萌えっこもんすたぁSS保管庫内検索 / 「4スレ>>196」で検索した結果

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  • 4スレ>>196
     初夏。太陽は次第にその力を増し、その恩恵を受けた木々はいっそう力強く葉を茂らせる。  ニビシティの周辺を囲む木々も青々と葉を茂らせ、夏の気配を漂わせ始めていた。  そんな中、ニビシティとトキワの森をつなぐ2番道路を進む影があった。  1つはまっすぐに伸ばした長い髪を水晶のような飾りでまとめた少女、  そしてもう1つは眼鏡をかけた青年だ。  少女は青年の半歩後ろを歩き、ある一点へと視線を注いでいる。  少女の視線の先、青年の後頭部にはひらひらと風になびくものがあった。  リボンのように見えるがいささか妙だ。  リボンにしては大きすぎるし、風が吹いていないのに動いている。 「なあ」  青年が声をかける。しかしその言葉は傍らを歩く少女ではなく、 「……そろそろ降りてくれないか? ファル」  リボン――青年の頭に乗っているバタフリーへと向けられていた。 ―――  キャタピーを仲間に加えてから...
  • 4スレ>>192
    眩しい。 目を閉じていても、瞼を貫いていく程の強烈な光が、 私の視界一杯に広がっている。 そして後方から、突如、 ドガッ――――― 轟音が響いた。 何の音かは分からない。 視界に光が広がってたのは7、8秒。 やがて目の前には、少し前に私が見ていた風景が広がる。 なんだか、光って何のこと?そんなのあったっけ?と、 あるようでないような、ないようであるような―――― ああ、まとめられない。でもそんな感触なんだ。 でも、光が放たれた前後では、明らかに様子が違っていた。 私も、私のマスターも、それに気づいていた。 マスターは後方を振り返った。 さっき、光と共に轟音が聞こえた方向を。 「・・・!イワーク!」 振り向きざまに叫ぶマスター。 視線の先には、傷だらけで、壁にもたれかかっているイワークがいた。 壁に激突したのか、イワークの周りの壁は崩れ、コンクリートが床に散乱している。 そしてマスター...
  • 4スレ>>193
     こんにちは。……はじめまして。わたしはヒトカゲ。もえっこもんすたぁの一種です。  ……あ、別にわたしに火が点いてるから『燃え』なんじゃないですよ? 『萌え』っていうらしいです。なんでかは、わたしもよく知りません。    もえっこもんすたぁ――ちぢめて、もえもん。  とかげもえもん、ヒトカゲ。    それが、いきものとしてのわたしの名前らしいです。しゅぞく? って言うんでしょうか。  本当はわたしにも同じ仲間がたくさんいるはずなんですけど……人の目からは、それがとても珍しく映るらしく、わたし以外を指して「ヒトカゲ」と呼んだ人を、わたしは見たことがありません。  なので、あんまり可愛くなくて個人的には些か不本意ですが、みなさんもわたしのことは「ヒトカゲ」って呼ぶといいと思います。  …………ひーちゃん、とか、可愛いと思うんですけど。    自己紹介はこれくらいでいいです...
  • 4スレ>>190
     研究レポート  課題「進化と成長の差異」  この研究を始めようと思ったきっかけを、述べておこうと思う。  ある日、私は公園で散歩していた。とそこに、子供たちが楽しそうに遊んでいる様子が目に入った。  また別の場所では、幼いもえもんたちが、日向ぼっこしている様子が目に入った。  そのとき、ふと思い立ったのだ。  子供は成長すると、姿が変わり大人になる。子供と大人では、容姿に違いがある。  もえもんは進化することによって、姿が変化する。進化前と進化後では、比べる必要もないほど、容姿が違う。  となるともえもんは、成長によって姿そのままに、人のように容姿に違いが出てくるのだろうか?  いままで、私はそういったことを聞いたことがない。ならばもえもんは、進化しないと姿そのままに、生きて死んでいくのか?  進化をしないもえもんもいて、子供と大人の体の大きさの違いは見たことがあるが、明確な顔つき...
  • 5スレ>>196
    今日はなんてったってバレンタインデー。 そこらへんの短パンこぞうさえソワソワしているのがわかる。 私はアブソルのためにチョコを作ると言ったら、 「あー、何だよーずるいなぁ」 あたしも作りたい、ということで。それじゃあ一緒に作ろうか。 ―実際さぁ、チョコ溶かして固めた程度じゃあ手作りって言えないよね 「そうだねー…じゃ、手作りはどんなの?」 ―んー、やっぱり素材から? 「カカオ栽培かよっ」 ―大事に大事に手入れしてさ 「カカオって苦いだけじゃない?」 ―そうだ、砂糖も作らなきゃ 「さとうー」 ―砂糖、砂糖、佐藤さん 「佐藤さん誰w」 ―佐藤さんは、サトウキビ栽培をしています 「ざわわ…ざわわ…ざわわ…」 ―広いっ… サトウキビっ… 畑はっ… 「はい、スルー」 ―しどいわ 「みるくちょこー」 ―ミルクも必要 「他にも色々ね…」 ―アブソルのみr 「あ゙ー自重しなさい!」 ―愛してます 「…は...
  • 5スレ>>19
     唐突だが今俺はある種の危機に瀕している。  俺の目の前には見るからにみすぼらしい萌えもんと呼ばれる生物が一体……いや、一人。  そのみすぼらしい萌えもんは物陰に隠れながら、恐ろしいものをみるような眼で俺を見つめている。  俺の両サイドには少々大きめのリュックサックと萌えもん達を収納し、持ち運ぶ為のアイテム、 モンスターボールと呼ばれる球状のカプセルが六つほど転がっている。  それらを一瞥した後再び物陰に隠れている萌えもんへと視線を移す。  隠れていた萌えもんは俺が視線を外していた間少し物陰から出ていたのだろう、 俺が視線を自分に向けたかと思うと同時に素早く物陰に隠れ、またおどおどとした視線で俺を見つめ返してきた。  その萌えもんの様子に軽く頭痛を覚えながら俺は今おかれた状況と、 相棒として頑張ってもらわねばならない萌えもんのあまりにも頼りない様子に、心の底から深い溜め息を吐いた。 ...
