萌えっこもんすたぁSS保管庫内検索 / 「2スレ>>89」で検索した結果
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2スレ>>89
「にぱー」 「…さんどさん、一体どこからそんな言葉を」 「野生だった頃に、変な人が言ってみてくれって言われたことがあって。 ハアハア言ってて怖かったので、軽く殴っちゃいましたけど」 「…(いたんだな、そんなお馬鹿なやつが)」 「あ、後、殴っちゃう前にこんなものを渡されたのですが」 「み、巫女服…」 「捨ててもよかったのですが、可愛かったのでつい持ったままにしてました。」 「…さんど、夜これ持って部屋着てくれると嬉しいのです」 「?はあ、わかりました」 こちらスネーク。詳細は不能。合言葉はわっ○○×2だそうだ。 またまた、僕のことわ(ry ネタがないからってこんなもん書いて俺は…。 いえね、東方の話でたからひぐらしもいいかなって思って。 ついでに言っておくと、メタルギア何も知らない…。 (++)<だめ人間 (T3T)はい、そうですねorz
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2スレ>>895
01 街から大分離れた山の麓。 空は高く、風は柔らかく。 人と自然が手を取り合うような、そんな絵本のような町。 「何年ぶり……だったかな」 「またあの娘に会えるのかぁ……」 「あらら、ウィンお前親父の相棒に惚れてたのか」 「あ、いや別にそういうわけじゃ」 「……ウィンは嘘をつけない」 「まったくだ。ウィンは素直だ」 「あー!ますたーもサン姉も酷いや」 「褒め言葉のつもりなんだがな……」 「マスターは私たちにも嘘を吐くから……」 「場を和ませる言葉の文ってのは理解されないもんだなぁ」 「あや?」 「気にするな、些細なことだよ。 ―っと、見えたぞ」 トレーナーやってると実家に帰る機会も少ないもんだ。 いや、元々根無し草の性分があったから、のほうが正しいな。 あの耄碌爺に 「うちの牧場にたくさんの子がいたほうが楽しいだろう。 わしもお前の親父も昔はそうやって外に...
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2スレ>>892
最近この人の考えが、やっと判る様になってきた。 完全主義にも見える突き詰めた凝り性、他の追随を許さない超一級の料理。 それに加えて無類の煙草好き、というよりももはや体の一部。(たまに尻尾のように煙が動く) 今まで10年もの間それだけの普通の人だと思っていたせいで、 私は何を考えているか判らない、と評するしかできなかった。 ――― 「俺は次の地方へ向けて旅をするからここのチャンピオンにはなれません。」 と、置手紙を残し宿舎から旅立った黄色いアレのトレーナー。 旅立ってしまっては仕方がないと、 運営サイドは私達に次期チャンピオン出現までの代理を依頼、私達も受諾した。 今回は運営からの依頼という事で前金代わりの報酬がある、 というのも興味の一旦で、マスターも珍しくそれを目当てに受けたらしい。 で、郵送でログハウスに届いたそれは……。 「……ボールだ。」 何の変哲もな...
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2スレ>>891
[あくの道] 「わたしは、あくのメノクラゲ。今日もあくを目指してがんばるぞ!」 タマムシシティ入り口に、メノクラゲが一人立って、何かおかしなことを宣言している。 悪を目指すというのなら、まずはあくを漢字で発音しろ。「あく」と言ってると、可愛らしさが先にたつ。 このちょっとおかしなメノクラゲが、タマムシティにやってきたのは、ロケット団に入るため。 あくを目指すには、あくの先輩に教えを乞うのが一番だと考えたらしい。 “海の仲間百人に聞きました”の“あくにんといえば?”アンケートで一位を取った相手に会いに来ただけ、という裏話もあるが、気にしては駄目だ。 「いままでで、十分あくぎょうを積んだから、ここでさらなるレベルアップが必要なのです!」 ぐっと拳をにぎり、強く主張しても、なぜだか説得力がない。 事実、周囲にいる人は、この発言を聞いても、可愛いこと言ってるね、ということく...
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3スレ>>890
「座談会2nd 明けましておめでとうSP」 登場人物 200のひと・・・所謂、作者。(以下 作) トレーナー・・・作者の書くSSの主人公。男。マサラタウン出身。(以下 ト) リザード・・・トレーナーのパートナー。控えめな女の子。出身地不明。(以下 リ) ピカチュウ・・・素直な女の子。常磐(トキワ)の森出身。(以下 ピ) ユンゲラー・・・冷静な性格。24・25番道路出身。(以下4 ユ) シャワーズ・・・素直な性格。出身地不明。(以下 シ) コラッタ・・・無邪気な女の子。1番道路出身。(以下 コ)最近、すっかり見かけなくなったが・・・? 作「さて、皆さん!」 ト「新年!」 リ「明けまして!」 一同「「「「「「おめでとうございます!!!!!!!」」」」」」 ピ「今年も!」 シ「宜しく!」 ユ「・・・」 コ「お・・・おねがいします~!...
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4スレ>>89
「―――おかしなスピアー?」 「はい」 悠々と、自由気ままに旅を続け、今日の宿にしようと訪れた トキワシティのポケモンセンター。 そこで流れていた噂に、レンはそう言いつつ首を傾げた。 色素の薄い灰色の髪が、ふわりと揺れる。 「あ、これもらい!」 「ルナティ!? それは私のクッキー!」 「リビエルが遅いのが悪いんだよ~」 「・・・・・・あんたたち、ちょっと静かにしてなさい」 ブラッキーのルナティ、エーフィのリビエル、そしてキュウコンのフェイ。 海を渡る時に活躍するラプラスのクラフィアは、現在センター裏のプールで休憩中である。 後ろから聞こえてくる騒がしい声に頭痛を堪えつつ、レンは嘆息交じりに声を上げた。 「・・・それで、どんな風におかしいんですか?」 「どんな風にと言うか・・・もう、全体的に普通のスピアーじゃないんですよ」 姿を見たというジョーイの話に、レンはさらに首を傾げる。 ス...
