萌えっこもんすたぁSS保管庫内検索 / 「5スレ>>635-4」で検索した結果

検索 :
  • 5スレ>>635-4
     宿の一室。  非常にゆったりとした時間の流れる部屋。  先ほど姿を見せたかぼちゃのベトベターがそれを乱した唯一だった。  窓からのぞく空は、夕日を赤を失い始め、夜に染まり始めていた。 「ますたー」 「なんだ……?」  ちょこんと正座でテレビに目を向けていたズバットが、青年に話しかけた。 「お菓子、余ってしまいましたね」 「そうだな。少なめに見積もったつもりだったんだけどなぁ」 「何しろ一人しか来ませんでしたから」 「まぁ下手に多く買って処分に困ることは避けられたし、いいとするか」 「残りは三つですから、ボクとますたーで一個ずつ……残りはどうしましょう」 「……食べたければ食べてくれ」 「! そうです。今日はハロウィンです」 「そりゃ……そうだが?」 「ではますたー。トリックオアトリート」  呪文ひとつで部屋の空気ががらりと変わる。  魔法のように。  のんびりと平和な空気は一変し...
  • 5スレ>>635-3
     数時間も前の話。  宿の受付にて。  恰幅のよいひげの主人が、宿帳に俺たち三人の名前を記入しながらボソリと呟いた。 「あぁそうだ。この町はハロウィンが名物なんでな、旅人のところに来るかは知らんが、いくつか用意をしておいたほうがいいぞ」 「ハロウィン……? いつ行われるんですか?」 「今日だ。日付も知らんのか?」 「……ハロウィンってなじみ薄いですから」 「他所の町はそんなものか……。よし、これでいいか?」  宿帳の名前を見せられる。  俺、べとべたぁ、ふりぃざぁの三人分。  それと……俺たち以外には二組泊まってるみたいだ。 「大丈夫です。一晩お世話になります」 「ほらよ、鍵だ。なくすんじゃねぇぞー」  合鍵はねぇからな、はっはっはー。  なんて豪快に笑う主人をスルーして、俺たちは荷物を下ろしに部屋へ向かう。 「お菓子の準備か……どうする?」 「たべるです!」 「だまるんだべとべ...
  • 5スレ>>635-1
     来る十月三十一日。  日本に住む人間には馴染みの薄い、ハロウィーンな日である。  そんなことを言う俺も、ついさっき宿で知らされなければ気付かなかったに違いない。 「トリックオアトリート!」  時折聞こえる子供の元気な声。  家から出てきた子供はそれぞれ狼男や魔女の衣装に身を包み、わいわいと騒ぎながら別の家へと走って行った。  もちろん、俺の腕にぶらさがってる食欲の権化べとべたぁが、子供たちの手に握られていた袋に気がつかないはずがない。 「あ、あれはなんですかごしゅじんさまっ! おかし! おかしもらってます!」 「あーうん。そうだな。貰ってるな」 「わたしもほしいですっ! もらってくるです!」  こういう時になると信じられない速度が出るのがこのべとべたぁ。  しゅたっと腕から離れて、瞬く間に先ほど子供たちの出てきた家へと駆け出した。 「ちょーっと待ったぁー!!」 「ごしゅじんさま...
  • 5スレ>>635-2
     俺がべとべたぁに教えたのは二つ。  かぼちゃをかぶったままにしておくこと。  トリックオアトリート、という呪文を唱えること。  出来れば由来とかそういうところも教えたかったんだけど、知らないし。  何よりべとべたぁが興味ないこと教えて萎えさせても可哀そうだ。 「とり、くお、あとりーと」  町全体がハロウィンムードのようなので、フリーズな事件は起きないと思うけど、一応俺も同伴。  ふりぃざぁの凹み状態も長くは続かず、それどころかなぜか嬉しそうな表情になって、宿に戻っていった。 「違う。トリック、オア、トリート」  ともあれ、まずはどの家に行こうかと思っているのだけれど……。  人の家にお邪魔する、というのが民族的に苦手である。  誰かが入って行ったところに入ればいいかな……。(民族的 「とりっ、くおっ、あとりーとっ」  で、さっきからべとべたぁの間違いをただそうとするも、直る気...