  • 5スレ>>199
    「せんせーどうぞー!」 「んー、どうもなー」 今日はバレンタインデーだ。うちの子たちからもチョコをもらうわけである。 しかしだな、いくらチロルチョコみたいなちっちゃいチョコばっかりでもちりも積もれば山となるわけで。 つまり食いきれるかわからんというわけだ。 さらに言うならランターンのやつだ。 「マスター、これどうぞ~」 「へ~、手作りかよ。上手いもんだよな~」 そう言って1つ口の中にほおばる。 ランターンが作ったのは生チョコレートで口の中でとろけるようだった。 「ん!こりゃ美味いや!」 「そういわれると作った方としてはうれしいですね~」 たしかに美味かったんだがこの後の一言。それがとても痛い。 「ホワイトデーは期待してますからね~。あ、あたしだけじゃなくて他の子からももらったらちゃんとお返ししてくださいよ~?」 ピシッ!っと俺は固まってしまった。 何を言ってるんだこいつはと。ここにすんで...
  • 5スレ>>193
    2月14日 バレンタイン 西暦269年、兵士の自由結婚禁止政策に反対したバレンタイン司教が、時のローマ皇帝の迫害により処刑された。 それから、この日がバレンタイン司教の記念日としてキリスト教の行事に加えられ、恋人たちの愛の誓いの日になった。 ヨーロッパでは、この日を「愛の日」として花やケーキ、カード等を贈る風習がある。 女性が男性にチョコレートを贈る習慣は日本独自のものである。 そして今日はその2月14日なのだ。 愛と夢と希望と憎悪と絶望と無関心の日である。 そして、この男はどれにも属さない。 一人の料理部の長として、自分の持つ全知全能を使いチョコを作るのだ。 この男が考えるバレンタインとはそういうものであり、欧米的だが女性にチョコをプレゼントするのだ。 男性にもあげていたがカミングアウトされたという噂になったのでそれはやめたようだ。 「ブツブツ・・・ブツ・・・ブツブツブツ・・...
  • 5スレ>>191
    あるトレーナーの家の話。 日めくりカレンダーが見せているのは、13の字。不吉な雰囲気だがそういうわけではない。 2月の13日。そう、バレンタインデーの前日だ。 バレンタインデーというと、女性達が年に数回とない気迫と根性を見せる日。 その戦いは前日より始まる。そう、彼女達も例外ではないのだ。 青い髪の少女が、楽しそうにチョコを混ぜる。その横では、紫の髪の少女が歌を口ずさんでいた。 「ひゃくごじゅういちのよろこび~♪ひゃくごじゅういちのゆめ~♪」 「え、何その歌?」 「めざせ萌えもんマスターですよ。有名じゃないですか、知らなかったんですか?」 「も、もちろん知ってるわよ!知ってて聞いたの!」 いやいや間違ってるよ、と突っ込む人はいない。 2人はあるトレーナーの萌えもんである。が、その飼い主は今外出中。 というより今日に限っては、紫の髪の少女―モルフォンのお願いで、外出してもらうことになって...
  • 4スレ>>115
    ※注意、今回はダイヤモンド・パールのネタが非常に多く混ざっています。  知らない人にもわかるように書いているつもりですがネタバレなどが嫌な方はご遠慮ください。 ピーンポーン♪ 陽気な昼下がり、コタツに入って皆でカルタをやっていた俺は不意に訪れた訪問に反応する。 「ん?なんだ。」 面倒くさそうにコタツから立ち上がり、札を読む役をフリーザーに任せドアを開ける。 「ちわー、毎度どうもキャモメ便です。」 ドアを開くといたのは一匹のキャモメだ。 荷物をくちばしに加えて飛ぶのをイメージして作られたと言うロゴをプリントされた服を着ている。 全国の荷物をどこへでも届けると言うのが売りのキャモメ便のキャモメだった。 俺は荷物を受け取り、判子を押した。 「確かにお渡しいたしました。またのご利用お待ちしております。」 そう言うとキャモメはさっさと飛び立ってしまった。 俺はドアを閉...
  • 4スレ>>126
    ガーーーーーーーーピンポン♪ 「5階、ドラックストアでございます。」 機械的なアナウンスがエレベーター内に響く。 俺達はエレベーターを降り、屋上へ続く階段へと向かう。 「お父たま、今の乗り物にもう一回乗りたいです。」 歩いている俺の服を引っ張ってもう一回をアピールするのはこの前生まれたばかりのトゲピーだ。 俺はトゲピーを抱きかかえると 「帰りも乗れるからその時にまたな。」 そう言って屋上の扉を開いた。 扉を開けると心地のよい風が流れ込んでくる。 「さて、あとはみんなの分のミックスオレを買うだけだ。」 そう言って自販機に向かい硬貨を投入する俺。 ピッ。 ガコンと言う音とともに一本のジュースが出てくる。 俺はそれをトゲピーに手渡す。 「ねー、お父たま、これはなんですか?」 缶を眺めながら受け取ったトゲピーが疑問の声を上げる。 俺は二度目のボタンを押しつつ 「それはミ...
  • 4スレ>>118
    替え歌kSYEF(ry)発案+パクリ~これでどうだろう?&暫定完成~ver1.21 もっとレベルを高めて 限界100まで 貴方だけが使える 嫁たちで 捕らえつくして 捕らえつくして 捕らえつくして 捕らえつくして 捕らえつくして やります!(ヤでも犯でも殺でも…) もっとレベルを高めて 限界100まで 貴方だけが使える 嫁たちで 捕らえつくして 本能 渦巻くさなかに 落ちていく 俺達 今宵だけの嫁 捕らえて 愛(め)でるわ アル晴レタ日ノ事 萌えもんの 世界が  限りなく 広がるの 不可能じゃないわ 明日また会うとき 萌えもんの ハミング 嫁達を 集めよう 簡単なんだよ こ・ん・な・の 追いかけてね 捕まえてみて 可愛い嫁&嫁 スキでしょ? カブトタン 俺の嫁 手を出すやつは 許さない カブトタン 俺の嫁 俺の嫁だよ あぁ どうしよう 高く振り上げたこの腕(えーふぃ! えー...