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3スレ>>891
ピジョット「明けましておめでとうございます、皆さん」 オニドリル「もう元旦も終わりそうだけどね」 クロバット「徹夜でチャットして夜明けと共に寝て昼起きして、TV見て爆笑してたらそりゃそうなるよねー」 ギャラドス「おまけに二日酔いだしな」 ピジョット「でもちゃんと初詣は行きましたよ?」 オニドリル「嘘でしょ? いつ行ったのよ」 ピジョット「ええ、ちょっと豪血寺へ」 ギャラドス「陰陽師かよ!」 ドードリオ「あくりょーたいさん、あくりょーたいさん……♪」 カモネギ 「よーかいあくりょーこまったーときは♪」 オニドリル「やめなさい二人とも! 姉さんも変なもの見せないで!」 ピジョット「でもご利益はありますよ」 クロバット「いやいやいやいや」 ギャラドス「駄目だこいつ……」 ピジョット「それにしても、最近こういう直張りの小ネタって見かけませんね」 オニドリル「職人さんの数とレベルが上がったってこと...
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5スレ>>894
セキチクシティ 可愛い娘獲り放題!と書けばほんのり犯罪臭のするが御幣はあんまり無い、サファリゾーンで有名なセキチクシティ。 この街のジムリーダーは忍者の子孫だと噂されている毒タイプ使い「毒の事ならなんでもござれ」キョウ。 セキチクシティに辿り着いたトレーナーとデオキシスは周辺の道路である程度修練を積んだ後でキョウに戦いを挑んだ。 先程述べた通りキョウは毒タイプ使いであり、デオキシスは毒タイプに有利なエスパータイプである。 今までのジムリーダー同様、デオキシスのサイコキネシスで何の問題も無く無双出来るだろうとトレーナーは予想していた。 実際、戦いを始め、コンパン(×3)を無双し僅か数分でキョウ最後の手持ちであるモルフォンを引きずり出した。 このまま何の問題も無く今までのジムリーダー以上に楽勝出来ると思われた、が、キョウもただではやられなかった。 「…むっ...
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3スレ>>894
お正月SS 旅を始めて数週間。 萌えもんセンターの中で俺たちは年を明けた。 …そういや、正月なのに餅食ってないんだよな。 なんか思ってたら、食いたくなってきた。 「お前ら、餅食いたくないか?」 《もちってなーに?》 「お正月ですもんね」 「カラカラは食べたことなかったのか。餅ってのはな、焼いたらこうプクーってふくらんでな、で食べるとうにょ~んとのびてな…」 《たべたい》 …はやいな。よだれがでてるぞ。 「じゃあ買ってくるか」 《いく》 「お供しますー」 俺は二人を連れて買い物にでかけた。 「お、あったあった」 とりあえず目当てのものをかごに入れる。 《これがもちなの?》 頭の上でよだれをたらさないでくれ。 「早く帰って食べましょう!」 ランターンお前もか。 そもそもお前…そんなキャラだったのか? まぁ、俺も腹は減ったが。 「そうだな、帰って食うか!」 俺はさっさとレジを済ませた。...
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5スレ>>895
ブースター。 別名、唯一王。 高い攻撃を持つのに強力なタイプ一致の物理技を覚えない。 鈍足である。 防御も低い。 同タイプでウィンディという強力な壁がいる等々等々。 そのバランスの悪い種族値とちぐはぐな技構成を皮肉ってかブースターという種族そのものに付けられた呼び名が「唯一王」である。 そんなトレーナー達の愛しさから付けられた不名誉な愛称を振り払わんと健闘するブースターが一匹居た。 鈍足なら一発耐えきればいいじゃない、と言わんばかりに相手萌えもんの特殊攻撃に耐え、 タイプ一致物理技が無いなら他のタイプの物理技を使えばいいじゃない、と言わんばかりに放つのは格闘タイプの物理技「馬鹿力」。 それでも耐えきった相手萌えもんに、ブースターは疾風の如く駆け抜けて「電光石火」で止めを刺す。 「次っ!」 勝利で得た意気込みは、次の瞬間に溜め...
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5スレ>>897
「なぁ、ブイゼル」 「……」 「ブイゼル?」 「……」 「おーい、ブイゼル?」 「あ…な、何? どうしたのリュウマ?」 「そいつはこっちの台詞だ。体調でも悪いのか?」 「う、ううん、僕は大丈夫。大丈夫だから。本当に」 「まぁ、それならいいんだが……」 …事故を起こした翌日、俺達一行はフスベシティからカントー地方へ飛ぶのを諦め、 無難にフスベシティからアサギシティへ飛び、そこからカントー地方へ戻る事にした。 少し手間だが、これ以上事故りたくはないし、安全第一に越した事はないだろう。 course of life -with you- 第九話~記念写真は人に頼むと吉?~ …という事でアサギシティの港まで飛び、現在船の出航待ち。 それで30分ほど自由時間にしたのだが、どうも朝からブイゼルの様子がおかしい。 今朝早くラピに出発の挨拶をしてきた後からずっとこ...
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1スレ>>894
「いや、やっぱ寿司は美味いなオイ ん、どうしたよマスター、箸が進んでねぇぜ」 「ネタが全部時価って…… 卵焼きすら時価って……」 「なにビビってんだか、男ならスパッと食いたいもん食え ほら、このホタテなんか絶品だぜ? ビラビラの部分とか」 「よし、それ以上言ったらまたなんか言われそうだから黙ってくれ」 「ならあたいのアワb」 「黙れって言ってんだアホ!」 「すいませーん、こっちカッパ巻きくださいー あとエンガワでー」 「ちょっと、なんでマグロの中落ちがないのよ 普通置いてるでしょう? 使えない店ね」 「か、金が……金が……」
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5スレ>>891
前回のあらすじ 前座回 早朝、というにはまだ早く 小さな星たちが輝きを徐々に失いつつある程の朝である 街ほどではないが、村というほどでもない、トキワシティ そこには、旅に胸を躍らせる少年が歩を進めていた 「何もこんな早朝に行かなくても・・・」 と、本音を漏らすソル それに対して擁護するコメントはなく 「まだ寝ていたいなら寝ててもいいよ?」 と、俺が声をかける程度だった 「・・・いえ、大丈夫です」 「そういやあの御姫さんは?」 「姫?」 「・・・私のことを言いなさっているのならば、ここにいますよ」 ああ、またあの子か 「何かご用でも?」 「ああ、いやな、名前がないと不便だからな、そろそろ教えてくれてもいいんじゃないかってな」 「そういえばまだ聞いて無かったよね」 「そうですね――、まぁ、『姫』でよろしいですよ」 「なんだ、名前がないのか?」 「それはまた、いずれお話致しますのでその...