  • 5スレ>>63
    オーキド博士の研究所で起きた珍事件。 ゼニガメが入っていたと思われる萌えもんボール――モンスターボールと言ったら訂正された――が、 光の粒子となって、俺のバッグに入り込んだのだ。 そして、俺のバッグに現れた一つの萌えもんボールから、美少女が飛び出したのだ。 どこのギャルゲーだ? ---------- 少女が現れた瞬間、時計の針の動きが止まった。 いや、正確には一秒が何十秒にも感じられたのだ。 何で? が頭の中を飛び交う中、必死に思考を纏め上げ、 「ってか、誰だお前!」 ビシッと美少女を指差し、当然の疑問をぶつけた。 半ば――いや八分九分で予想はつくのではあるが……。 青く短い髪を冠し、目元はきりりと吊り上がっているが、目元の大きさが愛嬌を誘っている。 そして何より特徴的なのが、腋に抱えた二門の大筒。 この世界の萌えもんという生命がポケモンとリンクしている事も踏まえると、答えは一つし...
  • 5スレ>>634
               番外編       ~とあるサカキ様の一日~    ピピピ・・・   サカキ「朝か…」    時計の針は7時をさしている    ガチャッ  ガルーラ「あ、サカキ様おはようございます。」   サカキ「おはよう。いつもすまんな。」  ガルーラ「いいえ。炊事、家事、洗濯はわたしに任せてください!」  サイドン「サカキ様、新聞です。」   サカキ「ありがとう。」  サカキが渡された新聞の一面には、『ロケット団、シルフと提携へ』と大きく書かれている  サイドン「シルフの一件ようやく治まりそうですな。」   サカキ「ああ。しかし、シルフには大きな被害や迷惑をかけてしまった。」  ガルーラ「これからよくしていくのですからもっと前向きにいきましょう!はい、朝食のフレンチ・トーストです♪」   サカキ「そうだな…」  今サカキがリーダーをしているロケット団は萌えもんと人間...
  • 5スレ>>632
    ※どうも、零です。 新しいのです。きっかけがマンダに惚れたからっていう大変ノープランな新しいのです。 あまりストーリー性は持たすことなく、少々の設定を元に書きたいものを書く、1話完結型仕様だと思います。 とりあえず第一話。 お暇があれば是非どうぞ。 --*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--        たまちゃんはどらごん☆すれいやー #いち           たまちゃんときんぐとボクとご飯 --*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*-- ― ――― ――――― 憧れて、夢見て、ワクワクして。 想えば想う...
  • 5スレ>>631
     ???「そろそろ彼らがこのジムに来るわよ。」  ???「どうするんです?」  ???「もちろんバトルするわ。」  ???「結果がわかっていても?」  ???「ええ、わかっていても・・・」      タマムシ萌えセン休憩所  イズナ「リュウキ早く支度しろよ~」 リュウキ「焦らすな!この弁当を入れたら終わりだ。」 ヴァリス「ダーリン早く~」 リュウキ「よし!できた!」  ムサシ「殿!遅いでござる。」 リュウキ「悪い悪い。」    俺たちはこれからヤマブキへジムに挑みにいくところだ。サイムといずもさん?俺達の手に負えるものじゃない。   そのかわり、『今できることをしよう』とのことでバッチ集めをすることになった。 リュウキ「それにしても、大きい街だな~」  イズナ「おいおい、一回来たことあるだろう。」 リュウキ「あのときは非常事態で周りなんかほとんど見てねぇよ。」 ヴァリス「ここにわたし...
  • 5スレ>>639
           ヤマブキ萌えもんセンター  ジョーイ「あなた達!萌えもんに無茶させすぎです!」 リュウキ&ナツメ「「すみません…」」  ジョーイ「そもそも、フーディンさんあなたもあなたです!無茶することをわかっていたのに!!」 フーディン「いヤ、若かりし頃の情熱ガ…」  ジョーイ「言い訳は聞きません!!」  リュウキ(ここのジョーイさんトキワにいたジョーイさんと同じくらいの迫力だな…)  ジョーイ「ちょっとリュウキさん聞いてますか?」  リュウキ「はいぃぃぃ!!」  しっかり30分しぼられました…orz  ジョーイ「いいですか、ムサシさんとフーディンさんは最低でもあと1時間は回復にかかります。」 リュウキ&ナツメ「「はい、よろしくお願いします!!」」  ジョーイ「よろしい!」  リュウキ「しかし、1時間どうしようかな、ムサシを置いてはいけないし…」   ナツメ「ならジムの隣にある道場...
  • 5スレ>>633
    とりあえず、現在トキワの森にきております。 「うう~、じめじめするよぅ~」 「これくらい我慢しろ」 「そのとおりですホウオウさん、このくらい我慢しなければその名が泣きますよ」 姉さんはサンにたしなめられている。 「それにしても暗いものだね。」 「炎系が二人いるからこれでも明るいほうだと思いますよ。」 そうオワタッコとフラムが話している。 「フラムが照らしてくれてるおかげでだいぶ楽に進めるしな。」 道中のトレーナーをなぎ払って進んでいく。 サンとオワタッコもかなり強いらしく、 オワタッコにいたっては虫タイプ相手ですらごり押しで勝負を決めてしまう。 「・・・む。またトレーナーのようですね。僕が相手をします」 「がんばれ~フラム君~」 「さて・・・手加減なしですよ?」 おいおい、相手のガキがおびえてるぞ。 ********************************************...
