萌えっこもんすたぁSS保管庫内検索 / 「3スレ>>595」で検索した結果

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  • 3スレ>>595
    前回までのあらすじ エリカ嬢に踏まれて悦んだ…じゃなかった。 ディグダの穴を経由してカントー首都圏へ行こうとした少年一行。 タイミングの悪いことに、洞窟内部の落盤で足止めを食らうことに。 そんな時ディグダ総長に別の首都圏への抜け道を教えてもらう。 ついた先は黒ずくめの集団の本拠だった。そこで本拠に潜入していたエリカと出会う。 -+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+- 05 首都圏アンダーグラウンド ~地下帝國大潜伏作戦~(後編) -+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+- 「こちらB1区画。異常なし。警備を続行する。」 無線機...
  • 3スレ>>59
    ラッキーの卵 俺達の旅はラッキーがすべてを担っていると言っても過言ではない。 何せラッキーを捕まえるまではジャンクフードか保存食の生活だったのだが彼女が来てから俺達の食生活は改善された。 なにせ、彼女は料理が作るのが非常にうまいのだ。 得意料理は自ら生み出す卵を使った料理だが…。 おっと、朝ごはんが出来たようだ。 ちょっくら行ってくるぜ。 「はーい。皆、ご飯出来ましたよー。」 ラッキーがそう言うと、まってましたとばかりに他の萌えモンたちが集まってくる。 皆それぞれが思い思いの料理に手を伸ばす。 食事のときは皆、集中しているようであまりしゃべることはない。 いつも俺に引っ付いてくるフリーザーでさえ、食事中はおとなしいのだ。 そんな中、ラッキーが俺に話しかけてきた。 「えっと、ごしゅじんさま、一つお願いがあるのですが。」 なにやら頼みがあるっぽい。...
  • 3スレ>>593
    前回のあらすじ WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY 今日でこのお家ともしばらくオサラバか。 一抹の寂しさを感じる。 帰ってくる頃俺はどうなってるのやら。 マスター「ただいマンモス」 フシギダネ「えっと・・・おじゃまします!」 カーチャン「あら、お帰り。・・・その子は?」 マスター「この娘はフシギダネ。今日から俺のパートナーになるんだ。」 フシギダネ「よろしくお願いします!」 カーチャン「随分唐突ねぇ。どうしたの?」 マスター「明日から俺はこの娘と旅に出ることになった。」 カーチャン「ああ、シゲル君のお爺ちゃんから話を聞いたわよ。     その子が一緒に旅に出る仲間ってところかしら」 流石俺のカーチャン、飲み込みが早い カーチャン「・・・そうね、男の子はいつか旅に出るものなのよ。     テレビの話だと思ってたらまさ...
  • 3スレ>>598
    「ニーナ!」 「はい、マスター!」  エスパータイプの萌えもんに対して距離を置くのは不利と判断したらしい。  トレーナーの一声でニドリーナが爆発的な勢いで駆け出した。  だがまだまだ距離はある。 「フーディン、サイコキネシスで沈めてしまいなさい!」 「了解だ。瞬殺だな」  フーディンが目を閉じて、右手をニドリーナのほうへとかざした。  おそらくその先から出ているであろう不可視の攻撃がニドリーナに直撃する。 「……はあっ!!」  開眼。  と同時にニドリーナの爆発力が止まった。  フーディンは続けざまにかざした右手を動かし、相手の肉体、精神に強い干渉を始める。 「ニーナ!」 「……マスター!」  しかし、トレーナーの一声で超能力の呪縛から解き放たれる。  続けてトレーナーはプラスパワーを放り投げる。 「お嬢……サイコキネシスが効いてないみたいだが?」 「いえ、そのはずはありませんわ。そのまま...
  • 3スレ>>597
    「マスター、一つ聞きたいことが」 『何?』  相変わらず応答はノートかフラッグのマスター。  その背に負っているのは旅の必需品、食料、そして…… 「自転車、使わないのにどうして持ってるんですか?」  ただでさえマスターは丈夫な体とはいえないのに。  マスターは首をかしげて、?のフラッグを振った。 『使ってるよ? ニーナの特訓の時とか』 「確かに、ランニングの時追いかけてもらってますが、移動用にどうしてつかわないのかな、と」  カントー地方だけでも相当に広いのだから。  私が疑問をぶつけるとマスターは慌て始めた。 『ほ、ほら、自転車一台だし、ニーナがいるから』  字がクネクネとおどっているので動揺が分かりやすい。 「……」  あわあわ、という擬音が当てはまりそうな様子のマスターをじっと睨みつける。  そうするだけでマスターの落ち着きがなくなる。  弁解するように両手をバタバタさせたり、何かを...
  • 5スレ>>595
     前回のあらすじ~青い装束の人をフルボッコに! 森を抜け、道路を進んでいくと、大きな街についた。 カナズミシティ。デボンコーポレーションの本社があり、トレーナーズスクールもあるホウエンでも有数の巨大都市らしい。 らしいっていうのは私がよくわからないからだ。初めてくる街だしね。 ただコレぐらいはわかる。この街はとても大きい。 「やっとついたわー!」 「ホントにね……つかれちゃったわよ。」 「…アンタはなにもしてないでショ……」 街についてからまずは、萌えもんセンターで私たちの回復。 ようやく旅の知識が身についてきた縁ちゃん。我が主人ながらなんと言うか…… …その話はおいて置くとして。 まずは明日のジム戦である。 結局、作戦も何もないままジムリーダーの前まで来てしまったのだけど。 「たのもー!!」 「全く、騒がしいのが来ましたわね。」 「ジム戦をしにきたわっ!」 「ふぅ……騒がしいの...
  • 5スレ>>59
    私は何のために生きているんだろう。私は何をするために生きるんだろう。…考え始めたらきりがない。 それも当然と言われれば当然、未来へ向かってゆくたった一本の道、その先は常に霧の中にあるのだから。 それに怯えていたら……前に進めないことはわかっているつもり。 でも…私の足は恐怖に怯え、大きく一歩も踏み出すこともできず、ただ震えているだけ。 前にも後ろにも、進むことなど……できはしない。 その道には、幾重にも張り巡らされた"歪み"がある。その狭間に飲み込まれたが最後、一人で抜け出すことは 不可能に近い――私が怯えているのはその"歪み"。だってあなたもそうでしょう? ほら……膝が笑っているじゃない。いくら強がっても、私たちは所詮…弱き者なのだから…… -+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+...