  • 4スレ>>157
    秘伝マシン4、かいりき。 この技を使えば筋力が増加し、重い石でも楽々動かせる。 戦闘でも相手に大ダメージを与えること間違いなし! こうげき力が十分あれば、の話だが。 ここは16番道路、サイクリングロード。 私達は次なるジム、ヤマブキジムへの戦力アップのためのレベル上げに来ていた。 右手に自転車のハンドル、左手にバトルサーチャーを持ち、次々と暴走族に喧嘩を・・・ ではなくて、萌えもん勝負を挑んでいるのはうちのマスター。 私、イワークはそんなマスターのパーティの一人として、共に行動している。 「そこの暴走族、萌えもん勝負がしたいと見た」 「ちょ・・・またお前かよ・・まあ、いいけどよ」 バトルサーチャーで反応が出た暴走族に片っ端から話しかけるマスター。 もうこの暴走族と戦うのは10回位になるだろうか。 さすがに何度も戦い、疲れたのか、それとも呆れているのか、暴走族は嫌な表情をして...
  • 4スレ>>179
    一日寝てたら熱も下がり、体調もよくなったようだ。 ベストコンディション、とまではいかないが荷物を届けるだけならこれでもできる。 …“なみのり”をやれと言われれば無理だが。 《だいじょうぶ?》 カラカラがこっちを見ながら聞いてくる。 「いやもともと君らのせいだけどね?」 意地悪くいってやる。 「そんな言い方ないじゃないですか~。これでも心配してたんですよ~?」 う、ランターンまで言ってくるか… 「わかったわかった、心配してくれてサンキューな」 言った途端に笑顔になる二人。 この笑顔を守れるなら俺はどんな苦労もいとわないだろう。 「まあ、とりあえず荷物を届けにいくぞ。その後は好きにしてていいからな」 二人に今日の予定を説明する。 二人は届けた後何をするか話してるみたいだ。 俺はジョーイさんに荷物を届ける人の場所を聞きに行くことにした。 「え~とその人の名前はわかりますか?」 「えっと、たしかカ...
  • 4スレ>>178
     春がきた。  夏をむかえた。  秋をみつけた。  冬がすぎた。  そしてまた春がきた。  そのストライクにとって、じんせいはそういうものでした。  他には何もありません。  憧れに近づいてくるニドリーノも。  敵対心に燃えるニドリーナも。  畏怖を抱いて震えるタマタマも。  ストライクにとって、そういう人はみんな石ころと一緒でした。  こんなことをきかれた気がします。誰かは、石ころだからいちいち覚えてません。  ―――きみはどうしてそんなに強いんだい?  ストライクは答えました。こうおぼえているから、こう言ったのでしょう。  ―――あなたたちはどうして弱いの?  石ころはそそくさと逃げた気がします。  そのストライクは、とてもとてもつよいお父さんとお母さんに恵まれました。  お父さんはサファリパークの主で。  お母さんは昔はジムリーダーのパートナーでした。  だから、その子どもがとても...
  • 4スレ>>187
     日が沈んで数時間の後、僕とニーナは野営の準備を開始した。  辺りは完全に真っ暗闇。必要分だけの明かりを灯し、テント、そして食事の支度。  ニーナが料理を、僕がテントを。  慣れた作業だから多少暗くても問題ない。手際よく、丁寧に。  杭を取り出していると、向こうの方からスパイスの匂いがしてきた。 「ニーナ」  話しかける。  声で呼びかけないと何故か反応してくれなくなった。  一度注意を向けさせるとノートでも話してくれるんだけど。  ……よく分からない。 「どうしました? マスター」 『今日は少し、量が多いね』 「はい、いつもより歩きましたしね。元気をつけないと」  確かにすこし歩きづらい道ばっかりだったし、思っているより疲れてるかも。  ……よし、テントが建った。  出来ればニーナの料理を手伝ってあげたいのだが、本人が嫌がるのでやれない。  何かすることはないだろうか、と考えてい...
  • 4スレ>>148
    『これも一つの接し方』  空には虹がかかり、その麓に島がある。そこは、さほど大きくもないどこかの無人島。  周囲には、海以外なにもなく、見えるのは空と雲、ときどき水を跳ねる魚ともえもんくらい。  普段は静かな島から、今日は音が響いている。生活音や話し声などではなく、破壊音。  音とともに稲光、炎の残滓、飛び散る氷片、吹き荒れる風に混じって舞う木屑などが、見える。  かれこれ三十分前から、続いている現象だ。  そんな島に、船が一隻近づいている。  船を下りた男は、にぎやかな様子に軽く驚きつつも、のんびりと荷物を下ろす。  四つのもえもんボールから、仲間を出した男は、少し話したあと、荷物の一部を持って歩き出す。  その方向は、騒音の中心地。  仲間たちは、それを見ても慌てず、砂浜で戯れたり、泳いだりと好き勝手遊びだした。  まるで危険なことなど、起こりはしないとわかっているかのようだ。 ...
  • 4スレ>>125
    「納得いったり、いかなかったりだな」  やることがなくて、暇つぶしにもえもん図鑑をいじくっていたトレーナー。  暇は潰れたようだが、表情ははれやかではない。  それを見て、仲間たちはなにがあったのかと、話しかけてくる。 「どうしたのさマスター」 「暇つぶしに、お前たちのステータスを見てたんだが、性格の部分で納得いったりいかなかったり」 「ふーん、例えば?」 「ルンパッパのようきは、ぴったりだな。これは納得いく」 「あいつら一族は、ようきとのうてんき以外似合いそうにないな。  おしなしいルンパッパなんか、いないんじゃないか?」  今も楽しそうに歌い踊るルンパッパを見て、全員が同じことを思った。  大人しくできるルンパッパを見つけたら、世界的な発見じゃなかろうか。 「ナゾノクサのさみしがりや。これも納得いく。  よく、くっついてくるし、いまだに一人じゃ寝られないし」 「それはマスターが...