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3スレ>>898
‐温かい雪と氷の欠片‐ ① 世の中には、萌えもんマスターを目指して頑張る多くのトレーナーたちがいる。 彼らは己のパートナーと共に戦い傷つき、そして成長していくのだ。 ナナシマ地方、4の島に住むヒロキも、そんな萌えもんトレーナーの一人だった。 「いけっ、ユキワラシ! こなゆき!」 「えーい、こなゆきびゅうー!」 ヒロキのパートナーであるユキワラシの攻撃が、相手のデリバードへと放たれる。 だが…… 「……ほいっと」 いとも簡単に、こちらの攻撃がかわされてしまう。 「ふふん、そんな攻撃じゃあたらないよ~」 「う~……」 デリバードが余裕綽々といったようすで言ってのけると、ユキワラシが頬を膨らませ唸り声を上げる。 そんなユキワラシを尻目に、デリバードは手に持った袋から何かを取り出した。 「はい、プレゼント」 取り出したソレを、無造作にユキワラシのほうへと...
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5スレ>>892
前回のあらすじ 前座回 早朝、というにはまだ早く 小さな星たちが輝きを徐々に失いつつある程の朝である 街ほどではないが、村というほどでもない、トキワシティ そこには、旅に胸を躍らせる少年が歩を進めていた 「何もこんな早朝に行かなくても・・・」 と、本音を漏らすソル それに対して擁護するコメントはなく 「まだ寝ていたいなら寝ててもいいよ?」 と、俺が声をかける程度だった 「・・・いえ、大丈夫です」 「そういやあの御姫さんは?」 「姫?」 「・・・私のことを言いなさっているのならば、ここにいますよ」 ああ、またあの子か 「何かご用でも?」 「ああ、いやな、名前がないと不便だからな、そろそろ教えてくれてもいいんじゃないかってな」 「そういえばまだ聞いて無かったよね」 「そうですね――、まぁ、『姫』でよろしいですよ」 「なんだ、名前がな...
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2スレ>>853
※今更ながら、登場人物設定です。 ●ヘタレトレーナー(♀) 一応主人公。よく泣きよく喚く、いわゆるへタレ。 おしゃれに自信がないので男装に走っている。 情を捨てきれない甘ちゃんな性格だが、極度の怒りを感じると 時々バーサーカーへタレモードが発動します。 『Mの気でも開花させとかないと、こんな旅やってけないって!』 ●フシギソウ(♀) ヘタレと一番付き合いが長い萌えもん。 強烈な性格の子がメンバーに多いせいか、素直ないい子なのに影が薄い。 ヘタレを「ダンナ」と呼び慕っているのは、初めて出会ったときに ヘタレを男の子と勘違いしたから。女と分かった今でも「ダンナ」呼ばわりしているが。 『…練炭に睡眠薬…ってダンナ? ちょ、ねえ! そんなの持ってって何やらかす気なのさ、ダンナぁあああああ!!』 ●スピアー(♀) ヘタレのことをからかう...
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5スレ>>896
穏やかな日差しが温かい日。 俺は街から離れた草むらの近くで一息入れていた。 少し離れた場所では、平均より大分小さなリザードンが何やら跳んだり落ちたりの動作を繰り返している。 「ライダー…キーック!」 どうやら昨日一緒に見た特撮物に出てくる必殺技の真似をしているらしい。 うちのリザードンは物理攻撃を主にした戦法を使う。 だからああいう風に自主的な格闘訓練?をしてくれるのは嬉しい事なんだが…うーむ。 リザードンの動きにちょっと思うところがあった俺は傍にまで寄って声を掛ける事にした。 「リザードン。」 「ライダー……どうしたの、マスター。」 「今やってる蹴り技についてちょっと思った事があるんだが…。」 「ライダーキックについて?なに?」 「……どうせ蹴るなら足に炎を纏わせた方が良くないか?」 今のリザードンがやっている事は正直に言ってしまえばただの跳び蹴りの練習だ。 ...
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5スレ>>898
「なぁ、キュウコン」 「どうしたのよ」 「何でバトルに出てくれないのさ。他の娘ばっかりレベルが上がって、キュウコンのレベルって進化した状態で止まってるんだけど……」 「嫌よ。そもそも何でアナタの言う事を聞かなければならないの」 「いや、キュウコン。一応俺の手持ちだろ」 「むしろ嫌ね。アナタの僕だなんて末代までの恥だわ」 千年も生きるのに末代って何世代後だよ…… このキュウコン。シオンからタマムシへ行く途中に偶然出会ったロコンが進化したんだが。 キュウコンになった時から全然バトルに出てくれなくて困ってる。 ロコンの時は意地っ張りだったけどまだバトルしてくれたのになぁ…… 「……昔のことは忘れなさい」 「心読むなよ。……ハァ、キュウコンは手持ちで唯一の炎タイプだから重宝してたのにな」 「この前、ガーディを捕まえてたじゃない。それを使えばいいでしょう」 「いや、ガーディは進化させるのに必要な炎の...
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5スレ>>893
ゴールデンボールブリッジ カスミを突破したデオキシスとそのトレーナーは、レベルアップを目指しトレーナーが多く集う場所を訪れた。 その為の場所として選んだのはハナダシティジムから少しある居場所にある、橋、通称「ゴールデンボールブリッジ」。 ハナダの名所でもあるそこには普段から複数のトレーナーが屯しているので経験値を稼ぐには丁度良いと二人は考えたからだ。 さぁ行くぞと意気込んでデオキシスとそのトレーナーが橋を渡ろうとしたその時、橋の方からトンガリ頭の友人が歩いてきた。 「よぉ、○○○!久し振りだな!」 「相変わらずそいつを連れて歩いているのか。」 「デオキシス以外は連れていない?」 「…あぁ、そう言えばお前は捕獲が苦手だったな。」 「けど手持ちが一体だけってのはトレーナーとして問題だと思うぜ。」 「手持ちが一体が増えるだけでも他の萌えもん達への負担は一気に減...
