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許昌 張魯「この度は誠に申し訳無かったです。信者全て曹操様に帰順いたしましたのでどうかお許しを…」 曹操「うむ、もう馬鹿な事はするなよ。」 張魯「はっ!」 圓圃「有難うございます。」 曹操「…ところでホウ徳は?」 司馬懿「はっ、未だに洗脳が解けず暴れ回る為に牢に入れております。」 曹操「…張魯、お前が洗脳したのだから解く事は出来ぬのか?」 張魯「申し訳ないです…私は洗脳は出来ても浄化する事は出来ません。」 曹操「そうか…、しかしお前が洗脳した馬超、馬岱は洗脳が解けて劉備に帰順したではないか。」 張魯「馬超らは雷に撃たれ洗脳が解けたといいます。ですから強い衝撃や何かがあれば解けるかと…」 曹操「…雷、孔明の術だな…。我が軍で雷を使える者は徐庶だけだったが今はおらぬし…どうすれば…。」 司馬懿「…我が妻の雲散霧消では如何でしょうか?」 曹操「おお!そうだ…いや、駄目だ…元に戻るのは良いが更に武力が下がってしまう…せっかくの強さだ、そのままにしたい…それにお前の嫁はちょっと怖いからな…」 司馬懿「…。…まあ…それは…そうですね…では…」 曹操「…確か、雲散だけを使える者がいたと思うのだが…誰だったかな?」 賈ク「…陳羣でしょう。」 曹操「おお、そうだ!陳羣だ!早速呼び、やってもらおう。」 城内の牢 陳羣、呼び出され、ホウ徳のいる牢の中に入る 陳羣「…とほほ…何故私が今更…」 曹操「頼むぞ!陳羣!」 陳羣「…殿は無茶をおっしゃいなさる…ずっとデスクワークの私が雲散なんて…十何年かけた事が無いから久しぶりでうまくいくかどうか…」 ホウ徳「ヴガガー!」 陳羣「はわわ、ひぃぃ~…う、雲散~!」 陳羣、雲散をかけるが久々でうまくいかない 陳羣「雲散!雲散!…」 15回やってもうまくいかない 陳羣「…とほほ…殿、無理でございます。」 曹操「いいからやれ!」 陳羣「…とほほ…雲散!雲散!」 更に15回やるがかからない 陳羣、曹操の方を見るが曹操、まだやれと合図する 陳羣「とほほ…うんさーん!」 陳羣、切れる 陳羣「…雲散!…あ~、なんでかかんね~んだよこの西涼野郎が!」 ホウ徳「ガガガー!」 陳羣「何が『ガガガー』だ!」 ホウ徳「ウガガガガー!」 陳羣「あー!うるせー!黙れ!こんちくしょー!」 『バギッ!』 ホウ徳「ぐあへっ!」 陳羣、ホウ徳を切れて殴る 普段は目立たないが陳羣の肉体は許楮にも引けを取らぬ立派な身体 その身体の渾身の力で殴られたホウ徳、歯が2、3本吹っ飛ぶ すると、ホウ徳、強い衝撃により洗脳が解ける ホウ徳「…うぐっ…つぅ~………ん?…ここは…」 陳羣「おお!雲散がかかった!」 曹操「…いや違うだろ…まあ、良い…ホウ徳!」 ホウ徳「…!、曹操!わしは…何故…ここは…」 曹操、ホウ徳の縄を解き、いきなり土下座する ホウ徳「!、何を!」 曹操「頼む!わしの部下になってくれ!わしはそなたの強さを気に入った!だから頼む!」 ホウ徳「…馬超達は…」 曹操「馬超達はすでに劉備の配下となった。…そなたも馬超と行動を共にするか…ならば行きたまえ…でもわしはそなたをいつまでも思っているぞ…」 ホウ徳「……そうか…すでに時は我らに味方はしてないのだな…曹操…ただの一介の武人に土下座までするのか…そこまでわしを…」 曹操「…。」 ホウ徳「そこまで惚れられては…解った。わしはそなたの為に働こう」 曹操「おお!有り難い! (やったー!ホウ徳、GETだぜ!)」 曹操はホウ徳を手に入れた ホウ徳「…ところで右の頬が物凄く痛いのだが…」 曹操「ああ、それはこの陳羣が…」 曹操、陳羣を探す 正気に戻り、ホウ徳の報復を恐れた陳羣はすでにいなかった 曹操「…。いや…多分、洗脳され暴れた時痛めたのであろう。 (…やはり正気に戻ればいつもの陳羣か…)」 曹操、コレクションが一つ増える

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