  • 4スレ>>145
    「ヒトカゲ、秘密兵器の準備はいいな?」 「はいマスター」  自慢の爪を擦りあげる音でヒトカゲは応える。  目の前にはニビシティジムリーダー、タケシが仁王立ちで二人を見据えていた。 「まさかほのお萌えもんで挑戦してくる奴がいるとはな。  面白い、俺のいわ萌えもんの力を存分に味わっていけ!」 「属性優位に立ってるからってあまく見るなよ。いけ、ヒトカゲ!」 「はい!」  勢いよくバトルステージに飛び出すヒトカゲ。  元来臆病な彼女にとって、いわやみずといったほのお萌えもんの天敵に立ち向かうなど、 考えただけで足がすくんでしまう。  しかし、この時だけは違った。ヒトカゲのマスターが呟いた秘密兵器に自信をもっていた。  ―――これさえあればもう怖がることはない。  ―――わたしを選んでくれたマスターに強いところを見せてやる!  その気概は、ヒトカゲにある種の気迫すら持たせた。  それに胸躍らせたのか...
  • 4スレ>>170
     ようこそ、こんな山奥まで。  リーグ挑戦じゃなくて、ただ旅の途中で立ち寄っただけだとか。珍しい方ですねぇ。  ここはもえもんリーグ以外には、何もないところですから、立ち寄ってもあまり見学するところはありませんよ?  いろんな人に話を聞くだけでも楽しい? ああ、わかります、わかります。  ここは娯楽が乏しいですからね、誰かとの会話も娯楽の一つになってるんです。  それで、私の話も聞きたいと? 昔話、思い出話くらいしかできませんよ?  それでいい? そうですか。ちょっと待っててください。お茶を入れてきますから。  お待たせしました。  それでどんなことが聞きたいですか?  もえもんとトレーナーの話? そうですね、私もそれくらいしか話せませんから。  四十年も警備員をやっていますと、いろいろな人を見ます。  チャンピオンや四天王、挑戦者、職員、それにもえもんたち。  中には困った人もいました...
  • 4スレ>>124
    あたいは今、しー何とか号って船に忍び込んでる。 何でそんなことしてるかって? それは昔の話をしないとね……… 肩の傷がうずくからあまり話したくはないけど。 あたいたちザングース族と、ハブネーク族はとても仲が悪い。 これと言ったわけはないけど、見ただけでむかついてくるのさ。 にんげんたちはいでんしがどーこー言ってるけどむずかしい話はわかんないのさ。 で、ある日あたいが友達ときのみを集めてるとさ、 向こうからすらっとしたにんげんっぽい女が歩いてきたんだよ。 ほかのやつが見たらにんげんと間違うかもしれない。 けどあたいたちはすぐにわかったのさ。 「あいつ、ハブネークだな」 「どうする?」 「どうするってここはあたいたちザングースの土地よ!倒すに決まってるじゃないのさ!」 「まあちょっと待て。俺に考えがある。これをこーしてだな……」 「さすが兄貴なのさ!よーし!いくぞー!」 そう言ってあたいた...
  • 4スレ>>122
    世は世紀末。 暗雲立ち込める世界を今まさに魔王マルノーム率いるノミコメイヤーが占領しようとしていた。 夢を諦めかけた萌えもん達。 そんな彼らに、一筋の光が差し込む……! 光の中には5人の姿。 彼らは独特のポーズをとり、萌えもん達の前に現れたのだ。 「安心したまえ!我々がいる限り、奴等に世界は渡さない!!」 「あ、あなた達は一体……!」 「怪力戦隊、ハサムンジャー!!!」 ハサムンジャーレッド、ジザリガー! ハサムンジャーのリーダー! 勇気溢れる熱血漢!! 星型のバイザーに隠れた瞳は正義の光そのもの! そんな彼の口癖は「速さが足りないっ!」 でも彼はメンバーの中で一番速さがないのに気付いてないのだ!! ハサムンジャーオレンジ、キングラー! ジザリガーの幼馴染でよきパートナー! 非常に落ち着いている参謀的存在! 的確に指示を出すそのキレはチームの頭脳!! 万が一不利な場にお...
  • 4スレ>>185
    「…この娘、進化ってしました? サカキ様。」 「私も知らなかったぞ……。」 シルフカンパニー最上階、社長室にいる黒服の男達。 「まさか奴の萌えもんがこんな進化をするとは思わなかったな。……フフフ、これはいい収穫だ。」 彼等の目の前には1匹の萌えもんがいた。 全身を赤い鎧で包み、両手にハサミのようなものを装備した新種の萌えもん。その目には光すら宿らない。 「戻れ。」 男の指示と共に新種の萌えもんはボールの中へ吸い込まれていく。 「この萌えもん、どうします?」 「新種の萌えもんだから高く売れないことはない。だが、これは私のコレクションの中に入れて損はないだろう。」 「…………」 閉ざされた空間の中。赤き鎧の萌えもんはその場に佇む。 どこを見ているのかさえわからない、その無機質な目から涙を溢しながら…… ―――――――――――――――――――――――――――――――――――...
  • 4スレ>>155
    -+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+- 【萌えっ娘もんすたぁ Another Reason】 第一部 08 ヤマブキ大封鎖線 - 英傑、ここに集う - -+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+-+--+- 始まりは、唐突にやってきた。 それを告げた号砲は、街の一角の大規模な爆発。 合図にしては派手にして十分だった。たちまち街は混乱に陥った。人々は我先にと逃げ出そうとしたが、 各主要都市を繋ぐ関所は既に封鎖され、人の出入りは完全に不可能であった。 「何が……起こっている…。」 道場の扉を叩いて飛び出してきた女は、東西南北各所に置かれている関所に...
  • 4スレ>>182
    (`・_・)  こんにちは、萌えもんトレーナーのみなさん。私はミーティア。喫茶『岩山の華』に所属しているメタグロス種です。  ますたぁとの付き合いも長く、これでもみんなのおねーさん的存在なんですよ!  実は私、料理の腕は壊滅的で、デザートのパフェすら作ったらとんでもないことになります…  ですので、いつもはウェイトレスとしてのみ動いてます。  また、体力がありますので、買出しや、店で使用している湧き水を汲みに行くこともよくあります。  この物語は私が湧き水を汲みに行ったある日の出来事。いつものように私はますたぁに湧き水汲みを頼まれるところから始まります… ---2日目 ミーティアのおつかい---  「ミーティア、ちょいといいか?」  「はい?なんでしょうかー?」  客に水を注いできたミーティアに、マスターは言う。  「シフトまずったから水、汲みに行ってもらっていいか?」  店内をざ...