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5スレ>>890
何故、我らはこれほどまでに解り合えぬのだろうか。 姿形はこれほどまでに人と近いというのに。 何故、解り合えぬのか。 「ファイヤー、どうしたのじゃ?」 目の前に陣取る氷の女王・フリーザーが不審そうな声をかける。 「む、すまぬ。惚けておったようだ」 苦笑いをして、意識を切り替える。 今は大事な場だというのに、余計な事を考えておってはいかんな。 「もう、頼むよ・・・ファイヤー。ぼくは早く帰ってゲームの続きしたいんだから」 眠そうな目で不満を垂れるのは雷の化身・サンダー。 相も変わらずこやつは徹夜で「げぇむ」をしておるのか・・・。 「しかし、ここは暑いのぅ。さすがの妾も溶けそうじゃ」 「そう言うでない。これが終われば常夏のリゾートとしゃれこもうぞ!」 今、ここ、ともしび山の山頂で行われているのは、カントーで伝説の三鳥と呼ばれるフリーザー、サンダー、そして我、炎の不...
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5スレ>>899
【一筋の思い出をあなたに】 例年に比べて少雨だった五月雨の時期が終わり、いよいよ本格的に夏がやってくる。 厳しい冬を共に乗り越えた長袖に別れを告げて久しく、そもそも衣類を纏うことにすら いささかの抵抗を覚えだす初夏の陽気。 繁茂とした森林を抱えるトキワにて、センターの冷房にホッとしながら書き物に勤しむ青年。 外では森からやってきたと思われる虫タイプの娘達が、冬の鬱屈を晴らすかのように、 元気に駆け回る季節だ。 時は夜。 日課となっているレポートの作成は、すんでの所で仕上がりにストップを掛けられていた。 「あとはあいつのページだけか…。一服するかな」 上体を大きく反らし、硬直した筋肉を緩めると同時に、深く息を吐く。 「今日はやけに遅いんだな…。何も無ければいいけど」 彼の旅路に付き従う娘達の1人、オニドリルが暮夜に及んでもまだ戻ってこない。 彼女達を統括する者として不安にならないは...
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2スレ>>855
「そういえば、どうしてニビシティに行こうなんて思い立ったんですか?」 「……ん」 羽は休めずに顔だけを主に向けてモルフォンがそう尋ねると、彼は少しだけ首を捻って、すぐに両の手のひらを返した。 「そこまで強い理由があったわけじゃないな。せいぜいニビの博物館にちょっと興味があるくらいで」 「……考古学系博物館……」 「そうだな。まぁ、旅なんてそんなものだろう? 帰りは海を渡れる事だし、ついでにグレン側を渡って一周……だな」 いつになるやら、と彼は上を見上げながら呟く。 その様子に、左隣を歩いていたパルシェンから疲労からとも、半ば感じる呆れからとも取れる息が吐き出された。 「……やれやれ、何故そこでジムバッジの一つや二つ奪ってやるのが目標だと言えないものか。 主が無欲だとは思わないが、あまりに冷めすぎじゃないか?」 それは叱咤などとはまた違った意味合いを持つ言葉で、どちらかといえば分...
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2スレ>>825
セキエイ高原まで続くチャンピオンロード、ここで一人の少年とエリートトレーナー(♂)が対峙していた。 「どうした少年、手持ちの萌えもんがいなくなったか?」 「バカ言うな、まだ一人残ってるさ」 「ぼくの手持ちも残り一人。決着を付けるとしよう」 「望むところだ! 行け、ポリゴン!!」 「ハッハッハッハ!最後に残しておいた一人が珍しいだけの萌えもんか。 この勝負はもらった!こい、カメックス!!」 「マ、マスター。あのカメックス強そうなんですけど」 「大丈夫、レベルは殆ど同じ。勝てる策はいくらでもある!」 「いけ、カメックス!ハイドロポンプだ!!」 「了解だぜ、ご主人!」 カメックスが両脇に抱えている噴射口から大量の水がもの凄い勢いで飛び出してきた。 「ポリゴン!高速移動で避けるんだ!!」 「はい!マスター!!」 対するポリゴンは目にも留まらぬ速さで移動し、カメック...
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2スレ>>862
我が名はサンダー。 我の居た無人発電所にキングラー単騎で突入してきた人間に興味が沸き、 旅の同行萌えもんとして対等な立場に居る。 今は我の古い仲間に合いに行く途中のふたご島内の洞窟である。 だが、人間の様子が少しおかしい。傍から見ても具合が悪そうである。 「主人?」 「……あ、いや、何でも……無い」 人間の近くに居たキングラーもその様子が判ったのか、心配そうに人間を見ている。 その気遣いに明らかに無理をしようとしてる人間。 「人間」 「何だ…?」 「少しは安め」 「……いや、平気だ」 「否、言い方が悪かったな。 我が休みたい。休憩をいれようぞ?」 「……そうか」 身近な岩に人間は腰を下ろした。 我の気遣いにキングラーが面食らったような顔でこちらをみていた。 こう頑固なヤツには搦め手で行かないといけない事もある。 我は周囲を警戒しつつ羽を休める。 キングラーも人間の傍へと寄ってその...
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2スレ>>837
「ぬはは、四天王を名乗るなぞ片腹痛いわ!」 「くっ・・・」 「マスター・・・それじゃ私達悪党みたいです・・・」 今日の俺達は別地方のチャンプとやらと手合わせしようと ここ、ポケモンリーグにやってきたのだが、 巷で聞いた情報では7年にも及ぶチャンピオン防衛。 トレーナー単体で300lv萌えもん級の実力。 所有萌えもんはたったの一人。ただもんのすんごい強いそうな。 だが正直な話。チャンピオンの座とかナンバーワンやらどうでもいいわけで・・・ 当の目的はチャンピオンの所有するというキュウコンたんだ。 俺のメンバーにもキュウコンたんがいるが、はてさてそのポテンシャルやいかに・・・ 相変わらず四天王はカモだったがw おまもりこばんうめぇww マスター「さて、この先に噂のチャンピオンがいるというわけか」 ギャラドス「蓋を開けてみれば案外普通だったってこともあるかもしれないぜ? ...
