま、食べつつ。


宴席、座したまえには色とりどりの料理の数々。牛肉をあたたかな香い(におい)のする味噌で煮たもの、塩気のつよい、酒香のする筍のてんぷら。
ちょいと添えられたわさびの香う白身魚の桜蒸し、うすくちの醤油のきいた菜の花の辛し和え。
椀に注がれた光さす盃。透明な水は薄絹を浮かべているかのよう。

黄の美女:ふふふ。狐使さん。
狐使:…此処に、此の十一を冠する谷に私が来たのは、
        「死を」
        「視つける」
        「ため」
        …でした。此処ならば、浮世の目にも、そう、つきは、しないから。
        視えるか、よ……?この管狐。(古びた竹管を取り出す。なかからしろい靄があがる)

八景の間、四つの襖、それに描かれた画。
ひとつは桜、ひとつは梅、ひとつは桃、そして最後に椛。

外道使:ほぅ…それはそれは。うん、視えますよ。なんだか、煙草の烟(けむ)りみたいなものが、
          視えますよ。
          はたまた、竹樹に儚(ぼう)とかかる烟雲の如き。うん。視えます。

狐使:(そのしろい靄は、ひとつの襖、画、桃に向かう。桃樹が覆われ視えなくなる)
        この、こいつを、ね。ちゃんと、飼うことが、できず。管狐は、天狗が使役するモノ。
        ひとが、扱ってはいけない。
        ……いや。そうじゃな、い。きっと……天狗が管狐を使っていたの、よ。
        だって、とても、私は、この狐を、使っているなんて感じはなかった。
        (がく、がく、がくがくと身を震えさす)

        そう、わたしは、味噌が好きだ。好きだ。好きだ。大好きだ。
        前世が途絶え、現世に墜ち、来世が崩壊しようとも、ほんとうに、大好き、だ。大好きなんだ。
        いまだって、(牛肉の味噌煮の皿を、狂に満ち満ちた眼で視る。眼(まなこ)ははやく震えている)
        この味噌……くぅぅ!食べたい!食べたい!わたしは、食べたい!
        舌が、喉が、からだが!渇望している!!この脈動にかけて、私は味噌が大好きだ!!

黄の美女:うふふ。それで、錯覚なさったのですね、可哀想なあなた。たべものに、
            錯覚なさったのですね、あなた。
犬神使:へぇ。やるねぇ旦那。食べたか。



夏休みだー!
休みはもちろんないけどー!卒年だー!

あ、ちなみにいつぞやに言っていた設定晒しについてですが、全部書き終えた後にまとめてどこぞのページでやりますね。
しかし質問ならばいくらでもお受けいたしますぜ。全身全霊を持ってお答えしますぜ。



召使:食べた、な。
外道使:食べましたね。
七瀬:…すいません、話がみえないのですが。
人形使:食べおったか。
祈雨使:食べたのですな。貴殿。
魔法使:うん。キミ、食べたね。
八美女:うふふふふ。


狐使:……うん。私、ぜんぶが味噌に視えてしまった。家の人、皆。周りの人、皆。
        友人。愛すべき者。
        味は、しなかった。視えない、から。

        そう、天狗の使う狐に、私は、やられたから、病気になって、
        眼が、視えない。セカイは暗い。皮肉だ。この管狐を通してでないと、なにも、
        視えないなんて。だから。この靄が、いつも私の眼にはかかっている。

        あぁ……いま、
        視えているのは、桃、ね。

        (しろい靄、両《ふた》つの真珠の如き眼球が共に浮き、ぎょろりと動いてからに、
        画に描かれた桃を凝《じっ》と視る)

        猛々しくも、清々しい、絢如(けんじょ)たる、美しさだ。
        鮮烈な…極まった朱華(はねず)色。薄くも、恋い色香の花。なんという、こと……。
        綺麗だから、思わず、涙が零れてしまう。

召使:んゝゝゝゝ。憑きものか。狐に、憑かれたか。それで、視えないと。
        ――ならば。汝、天狗に憎まれるようなことをしたんだな。莫迦な下郎め。
赤の美女:おさえなさい、貴方様。ね。(美女、すす、と召使に這いより、その顎を指でひとつ、なぞる)