  • 3スレ>>559
    さて、普通の相手ならここでENDなんだがね…… そろそろ息をつかせてほしいもんだ。 火に飲まれた岩肌から殺気が飛ぶ ……ふぅ、それじゃ詰めに入りますか。 さすがに無傷ではないだろう、十二分に削れた。 相手のキュウコンは乱れた姿を整えこちらに向きなおる。 ウインディと挑発と煽りをしてるようだがこちらには届かない。 っち、相手トレーナーに近い位置でやるのはよくねぇな、早いところこっちに引き込んで― チャンピオンがキュウコンに煙草の箱を投げる、 後ろから飛んできた箱を見ることなく捕え、ひとつ取り出して吸う。 思ったより余裕ってか……?一々勘に触るやつ― 本能的に感じたのか、背筋に寒気が走る。 (冗談じゃないっつうに……一旦持久戦に持ち込むか) 「ブラッキー、あいつを抑えといてくれ。ウインディ!戻ってこい!」 「ここで潰せばいいよ、短期決戦で潰せるのに長期戦に持ち込むことはな...
  • 5スレ>>597
    ※どうも、零ですよ。 今回はちょっと軽めなノリで小ネタです。 出演はレイ本編の方々。 正直、ネタに自信ありません、ぶっちゃけ、めたるぎあ(ryはやったことないので(ぁ それでもいいと言う方のみ、お進みください。 今回は短めなのであとがきはなしですy --*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--        Ray Side Story... -EX-           めたるぎあはくりぅ ~氷苺大福殺人事件、むぅちゃん衝撃の過去~ --*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*-- これは、私の主人である青年と、私と同じく...
  • 3スレ>>53
    今私はとても広い場所に居る 上を見る、どこまでも続く青い色 そこに白い様々な形をした何かが流れている 前に絵を見せて貰った、あれが雲なのだろうか だとしたらこれが空 右を見ると茶色い柱に模様がついていて上に緑の小さい葉が一杯ついてる あれはきっと木だと思う 左を見た、そこに見えるのは私と同じ高さぐらいの草が沢山生えている ……見せて貰った絵とぜんぜん違う…… 前を見ると私をここまで連れてきた黒い人と同じ姿の人が数名いる 黒い人(以下、黒)A「さて、作戦の説明は以上だロコンこっちに」 呼んでる、私はそっちに向かう 黒A「今作戦の要は彼女だ」 そう言って私を他の人の前に出す 黒B「これは……」 黒C「あの噂は本当だったんだ」 黒D「うはwwwwwwwwwwおkwwwwwwwテラカワユス」 黒E「なんという、ょ・ぅ・じ・ょ」 なんか、二人ほど息が荒い様な気がする 黒A「よし、ロコンこれから君の役...
  • 3スレ>>57
     オレは ねんがんの イーブイ をてにいれた。 「とゆーわけでキミに決めた!」  早速ボールから出してやる。  ほのかな輝きが生まれ、光の中からはイーブイが現れた。 「……」  イーブイがすっ、と目を開き、オレを見た。  そして、 「……お父さん!!」  イーブイはオレの胸に飛び込みながら、そう叫んだ。  そう、オレがお父さんだよ、イーブイ。  ……じゃなくて! 「ちょっとちょととと待ってもらうぞイーブイ」 「はいなんでしょうお父さん」  くそ、礼儀正しくてすごくイイ娘なのに……。  どうしてオレの呼び名が『お父さん』なのだろうか。  普通『ご主人様』とか『マスター』とか『主』とかだろ常考。 「ど、どうしてオレがお父さんなの?」  聞くとイーブイは?と言う表情で首を傾けた。  そうして腕組み、考えること三十秒。  ぽんっ、と手を打ち、 「すみませんでしたお父様」 <ドーン!!>  オレの心...
  • 5スレ>>594
    -+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-  萌えもんコンテスト アイドル育成ストーリー プロジェクト                かんなな! ~未来予想図~   プロローグ                                       著:ぺる -+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+- 【あしたは突然やってくる】 その日の夜は、家族揃ってテレビを見ていた。 私の家族は特に番組通が居ないため、選局争いなんかは滅多に起こらない。 その時もたまたま、その番組を見ていただけであった。 『さぁ今週も始ま...
  • 2スレ>>598
    「ジム戦で疲れただろう、しっかり休むんだぞ。」 『はーい』 ここはセキチクシティ内の萌えもんセンター。プリン達ご一行はさっきまでセキチクシティにあるジムで、ジムリーダーのキョウとバトルしていたのだ。 「よいしょっと……」 傷を直す機械ベッドに登り、横たわるプリン。 流石に激戦だったのか、くたくただった。幸いにもプリンは掠り傷程度で済んだ。ヤドランやサンドパンは相性がよかったために無傷で済み、マスターと一緒に残っている。 さっきどくどくを受けたピッピと、先鋒で出て毒が体に回ってるガーディは、集中治療を受けるためモンスターボールに入れられ、別の所へ運ばれていった。 「あ~あ、今日はあんまり得意な相手じゃなかったわ…」 そして、かなりボロボロではあるが自力でベッドに乗るスピアー。それを心配そうに見つめるプリン。何故なら…… 「ねぇスピアー姐さん……」 「ん? 何?」 「さっきの大爆発...
