MIDI(ミディ、Musical Instrument Digital Interface)は、日本のMIDI規格協議会(JMSC、現在の社団法人音楽電子事業協会)と国際団体のMIDI Manufacturers Association (MMA) により策定された、電子楽器の演奏データを機器間でデジタル転送するための世界共通規格。物理的な送受信回路・インタフェース、通信プロトコル、ファイルフォーマットなど複数の規定からなる。
ツクール2000における音楽素材ファイル種類における主力である。
要するに楽譜であり、実行するとその再生するパソコンに内蔵されたMIDI音源を使って自動演奏が行われる。
そういう原理なのでWAVやMP3などに比べるとファイル容量は非常に小さいが再生時のCPU負荷は逆に高いという。
まあ昨今のパソコンなら気にする負荷ではないが。
WindowsXPまではMIDI音源はほぼ自由にインストールできたりハードウェア内蔵音源によって再生させたりできたが、WindowsVistaや7以降はプリインストールされているクソ音源以外で再生することが難しくなってきている。特に64ビット環境だと絶望的である。
作成されているファイルによっては特定の種類のMIDI音源でないと正確に再生されず、ドラムだけ鳴ったりドラムだけ鳴らなかったり、ギター奏法で言うチョーキングみたいな音程変化エフェクト(ピッチベンドという)が機能せずオンチだったりしてしまう。
他者が気を利かせて修正しようものなら、逆に特定の音源環境で相当チープに聞こえてしまったりしてしまう。
MP3などと違い、あまりにもユーザーの再生環境に依存してしまうための悲劇といえよう。
なのでツクール2000作品である
クロスオーバーリレーの音楽をよりきちんと楽しみたいなら、MIDI音源導入に不自由のないWindowsXPあたりのOS環境でプレイすることが推奨される。
セキュリティ面で不安? ていうかもうXPマシンなんて手放した? m9
なおツクールXP・VX・VXAceは強制的に自前MIDI音源で再生される。
ツクールMVはMIDI自体が使えない。
世の中は、どんどんMIDIに冷たくなっている。
最終更新:2017年06月18日 22:12