狐使:憎まれる、ようなこと……。
外道使:憎しみ。憎しみとは、裏返せば愛ですね。ふぅむ、貴方は天狗に愛でられたともいえる
          というわけですか。
七瀬:……。(頭を垂れて、俯《うつむ》く。一刹那の間、眼を瞑る)

狐使:確かに、よ。憎悪の念にあってもおかしくないことをした。以前(まえ)
        ……この管狐の宿る竹管を、折った。
魔法使:それだ。あれあれ、ってね。うん。それは仕方がないね。誰であっても恨むだろうさ。
          家を壊されちゃあね。
藍の美女:まぁ……。斯様な。

狐使:それから、"味噌"を全部食べてから見知っている人は誰一人としていなくなったから、
        此処へ来た。死は知られてはいけない。死は、孤独、でないと。

        私が、食べてしまった人々は、みんな誰にも知られず、死した、から。
        おなじ孤独《ひとり》でなくてはいけない。世に知られてはいけない。

        そして……出逢って、しまった。あなた方、美しい、
        此の世のモノとも思えぬ、神仙境《とこよ》の国の住人《すみびと》、
        天狗ですらも瞠目する美しいあなた方。うつくしい、美しい……。

        夢で、あったのかも、しれない。花影に騙されて、夢のなかの精が、
        幻(ゆめ)を視せたのかもしれない。桃の花にを見つめ、
        凛として、佇む、その御姿……!

        あぁ、こんな歌を、贈ろうと、想う。


        春の苑 紅(くれない)にほふ 桃の花
        下照る道に 出で立つをとめ


        この春うらら、死を求めた私を、柔らかく、くすぐるように、受け入れて、
        一緒に桃を視ようと言ってくれたあなた方……。良かった。此処に来て、良かった。
        食べてよかった。味噌が好きでよかった。人を殺してよかった。死を視つけてよかった。



ゼブヘのMental Health。
某カラオケ屋の全国採点オンラインとやらにて見事1位に輝きました。
ちなみに、歌ってる人は総計6人でした。



黄の美女:あらあら、春ですねぇ。分かりやすい私への恋慕。良(い)いです、あなた。
            (狂《くる》り、と春の色の振袖を捌き、まわる)
黒の美女:山辺の径(みち)、桃畑……。春ですね。はい。

青の美女:あぁ、あの桃色の美しき傘が浮かぶ……。その下に、桃の香いに身をゆだねて佇む私。
緑の美女:風が香いを誘い、あの山嶺(みね)の上(うわ)の辺を掠めて、雲間に流れていきます……。

赤の美女:うふふ。あれ、可愛らしい桃の花。ひとつ、指で、触れてみよう。
紫の美女:あの桃の樹を抱きしめてみるのも一興です。その柔らかい手触り、樹の香い……
            草原(くさはら)に身を横たえて眼を瞑って眠るとも、揺り籠に揺れて眠るとも、
            また違った面白さ。

藍の美女:夢のような、現(うつつ)に微睡(まどろ)む世界……。桃源郷の視ゆること。
橙の美女:春の霞に溶けた私にうっとり、としましょう。


祈雨使:……おぬしが先に恋を詠んだか。ふぅむ、やりおるな。
召使:先手を取るものは必ず勝つという諺(ことわざ)に倣ったか。姑息な。いや然し称えるべき
        策略の功。だが、(片目を瞑り、流し目で)そちらに浮く眼球(めだま)は邪魔だ。
        さっさとしまえ。

竹管より出でる蜃気楼の如し靄に浮く眼球、未(いま)だ、桃の画のまえの中空を飄(ただよ)っている。
四樹の描かれし四方のふすま、未だ、景色を閉じている。

狐使:……うん。戻します。(する、する、するぅり、と靄は竹管に入《い》る)

黒の美女:うふふ。ねぇ、
犬神使:ねぇ。こんなのは、

黒の美女:あら。
犬神使:おっと。
橙の美女:被りましたね。かわいい。
魔法使:今日の皆々様の言葉(ことのは)は生きがいいようだね。うん。言霊とも云うか。
          どいつもこいつも出たがっているようだ。
人形使:おまえのも出たがってるみたいだ、な。ふん、私もか。
黒の美女:どうぞ。お先に……。犬神使さん。

青の美女:ふぅ…暑いですね、此処。ちょうど、脇の下が暑いです。
            (はたり、はたりと腕を揺らして、つられ袖も振られる)
            まるで、春の海の潮風が、私の此の綺麗な振袖、袖の隙間からそっと、入り込んで
            いたずらをしているみたい。まぁ、いやらしい。