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2スレ>>860
サンダース リレーSS サンダース(以下 サ)「ご主人様、今日はバトルはお休みにして、一日リフレッシュしようよ!」 トレーナー(以下 俺)「そうだな・・・たまにはいいか・・・」 サ「やったぁ!」 今日はサンダースの提案で一日休みにすることになった。 パーティーメンバーはそれぞれの休みを取ってる中、サンダースはずっと俺に付き添いっぱなしだ。 俺「サンダース。お前、休まなくて良いのか?」 サンダースは「えへへ」と笑い、 サ「実は、今日休みにしたのは、ご主人様とお話ししたかったからなんだ」 と言った。 俺「何だ、それならいつでも話せるじゃないか」 サ「ううん、そうじゃなくて・・・」 サンダースは首を横に振り、 サ「いつも、ご主人様は忙しそうじゃない。こうやって久しぶりに一対一で話をしたくて・・・」 普段の活発な態度とは違い、恥ずかしそうに頬を染めてこう付け加えた。 俺は...
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2スレ>>816
灯火山の頂上、温泉の地熱により熱風が充満する中。 渦巻く炎の嵐の中に主人公達はいた。 「我、眠りを妨げる者、許さじ」 嵐の中心には1匹の萌えもん。赤き炎を見に包みしその華麗な姿の彼女は彼らに対し、怒りを見せていた。 「……っ!」 「マスター……! 怖いっ!」 「ど、どうするの御主人様……!」 主人の足にしがみつくピッピとプリン。 「いいか、一箇所にいると一気にやられる可能性がある! まずはバラバラになれ!!」 『了解!』 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― コトの始まりはピッピの持ちこんだ情報だった。 「ねぇマスター! 聞いて聞いて!!」 「ん?どうしたピッピ?」 「あのね、月の石があるって噂を聞いたの!!」 「月の石? ほぉ……で、何処にあるって?」 「えっと、ともしびやまのふもとにあるって!」 「灯火山……1...
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2スレ>>574
2スレ 574 作:560 ◆YIgGw6TVdQ ヘタレ「どりる! どりる! てんげんとっぱ!! ( ゚∀゚)o彡゚」 フシギソウ「おお、ダンナ凄く嬉しそう」 二ドリーナ「言ってることは、よく分からないけど…」 ピカチュウ「っていうか、何で進化後の名前知ってんのよ?」 スピアー「名前だけなら大抵の萌えもんを把握してるらしいわよ、アイツ。 姿は知らないらしいけど」 プリン「ほへー、マスターすごいね!」 ぴかーーーっ!(進化) 『おめでとう! オニスズメはオニドリルに進化した!』 ヘタレ「… … …」 フシギソウ「? だ、ダンナ?」 ヘタレ「…ない」 ピカチュウ「へ?」 ヘタレ「…どりるがない…」 オニドリル「… …あ、あの、ちょ」 ヘタレ「だまされたあああああああああ!!!」(あさっての方角へ向かって泣きながらダッシ...
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5スレ>>89(1)
『運命の朝』 『サトシー?ちょっと降りてきてー!』 階下からの母の声を聞いて、俺は目を覚ました。こんな朝早くからなんだというのだろう。寝ぼけ眼で下に下りる。 『なに?かあさん。』 『オーキド博士から連絡があったわよ。すぐに来てくれって』 『博士から?』 オーキドユキナリ。ポケットモンスター研究の第一人者で、萌えもん出現後も萌えもんの研究を続けている。齢80に迫ろうとしているが、だが、まだまだ盛んな人だ。そんな有名人だが、家とは隣同士と言う縁もあり、家族ぐるみで仲がいい。それに一応、俺も有名人の家族だしな。 父さんのレッドは前々ポケモンリーグチャンピオンだし、叔父さんのブルーは前回ポケモンリーグチャンピオン。2代チャンピオンを輩出した家として、その名を轟かせているのだ。・・・といっても、父さんも叔父さんも、『チャンピオンなんて面倒くさい』とすぐにその座を返上して...
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5スレ>>89(2)
『不在』 ポケモン図鑑、と言うものをご存知だろうか。俺の父さんが成し遂げた偉業のうち、1つはリーグ制覇、そしてもうひとつが、ポケモン図鑑のコンプリートである。全世界に散らばる151種類のポケモン、その全てのデータを図鑑に記録したのである。そして叔父さんもまた、図鑑コンプリートを成し遂げている。実はポケモンの姿が変わったのは、萌えもん化のときだけではない。以前に一度、外見がマイナーチェンジしたことがあるのだ。萌えもん化と違い、見た目を根底から覆すほどのものではなかったにしろ、父さんのデータと食い違いが出るかもしれないので調べなおしてくれ、とのオーキド博士の依頼により、その時は叔父さんが旅立ったのだ。 『じゃあ、今度は俺が?』 『たぶんな。この前あったとき、萌えもん図鑑の完成が近いとかいってたから。』 じゃあ、なにか?俺が、旅に? 『素晴らしいじゃない!』 『...
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2スレ>>584
「座談会」 登場人物 200のひと・・・所謂、作者。(以下 作) トレーナー・・・作者の書くSSの主人公。マサラタウン出身。(以下 ト) リザード・・・トレーナーのパートナー。控えめな女の子。出身地不明。(以下 リ) ピカチュウ・・・素直な女の子。常磐(トキワ)の森出身。(以下 ピ) コラッタ・・・。無邪気な女の子。1番道路出身。(以下 コ) 作「と言うわけで、今後のために整理しておこう! と言うわけで座談会da Yeah!」 ト「・・・あの状態からよく立ち直ったな・・・(番外編、2スレ164参照)」 作「まぁ、人間どん底まで行ったら後は上がるのみよ! ポジティブシンキングで行こうよ!」 ト「・・・お前・・・実はマゾ?」 作「さぁ、次行ってみよう!」 ト「華麗にスルーかよ!」 ・・・五分後・・・ 作「と言うわけで、質問形式で行きます。何かある人?」 リ「・・・はい」 作...