  • 1スレ>>593
    「ほれ、これが見つかった卵じゃ。」 「あ、どうも。」 「大切に育てるんじゃぞー。」 ナナシマの育て屋を管理しているおじいさんから、萌えもんの卵を受け取り、 俺はクチバ行きの船へと乗り込む。 何となく、太陽に当てたほうが早く孵るんじゃないかと思い立ち、甲板へと出る。 「はやく産まれてこないかなぁ。」 膝の上に置いた卵を撫でながら、ポツリと呟く。 産まれたら、始めになんて声をかけてあげよう? あぁ、やっぱり握手はしないとなぁなどと、とりとめのないことを考えながら、ふと思う。 「どうやって、卵出来たんだろう・・・」 育て屋に預けていたのは、メタモンとストライク。 種族の全然二人の間に卵が産まれるというのは、とても不思議なことだ。 降って沸いた疑問に、ついつい考え込んでしまう。 ―――――――――― 「くっ、貴様、これ以上近づくと斬るぞ!」 「ふふ、僕の身体を?出来るならどうぞ...
  • 5スレ>>598
    こぽ・・・こぽ・・・ ここはとある研究室・・・表では萌えもんの薬を販売しているが、裏では人工的に萌えもんを 生み出す技術を使い研究をしていた・・・研究員のリーダーが巨大な水槽を見てつぶやいた・・・ 「すばらしい・・・もう少し・・・もう少しで誕生だ・・・!はやく君の動く姿が見たい・・・!」 水槽の中は紫色の液体で満たされており、中には人型の何かが入っていた・・・ こぽ・・・こぽ・・・ 「あと少しで・・・私の夢が実現する・・・ふふ、究極の萌えもん『ミュウツー』の誕生だ・・・!」 ミュウツー・・・それはバイオテクノロジーの技術を結集して作りだした『芸術』だ 全ては『ミュウ』の遺伝子を手に入れたことから始まったのだ・・・ミュウの遺伝子はあらゆる萌えもんの遺伝子を持っていた・・・ その遺伝子を核に、優秀な萌えもんの細胞を融合させ生み出したのがミュウツーだ・・・ ポリゴンなどとは比較にならない...
  • 2スレ>>594
    *注意事項(こんなあたいの出ないような花の無し、落ちなしの作品にくらいしか必要ないものね~) *長いです。長過ぎです。ぐだぐだです。  飛ばして読んだり、読むの止めてくださっても構いません。(これもあんたの”ジツリキ”の無さのせいね!) *…悪い点、萌えが足りない点、無駄な点などがありましたら、  遠慮せずばしばし言って下さい!(このどMが!…あれ?Mってどういう意味だっけ?) *ちなみにうちのピッピは『ばかっこ』ですが、  作品には全く登場しませんので大丈夫です。(ば、馬鹿って何よ!馬鹿って言った奴が馬鹿なんだからぁ!) *馬鹿を馬鹿って言ってどこが悪い!  それに”ジツリキ”じゃなくて”実力(じつりょく)って読むんだよ、  ねえ君知ってる?知ってるぅ?(う、う~~~!…こ、コメットパーンチ!) *ちょwwwおまwwwww ボカーン (ふっ、ふーん!悪は滅びるのさ!あんな奴のことな...
  • 5スレ>>592
            いずも&サイム  サイム「姐さん、ここどこですか?」  いずも「さぁ?まぁ、いつかシオンに着くわ。」  サイム(いつかって生きている間にしてほしい…)    俺はいま姐さんとシオンに向けて?移動している。案の定迷ってしまった・・・  いずも「あら?こんなところに看板?」  サイム「え~っと、無人発電所って書いてあります。」  いずも「入ってみましょ♪」  サイム「えっ!は、はい…」     (そういえば、無人発電所ってイワヤマトンネルの南にあったような…)        リュウキ退院日 リュウキ「いずもさんとサイムおっそいな~」  イズナ「またどこかで迷ってんじゃねえのか?」  ムサシ「迷う?」 リュウキ「あぁ、ムサシには話してなかったな。いずもさんは『天性の迷子』なんだ。」 ヴァリス「で、どの程度なの?」 リュウキ「と…トラウマが…」  イズナ「あちゃー、俺から話すよ。...
  • 5スレ>>591
    町外れをパトロール中に保護したひんばすが家に来て一週間経った。 2日に一度は萌えもんセンターに連れて行き定期検査を受けさせたり、 回復の薬で治療を続けていた結果、何とか身体の傷は完治したようだ。 ただ、大好きだった主人と離れ離れにされたという事実が思った以上に彼女の心を傷つけているらしく、 話しかけても無反応の時が多かった。 これではひんばすを強くする所か、生きる気力を無くし衰弱死してしまうかもしれない。 となると先ずは少しでも信頼してもらい、心を開いてくれるようにするしかない。 と言う事で最初に俺はひんばすが入っていたであろうゴージャスボールを綺麗に磨いた後、彼女の隣にそっと置いた。 彼女にとって様々な思い出と感情が駆け巡るであろうボール。 下手をするとさらに心に硬い壁を作ってしまう可能性もあったが……それでも俺はボールを置いた。 元々ゴージャスボールには萌えもんをトレーナーに慣らす...
  • 3スレ>>587
     そこは熱。  それはまさに熱気の塊だった。  あらゆる意味で華の街であるタマムシシティの地下に作られた、会員制の裏の姿の一つ。  中央にぽっかりとえぐられたフィールドを中心として、円形に階段状に作られた巨大な会場。  1000、2000のでは済まない数の人間が、その薄闇を埋め尽くすように、今か今かと待ち望んでいる。  ――そして、彼らの待つ宴が、今日もまた盛大に幕を開ける。  何かが弾ける音と共に、天井のあちこちから注がれるスポットライト。  中央のフィールド中央に設置された祭壇のようなものの上、薄闇の中にぽっかりと光の穴が開く。  そして、金髪の彼女が映し出された。 「れでぃぃいいいいいすッえんどっ! じぇんとるめぇぇぇんッ! お元気ですかッ!」  ――瞬間、怒号のような歓声が幕を上げた。  中央の祭壇で映し出されるのは、ボリュームのある金髪をツインテールに纏めたもえもん。  ラ...
