第四話
長生「貴様が皇帝に成り代わろうというのか…。」
玄徳「それしかないだろ?噂じゃ、霊帝はバカらしいじゃねぇか。」
長生「(……、この世に大声で天子を非難する男が現れるとは…。)」
玄徳「長生とかいったな、あんたは雲長と名乗れ。益徳、お前は翼徳だ。」
玄徳「お前達は俺の雲となり、翼となって俺を天に運べ。それが国を助ける近道だ!」
どこからともなく民衆から歓声が上がった、誰しもがこの時代に何かを求めていたのだ。
春一番が吹いた。
桃の花がかすかに揺れた。
最終更新:2006年11月23日 21:37