  • 2スレ>>635
    ※二枚貝etcシリーズを見ていないと意味不明のターン  各もえもん登場作品数早並べ ピカチュウ 7 キュウコン 7 フリーザー 6 フシギソウ 6 ギャラドス 6 レアコイル 6 フシギバナ 5 ライチュウ 5 サンド   5 サンドパン 4 ラプラス  4 ハクリュー 4 ミュウツー 4 イーブイ  4 オニドリル 4 ロコン   4 スピアー  4 ギャロップ 3 マンキー  3 パルシェン 3 フーディン 3 プリン   3 ※ 短すぎて個体識別が意味なさそうな小ネタは省きます ※ 世界観を引き継いでいると思われるもえもんは一つとカウントします ※ 歌ネタは1でカウント ※ カウント間違いはスルー推奨、更新12/13 22 00 「という結果が出たわけですけど」 「……ピカチュウとキュウコン氏ね……?」 「おい、クラゲ」 「……人気者は妬まれる運命なの……。今度ボ...
  • 5スレ>>637
    ※どうも、零です。 2話目ですよ、一気に人物増えてってわかりづらさMAXですよ。 1、2話目はしょうがないんだ……しょうがない……。 お暇があれば是非どうぞ。 --*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--        たまちゃんはどらごん☆すれいやー #に           やくもさんとフランさんとフワラさんと憧れ --*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*-- 特にやることもない、 それならば鍛練の一つでもするべきなのだが、そんな気力もない、ポーッとした朝の一時。 ゴーストタイプ持ちであることも手伝って、一...
  • 5スレ>>636
    カボチャ頭の2人は言いました。 「金を出せ!!」 そう、今日はハロウィンです。 「ねぇ、マスター、まだなんですか~?」 ふわふわと浮いているゴースが小声でそう問いかけてきた。 なぜ小声かというとここが銀行だからだ。 ハロウィンのことなどすっかり忘れていた僕は、少し前にゴースに言われて、ようやく今日がハロウィンだと思いだした。 しかし、ハロウィンをみんなで存分に楽しむためには手持ちのお金だけでは足りないと思い、時間ぎりぎりに銀行にやってきたのだった。 きっと待つのに飽きてしまったんだろう。 そういえば、僕も子供のころは銀行で待つのが苦手だったな。と思いだす。 騒いではいけない雰囲気だからジッとしていようと思うんだけど、そうすると余計に時間が長く感じるんだよな。とか考えつつ 「受付は終わったからもう少しだよ。」 と答える。 そんな答えを聞いても退屈なのが変わるわけはなく不満そうな顔のゴ...
  • 5スレ>>630
    俺は今、超極秘の荷物を持って廊下を歩いている。 目的地は俺の部屋だ。 そこには、この超極秘の荷物を渡す相手が待っている。 ん? 超極秘の荷物を運ぶ俺は誰かって? そうだなここでは俺のことはロケット団員Bと言っておこう。 そして、相手はそうだなロケット団員Aでいいだろう。 さぁ、もう部屋に着くぞ。 部屋に入ったらルームメイトであり今回の荷物を渡す相手のAがゲームをして暇をつぶしていた。 「よう、A戻ったぞ」 「お帰り、映画は楽しかったか?」 「おうよ、バリバリ楽しめたぜ!」 「そうか、例の物は?」 「ああ、これにはいってる、劇場版ポケ。○モンスター映画館放送限定配布モンスター、ミュウだ!」 「よし、さっそく交換といこうか」 「OK」 (団員○○モン交換中)チャンチャンチャララ~ン 「交換完了、ついでに対戦でもしないか?」 「了解だ、3対3でいいな」 「OKだぜ!」 (団員ポ○○ン対戦...
  • 5スレ>>665
    始めに ・これは200のひと(以下 作者)がひなさんのラジオに登場するキャラクター、 テニアさんフェレアさんを作者がかいたらどうなるかを書いてみた物です。 ・基本的なキャラ設定はひなさんのキャラ設定を拝借していますが、 作者の技量不足により再現できてない部分が多々あります。申し訳ございません…… ・「キャラが違いすぎる!」「この言い回しは変だろう」 ……等の意見がありましたら、遠慮無く意見下さい。 ・こんな駄目な作者の突拍子もない企画に快く許可してくれたひなさん。本当に有難うございます! そしてこんな駄目な文でこめんなさい! テニア「テニアと!」フェレア「フェレアの!」 「「萌えもん!何でもラジオっ!!」」  テニア「はい、始まりました『萌えもん何でもラジオ』!パーソナリティーは私サンドパンことテニアとっ!」 フェレア「オオタチこと、フェレアがお送りす...