  • 3スレ>>589
    「ますたー、ますたー」 わたしの後ろをてこてこと歩いていたイーブイが、ふとわたしのことを呼び止めた。 「なぁに? また何か見つけたの?」 「いえすですますたー。あれはなんですか?」 振り返り問いかけると、イーブイは茶色くて長い尻尾をぴこぴこ揺らしながら、右手にある、彼女の知らないなにかをつっと指差していた。 指の先に目線を送る。 「ああ――パラスのきのこかな。きっと何かの拍子で落としちゃったのよ」 「ぱらすさんのおきのこさんですか。拾ってきてもいいですか?」 「んー、ま、危ないものじゃないでしょうし、いいかな。転ばないように気をつけてね」 はい、と元気良く答えて、茶色くて長い耳をぴこぴこ揺らして走り出し、舗装道から草むらに出て、無造作に落っこちているそれを拾い上げる。 「ぷにぷにしてます! ぐったりしてます!」 高々と差し上げて、こちらにそれを見せ付ける。紫色基調の色合いに、どこか毒々しさ...
  • 3スレ>>513
    ※このSSには残酷な表現が含まれます、注意してご覧ください。 やぁ、君が図鑑作成を手伝ってくれるトレーナーだね?僕はハカセノ ジョウシュっていう名前なんだ、覚えておいてくれたまえ。 うん、オーキド博士の助手として今回の仕事に望んでいるんだけど、その仕事内容なんだがね…… どうやら新種の萌えもんが見つかったらしいんだ、それで君に捕獲をお願いしたいんだよ。 図鑑記載のためには論文として発表する必要があってね、6匹ほどよろしく頼むよ。 …… やぁ、さすが速かったね、これが新種萌えもんの 128か…… どれ、それじゃあ計測しようかな。 あ、君も興味あるなら手伝ってみるかい? なぁに、難しい事はないさ、ささ、一緒にやろうじゃないか! まずこの6匹の 128の中から形態的に最も 128らしいものを選ぶんだよ。 君ならどれだと思うね? …… なるほど、この3番目に捕まえた...
  • 3スレ>>510
    「マスター、そういえば言い忘れてました」 「あ? どした?」 愛用のエプロンを付けて鼻歌交じりに食器を洗っていたシャワーズが キッチンからひょこっと顔を出して言った。 「私の妹が今度、こっちに来るらしいです」 「……は?」 俺は片付けが落ち着いたシャワーズを座らせて話を聞く事にした。 ちなみにイワークはさきほど探してみたところ、俺のベッドですやすやと丸くなって 気持ちよさそうに寝ていた。 「妹ってのはどういうことだ? いつ来るんだ?」 「そういえば言ってませんでしたね」 いつものように柔らかな笑顔を見せるシャワーズだったが、はっきり言って俺は困惑していた。 今度の話は初耳どころの騒ぎじゃない。寝耳に水だったからだ。 「何よりもまず妹が居たかという話から聞いてなかったんだが」 俺はシャワーズが用意したコーヒーを口に流し込みながら尋ねた。 「ソイツ……お前の妹もじいさんの所に居るのか?」...
  • 3スレ>>554
     隻腕の指示による攻勢はまさに熾烈を極めた。 開始直後のハピナス撃墜から始まったこの試合も、終焉を迎える時が近い。 岩山と共に猛火に飲まれた九尾を距離を置き見つめるウィンディとブラッキー。 本来この技で沈まない相手はいない、しかし隻腕もその連れも緊張を解いていなかった。 ――― やはり、というのだろうか。 焔柱が収まり炎熱に炙られた岩山の横に立っていた狐。 ……あれだけの衝撃、さすがに無傷とはいかないか。 「痛かったわ、あんな無茶な事されたのは今日で3回目。」 乱れた髪を直し吐き捨てるように呟く狐。 「神速の世界は楽しめたか?」 挑発するように煽るウィンディ、しかし臨戦態勢のままである。 「えぇ、楽しかったわよ、けど2度とごめんだわ。」 こちらに向かって狐が手を振る。 「……あまり無茶は。」 俺は狐に煙草の箱を投げやる。 「どうも、けど加減なんか出来ないわ。...
  • 3スレ>>567
    天命のあるものというのは数奇な運命に巻き込まれる。 英雄と称されたりする人物は、大抵がこの天命を持っている。 もって生まれたのか授けられたのかは分からない。 別に自惚れるわけではないが、そういった意味で俺は天命のある人間なのだろう。 もしかしたらあの日、オーキド博士から貰った萌えもん図鑑は天啓だったのかもしれない。 俺の図鑑には伝説と呼ばれる萌えもんのデータが記載されている。 伝説というのはその名のとおり伝説だ。 通常はあり得ない。一人のトレーナーの下にそれらが集うなど。 だが、現実それは成った。 それは偶然か必然か……。俺にはよく分からない。 氷の麗鳥、雷の轟鳥。そして火の霊鳥。 そして、罪深い研究の末に生み出された、正しく一体しか存在しない萌えもん。 奇妙な事に俺もまた数奇な運命を巡り歩いてきた。 お月見山での遭遇から始まった、ロケット団との因縁。 タマムシ、ヤマブキでの決戦。そして、...
  • 3スレ>>560
    -+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+- りれーSS アーボ編 -+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+- 「お前が好きだ。」 ……はっ? 今、なんて? 「昔から……ずっと、お前のことが好きだったんだ。」 …なに、それ? あたしの事が…好き? 「…子供のときから、あの空き地で遊んでた。そんな時、俺と同じくらいの子がやってきて…」 そう、貴方との出会いは、"あの"空き地だった。 ……独りで寂しそうにしてたから思わずあたし、草むらから飛び出してしまった。 …子供だったとはいえ、ニンゲンの子に...
  • 3スレ>>541
    「おーいビリリダマ」 「何だ主よ?」  トレーナーが声のした方向を見ると、ビリリダマがいた? 「あーそっちにいた……のか?」 「どうした? そんな呆けた顔をして」 「ビリリダマだよな?」 「そうだが? 自分の仲間の顔もわからなくなったのか?   病院に行くなら付き合うが?」  さらりと痴呆と決めけたビリリダマ。 「いかねえよ!   戸惑ったのは、その格好のせいだ」 「どうだ似合うか?」 「似合うかって言われてもなぁ。  紛らわしいっていうのが始めに出てくる感想だ。  なんで、そんな格好なんだ?」  トレーナーが戸惑うのも無理はない。  いつもの服とは紅白が反対で、頭には白のニット帽を被っている。  見た目、完全にマルマインだ。 「私も女なのでな。おしゃれには気を使うのだ。  だが今は旅の最中、余計な服や装飾品は、荷物になって持ち歩けない。  そこで、仲間内で服の交換でもしてみよ...