  • 4スレ>>101
    ◆前回までの主な登場人物とキーワード 青年:主人公。人間を探してタオと旅をしている。彼自身は人間ではないらしいが……? タオ:ヤミカラス。マスターのことが大好き。今回はずっとボールの中にいるため、ほぼ出番ナシ。 フリーザー:氷の司。精霊信仰的な意味での「神」に近い存在。 異形種:萌えもんのこと(一番変えちゃいけない気もしますが、やってしまった。反省はしていない) 〈PC〉:人間に快楽を与え続ける機械。モンスターボールの技術を人間に応用したものらしい。 治療器:ポケモンセンターに置いてあるアレ。正式名称が分からないので、暫定的にコレで。 モスクワ:シベリア鉄道の終着駅がある都市。 ルーマニア:東欧~中欧に位置する国。 ◆前回までのあらすじ モスクワに幼女はいなかった……! もうビリリダマでもいいかな、とか思い始める青年だったが、タオの存在を考慮して自重する。 モスクワでのハーレム実...
  • 4スレ>>154
    何の変哲もない一日になるはずだった。 そう思っていた、その時が来るまでは。 俺はヒロキ。タマムシ萌えもんセンターに勤務するしがない一職員だ。 ジョーイさんしかいないんじゃねってツッコミには別の機会に答えるとして、 その日の勤務が終わり、帰宅する途中だった。 「おい、あんた!」 切羽詰った、しかし大きくは無い声に急に呼び止められ、俺は振り返った。 振り返って、絶句。 俺を呼び止めたのは夜では見難い黒の上下に帽子、帽子には赤いRの文字。 そう、ロケット団だ。胸には何か、生き物?を抱きかかえている。 トレーナーでもない俺が萌えもんがらみの悪さに定評のあるロケット団に 恨みをかう機会などないはず。それもこれだけ切羽詰ってならなおさらだ。 返事の出来ずにいる俺にかまわず、ロケット団員はまくし立てる。 「あんた、萌えもんセンターの職員だろ!?」 勢いに気圧され、うなずくことしか出来ない。 「お願いだ...
  • 4スレ>>176
    「――突然ですがっ」 両手で机を叩き、声を上げるマスター(女)。 その行動に、先ほどまで和気藹々としゃべっていたもえもんたちは一斉に静まり返る。 「どうした? マスター」 6人の中で、唯一伝説もえもんではないリーフィアのフィルが口を開いた。 ほかの5人も口には出さないが怪訝な顔をしている。 それらを一通り見渡し――マスターはふぅ、とひとつため息をついて。 「もう来月からの食費がありません」 ――爆弾を投下した。 生き物は動くためには栄養が必要である。 栄養は、食事からとる必要がある。 つまり平均以上に動ける生き物は、平均以上の食事を必要とするのである。 まぁ、要するに。 伝説のもえもんを5人も連れていれば大量の食費が必要で。 「此処のところトレーナーから巻き上げる金もはした金だしー? 君らの食費をまかなえるだけの資産がもう無いのですよ、アンダースターン?」 背もた...
  • 4スレ>>129
     底冷えのするような、暗い洞穴の中。  削れて丸みを帯びた岩が作る小さな生簀のような水塊に、天井からぴちょん、と水滴が流れ落ちた。  奥の奥まで繋がった闇の中にぽっかりと空いた小さな穴、それを怪奇な自然現象だなどと考える必要はない。  何故ならそこは、玉座だから。  神聖ではあるが不可侵ではない、圧倒的な存在だからこそ、侵入者でもなく、此処まで訪れるゲストに対しては寛大だった。  永く永くその時間を漆黒と共に刻んできたその空間は、人の希望という希望を叩く永遠かと思われる闇の終点。  しかしそれも、所詮は振るい落し。  それを待ち受けるのは人智を圧倒的に超えた、生物というより存在そのもの。  尤もだからこそ、その玉座に訪れるゲストも、近づけずに断念する一流の冒険家達も、後を絶たないわけだったのだが。  そして彼も、そんな果敢で優秀なトレーナーの一人。 「……」  憔悴しきってぜいぜいと息...
  • 4スレ>>167
    (´・ω・)  やぁいらっしゃい。ここは萌えもん喫茶『岩山の華』だ。イワヤマトンネル10番道路側入り口に店舗を構えている。 萌えもん喫茶とは何か?それはその名の通り、従業員が萌えもんのみで構成されている喫茶店さ。全国各地にあるよ。  マスター(喫茶店でマスターって言うのか?)は僕、YOSHIOだ。人間だけどね。ここ『岩山の華』の萌えもん達のマスターでもあるよ。  うちの娘達は個性的でね、毎日を楽しく送らせてもらっているのさ。お客様に迷惑かけることもたまにあるけどね…。  そうそう、各物語には登場萌えもん紹介として写真と簡単な紹介を同時に貼付させてもらっている。 (迷惑な場合は言ってくれよ、自重するから。)  ほとんどの場合、紹介萌えもんはその日のシフトなんだが、僕の記録の都合上、結構少ない人数になっている。 だからそこに突っ込んではくれるなよ。  僕の営業録には、矛盾が生じていたり意味不明...
  • 4スレ>>189
    「ん・・・ふぁ・・・」 朝か・・・ 昼勤だったな、今何時だ・・・? 朝飯済ませてとっとと着替えて・・・ 仕事にいかないと・・昼にはリーフィアの様子見に・・・ ・・・・リーフィア? そこまでぼんやりと思考を回して、ようやく意識がはっきり し始めた。昨日の記憶が戻ってくる。 「そういや、アーボの毒針くらって・・・」 体を動かすとまだ節々が痛む。全身熱っぽくてだるい。だが、 動けないほどでは無い。 ひとまず体を起こし、そこで自分の寝ていた場所に気付く。 「病院か・・・あのあと、エリカさんたちが呼んだ  んだろうか。後でお礼を言わないと・・・」 ひとまず立ち上がり、服を直す。患者服に着替えさせられて いる。 部屋は個室で、ドアの向こうには人影。話し声も微かに 聞こえる。 「・・・?」 ゆっくりドアに近づいてみる・・・ 命の危険はもうないものの、決して軽いものではないと ヒロキの眠る病室を背に医...