  • 1スレ>>63
    第一話 ラプラス編 「ガール・ミーツ・ワールド」 私は自分の名前を知らない 私は自分の生まれたところを知らない 自分が今何歳なのか、父母は生きているのか、何処にいるのか 何も知らない 私の知る世界はモンスターボールの中の風景 確かにボール越しに外の景色は見られるけれど 其処にはいつも壁がある 赤と白の私を阻む壁が 周りには同じような仲間がたくさんいた 私と同じ種族もたくさんいた 毎日たくさんのナカマが連れてこられ 毎日たくさんのナカマがどこかへいってしまう 今日ついに私の番が来た 私はメガネのヒトに引き取られた  メガネのヒトは優しかった でも私を外へは出してくれなかった 私は自分が思ってる以上に弱っていたらしい メガネのヒトは優しかった 私を一生懸命保護してくれた 私はこのヒトが好きになりかけていた でも 出会いが突然なら 別れも突然 メガ...
  • 5スレ>>66
    「ホントやで! 実験に失敗してポケモンとくっついてもうたんや!」  そこに居たのは何の変哲もない、1匹のピッピだった。 マサキはどうやら不在のようだ……せっかく預かりシステムのお礼を言いにきてやったのに。 「なっ! 助けてくれへん?」 まったく、可愛い声色+大声+関西弁は耳に堪えるな。 「可愛い可愛いピッピちゃん、悪いけどキミのおままごとに付き合ってる暇はないんだよ」 「わいが普通のピッピやないのは分かるやろ!ほら、言葉も話せるんやで!」 「言葉遣いが普通じゃないのは分かるが。  人に慣れた萌えもんなら、人語を話せても何の不思議もないからさぁ」 「あ……そうやったorz」 「マスター、ピッピは図鑑にまだ記録されてないですよ?」 ベイリーフがふと思い出したように入れ知恵をしてきた。ナイスベイリーフ。 そうかピッピか。そういえば俺の図鑑にはまだ載ってなかったな…… モンスターボールま...
  • 5スレ>>65
    「・・・・・・・・・・イヤです。」 「なっ!?」 長く苦楽を共にし、お互いに知らないことはなにもない、そんなマッスグマからの意外な拒絶に俺は耳を疑った。 「ちょっと待ってくれよ、今がどういう状況かわかっているだろっ!」 「・・・・・・・・・・イヤなものはイヤなんです!わたしそんな恥知らずなもえもんじゃありませんっ!」 彼女にだって今がどんなときであるかはわかっているはずだ。 低レベルのモンスターを多くつれているときに限っての強敵からの挑戦。 相手のブラッキーの硬い守りの前に攻撃はほとんど効いていない。 簡単に言えば詰み。このままでは少しずつかじられての敗北は必至である。 とはいえ逆転の手がないわけではない。それが彼女の・・・・・・ 「はらだいこだよ、は・ら・だ・い・こっ!あとでカムラの実あげるから!」 「ぜったいしません!それにカムラなんてやです!かわいくないです!モモンのほうがい...
  • 5スレ>>69
    「俺達、勝ったんだよな」 「…いまさらどうしたのだ、御主人」 ライチュウとキュウコンの体調も一応回復し、俺はついに最後のジム、トキワジムに挑んだ。 驚くべきことに、トキワジムのリーダーはあのサカキだった。俺達はひとりのジムリーダーとして立ちふさがった奴と戦い、 激戦の末に勝利を収めたのだ。 「いや、さ。実感とかわかなくって」 「もっと自信を持つべきだと思うね。…少なくともあの男は、もうロケット団を指導するつもりはないらしい。  …首領がいなくなった悪の組織なんて、脆いものだよ。…やつが信頼できるかどうかは別として」 「そうかもな。…よし、とりあえず、帰るか!博士にリーグへの参加書類もらわねーとな。  バッジが8つ揃ったから、最優先シード権もらえるはずだ」 俺はみんなをボールに戻して、すこし軽くなった気分でマサラへと戻っていった。 「…うむ、見事じゃクリム。もう目にも迷いが見え...