  • 3スレ>>561
    あれくるううみのむこう そこにあるうみのどうくつに ひとりもおひめさまがいました おひめさまはずっとまっているのです じぶんをそとにつれだしてくれるおうじさまを・・・・・ カントーのとある場所、へそのいわ 今日もお姫様―ルギアは退屈していた 「あー…何か良いこと…主に王子様でも来ないかしら」 彼女の頭の中は、自分を連れ出してくれる王子様でいっぱい ちなみに、能力的にも立場的にも彼女はいつでも此処は出られるのであしからず 「こんにちは、今日…もヒマそうね」 「なんだ、カイオーガかぁ…」 「悪かったわね、男じゃなくて」 そんな彼女をいつも尋ねてくるのはカイオーガ 海を司る萌えもん同士の付き合いである 「男じゃないわ!王子様よ!」 「あーはいはい、そうだったわね」 「あぁ…いつか私を白馬の王子様が…」 「あぁ…残念ながらその白馬はポニータ…」 「エアロブラスト」 「帰りはど...
  • 3スレ>>500
    「さて、ご飯だ」 「そうですねぇ。それでは、よろしくお願いしますぅ」 「何を?」 「い~え~、ご飯を食べさせてもらおうと~。  この服、腕がだせないですぅ」  タマタマから進化したら、のんびりとした話し方になったな。  そんなこと思いながら、ナッシーの後ろに回ってみたら、袖がなかった。  後ろに組んでるのだろうと思ってたんだけど。なんだこの服? 「脱げばいいじゃん?」 「この下はぁ、下着だけなのでマスターがいいのなら~」 「やめろ……仕方ないなぁ」  夕飯を持って、ナッシーのそばへと行く。 「……あ、あーん」  うわっ恥ずかしっ! 「あーん」  こいつは、恥ずかしくないのか? 「ん~美味しいですぅ」 「いつもと同じ味だと思うけど?」  あまりに美味しそうに食べるんで、俺も食べてみたけど、いつもと同じ味。  いや、不味くはないぞ? でも、あんな美味しそうにするほどか? 「...
  • 3スレ>>534
    戻ってきた、博士の居る場所に 博士(以下、博)「もう戻ってきたのか、ずいぶんはや「はかせぇぇぇぇ」っと」 ロコン(以下ロ)「はかせ、はかせ、はかせ」 私は泣きながら、博士に飛びついていた 博士が私の頭を撫でてくれる、さっきまで怖かったのに だんだん気持ちが落ち着いてくる………博士たちが何か話してる でも私は…………眠く……… 目が覚めた、あれ、私は確か 外に出て…待つように言われて それから人が来て……… 思い出した、思い出してしまった 体が震えだす……怖い、怖いよ 博「起きたかい、ロコン」 ロ「はかせ……」 博「彼から聞いた、大変な思いをしたな」 そう言って博士は、頭を撫でてくれた 博士に頭を撫でてもらうと怖いのが薄れてくる それと同時に、ずっと撫でて欲しい気持ちが大きくなる 黒い人(以下黒)A「おはようございます、博士」 黒A「だいぶ落ち着いたようですね、これなら次の作戦もいけますね...
  • 3スレ>>503
    「う……」  腹部からくる痛みで目が覚めた。  目を開くと最初に真っ白な天井が見えた。待合室とは違う清潔な、それでいて無機質な純白。  周りに視線を送ってみると天井と同じ真っ白なベッドがいくつも並んでいた。どうやらここは    医務室のようだ。しばらく周りを眺めていたら1人の医師がやってきて説明してくれた。どうやら   シエラの『突進』をモロに受けて気絶してしまったらしい。時間にすると三十分程ということで   それほどの時間は経っていない。  一通りの説明の後、診断の結果を聞かされた腹部にアザができているとのこと。しばらくは安静に していなさいと釘を刺されてしまった。ちなみに、シエラの『突進』を一般トレーナーが受けたら 間違いなく死んでるよとは医師談。  「しかし、参ったなぁ……」  頭の後ろに手を回しながらボヤく。  現在昼過ぎ、というよりもむしろもう少しでおやつ...
  • 3スレ>>530
    ………… まぁ7年間無敗のチャンピオンだもんな、今まで自分の手持ちの戦闘不能のアナウンスなんざ聞いたことないか。 焦りが先にきてるね、まだ視野が狭い。 こちらのブラッキーがすでにサンドパンと交代してるのに気づいてないのなら…… こちらの思惑を悟られてないのなら、勝負はすでに決まった! 「御苦労さん、キングドラ」 「一つ完遂と……マスター、へまをするなよ?あのキュウコン思った以上に―」 「大丈夫、まだ予想の範疇だ。対応できるよ」 「ならかまわん」 キングドラを戻す。そんでお次は― 「ブラッキー、もう一回頼むわ」 「えぇ」 「んじゃサンドパン……俺のために散ってくれ」 「……てくれる?」 「ん?」 「これが終わったら……抱きしめてくれるかい?」 「終わったらな、今のところいい感じだ。この調子で崩してくぞ!」 ――――― キュウコンの手刀が空……、いや気配を切る...
  • 3スレ>>540
    フシギダネ リレーSS 「フシギダネ、蔓の鞭だ!」 「はい! え~い!」 ビシッ! 痛々しい音があたり一面に広がった。 と、同時にニビシティジムリーダー、タケシのイワークが倒れる音がした。 「うぅむ・・・君を見縊っていたようだ・・・」 フシギダネ(以下 フ)「・・・やった…勝った・・・!」 フ「ご主人さま! 勝った! 勝ったよ!」 トレーナー(以下 俺)「ああ、見事な戦いぶりだったよ! よく頑張った!」 ジムを後にして、もえもんセンターに向かった。 Inもえもんセンター イーブイ(以下 イ)「おめでとう! 良く頑張ったと思うよ!」 俺「本当、フシギダネはよく頑張ったよ」 フシギダネは「えへへ」と笑い、照れ臭そうに笑った。 俺「今日はもうゆっくり休んで、明日に備えよう」 フ「ふぇ? 明日はどうするんですか?」 イ「明日は、お月見山のふもとのもえもんセンターまで行くのよ」 ...
