----あうっ、つあっ---- ----だめ、早く、戻らないと---- ----でも、体、動かな・・・---- *********************************** 「んなっ」 何だったんだ?今の夢・・・ いや、夢にしてはいやにリアルだったような・・・ 「まぁいいか。夢は夢だもんな。」 そうそう。人間深く考えないのが一番! おおっと、自己紹介が遅れたな。 俺の名前はリリュ。変な名前なのはスルーの方向で。 両親?なんだそれ、知らん。 生活費とかならいろいろと内職してるから十分賄える。 (筆者はこの名前でpixivやアーケードゲームなどいろいろなところに出没します。見かけたら無視してやってください。) ・・・ハッ!! 何だ今の電波・・・まったく面倒事ばっか起きやがる。これ以上起こるな。頼むから起こるな。 「うぇ~」 案の定かよ。 それでは、一度この辺で。 ************************************ 「姉さん!」 「・・・ふあ?リリュ君?」 「まーた二日酔いかよ。何杯呑んだ?」 無言で姉さんが指差した方向にはうずたかく積まれた一升瓶。 先日買ったばかりなのにもう呑みきったか。 わが姉ながら異常すぎる飲酒量に賞賛しか出てこない。 ん、またもや説明が遅れたか。 筆者のチキンハートのせいで既にご存知の方もいるとはおもうが、 今そこでへばっているのが姉さん。 鮮やかな翼に巫女服、燃えるような紅蓮の髪を持つ萌えもんで種族はホウオウ。 この世を見守っていると言われるジョウト2神の片割れで、その肩書きのとおり全部の萌えもんの中でも五指に入るほどの力を持っている・・・らしいのだが、 「うぅ~、気持ち悪い~頭痛い~」 見てのとおりだ。伝説のでの字も見当たらない。神の威厳はどこへやら。 「ね~リリュ君~。{ふつかよいなおし}持ってな~い?」 「シルフに開発頼めば?」 「んじゃ{よいざまし}はぁ~?」 「水でも飲めや」 「リリュ君冷たいな~。そんな子だからお姉ちゃん(禁則事項)ぞ~!」 「冗談でも止してくださいお願いします」 「うぷっ」 「マジかよおい!洗面器取ってくるから耐えろよ姉さん!!」 ~~~~~(割愛)~~~~~ 「えれえれえれ~」 「間に合った・・・」 どっと疲れた。主に精神面で。 「はぁ・・・薬買ってくるか」 「あ、じゃあついでにイカ裂き買ってきて!!」 こいつ・・・(ズキューン)した瞬間元気になりやがって!!! 「買わない!少し反省しろ!!!」 言っても聞かないだろうがな。 コンコン 「ナナミさ~ん」 「あら、どうしたのリリュ君?」 「姉さんがまたいつもので。薬買ってくる間様子みててもらえますか?」 「ふふ。相変わらずね。」 「まったくで。それじゃお願いします。」 「はい、いってらっしゃい。」 これからトキワまで行かなきゃならないとか。面倒だな・・・ ここはマサラタウン。すべてが始まる白い町。