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3スレ>>889
お正月SS 旅を始めて数週間。 萌えもんセンターの中で俺たちは年を明けた。 …そういや、正月なのに餅食ってないんだよな。 なんか思ってたら、食いたくなってきた。 「お前ら、餅食いたくないか?」 《もちってなーに?》 「お正月ですもんね」 「カラカラは食べたことなかったのか。餅ってのはな、焼いたらこうプクーってふくらんでな、で食べるとうにょ~んとのびてな…」 《たべたい》 …はやいな。よだれがでてるぞ。 「じゃあ買ってくるか」 《いく》 「お供しますー」 俺は二人を連れて買い物にでかけた。 「お、あったあった」 とりあえず目当てのものをかごに入れる。 《これがもちなの?》 頭の上でよだれをたらさないでくれ。 「早く帰って食べましょう!」 ランターンお前もか。 そもそもお前…そんなキャラだったのか? まぁ、俺も腹は減ったが。 「そうだな、帰って食うか!」 俺はさっさとレジを済ませた。...
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4スレ>>85
「なぁ、坊よ」 「ん?」 ここはセキチクシティの萌えもんセンター。 主力で使っている六人――フシギバナ、キュウコン、カイリュー、ピカチュウ、グレイシア、ピジョット――以外にも 俺はたくさんの種類の萌えもんを育てている。 だから俺は、一緒に旅をしている間だけでは皆との深い信頼関係は築けない、と思っている。 そのため、俺は萌えもんセンターで一人一人と会話をするのが日課となっている。 ホウオウも、ボックスに預けられてからはこうして俺と会話をしている。 ホウオウの方もボックスでの生活はそこそこ快適で、他の萌えもんともかなり打ち解けているようだ。 ルギアが姐御、ホウオウがお嬢、と呼ばれているとボックスの萌えもんから聞いたときは本気でずっこけたのを覚えている。 と、かなり馴染んでいるお嬢ことホウオウだが、やはり不満はあるようで。 「他の皆はよいのぅ。妾は坊と旅をする事はかなわんというのに……」 ホウオ...
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3スレ>>87
カタカタカタカタカタ… 「…ん?なんだ?」 腰につけていたボールがいきなり震え始めた。 俺はそれを取り出し、投げる。 出てきたのは、イーブイ。 「どうしたんだ?腹でも減ったか?」 「………(ふるふるふるふる)」 この子は無口なのかどうか知らんが、なぜかしゃべらない。 まぁそれでコミュニケーションの問題が今まであったかと思えば、それはない。 「じゃぁなんだ?次の街まではまだ結構な距離だぞ?」 「………。」 ぴょーん ぽふっ イーブイがいきなり飛びついてきたかと思いきや、俺の肩の上に乗っかってきた。 「~♪」 「おいおい何だよ、甘えたかっただけか。」 「……(こくり)」 時々こういうことがあるが、俺はそれで一向に構わない。 「ほんと、あまえんぼうと言うかなんと言うか…かわいいやつだな。」 「あひゃっ♪」 腰の辺りを軽くつついてやると、くすぐったそうに腰を捻らせ逃げる。 だが俺の手はその無...
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5スレ>>84
生徒会室・・・そこは普通の生徒ならば入る事はまったく無いであろう部屋。 その中に生徒会でもないのにいる男が一人、ランターンである。 サンダーさんを迎えに生徒会室にやってきたのだが・・・ 「すー・・・すー・・・。」 「あれ?サンダー寝ちゃってるんだ・・・。 PCもテレビもついたまんまで・・・。」 今日の生徒会は会長一人でほんのちょっとの小用があるだけなのでサンダーさん一人でいた。 そして小用が終わりテレビを見ながら待っていたがそのまま眠ってしまったのだ。 ランターンも職員室の用事が終わったので来たのだが、眠り姫を起こそうかどうか迷っている。 「すー・・・すー・・・。」 「腕組んで足組んで会長の立派なイスに・・・カッコいいなぁサンダー・・・。 うーん・・・起こしたらまずいかなー・・・ん?」 そのときランターンの目に入ったのはテレビで偶然流れていた某アニメ。 サンダー...
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4スレ>>87
「当たれ、当たれ、畜生当たれよぉ…!」 悲痛の叫びも空しく、ドラゴン族の脅威にオレは打ちひしがれていた。 何という、何という化け物なのだ。 まだ科学が今ほど発達していない時代、ドラゴンは人の恐怖全てを請け負ったという。 地震、雷、火事、親父…ではなく、洪水。 この世の天災は何もかもドラゴンのせいとして、まるで神のように崇め奉った。 萌えもんと認定された今でも、ドラゴン萌えもんは今挙げた天災を操れるし、畏敬の念も薄れていない。 元より人が立ち向かえる存在ではないのだ。 せめて、彼らと同等の何かでなければ路傍の草にもなりえない。 一瞬、別れてしまったあいつが脳裏を掠める。 今ごろ何をしているだろう。 オレみたいなエゴを押し付ける主人はもう忘れてしまってるかもしれない。 それでも、それでもやっぱり、オレは、あいつを。 「あ…」 続きの句は想いを上回る衝撃に塗り潰された。...
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4スレ>>84
ナナシマに俺たちが修行に行く前の話。 正月も三が日が終わるころ、俺はいつもの6人(プテラがいるからな)をボールから呼び出した。 「買い物?」 「ああ、母さんからいろいろ買い出し頼まれてな。福袋とかも欲しいらしいから。 ついでに多めに小遣いも貰ったことだし、みんなで新年初の買い物にでもいかないか? 考えてみたら、お前ら服ってそれしか着てないだろ。…たまには別の服も見てみたいだろうし」 「ホント!?」 「どこまで、いくんですか…?」 「タマムシまでだな。帰りの荷物は全部通信システム使って送ってもらえるみたいだから… プテラ、行き帰りは頼んでいいか?」 「お任せあれ。御主人一人を運ぶことなど造作もない」 「助かるよ」 …プテラって、しゃべり方古風なんだよな。しかもこれ、作ってるキャラらしいしな。 いや、まぁ個性があるって事はいいことだし、別に何にも云わないけど。 コイツはグレンの...
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5スレ>>88
萌えっ娘もんすたぁ 第二話「イレギュラーな娘」 寝起きと言うのはなんて目覚めの悪い日が多いのだろうか。 身体が全く動いてくれない。 俺のどこかの神経がめんどくささに支配されているようだ。 参ったね、どうも・・・ 「マスターおきてください」 幼い声が俺を呼びかける。 誰だ、こんな朝っぱらから俺をマスターと呼ぶカワイイ奴は? 「起きてください~」 ゼニガメが一生懸命に俺の身体を揺さぶる。 サイズ的にゼニガメが小さいので、俺に乗っかる感じに 前後左右に両手で揺さぶっているのだが・・・ 朝っぱらからそんな風に乗られると色々とマズい・・・ 「ますたぁ~!」 観念するしかないようだ。 俺は動かしたくない身体を無理矢理起こす。 「あ、おはようございますマスター♪」 ニッコリと笑顔を作るゼニガメ。 朝からこの笑顔が見れるとなると 自然と幸せになる。 「ああ、おはようゼニガメ」 頭を撫...