  • 3スレ>>569
    トキワシティのはずれ、チャンピオンロード入り口近くの池 グリーンは釣り糸を垂らして座り込み、暇そうにあくびをする その後方で彼のパートナーの一人、フーディンがその後ろ姿を眺めていた  「……またですか?」  「……………………」 背中に向かって問いかけるが、主は答えない。しかし否定もしない 旅をしているうちに、このキザな少年の無言は肯定の意であるとわかってきた 今、主は何をしているのか? 今日は出発前に  「チャンピオンロードに挑戦しよう」 と確かにパーティの萌えもん達に言っていた 入場のためのバッヂもとっくに揃えてしまっている。それに、この主が臆することなどあるわけがない そしてこの池に生息する萌えもんは全種類捕まえてあることを先日確認している それなのになぜ主・グリーンはさっさとセキエイ高原への入り口に足を踏み入れようとせず こんな町はずれの池で無為な時間を過ごしているのだろうか ...
  • 3スレ>>586
     『お料理』 「ねぇ、マスター? 今、私の手元にね、カレーとシチューのルーがあるの。どっち食べたい?」 「どっちでもいい」 「そう言う返答が一番困るんだけどな……あ、わかった、両方ね!」 「は?」「創作料理って初めてだけど、私、がんばる! マスター待っててね!」 「おい、ちょっとまて、フリーザー!」 「あの子さぁ……カタログ通りに作るのはすごく上手いんだけど、アレンジは壊滅的に駄目なんだよねぇ」  サンダーのポツリと零した言葉が、死刑宣告に聞こえた。 「マスター、出来たよー」  ごくり、と喉が鳴る。  俺は、今もの凄く緊張している。冷や汗がだらだら出てくる。萌えもんリーグに挑戦するときだってこんなに緊張しなかった。  恐い。すごく、キッチンに行くのが恐い。 「マスター?」  行かなければ……行かなければならない。  動け、動け足よ! 前に進むんだ!   「はぁ……」  一歩踏...
  • 3スレ>>538
    マスターの特性(小ネタ) 注意:小ネタです。    気分を害することがあるかもしれません。    もし自分に当てはまってしまっても私は責任を持ちません。(笑) ガーディ(以下ガ)「ねぇねぇ。僕達には皆特性があるけど人間にはないのかな?」 モルフォン(以下モ)「確か、人間には特性はなかったはずですが…。」 フリーザー(以下フ)「あら?でもダーリンを含めてトレーナたちは特性がありそうじゃない?            ほら、この前のトレーナーとか。」 以下回想 トレーナー(以下ト)「ひゃっほぅ。ぉ、そこにいるのはロリロリのピカチュウたんではないかー。            いざゲットじゃー。行くぞーものどもー。」 と言って逃げるピカチュウを人間とも思えないスピードで走るトレーナー。 ト「よしゲットじゃぁ。」と飛びつき電撃を食らうも ト「よしよし、恥ずかしがりやなんだ...
  • 3スレ>>577
    ホウオウ様の弱点はセールスです。 突然だが俺達は今、ホウオウが住んでいると言われる山に登っている。 この山は天然の萌えモン要塞のようになっていてほとんど人が近寄らない。 その頂上にホウオウがいるという情報を得た俺達はこうやって登ってきたわけなんだが…。 「やっぱ、まずったかなぁ。もう少し飛行タイプ連れてくるべきだったか…。」 人一人がぎりぎり足をかけれるかどうかのところを登ってきたのだが当然、萌えモンたちはそんな場所でもお構いなしに俺たちに攻撃を仕掛けてくる。 一匹、また一匹と気絶していき、今無事なのはフリーザー一匹だけになってしまった。 「サンダーとファイヤーは持ってきたほうが良かったな。」 そう言う俺の呟きに対し 「ふふふ、帰ったら構ってあげないとあの娘達置いていたれたって怒ってるわよ、ダーリン。」 「そうだな、ぉ、そろそろ頂上だ。」 山の頂上と思われる場...
  • 3スレ>>527
     『天を貫く塔の頂に座する女帝』  霧にでも隠れていたのか、今の今まで見つけることが出来なかった巨大建造物「そらのはしら」。  なんとなく登ってみたくなって、ボロボロの床に悪戦苦闘しながらも何とか頂上に着いた。  そして、頂上に居た萌えもんを見た瞬間、全身に電撃が走った。  その目つき、体つき、体から立ち上るオーラ。  その全てが、彼の理想通りの存在だった。  この位置からはわからないが、その体臭だってとても芳しい物に決まっている。 ――彼女は、僕の理想の人なのだから。  何もしていないのに息が上がる。ああ、彼女に触れたくて堪らない。 ――これは運命の出会いだ。そうに決まってる。  彼は歓びの余り、ある言葉を口にする。それはもう、手持ちの萌えもん達が引くぐらいに。 「じょ、女王様!」 「は?」  見知らぬ人物に、いきなり女王様と呼ばれた、彼曰く運命の人・レックウザは呆然としている。 ...
  • 3スレ>>568
       おつきみ山からニビシティにかけての道を、もえもんトレーナーが歩いている。  山越えをしてきたのか、どことなく疲労が見える。  顔には疲労だけではなく、数日振りに柔らかいベッドの上で眠ることができると、嬉しさも滲み出し始めていた。  やがて、土の道から舗装された道に変わったとき、どこからかゴンッという音が聞こえてきた。 「またか」  トレーナーは音に聞き覚えがあるのか、聞こえた音を不思議がらずに、慣れた様子で地面に耳を寄せる。  地面からは、しくしくと泣き声が。  トレーナーは、呆れながら地面に向かって話しかける。はたから見ると、ただの変人だ。 「ディグダ、何回頭ぶつけりゃ気が済むんだよ」 「痛いぃ、舗装された道嫌いぃ」  舗装された道の前、土の道からおでこを赤く腫らした涙目のディグダが現れた。  どうやら、舗装された道に気づかず、突っ込んだらしい。  しかも、今回が初めてでは...