  • 5スレ>>61
    ※どうも、零です! 今回はハル本編とはまったく関係ない小ネタです。 サマヨール、ムウマージ、ヤミラミ、ゲンガー、ユキメノコ・・・。 ゴーストっ娘達が繰り広げる大海賊時代の物語、お暇があればぜひ。 ゴースト☆ピース Vol.3 ~幽或の氷と密かな思い~ ジーーーーーーーッ・・・ 「おい、なに見てんだ?」 「うひゃぁぁっ!?ゲン様!?」 「ハハーン・・・またご主人か」 「!?、うぇぇぇー!?」 「ケケ、バレバレだぜ」 「ち、違うわよ!海見てたのよ海!」 「海は360°どこからでも見えるぜ?」 「ぐっ・・・!この方向の海が見たかったのよ!」 「ケケケケ、おーい!ご主人ー!」 「え!?ちょっと・・・!」 「どうした、ゲン様?」 「いや、ユキがな、用事があるってさ」 「うぇ!?」 「どうした、ユキ」 「え・・・あ・・・あの・・・(ちょっと!ゲン様!)」 「ケケ、ユキがな、ご主人のこと好き...
  • 5スレ>>64
     ついに辿り着いた。  ふたごじま。  氷の女王、皆にそう呼ばれる萌えもんが住んでいる場所だ。  その洞窟入り口で、俺は今一度荷物の確認を行っていた。 「ごしゅじんさまっ。そんなのわいいからはやくいくですっ!!」 「落ち着け。行くだけいって帰って来れなくなったら意味ないだろ?」 「でもっ! でもでもっ!!」 「あっちはもう十年以上そこにいるんだ。数分遅くなって変わらないよ」  それにな、 「俺たちが助けに行って事故を起こしたら、きっと悲しむ」  劇でのあの萌えもんはそんな優しさを持っていた。  だから事故を起こした時に、町から離れてここに来たのだろう。  そして、悲しむ、の一言でべとべたぁは黙った。  どんなに張り切っていても相手の気持ちを考えるだけの思いやりはある、いい娘なのだ。 「べとべたぁー、ちゃんと着てるかー? もこもこしてるからって脱ぐなよー?」 「――ぅ。分かりました...
  • 3スレ>>639
    さて――― あの後、親父との沈黙合戦を終わらせてから自分の部屋で旅の準備をしているわけだが・・・ 「よくよく考えてみれば、お前らもこっちのいざこざに巻き込まれて大変な目に遭ってんだよな・・・」 あらかた荷物をまとめあげたところで、物言わぬ2つのモンスターボールを手にとって語りかける。 勝手に捕まえられて、得体の知れない男の部下になれってんだから――― しかも時代錯誤も甚だしい忍者としての部下に 「うん、俺だったらまずうんざりするか呆れかえる。確実に」 軽くため息をついて2つのボールを握ったまま外に出てみる。 俺だって今更忍者なんか時代遅れだとは思っているが、実際に親父はそれを成し遂げていたりするのだ。 だからこそ、俺も親父に憧れて忍への道を進むと決めた(まぁ子供の頃の話なんだけども) 「それでも、こいつらに忍者のことを理解してもらえなければ話は進まないからな」 先ずは右手に収ま...
  • 5スレ>>60
    今日は日曜日、学校も休みだし部活もない。 そして今日の僕は予定が無いので意識がないはずだけどたっぷり寝てしまおうと思う。 11時くらいまではのんびり寝ちゃおう・・・家事はそれからでいいや・・・。 あたしからの電話だぞ、3コール以内にさっさと出ろ!♪ 「うわっ!!サンダー!?・・・なんだ携帯か・・・Zzz・・・。」 ちなみにこれは着信音・・・誰からかかってくるかで変えてあるんだ。 サンダーはよく僕に電話するから変えてある、でも家以外じゃマナーははずせないなあ・・・。 ふぁ・・・眠いよ・・・ごめんよサンダー・・・むにゃ・・・。 このあたしからの電話を無視するとは、家事してようが勉強してようがトイレでも出ろって言ってんのにな。 しかも3分待ってもメールさえ来ない。いつもならあわててごめんなさいのメールか電話が帰ってくる。 また日曜日だからってグッスリ寝てるんだな、あたしは今日暇だしま...