  • 4スレ>>106
    *当作品に出演なさってる主人公とサンダーさんはスターシステム出演でございます。* *そのため設定などに微妙な変化があったりします。               * *尚、筆者は魔苦怒鳴●奴よりもこっちのほうが好きです。            * ・・・チラシ・・・ 品質・サービスこそがウインディーズのレシピです。 スーパーメガウインディーズ お肉の厚さが違います。 セットのドリンクM→L無料! ¥500 ニューイングランドクラムチャウダー みんなの大好物。冬季限定 セット価格に+50円でドリンクを クラムチャウだーに変更できます。 ¥240 ・・・・・・・・・ 旅をしててお腹が減ったので新しく進出したバーガーチェーン店。 その名もウインディーズバーガーに入る事にした。 あまりバーガー物を食べたことはないけどチラシをみて入ってみる気になった。 拾ったチラシ...
  • 4スレ>>162
    書いてたら前半だけ日記風後半違う形になったよ・・・ 自分でもやたら長いし読みづらいorz  二日目 ─イーブイを預けた次の日─ 勤務が朝からだったので、昼休みに様子を見に行った。 既に意識は戻ってきており、エリカさんの話では食事も取るし 話すことも出来るということだった。 ・・・ロケット団はほとんど男ばっかりだったんだろうか?イーブイ は女性であるエリカさんやジムトレーナーは平気でも自分は近寄る ことすら出来なかった。エリカさんたちや彼女らの萌えもんたちの 説得も効果なし。・・・ここまで怖がられるとさすがにへこむ。仕事柄 泣かすことは割りと多いけど(治療が嫌いな子を、であり変なことを してるわけではない、ここ重要)。 まぁ人間全体が嫌いって訳ではないことがわかっただけでもよしと するか。  五日目  勤務時間がシフトしたので、昼間は時間が出来た。 特に予定もないので、イーブイの様...
  • 4スレ>>174
    唐突に言うが、俺はポケモンオタクだ。 小学校の頃のポケットモンスターというゲームの存在が俺をこのような人間にしてしまった。 そのゲームにどっぷりと嵌り込んだ俺は、昼夜を惜しんでポケモンを育成した。 そのせいで学業のほうが真っ赤になってしまったのは、小さな犠牲だ。俺はそう割り切っている。 俺は戦術も研究した。 その時分の頃というものは、俗に言うフルアタ型ばかり育てる傾向にある。 しかも十万ボルトと雷を同時に覚えさせるなどの愚行も当然のようにやっている。 だが、俺は状態異常やステータス変化を駆使し、数多の友人を泣かしてきた。 リアルでの喧嘩沙汰になった事などは、両の手でも足りない。リアルの方は俺の惨敗であったが……。 そんな俺は、大人になる中でポケモンから離れる友人が多く居る中、全世代を制覇するに至った。 完全なダメ人間である事は言うまでも無い。 こういった経歴を持つ俺だから、必然として強いポ...
  • 4スレ>>113
    『スピアー』 それはバタフリー、アゲハント、ドクケイルと並び、非常に成長の早い萌えもんとされる。 優秀なトレーナーなら、数日の間にビードルから最終形態であるスピアーへと進化させられるし、たとえ野生下でも通常数週間、どれほど遅くとも一月の間には進化する。 その時間を越えても進化しないということは、極めて、稀。  異変は突然起きた。 木にぶら下がっていた一匹のコクーンの体が突如ぶるぶると震えだす。 「う・・うあ、あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・!」 体から起こる何かに翻弄されるかのように体が揺れ、ぎりっと歯を食いしばる。 そんな仲間の様子に異変を感じたのか、周りの他のコクーン達が異変の起きたコクーンへと体を向ける。しかし、その姿を見る目に困惑や恐れはない。むしろ期待や羨望に満ちた眼差しがそのコクーンへと向けられていた。 「うああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」 より甲高い...
  • 4スレ>>120
    『 雪が積もりました 』 プリン(以下略:プ)「うわーキレーイ!」 フシギソウ(以下略:フ)「うひゃー、周り全部真っ白だよ~」 ピカチュウ(以下略:ピ)「あっははははは!雪だらけだー!」 ニドリーナ(以下略:ニ)「ここまで白いと、何だか素敵ね…」 ガーディ(以下略:ガ)「ねえねえ、雪合戦しようよ~」 フ「いいよー!」 ピ「じゃあチーム分けはどうする?一人余っちゃうけど…」 ニ「じゃあ、私が審判になるわ」 プ「ありがとニドリーナ。チームはじゃんけんで決めよっか?」 ガ「そうだねー」 プ「それじゃあいくよ~? じゃーんけーん…」 ―――  一方その頃  ――― ヘタレトレーナー(以下略:へ)「あれ?スピアーはわかるけど、オニスズメは外で遊ばないの?」 オニスズメ(以下略:オ)「私だって寒いの苦手なんだよっ。             『ひこう』タイプ...
  • 4スレ>>161
      ‐温かい雪と氷の欠片‐ ④ 「…ろ……き………ひろ………き!」  声が聞こえる。  どうやら、誰かがヒロキを呼んでいるらしい。 (頼むから静かにしててくれ……今、とても眠いんだ……)  意識を逸らそうとするが、声は容赦なくヒロキの耳に届いてくる。  やがて、それが聞き覚えのある声であることに、彼は気付いた。 (そういえば……前もこんなことが……)  だが、思い出そうとすればするほど、記憶はぼやけていってしまう。  まあそんなことはどうでもいい。  今はただ、ひたすら眠い。 「こ、の……起きろと言ってるのが分からないのかい!!!」 「どぐはぁっ!?」  腹部に激痛が走り、ずっとまどろんでいたヒロキの意識が一気に現実に引き戻された。  反射的に体を起こし、その場でひどく咳き込む。 「げほっ、げほっ……な、なんなんだいったい……」 「やれやれ、やっとお目覚めかい?」 ...