  • 3スレ>>536
    少年には、ここがどこだか全くわからなかった。 辺りを見回してみる。 天井から床までびっしりとダクトが接続されている。 どうやら人工建造物内部のようだが…… 通気口から降りてきたのはよいものの、どうやら 大変なところに来てしまったらしい。 ――黒ずくめの集団がうじゃうじゃいやがる。…というかここ、地下だよな。 …少年の世にも珍しい潜伏大作戦の始まりである。 -+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+- 05 首都圏アンダーグラウンド ~地下帝國大潜伏作戦~(前編) -+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+- 事の発端は、少年一行がこれ...
  • 3スレ>>505
    ここはとあるビルの屋上 月の光に照らされ影が二つ 「ご主人様、今日は月がきれいですね。」 「ああ。満月だし、空に雲もかかってないしな。」 「私、こんなにきれいな月を見たのは初めてかもしれません。」 「そうなのか?」 「はい。前から月はきれいだなとは思っていましたが、今日は特にきれいに見える気がします・・・」 「そうか。」 「でも・・・」 「うん?」       ―-きっとご主人様と一緒にいるからきれいに見えるんですよ―― 「えっ?今なんて言った?」 「いいえ、なんでもないですよ?ご主人様。」 「そうなのか?」 「そうですよ。うふふっ。」 「・・・へんなやつ」 「ご主人様?何か言いましたか?」 「いいえ、何も?」 「あら、そうですか。ご主人様が言うならそうなんでしょうね。」 「・・・・・・・・・」...
  • 3スレ>>549
    前回のあらすじ 泥酔親父百害あって一利なし ひょんなことからまたマサラタウンに逆戻り、 なんかもう「お前は冒険に出られねーよwwww」って 神様に言われてるような気がしてきた・・・ フシギダネ「マサラタウンに帰ればきっとあの人も目が覚めてますよ。」 マスター「だといいんだけどな・・・」 まぁ町と町を往復する頃には流石に起きてるだろう・・ さて、麗しの故郷マサラタウンに到着ぅー(棒読み) 今日は壮大に時間を無駄遣いしてる気分だぜ・・・ 俺は早速目的のブツをオーキド研究所に持っていった。 ああよかった、相変わらず奥でどっしりと構えていらっしゃる マスター「博士ー」 オーキド「なんじゃ、また戻ってきたのか。      どーだい?わしのやった萌えもんは・・ マスター「素晴らしいの一言に尽きます」 オーキド「どれどれ・・・ほう、      だいぶなついたみたいだな?...
  • 3スレ>>539
    少年はその日、落ち着きがなかった。 朝、起きて皆と朝食を取っている時も何処か浮かない顔をして。 イーブイ達と散歩に行っている間もどこかきょろきょろと見回していて。 昼、食事の用意をしている間でも、危うく野菜炒めに醤油を一瓶入れそうになっていて。 「…マスター、今日はどうかされたんですか?」 「へ?」 午後3時、おやつの時間前になって、そこで初めてサンダーが尋ねた。 普段、物大人しくしている少年の相棒がそのおかしな様子に質問を投げかける。 「だって、今日は何だか、その…ほら、落ち着きがない、って言うか…」 「え…あー……いや、その、だな…」 「何処か、体調でも悪いんですか…? だったら、病院に…」 サンダーはそう言うと少年の方へと歩み寄り、そっと手を額に当てる。 「だ、大丈夫だって…」 「でも…」 少年は気恥ずかしさからか、サン...
  • 3スレ>>529
    日が落ちる海岸線。 二つの影が対峙していた。 「きゃーーー!!」 影は重なる。 「ぅぇっへっへうへぇうへっへっへ、はぁはぁ…」 一人は息を荒げ、どう見ても変態にしか見えない。 「ひ…や、こ、来ないで……!」 「うぇっへっへ、ひ、ひとでちゃん、ぱ、ぱんつ、何色?」 もう一人は、ヒトデマン。どうみても襲われているようにしか見えない。 「た…たたたた食ぁべちゃうんだなー!!」 ヒトデマン、まさに窮地。 「いやぁぁぁぁ!!誰か助けてーーーーー!!」 「待ちなさい!!」 「…!!だ、誰でぇ!?」 そこに現れたるや、謎の声。 海岸の堤防に、その姿はあった。 「弱者をいたぶる悪党は、この冷たき眼差しが許さない。 正義の名の下に舞い降りた"はかない"氷!冷血少女、ジュゴン!!」 シャキーン!!と決めポーズを決めるジュゴン。 「いたいけな少女を襲う悪漢よ、直ちに成敗してくれるわ!と...
  • 3スレ>>537
     吸い込むと清清しく、それでいてどこか体の中を焼かれるような純粋な空気。  澄み渡るように雲ひとつなく晴れ上がった青空。  ぽかぽかとした陽気日になりそうではあったが、時間が未だ午前であるせいか服が肌にまとわりつく事もなく、 涼しい風が通って、むしろ活動には最適な環境だった。  見渡せばほぼ濃緑一面、水しぶきもあげずに緩やかに流れる川以外の音は、時々聞こえる虫のさざめきのみ。  がくんと一人分の身長ほどの谷間があるその川には、橙色の球体二つが、清流に逆らわないように時々浮き沈みする。  その球体から繋がる、水の雫を垂れる糸。  それがくいくいと引っ張られるように水中に引き込まれる動作を見せると、逆に強い力によってあっという間に引き戻されて丘に揚がった。  同時に引っ張りあげられた小魚が、ゆんゆんと垂直に垂らされた糸を揺らす。 「……」 「小さいな、主」 「そうだな、逃がそう」  川の傍...