犬神使:ありがたい。と、(どっこら、と立ち上がる)先ずはか弱き婦人の願意を尊重して。
七瀬:暑いですね。俺も上着は脱いでおこう。


四つの襖が、ばん、と開く。
ひゅぅぅ…ひゅるるっ! それは春のこち風。彩る花びらを孕み宴席、八景の間に吹き荒ぶ。


狐使:せせら、ぎ。これは…梅の画のふすまの向う。水の清音が、聴こえる。
七瀬:ホーホケキョ。一緒に鴬(うぐいす)、ですか。
祈雨使:ふうむ…川ですな。しずくの跳ねる風景。んぅ。ふ、と視れば魚が舞っていますな。
          あれは……

魔法使:うん、山女(やまめ)だね。甘く煮るとこう、うまい。
黄の美女:ありますよ、此処に……。(つい、小皿の山女を指差す。銘々膳の上)
            うふふ。ほら、お口を……。(美女、しろい初雪のような指で山女を摘む)
魔法使:んん。この魚も美味しいが、あなたの指もおいしいね。うん。ぺろり、ってね。
外道使:こらこら、何をやっているのですか。桜のふすまの向うを視なさいな。

犬神使:おお。雛芥子のカーテン。いい花びらだ。こう、縦観(しょうかん)の美といえばいいのか?
          俺みたいに伸び伸びした美しさ!くぅ、いいねぇ!
緑の美女:あれは…みずうみですか。水面が空の色を吸い込んでいるみたい。
            遥か天つ空にまで広がって、思わずその美麗に目が霞んでしまいます。
            湖のまえを舞う雛芥子の花びらが、きっと邪魔をしているのです。

人形使:お困りか。うん、この人形を貸して差し上げよう。此れは、私の自信作で掃除人形と云って、
          邪魔なモノを取り祓うのですよ。
藍の美女:邪魔なモノとは…もしかするとそれは私のことですか?あれ、いけないお人……。
召使:しゝゝ。ひとがわるい、人が悪い。いい、その悪し。

外道使:みなさん、すっかり惚けてますね。
犬神使:恋欲は隠すものじゃあないさ!
青の美女:そうです。恋心とは美しきにありますよ。硝子細工の宝珠のような、儚くも可愛らしくて
            ほんとうに…愛おしい美しさ。

狐使:私はいま恋をしている。
魔法使:うんうん。恋だね。いやはや。
人形使:恋とは真理。恋とは人形。恋をすれば、人形使に操られているかの如きだからな。
七瀬:……はい。
召使:恋愛をするとは青い春だな。
祈雨使:雨のように降りては止まぬも恋、ですな。


橙の美女:恋しい、恋しい。恋といえば春です。春といえば、その芽吹きの季節。
            あぁ……桜が視える。
紫の美女:ふすまを開けてよかったです、よかったです。さきに視ゆるあの花嵐を囲う滝。
            落ちる滝。飛沫(しぶ)く滝。

祈雨使:おお……心が洗われる気分じゃ。雨よりも激しく有るのに、雨よりも澄んだその透明。
          どれ、この心も透かれておりますな。

犬神使:椛もいいね。美人の手に椛。これが一番。
七瀬:……なんですか、それ?
魔法使:要は、美しいってことさ。ただ、それだけさ。ほら、椛の画のふすまの向うも
          なかなかだろう?
赤の美女:ただの池です。視たくもありません。
黒の美女:視たくもありません。きたない、汚い。

召使:斬(き)々々々々。美女の皆々様方はお気に召さぬようで。仮にもあの池の下のモノはおれの
        同属でもあるが。まぁ、きらいだがな。天使なぞ、勝手に死んでいればいい。
紫の美女:死んでいればいい。角が三本生えた鬼になればよいのです。
            人に嫌われてしまえばよいのです。

人形使:これこれ。麗しきご婦人の方々が怒(いか)ってはなりませぬよ。
          怒りは私だけに有ればいい。



夜ちゃんの絵が描きたい!
でも親が居ないときじゃないと困る!だって他の絵参考にしながらじゃないと描けないんだもん!
PC茶の間にあるんだもん!描くとこみられたくないもん!
うえーん!!


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最終更新:2010年07月30日 21:29