  • 4スレ>>107
     黒白灰色、三原色と程遠い無色透明。  それでいて、チューリップ畑のように立ち並ぶそれらはどこまでも執拗な陰鬱さと纏わり付く不快感、そして決別。  手の届かないものを忘れないように、そして捕われないようにと、それらは造られる。  どこまでも無数の色彩を失くした色が土の下に眠る塔。  その塔に今、罰当たりとも言うべき場所を弁えない闖入者達が存在していた。  ……あるいは珍入者というべきか。  黒ずくめの服に真っ赤なRのロゴが刻まれたその姿が、墓の立ち並ぶたった一つの通路で階段を睨んで目を細くしながら、今か今かと時を待っていた。  それはある意味で悲壮な決意ではあったけれど。  彼は階段の奥の塗込められた灰色を見据えながら、たった十分前のやりとりを思い出していた。 ――いいか兄弟、我々は五人が連続で戦う戦法で敵に臨む。 ――クロバットを持つイサキが大将、副将と中堅を地道な戦闘力を持つ二人で固...
  • 4スレ>>110
    「うん、味付けはこれくらいでいいか」 「助けてマスター!」  昼食の準備をしていた少年のもとに、相棒の助けを呼ぶ声が聞こえてくる。 「チコリータ!」  声の聞こえてきたほうへ、少年は走る。  小枝や雑草を払いのけて、藪を突っ切ると、澄んだ泉が見えた。  その中央で、チコリータがバチャバチャと音を立てて、なんとか浮き上がろうとしている。 「マスター!」 「なんでいきなり溺れてんだ!?」  そう突っ込みながらも、少年は泉に入っていこうとする。  だが、それを邪魔するかのように、泉が眩しい光を放つ。  少年は、光に目が眩んで、思わず足を止めた。その間に、チコリータは泉の中に沈んでしまった。 「チコリータ!」  今ならまだ間に合うと、泉の中に入ろうとする少年。  そのとき、再び泉に変化が起きる。ぶくぶくと泉の底から、気泡が湧き上がり、それに合わせるように、影が徐々に水面へと上がってくる。  現れた...
  • 4スレ>>116
    注・さよなら絶望先生のパロディです。   息抜きにちょこちょこ書いたものなので手違いや勘違い、作者の勝手な解釈が混じってる可能性大です。   パロディに不快感を抱く方、少しの皮肉も耐えられない方は特に見ないほうが身のためです。   よろしい方はどうぞ。 なんたる萌えもんであることか! マタドガス「(ビクビク)」 私 みなさんに迷惑かけていませんか? ミニリュウ「おはよー」 マタドガス「おはよう」 ミニリュウ「ケホッ」 マタドガス「(ビク)やっぱり私くさい!?」 ミニリュウ「え? そんなことないよ?」 マタドガス「今、ケホって…!       迷惑にならないよう、離れてるから!」 ミニリュウ「ほんとうにだいじょうぶだよー?」 マタドガス「ごめんなさい! ごめんなさい!」 リザードン「んー?」 マタドガス「(ビク)もしかして私のガス、邪魔になってます!?」 リザードン「いや……別...
  • 1スレ>>193
    森の中、木々が開け小さい広場のような場所に彼女は居た。 彼女は、自分の身体を抱くようにして俯いている。 「私は、女になど生まれてこぬほうが良かったのだ・・」 ポツリと、震えた声で漏れた言葉。 彼女の顔は、今にも泣きそうなほど歪んでいた。 ―――――――――― 世界には数多くの萌もんが存在する。 その中でも、特に戦闘に特化したもの。 それが、彼女―ストライクと呼ばれる種族―であった。 ストライクには、力こそ全て、と考える独特な思考を持っている。 サファリパークの中で育った彼女にも、その思考はしっかりと根付いていた。 いくら人に管理されている環境であろうとも、争いは起こる。 食料なども早い者勝ちであったし、そのような状況にあれば、 そうした思考になるのは、仕方のないことかもしれないのだが。 ともかく、そうした思考を持った彼女は、筋力や速度で劣る女の体に不満を抱いた。 また、日々大きく...
  • 5スレ>>192
    2   まえがき                 うちのルギアが明るくなっていく場面です、温かい目でご覧ください        -----------------------------------------------------------------------             ~RELIVE~              ~青空~ ――ひとしきり俺に抱かれて泣き続けたあと、彼女は少し落ち着きを取り戻して俺にこう聞いてきた ルギア「本当は・・・・・・あなたみたいな人がいて欲しいって思ってた・・・ずっと期待してた     ・・・でも・・・叶わないと思ってあきらめようとしてた・・・恐かったから・・・だから・・・ここにいたの・...
  • 5スレ>>198(3)
    ・『はっぴーはっぴーチョコレート』 いわーく「こんばんは、いわーくです 今日は待ちに待ったヴァレンタインよ      バレンタイン、本来はチョコに限ったわけではなく思いを告げたい      又は愛する人に日ごろの感謝を込めて花などをプレゼントするイベント      この国ではいつからかチョコレートメーカーがバレンタインは      チョコをプレゼントしよう!という名目でCMを行ったところ国民に定着      現在に至るのよ・・・いいじゃないの、メーカーの思惑に乗ってしまっても      皆割と楽しんでるんし、チョコもらえる人とプレゼントする人は・・・      もらえない人・・?わたしが義理愛テレパシー送っとくから受け取って      さて前置きはこれくらいにしてみんなのヴァレンタインを見ることにしましょうか      ・・・百合枠は面白くなさそうだから却下ね」 くらぶ 「え、ちょ省略...
  • 5スレ>>195(3)
    ここは何処にでもありそうな洋菓子店。 しかし、この店は普通の洋菓子店と少しだけ違っていた。 その洋菓子店は"萌ッ娘洋菓子店"と呼ばれ、  その店の洋菓子は萌えもん達が作り、萌えもん達が販売しているだ。 「そろそろ、時期ですねぇ」 店の奥カウンターには喫茶店のマスターが着る様な服を着た人が立っていた。 顔は中性的で背丈は男性にしては低く女性にしては少し高いぐらい。 この店は洋菓子店だが、店の中でも洋菓子を楽しめる様に奥には喫茶スペースもあった。 「マスター、手が動いていませんよ。  口を動かす前に手を動かしてください」 「ああ、判ったよ。マッスグマ」 マスターと呼ばれた人はウェイトレスの格好をしたマッスグマに注意されていた。 ウェイトレスの格好をしたマッスグマはマスターの手持ち萌えもんの1人で、 この店のフロアチーフを担って居る萌えもんである。 「それで、何が...