  • 5スレ>>67
    萌えっ娘もんすたぁ 第一話「無題・彼女との出会い」 この世界では、人間とはまた別の生き物が存在する。 人間とは非となる生き物だが、限りなく人間に近い存在。 言葉も話せる。 萌えっ娘もんすたぁ・・・縮めて、萌えもん 【マサラタウン】 カントー地区にある、少し小さめの街マサラタウン。 何か特徴があるかと聞けば、そんなものは存在しない。 シンプルに言うならば真っ白。すべての始まりの街という異名を持つ。 その中に建つ一軒家。 これから始まる主人公の家だ。 とまあ・・・ 外目線から書くのは苦手なので、ここからは俺の目線で書こうと思う。 俺の名前はサトシ。 世間では究極のひきこもりと呼ばれている。 実際、外に出る理由がない限りは ずっと家にひきこもり状態だ。 やる事といえば、ネットサーフィンや動画観賞。 後は趣味であるファミコン等をやっているぐらい。 下に行けばご飯は用意してくれる。 ...
  • 5スレ>>62
          No.134 シャワーズ  あわはきもえもん       たかさ ???       おもさ ???       はずかしがりやの シャワーズは       みつめられると すぐに とけて       みえなくなってしまう。 「と、言うわけで。シャワーズがどれだけ恥ずかしがるととけるのか調査してみよう」  「マスター、君も結構外道というか、時々バカだね」     - Case 1 - 「シャワーズ!」 「はい、何でしょうマスター…って、ててててて、マスター?」 「なーに?」 「あ、あの…そんな、いきなりなんて…」 「嫌かな?俺はいつでも、シャワーズとこうしたいと思ってるんだけど…?」 「は、はわわわわわ…」 「シャワーズ?」 「は、はい…」 「愛してる(ハート」 「…きゅう」 「あれ、シャワーズ、シャワーズー?…気絶しちゃったか」 ...
  • 2スレ>>637
    [ながれドガ] ぷかぷか、ぷかぷか、ドガース浮かび ふわふわ、ふわふわ、風に舞う 風の吹くまま、流されて 小さなドガース、とまれない ふわふわ、ふわふわ、ドガースひとり しくしく、しくしく、泣き出した 地上で人々、仲良くあそび ドガース、それ見てもっと泣く しくしく、しくしく、泣き続け ぽたぽた、ぽたぽた、雨になる 雨かと人々、空を見た けれどそこには、だれもいぬ あるとき、こつんと何かが当たり 暗いところに、いれられた 外にだされて、人ひとり 笑ってあいさつ、よろしくね ドガース、ひとりじゃなくなった いつもとなりに、人ひとり だんだん、仲間もふえてった ドガース、いつも笑い顔
  • 2スレ>>633
    「ちょっと暗い話だけど……聞きたい?」 「うん。」 「わかった、じゃあ教えてあげる。私と主人との出会いを……」 ――――――――――――――――――――――――――――― 私と主人が出会ったのは半年前。トキワシティから少し森に向かった所だったわ。 当時私は『流れ蜂の団』に所属してたの。知ってる? 知らないよね、そんなこと。 『流れ蜂の団』ってね、まるで暴走族みたいな存在だったのよ。 その場に留まらず常に移動を続けてるの。 気性が荒くてね、邪魔する者があればことごとく刺していったわ。 私はそんな団の中で産まれて、その団で育ったの。 同じように移動し続け、同じように他の蜂達と刺してたわ。 でもね、ある時『捨てられた』の。 トキワのもりでそこに住む蜂達と戦闘になったのよ。 私はそこで重傷を負ってね、飛べなくなっちゃったの。 現地民を撃退した後ね、仲間は私や戦闘で傷つき飛べなくなった...
  • 5スレ>>680
     ナナシマ諸島。  七日間かけてできたと言われる逸話を持つ、七つの島群からなる海域。  シルフ攻略作戦で重傷を負ったアキラと仲間達は、五の島にある別荘でリゾート気分を満喫していた。  の、だが。  攻略作戦からもう二ヶ月。  アキラの怪我もすっかり良くなり、今は落ちた体力を取り戻すためにトレーニングをしていた。 「……二十九……三十、っと」  腹筋のノルマの回数を終え、床に寝転がる。  アキラは、ここに来てからのことを思い返していた。 「……まさか、あの二人がくっつくとはねぇ」  二人とは、ホウとゲンのことだ。  アキラもデルから話は聞いていたが、実際にゲンに甘えているホウを見るまでは何かの冗談かと思っていた。 「ってか、キャラ変わりすぎだろあれは」  その辺は散々待った故の反動である。  それを除けば、特に変わったことは無かった、と言えるだろう。  ……そう、「彼女」も...
