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2013年ごろから制作が始まった未完成の映画。テーマはアメリカのロックバンド、オールマン・ブラザーズ・バンドから取られている。

この映画の企画は2013年5月に始まり、タイトルは上記バンドの1971年の同名シングルに由来する。ストーリーはバンドメンバー、グレッグ・オールマン氏の回顧録「My Cross To Bear」を基に、ランドール・ミラー氏が監督を務める予定だった。

+ 事件の詳細
2014年2月20日、映画は正式にクランクイン。撮影クルーはジョージア州ウェイン郡の辺境地帯に赴き、夢のシーンの撮影を行っていた。ウィリアム・ハート演じるグレッグ・オールマンがアルタマハ川のほとり、高台にある鉄道橋の上に横たわるというシーンだった。

通常こういう危険な場所での撮影には鉄道会社の許可が必要で、安全な時間帯を設定してもらい、手早く慎重に撮影するものだ。当時のミラー監督もそうやって撮影班に約束していた。

だが撮影開始の直後、時速90キロで列車が前方の見えないカーブから現れた。
ミラーとスタッフは避難したが、線路上にあったベッド枠を撤去できず、列車が衝突。飛び散った破片で多くのスタッフが負傷し、うち6人が重傷を負った。撮影助手のサラ・ジョーンズはベッド枠にぶつかって列車の方へ弾き飛ばされ、列車の燃料タンクに正面から衝突して即死した。

事故後、映画の企画は即座に中止され、複数の法的紛争に発展した。ジョーンズの両親は鉄道橋事故を引き起こした鉄道会社を提訴。ミラー監督、助監督のヒラリー・シュワルツ、プロデューサー2人は過失致死と不法侵入で裁判にかけられた。

事後の調査で、Film Allman LLC社は確かに鉄道会社に申請書を提出していたが、承認は下りていなかったことが判明。鉄道会社は「絶対に鉄道橋での撮影は許可できない」と厳重に警告していた。

この事件が大きな議論を巻き起こす中、Film Allman LLC社は企画の中断を発表したが、ミラー監督は撮影続行を決意。事故から2ヶ月後、俳優のウィリアム・ハートは降板を発表。グレッグ・オールマンもサラへの敬意から監督とプロデューサーに企画断念を懇願し、最終的には民事訴訟を起こした。訴訟は裁判外の和解で決着し、映画企画はそのまま頓挫した。

2月26日、Film Allman LLC社は企画中止を正式に認めた。

同年4月中旬、ミラー監督が6月までに撮影再開を計画しているとの報道があったが、映画業界関係者から広くボイコットされた。彼らはサラの名のもとに映画を拒否し、グレッグ・オールマンやウィリアム・ハート、他の重役たちに明確な態度表明を求めた。ウィリアム・ハートは4月末に正式に降板。すでに海外で別の映画の仕事をしていたためだった。

2014年10月、ミラー監督が「ミッドナイトライダー」と思われる新たな映画プロジェクトを準備中との報道があったが、サラ・ジョーンズ死亡事件に関連し、監督は数年間の映画監督禁止処分を受けていた。

分類:真実、非常識、鬱
危険度:2

コメント

  • 鉄道会社の指示に従っていれば... -- メガ目隠し (2026-03-14 19:23:04)
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最終更新:2026年04月16日 16:19