  • 5スレ>>195(1)
    「あにうえ~、これ~」 「ん? イーブイでは無いか? それは?」 「ぷれぜんと~」 「ふむ?」 我が炬燵でテレビを見ているとイーブイが、 プレゼントの箱を持って現れた。 その持って来た箱とやらを貰えるらしい。 母君からでは無いので素直に受け取る。 一度、母君からの(悪意の篭った)プレゼントで………((((゚Д゚;)))) …思い出すのも恐ろしい。 「? あにうえー?」 「い、いや、何でも無いアルヨ!? 開けてもいいナリか?!」 「うん!」 我のドモリを気にせずに我の質問に答えてくれる。 本人からの許可も出た事だし、微妙に震える手でプレゼントを開封して行く。 「ん? チョコレート?」 「うんー」 『今日はバレンタインデー♪ 彼に手作りチョコをプレゼントしましょう♪』 「ああ、そうであったな。そんな日であったか」 一瞬、『何故』と思ったが点けっ放しにしていたテレビの音に合点が行った。...
  • 5スレ>>198(2)
    ・ヴァレンタインイブ いわーく「さあ日付的にヴァレンタイン明日に迫ってきたし      みんなでちゃっちゃか作るわよー」 一同「おー!」 なっしー「うーん、おぞましいほどの量のチョコ用意したんだね」 いわーく「わたし達の分作り終わったらご近所さんにも配るからね      まだ材料のチョコ買ってない人用に      こういうイベントはみんなでやらないと」 ねんどーる「うん、みんな一緒がいいもんね」 ごろーにゃ「あ、はじめましてくらぶさん       かにクリームコロッケ美味しかったです」 くらぶ「・・・今日は食べないでね」 いわーく「さすがに蟹入りチョコは無いわね・・・      って師匠なんでいるんですか?」 れっくうざ「みるたんくから聞いてのう       まったく人をのけ者にしようとしおって、まだ乙女だというのに」 いわーく「それはないわ・・・ってやめて舞こわいやめて」 れっく...
  • 5スレ>>198(1)
    『奥様はごろーにゃ第一話 ある日の風景』 カントーちほうのある地区の一軒家 そこに仲のよい夫婦が暮らしておりました ひかえめな性格だけど旦那さま一筋の可愛い若奥様 周りに振り回されっぱなしな旦那さま 一見よくいる夫婦です ただ1つだけ変わっているところ、それは・・・奥様はごろーにゃだったのです 今日もお隣さんが引き起こす騒動に巻き込まれながらも仲良し夫婦の一日が始まりました ・『ある朝の風景』 ああ、目の前が暗い・・・時間的には朝なのに そしてこの感触、間違いないな ごろーにゃ「はふ・・・んん・・はえ?  きゃ、旦那さま!」 自分   「おはよう・・・」 自分の可愛い嫁さん、ごろーにゃが顔の上にのしかかっていたのだ ごろーにゃ「お、おはようございます旦那さま・・」 自分   「小足見てからのしかかり余裕でした」 ごろーにゃ「うー、御免なさい 私また寝てる...
  • 5スレ>>195(2)
    俺は旅をしていた。 話せば長くなるが、妹の病気を治す為に『薬草』を求めて。 1冊の本だけが手がかりだったが、終に薬草を手に入れられた。 唯一の手がかりであった本は正確であり、妹の病気は治った。 「何を黄昏ておる、人間」 「ん? サンダーか。バトルしてたんじゃないのか?」 「お客様にはご丁寧にお引取り願ったわよ」 「フリーザーも居たのか」 振り返るとそこにはサンダーとフリーザーが居た。 お客様…と言うか相変わらずやってくるバトル希望者を撃退してくれていたのだが。 俺はコイツらのマスターでありながらこうしてバルコニーから様子を見ているだけである。 「居ては悪かったかしら?」 「いや、そう言う訳じゃ無いんだが」 「そ? ならいいわ」 「何か用事か?」 「え? あ、いや、用…と言う程の事じゃ無いわ――」 フリーザーがもじもじと何か言い難そうな感じで話掛けて来た。 隠していると言う感じでは無...
  • 3スレ>>119
    私はエーフィ。 イーブイ八姉妹の長女。 マスターが用で家にいないときはこうして私が他の妹達の面倒を見てるの。 いたずら大好き・問題起しまくりの子達だから世話がやけるわ…… ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― えーふぃ!えーふぃ!助けてえーふぃ! 早速誰かが呼んでる。 この声は、六女のリーフィアからだわ。 早く行ってあげないと。 「どうしたn……って、何で蔓に絡まってるの……?」 「えへへ、新技でつるのムチ練習してたらうまくいかなくて。」 モノの見事に蔓に絡め取られてるじゃない。しかも宙吊りってどういう事? 「もう、仕方ないわねぇ…」 とりあえず上に引き上げて……っと。 「はい、これでほどけたわよ。」 「えへへ、ありがと。」 リーフィアにはつるのムチは向いてなさそうね。今度マスターに進言しよう…… ―――――――――...
  • 3スレ>>15
    「外食ですー、ご主人様、楽しみですね」  俺とベトベターは手早く昼食を済ませる為にファストフード店に入った。  ……しかし、外食にするだけでこうも喜ばれると。  嬉しい反面悲しい。  ……俺の飯、不味いのかなぁ。 「あんまりはしゃぐなよ、まわりに人が居るのを忘れるな」 「はいご主人様。でも、楽しみで楽しみで」  やはりコイツの笑顔には弱い。  ファストフードなんて初めてどころじゃないのに俺も楽しみになってきてしまった。  ……癒し系?  おっと、ブザーが鳴ったぞ。 「んじゃ、ちょいとそこで待ってろ。持ってくるから」 「はい。いってらっしゃいですご主人様」  ほんの数メートルもないっつーのに、大げさだなぁ。  ……だめだ、俺今すっげぇニヤついてる。  一週間の内にべっとべとにされてしまったと言うことか。  ……字面で見ると汚いな。  商品を受け取り、ベトベターの元へと戻る。 「ほら、これがお...
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