不意にこみ上げる憎悪
さあ足元の石を覆う落ち葉を振り払ってしまえ
私が知らない私の中をさまよい歩く
もう一人の私
お前の中で鎖の食い込みに耐えながら待っていた
もう一人のお前
タイルの上で目をこすれば見えてきたもの
すべての場面がR-15の3D映画
赤と金に輝く両目に逆立つ体毛
ありえない自分の姿にただ震える私
どうしてこうなった
新手のドッキリか
少なくとも私の仕業じゃないと思いたい
これはただの夢なのか
でなければ遠い記憶の光景なのか
さようなら
出て行け
あなたはいらない子
私はなんら落ち度の無いただの被害者
要するに悲劇のヒロイン
ああ私がすべて間違っていた
今度こそあなたをここで叩き潰してやる
お前は何もわかっちゃいない
俺は何もかわっちゃいない
お目の中の隙間が狭すぎて不自由でおまけに鎖の食い込みが痛い
自由にやれるのは苦しむことだけ
俺はまた次のチャンスを待ち続けるしかないんだ
お前の中でな
アメリカのロックバンド「Slipknot」の楽曲。
主人公が青い体に赤い翼が生えた状態になり、
傲慢のマリスに挑んだ時のBGMである。
おそらく本人の中ではこういう感じでかつての人格と現在の人格とが争っているかのような心境なのだと思われる。
意訳の日本語歌詞が戦闘背景に書いてあるが、解像度が低くぼやけていてあまり読めない。
最終更新:2016年05月08日 16:54