  • 5スレ>>629
     ヤマブキシティ。  東西南北に道路を伸ばし、シルフカンパニーの本社も置かれている、交通と経済の要所。  しかし現在は、ロケット団によって都市一つが丸ごと制圧されていた。  アキラ達は目立たないように徒歩で街に入ると、指示された集合場所である非公式ジム…格闘道場へと向かった。 『決戦、シルフカンパニー(前編)』 「それで、だ」  格闘道場の一室。  サンドバッグやらダンベルやらが置かれているこの部屋は、主にジム所属者のトレーニングに用いられている。  その部屋のど真ん中で、アキラは非常に微妙な表情をしてぼやいていた。 「俺たちって、ここに支援物資を届けにきたんだよな?」 「そだよ?……えい、やぁっ!」 「ふっ、せやっ!……どうかしたんですか、ご主人様?」  アキラの言葉に、サンドバッグを殴りながら答えるメリィ。  デルはデルで、別のサンドバッグを相手に蹴りを入れている。 ...
  • 5スレ>>664
    12月、某日 16時ごろ。 俺はトキワジムから町外れに数分歩いた場所にある喫茶店に向かっていた。 両手にはビニール袋。中には大量の食材。俺の後ろを歩くライチュウやフーディン、フライゴンのも合わせると、 合計で30人分は軽く超すだろうか。両手に荷物を持った集団ってどうなんだ、見た目。 …正直言って、重いが…まぁ、幹事の務めだし、何より今から行く場所はあくまで普段は喫茶店。 一応酒も扱っててバーテンもいるんだが…食事が主体ではないことは確かだ。 ドアの前に立ったはいいが、両手がふさがっていてノブを引けない。 仕方ないので荷物を降ろそうとすると、ドアがひとりでに開く。 「悪いな、フーディン」 「お安い御用さ、マスター」 からんからん、と金属質な音が鳴り、カウンターを拭いていた青年がこちらを見た。 「おーす、バルト。第一陣到着だ」 「あ、意外と早いね、クリム」 「遅れるよりはいいだろ...
  • 5スレ>>667
     アキラとメリィの二人が割とピンチになっているのとほぼ同時刻。  二人の帰りを待つデル・ホウ・ゲンは、相変わらず応接室でまったりとしていた。  ……いや、正確にはまったりとしていたのはホウだけであるが。 『決戦、シルフカンパニー(後編)』 「……zzz」 「って寝るな!」 「……んぅ」 「ホウさん、お疲れですか?」 「ん……意外と合体攻撃は体に来る」 「あー? デルもやってたが平気そうじゃねーか」 「……ボクはフーディンの念を間近で浴びたから」  ヨルノズク族であるホウは、他の種族の萌えもんと比較しても高い特殊防御力を持っている。  だが、やはり一般の萌えもんの中では最高クラスの特殊攻撃力を誇るフーディンの念をノーガードで受け止めるのは流石に堪えたようだった。 「あー……そか、んじゃしゃーねーか……」 「ゲン」 「んあ?」 「膝枕……して?」 「ぶっ!?」  ホウはソファ...
  • 5スレ>>621
    オニドリルはレベルがあがった。 「お、レベルアップか。」 「ドリルくちばしが覚えられるけどどうするの?」 オニドリルが俺に尋ねる。 「じゃあ、つばめがえしを外してドリルくちばしを入れよう」 「わかったわ」 俺は木槌を振りかぶる。 「せーの、1、2の…」    ギロッ!! ((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル すっげぇ睨まれた。 にらみつけるは覚えさせてないぞ。 「そんな物で叩かなくても忘れることくらい出来るわ。」 「そうですね。ところでオニドリルさん。」 何故か敬語になってしまう俺。 「何?」 「ドリルくちばしを覚えたのはいいのですがどうやって使うのですか。    見たところ、くちばしなんて無いし、オニスズメ時代、つつくのときはほとんど頭突きでしたよ…」 「それなら問題ないわ。オニドリルに進化したときにくちばしは手に入れてるから。」 「でも、ど...
  • 5スレ>>642
     夜。青白い月の光と静寂が世界を幻想的に塗りつぶす。湿った風がアパート 「キノコ荘」を撫でていった。  ここは静かで平和な世界。人間達の暮らす世界と似ていて、全く違う世界。 ここで生活するのは人ではない、人に似たヒト達――萌えもん。  時間は既に草木も眠る頃。だけど、草木に近いはずの彼女は月明かり差し込 む部屋で、ささやかな至福の時を過ごしていた。 「遅いですねぇ」  壁際には本が敷き詰められた大きな棚が置かれていて、小さな図書館とも言 える部屋の窓際で、彼女は眼鏡をかけなおした。普段被っている赤い水玉模様 の帽子は傍の机にかけて、後はもう眠るだけという状態で再び読んでいた本に 目を落とす。  大家としてこのキノコ荘を経営している立場上、新しい入居者を待つ日は常 に動けるようにしておかねばならない。夕方頃には到着するだろうと思ってい た入居者は、日付が変わってしばらく経つにも関わらずやって...