  • 3スレ>>545
    前回のあらすじ ルネッサンス情熱 料理対決・・・フシギバナたんの料理ははっきりいってうまい。 だが向こうはポケモンリーグお墨付きのプロだ。 この勝負、厳しい戦いになるだろう・・・ マスター「さて・・・料理の課題は?」 「・・・そっちで決めてくれ」 マスター「だそうだ。よしフシギバナ、得意料理はなんぞ?」 フシギバナ「え!?えと・・・オ・・オムライスです」 マスター「おk!じゃぁオムライスで!」 ギャラドス「せこいな!おい!」 マスター「悪いが勝ちにいかせてもらうぜ!」 キュウコン「はりきってるわねぇ」 フリーザー「・・・」 ハピナスたんゲットのため。勝ちにこだわりまくるぞ。 「申し訳有りませんが、こちらも負けるつもりはありませんよ?」 マスター「上等!」 フシギバナ「あの・・料理作るの私なんですが・・」 フーディン「既に話を聞いてないようです。...
  • 3スレ>>501
    「さて、イーブイよ。ここに我が家の愛犬。ガーディが居る」 「わふ?」 我らの母君がイーブイに何やら話しかけている。 今回は我が家の愛犬、ガーディも一緒らしい。 「ミッション内容はお使いだ。詳細はこの紙に書いてある。  頑張ってくれたまえ」 そう言って母君は幼児用の小さな背負いカバンに財布とメモを入れイーブイに背負わせた。 イーブイは初めてのお使い…と言う事で目をキラキラさせていた。 「ガーディはまだ幼い。喋れないかもしれないが道案内程度は出来る筈だ」 「わかったー! いってきまーす!」 そう元気に言うとガーディの首輪から繋がっているリードを持つ。 そのまま元気に我が家を出て行った。 「母君、コレは一体?」 流石に訳が判らなくなったので母君へと質問をしてみる。 何も言わずに母君はリモコンを操作し…。 『パンとジェームズ 〇使い大挑戦~♪』 ……志村〇物園ネタ? 大分、昔に終...
  • 3スレ>>528
     戦闘不能。 まっとうな公式試合でこのチャンピオンサイドにおいて初めて流れたアナウンスである。 ……或いはこの時、冷静に指示を下していれば。 まだこの紫煙のチャンプにも挽回の余地はあったのだろう。 実質、この瞬間に勝敗は決した、と隻腕のトレーナーも手記に綴っている。 ――― 濛々と立ち上る砂煙を背にキングドラは満足そうにため息をつき、 いつの間にかサンドパンと入れ替わっていたブラッキーと交代する。 私の眼前に対峙するは砂塵の爪姫と名高いサンドパン、 そして自らを高める技を持ち覇気を高め、他者の力をも増加させる黒の要塞ブラッキー。 どうやらその己の高まった力を相手に受け渡す技を持って砂塵の爪姫を強化した様だ。 「……狐。」 マスターの眼光は口よりも多くを語る。 ……加減する必要はないと、今は語りかけてくる。 「……仕方ないわね。」 軽く左手で虚空を撫ぜる。 そ...
  • 3スレ>>515
    前回のあらすじ。 国家権力氏ね やれやれ、ひどい目に遭った・・・ なんとかフシギダネたんも俺の事庇いたててくれ、 あの石頭な警官を説き伏せてくれた。 あやうく前科者になるところだったぜ。 マスター「はぁ・・・やれやれ」 フシギダネ「マスター、私のせいで・・ごめんなさい」 いやいやいやいやいや!流石にそんなわけはない。 冷静に考えてみれば、どう見ても変質者が 幼女にセクハラしてるようにしか見えなかったわけだ。 謝られるとすごく申し訳ない気持ちになる。 マスター「フシギダネは悪くないよ。      俺のやり方が悪かったんだ。      今度はなるべく人目の付かない所でな・・・」 フシギダネ「はーい。」 ああ、あそこまでやってまだ俺の事を信頼してくれてる・・ 俺はもう一生フシギダネたんを大切にするぞ!ゴルァ! なんにせよ以前の訓練で俺も倒れたわけだ(いろんな意味...
  • 3スレ>>890
    「座談会2nd 明けましておめでとうSP」 登場人物 200のひと・・・所謂、作者。(以下 作) トレーナー・・・作者の書くSSの主人公。男。マサラタウン出身。(以下 ト) リザード・・・トレーナーのパートナー。控えめな女の子。出身地不明。(以下 リ) ピカチュウ・・・素直な女の子。常磐(トキワ)の森出身。(以下 ピ) ユンゲラー・・・冷静な性格。24・25番道路出身。(以下4 ユ) シャワーズ・・・素直な性格。出身地不明。(以下 シ) コラッタ・・・無邪気な女の子。1番道路出身。(以下 コ)最近、すっかり見かけなくなったが・・・? 作「さて、皆さん!」 ト「新年!」 リ「明けまして!」 一同「「「「「「おめでとうございます!!!!!!!」」」」」」 ピ「今年も!」 シ「宜しく!」 ユ「・・・」 コ「お・・・おねがいします~!...
  • 5スレ>>559
    夜中の静かな宿泊施設の廊下を歩き、エレベーターに乗る。 どうやら負傷者たちの手当てなどは別の場所でやっているようだ。 別の建物に移動する渡り廊下を進み、リーグ本部へ。 フーディンがボールの中から、声をあげてきたのはその時だった。 『マスター、対策はあるのかい?』 「…正直言って、ない。ミュウツーの戦闘能力は距離や地形を全く選ばないタイプのものだ。  あらゆる距離で発動可能な念力と飛行能力。格闘戦能力はあまりなさそうだが、そもそも格闘をする必要性がないんだろう。  要するに、ミュウツーに死角はない。8人がかりでも勝ち目は薄いな」 『じゃあどーするんや。わざわざ死にに行く訳でもないやろ?』 「ああ」 話を聞いた限りで俺が思いつく手はたった一つ。 「さっき言ったとおり、奴は強力すぎる。だが、攻めこめる点はいくつかある。  一つに、アイツは知能はあるが知識がない――つまりはバカだ。長く封印...
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