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3スレ>>88
「お父様、私あれが欲しいです」 オレは家族の反対(世間体とかね)を押し切って、イーブイと共に納涼祭りへやってきた。 最初は、 「はぐれないように手を繋ごうなー」 「はい、お父様。……お父様の手っておおきいですね」 だったのだが、 「なぁ、歩くのツラくないか?」 「いいえ、お父様と手を繋いでいるので大丈夫です」 なんて可愛いコト言うもんだからつい肩車してしまったよ。 「うわぁとっても高いです。お父様すごーい」 「HAHAHA、そんなに言うともっと凄いところを見せなくちゃイカンな!」 とのやり取りの後、最初のイーブイの台詞に戻るわけだ。 イーブイが指差したのは、射的の景品だった。 「よし、お前の頼みなら頑張るぞ! ……オヤジ! 十発くれ!!」 オレはポケットから五百円放り投げる。 銃を受け取り弾をつめる。 よーく狙いを定めて…… 「おぅオヌシ、まさか可愛い子を肩車しながら...
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3スレ>>83
イーブイは何故個体数が少ないのに進化先が多いのか。 疑問になった人は多いと思う。 野生のイーブイはいないといって過言でないその希少性。 しかし……。 イーブイがもし、人里離れた森の奥深くに独自の生態系を形成していたら……? ――― 私は(某まとめ、と名乗っておこう)無類のイーブイ好きが講じてイーブイの研究をしている。 研究を進めて判った事がいくつかある。 ひとつ、人々が所持するイーブイは人工的に繁殖したものである。 ふたつ、ごくまれに野生のイーブイがある森の周囲、並びに内部で発見される。 みっつ、野生のイーブイは進化こそするものの、戦闘能力は皆無である。 これを証明するには、当然本物と向き合う必要があった。 そして今! イーブイの発見された森の最深部、 それも人の目に触れぬよう巧妙に隠された秘境へたどり着いたのだ! ――― この光景を或いは楽園、聖域とでも現さんとすれば...
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5スレ>>87
────────────────────────── 「うんしょ・・・うんしょ・・・」 俺はフシギバナにおんぶしてもらってる・・・この過剰反応の半乙女ちゃんのせいで・・・ 「悪いな・・・もう少しだから頑張ってくれ」 「まったく・・・しょうがないなぁ・・・」 まったく?しょうがない?誰の粉でこうなったか分かってらっしゃ・・・いや、何でも。 しびれ粉を至近距離で直撃したんだ。自分の一言のせいでしたすみません。 おかげでまったく体が動かない。感覚もない。 だけど、結構いいものかもしれない。 背中は暖かくて・・・意外と広くて・・・ なんか眠くなって・・・ 「ちょっ・・・!どこ触ってんのよっ・・・!」 「ん?どうした?」 悪気は無かった。感覚も無かった。仕方無かった。 力が入らず俺の手はフシギバナの胸に・・・ 「こんのっ・・・変態マスターがぁぁぁぁ!!!」 その刹那、我が身体宙を舞いて・・・地に...
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5スレ>>83
初めてサンダーを見た瞬間、背中が何だか寒くなった。 マルマインさんに睨みつけられたときと同じ……きっと怖いんだ。 いくら体にいっぱい憎しみが入っても、怖くなってしまった。 マスターも、同じ気持ちなのかな。 どんなにいっぱい決意をを詰め込んでも、私と同じように怖いのかな。 それを今憎しみで紛らわそうとしている私のように、マスターもまた、決意で紛らわそうとしているのかな……。 マスターが、1個目のボールに手をかける。 上へ高く投げられたボールは、開いた瞬間光を放ち、中から萌えもんが飛び出す。 「リザードン……いくぞ、全身全霊でサンダーにぶつかってこい!」 「はい、マスター! ……それにしてもでんき、なんですよね……」 サンダー1人に対して私たちは4人。考えてみれば卑怯すぎる。 でも、サンダーはむじんはつでんしょにいる皆が何人で戦っても勝てなかった相手だ……このくらい、いいよね? マ...
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2スレ>>789
「勝負あり!勝者○○!」 「俺のドラゴンが負けるなんて……」 「苦戦はしたけどね、だが結果は俺の勝ちだ。 悪いけど早いところ道開けてもらえるかい?不動のチャンプの鼻をへし折らにゃならんのでね」 「……マスター。口がすぎる……」 「健闘をたたえ合うってか?勝者が敗者に何をいっても憐みにしかならねぇのに」 「っふ……だがここのチャンピオンは俺達四天王より遥か高見にいる。 かてるものなら―」 「一度死んだ身でね。死地に赴くのにさほどの苦労はしないのさ」 (隻腕のトレーナーが強いとは聞いていたが……これほどまでとは) 「さ、おしゃべりはもういいかい? 早いところどいてくれ。次の勝負を終わらせないと昼にありつけないんだ」 ――――― ――― ― 馬鹿に長いトンネルを歩く。その先にいる覇者に会いに。 …やれやれ、ちょっと前まではリーグ予選ですらひぃひぃ言ってた俺がねぇ…… あ...
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2スレ>>189
講義中にこの歌を聴いてたらネタがポンと出来た。 勢い余って歌詞も考えてしまった。後悔はしていない。 先に言っておく。幻想郷ネタなんだ、すまない。 「Help me EFIIIIIIIIIII!!」(ライヴVer. 1,2,123 えーふぃ! えーふぃ!(えーふぃ! えーふぃ!) ×6 えーふぃ! えーふぃ! えーふぃ! えーふぃ! えーふぃ! えーふぃ! 助けてえーふぃー!! あぁ どうしよう 高く振り上げたこの腕(えーふぃ! えーふぃ!) 私のお姉様 サイコなお姉様~(助けてえーふぃ!!) もぉ 早くして 強く振り下ろした腕は(えーふぃ! えーふぃ!) あなたを呼ぶサイン えーふぃ あなたへのサイン えーふぃ えーふぃ 助けて 今日も聞こえてくる シスターズの大ピンチだ 助けに行こう 変態マスター 今日も明日も自重しない ほらまた誰かに 呼ばれてるよ ヘイカモーン! (え...
