より高度な調整

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荒ぶりの根本的な原因


剛体は、回転・移動制限や他の剛体への干渉といった「それ以上動けないところ」にいる時、重力等によって動けない方向へ移動圧力がかかると振動します。
荒ぶりの度合いは境界線への衝突の激しさにも比例するので、ジョイントの「ばね」設定や「回転制限」設定を活用して衝突を抑えるとよい場合があります。
ただ、ばね・回転制限の効果は小さいので微調整用とし、大きな荒ぶりは基本調整で対処したほうが良い仕上がりになります。

美しい髪を作る


空気抵抗を感じられるようなサラサラの髪を再現するには、とにかく髪先の運動エネルギーを小さくするのがコツです。
髪先まで質量・減衰が同じでは、先へ行くほど運動エネルギーは強くなるのでツインテが鈍器になってしまいます。
また、回転制限が初期状態のままだと、なんだかゴムみたいな曲がりにくい髪になりがちです。

ほぼ鈍器。

具体的なセッティングとしては、先へ行くほど
  • 質量は小さく
  • 移動・回転減衰の値を大きく
して下さい。

ジョイントの回転制限は、初期状態の-10~+10よりやや大きめにとると良いでしょう。
回転制限はジョイント単位で設定されますから、根本から髪先までのボーン数が少ないほどジョイントあたりの最大回転は大きくとりましょう。

やや極端に柔らかいセッティング。
回転制限を±30度に設定しています。

破綻しないスカートを作る


スカートの破綻は、MMDで物理モデリングをする際の鬼門のひとつです。
最近のモデルでも、スカートが破綻しやすいものは珍しくありません。

代表的なスカートの破綻のひとつ。
脚がスカートを突き抜けています。

原因はいくつかあるので、順に解決方法を説明します。

スカートの剛体が離れてしまう


スカートの剛体と剛体の間が割れて、そこから剛体が突き出てしまう場合です。
このような現象を回避するには、縦方向に連なったスカートが離れないようジョイントでつないでやります。

ジョイントの追加メニュー。

このジョイントは俗に「横ジョイント」と呼ばれています。
スカートに複数段のボーンが設置されている場合は、各段に横ジョイントを設置したほうが良いでしょう。
ちなみに新規のジョイントは初期状態で回転制限が0.0~0.0(回転不可)なので、少しだけ回転できるよう制限値を設定しましょう。
こうしないと、スカートが広がってくれません。

スカートの剛体に隙間がある


スカートの剛体に隙間があると、いくら横ジョイントがあっても隙間に脚の剛体が入り込んでしまいます。
これを防止するために、隙間に剛体を追加してやりましょう。

まず、スカートの隙間が埋まるくらいの大きさの剛体を設置してやります。
スカートなら本来の剛体と同様、箱剛体を薄い板状にして配置するのが無難です。
剛体はジョイントと違い、必ずしもボーンに関連付けられている必要はないのがポイントです。

剛体の追加メニュー。

剛体だけではもちろん落ちてしまいますから、横ジョイントで左右の既存剛体と接続してやりましょう。

追加剛体の構造。

脚とスカートの動きが大きすぎる

激しいダンスなのでは、足の動きが早すぎて1フレームの間にスカートの剛体が脚の裏側まで移動してしまう事があります。
こうなると、脚の剛体が戻ろうとするスカートの剛体を邪魔して入れ替わったままになってしまいます。
防止法を以下に解説します。

スカート剛体の厚みを増す
スカートの剛体を、外側方向に厚くしてやります。
剛体の突き抜けはお互いの中心点が入れ替わった場合に起きるので、厚くした分だけ入れ替わる可能性が減る計算です。
ただし、剛体を厚くするとそれだけ重心が外側に移動し、またスカートの周囲がなにもないのに剛体が弾かれるように見えてしまう事に注意が必要です。

スカート剛体の外側に阻止剛体を追加する

どうしても突き抜けを防げない場合は、阻止剛体専用のグループを設けて、足以外は全て非衝突に設定してやれば、見た目を損なわずに脚の突き抜けだけを阻止することが可能になります。

阻止剛体の例。剛体の所属グループは16、
足以外はグループ16を非衝突に設定。
これほど大きな剛体は滅多に必要ありません。

質量があると、本来のスカートを内側に押しつける動きをしてしまうので質量はほぼ0に設定して下さい。
ちなみにこの方法、追加の剛体が大きければ大きいほど効果がありますが、剛体が邪魔で後の物理作業が非常に困難になります。
どちらかといえば、モーションを作る際に突き抜けが発生した場合の最後の手段として有効な方法です。
少なくとも、配布モデルではやらない方が良いです。

スカートの剛体が相互に干渉している

短いスカートなどで結構よくあるパターンです。
スカートは、髪と同様にひとつのグループにまとめて自らのグループに対して非衝突に設定したほうが挙動が良くなることが多いです。
ただし、それだけではスカートの剛体がのれんのように好き勝手に動いてしまいますので、横ジョイントを併用しましょう。

講座動画

最終更新:2012年07月18日 05:43
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