■海老茶式部
異称:葡萄茶式部
明治・大正期の女学生の別称。
明治時代に華族女学校を中心に全国の女子高に普及した袴の色が海老茶(紫がかった暗赤色)であり、それを着用した女学生は紫式部になぞらえて「海老茶式部」と呼ばれた。
■明治37年の俗謡『松の声』(神長瞭月)
「勤め励めよ恋の道、今は昔紫の、式部は人に知られたる、女子の鑑と聞たるが、恋に違は無かりしと、紫ならぬ薄海老茶。年は移りて紫も、今は海老茶に変れども、兎角変らぬ恋の道。」
■川柳
「海老茶式部、赤新聞の種になり。」
■卒業式
■紫衛門
紫の袴には女流歌人の赤染衛門から「紫衛門(むらさきえもん)」とも呼んだ。
■リンク
最終更新:2008年11月24日 17:58