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5スレ>>889-4
sweet hideout 1-3 -------------------------------------------------- 【青髪の女性】 「ふーん……要するに、 アンタはその不可解な現象の後に気を失った……」 【青髪の女性】 「んで、不思議な声を聞いて、 目覚めたら見知らぬこの森にいたっちゅうことか?」 【???】 「あ、あぁ……詳しくは俺自身も分からないけど、 そんなところだと思う」 【女の子】 「聞いたこともないけどね、そんな現象……」 俺は歩きながら、知り合った女性たちと事のあらましを話していた。 このように会話ができているけど、 さっきは大変な騒ぎになっちまったんだよなぁ…… 顔を真っ赤にして怒るこの紫色の服を着た少女を宥めたり、 からかって面白がっている青髪の女性に誤解を解くよう訴えたり…… 【???】 (この子、暴れたり引っ...
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5スレ>>871
「へぇ……、萌えもんかぁ」 これは俺が萌えもんを初めて知ったぐらいの小さい頃の話である。 父さんが俺に教えてくれたのだ。父さんは凄い萌えもんトレーナーらしい。自称だから良くわからないが、とりあえず父さんの持っている萌えもんは強かった。 まあそれはそうとして、俺はこの頃まだ何の萌えもんも持っていなかった。 さて、小さい頃の俺はその話を聞いて萌えもんに興味を持ったのだろう。 父さんの萌えもんのニドクインを借りて近くの草むらに潜って行った。 「しっかりして下さい!……は、早くオレンの実を取ってこないと……」 そんで……何故かはわからないけど、いきなり傷ついたイーブイが倒れてて。 よほど大事な萌えもんなのか近くにいた見守ってた萌えもんがそりゃもう怖い目で睨みつけててさ。 さっき喋ってたアブソルが威嚇してきたから、慌てて弁解しようとしたんだけどまぁ勿論通じなくて。 「あ、おやめ下さい!」 小さ...
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3スレ>>861
海に自ら両足を浸すと、冷たい水が足と頭を冷やしてくれた。 落ち着いてくるにつれて、自分への嫌悪感がどんどんと募ってくる。 ――あの時。 烈しい劣情に駆られて、俺はフシギソウをその場へと押し倒した。先ほど彼女が蔓でそうしたように、その両手を俺の片手で押えこんで。 ベッドにおいてあったリュックが落ちて、中身をぶちまけるのも気にせず、そのまま覆いかぶさろうとして。 リュックの中から落ちた、小さなバッジが目に入ったのだ。 その瞬間、俺の中に記憶されていた恐怖と嫌悪がよみがえり、そして俺自身にそれは向かってきた。 「ご、御主人さま…」 「フシギソウ…ゴメン、俺っ!!」 そうして、センターを飛び出してがむしゃらに走っているうちに、この海岸までたどり着いたわけだ。 (今の俺は、アイツらと何が違うって言うんだ) 右の手に握ったままのバッジを眺める。アルファベットの「R」をモチーフにしたデ...
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5スレ>>873
「この道も久しぶりだなぁ……」 いつもより少しだけゆっくりと歩を進める。 小さなころから歩きなれた道――1番道路は、記憶と変わらない感触を返してくれた。 「この辺りは来たことないけど、思ったより田舎ねぇ」 サヤがあたりを見回しながらつぶやく。 「失敬な、自然が豊かだと言え」 「同じことじゃない」 言葉に反して、サヤの機嫌は上々だ。 タマムシのような都会で育ったサヤにしてみれば、ちょっとしたハイキング気分なのだろう。 視線を転じれば、ミルトとファルがルーメにこのあたりの草花を教えていた。 この辺りはタマムシ近辺では見られない草花も多いため、 ルーメは文字通り目を輝かせながら講義を受けていた。 その光景に思わず目を細めた、その時だ。 3人が覗き込んでいた草むらの奥から、何かがミルトめがけて飛びかかってきた。 「きゃっ!」 すんでのところで攻撃をかわすミルト。 標的を失っ...
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3スレ>>826
2日目 - ピカチュウ - 今日は朝みんなで相談して、一日休息と決めた。俺は朝からロコンの顔をまともに見れなかったが、 あちらはもうずっとキラキラした眼で俺を見ている。…なんで? 「とにかくマスター。まずは君だ。私達より相当疲れているようだからな、今日は物資の補充や情報収集も禁止。 その分は私たちが働く。用事があったら言ってくれればいいから、安心して休んでくれていい」 「ありがとうフーディン。…なるべく用事は君に頼むようにするよ」 「ああ、その方がいいかもしれないね。シャワーズ・ロコンは今日の食材と薬類の買い出しをお願い。 私は町の方で情報を集めておく。フシギソウとピカチュウはマスターのそばで監視。無茶をさせないように」 「分かりました」「はい…」 「はいはーい!」「任せて!」 フーディンが俺の代わりに指示を出してくれる。頼もしいし俺を心配してくれているのは嬉しいんだけど、 ...
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5スレ>>837
「マスターーーーー……」 主「? 誰か俺を呼んだか?」 辺りを見回しても誰も居ない。 俺も疲れてるんだろうか。 それとも風邪の余韻か?どっちにしても早く休まないと・・・あぁ、買出しがあるんだった。 「マスターー!!」 主「ん?」 嫌な予感がしながらも聞き覚えのある声だったので振り向いた。 いや、振り向いてしまった。 ――ガバッ! そう効果音が聞こえてきそうなほどに勢いのある抱きつきだった。 主「ぐぉっ……!」 胸に強烈なタックルを位若干息が止まる。 視界が青く染まり――俺はそのまま意識を失った。 「貴方ね、あれほど止めなさいと言ったでしょう?」 「ご、ごめんなさい……」 気が付いたら家のベッドの上だった。 あれ、俺外にいなかったっけ? 主「んぁ?セイ、お前何でここに居るんだ?」 セイ――名前からは想像出来ないだろうが、俺のハクリューである。 一応言っておくが手...
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