  • 5スレ>>686
    小さい子、電波、無口で大人しい…… コイルに対するイメージは人それぞれだろうが、殆どの人のイメージするコイルはこのような感じであろう。 かくいう俺もコイルにそんな固定観念を持ってた…… 「あぁ!! 待ってよマスター!!」 こいつに出会うまではな…… 俺は名もないもえもんトレーナー……と言っても、バトルとかはしないトレーナーだけどな。 パートナーは後ろで俺を追いかけているコイル。俺が初めて捕まえた……というか保護したもえもんだ。 保護した経緯とかは……まぁ色々とあったので省略する。 このコイルはみんなが思い描くようなステレオタイプのコイルとは殆ど真逆で、 体は小さいが、人間の子供のように活発、笑ったり泣いたりと大人しいという言葉とはほど遠い。 まぁ、そんな姿が可愛らしいんだけど、本人には黙っていよう。 今日はちょっとした買い物をするために、ちょっと離れたタマムシのデパートまで来た。 ...
  • 5スレ>>643
    僕はいまマスターのいない野生のぽっぽ。 人間たちはたぶんレア度の少ない私に興味はないはず。 でも 少ない望みにすべてをかけたい 人間がやってくる。 『もう野生なんかやだ』 野生でも地位の低い僕は周りにいる萌えもんたちの目にすら恐怖を感じる 『もう野生なんかやだ』『もう野生なんかやだ』『もう野生なんかやだ』 何度も自分に言い聞かせその人間の前に行った 何で? 仰向けになったまま倒れている 青い空が余計に悔しくなる 「なんだぽっぽか」 人間のその一言が心に突き刺さる 「僕が何をした?」 自分の心に言い聞かせる 「何もしてない。悪いことは何も。だからいつかわ幸せになれるはず」 そうやって今日はそのまま眠ることにした いつしか記憶がなくなた 「ここは?」 前には縦に並ぶ鉄の柵 「牢獄?」 なんで? 黒い服を着た人間たちが見える よく聞こえないが何か話している。 「ばか。ぽっぽじゃ金にな...
  • 5スレ>>649
     シルフカンパニー。  カントーで流通している萌えもんグッズの大半を生産・販売している、業界最大手の会社である。  その本社ビルの内部は今。  戦場と化していた。 『決戦、シルフカンパニー(中編)』 「侵入者が……ぐあっ!」 「そこで寝てろっ!」  一階に控えていた数名の団員を突破した突入部隊は、各自社長室への道を開くべく上のフロアへと向かっていた。  そんな中、とあるフロアでは二人のトレーナーが何処からとも無く大量に湧いてきた下っ端に囲まれていた。  アキラとクリムである。 「ちっ、流石に数が多い……!」 「……アキラ、やるぞ!」 「わかってる!」  二人は腰につけていたモンスターボールを全て外し、放り投げた。  まず現れたのは……デルとロコン。  彼女らに向かって、数え切れないほどのズバットやゴルバットが殺到する。 「……ロコンさん、二人で纏めて薙ぎ払いましょう」 ...
  • 5スレ>>600
     ○月×日。ワタシ、アブソルは珍しく風邪をひいてしまった。  原因は……間違いなくワタシのマスター、カズマ様と昨日やった『特訓』だろう。 「げほっ!げほげほっ!」  布団で眠っているとワタシの口から咳が。咳やクシャミはひどいものの、感覚からして、さほど重い風邪じゃない。 それこそ、あの時に比べれば……。 「おーい、ちゃんと休んでるか~い?」  その時、フライゴンさんがお盆を持ってやってきた。 「フラ……さん……」 「ああこら、ちゃんと寝てなって。風邪は万病の長なんだ、きちんと治しとかないと、後で響くよ」  起き上がろうとしたワタシを押し留めて言う。 「……すみません」 「何で謝るさ?」 「……皆さんに、ご迷惑を」 「かけてないよ?」  あっさりと言い切られた。 「で、でもっ」 「いいかいアブソル。あたしらにとって迷惑ってのは、その力をご主人様……カズに向けた時さ」  その言葉に、ワタシはぎ...
  • 5スレ>>648
    「とうちゃ~く」 長かったがとりあえず着いたことは着いた。 「まずは汗を流しましょう」 そう言い残しさっさと萌えもんセンターに直行するサン。 「そうするかな。観光とかはまた明日でもいいし。」 ぶっちゃけ眠いし。 ************************************************************** 部屋を確保し今後のことを話し合う。 「リリュさん、そうなると明日はジムに挑戦するんですか?」 「おお~。お姉ちゃん腕が鳴るわね!」 「したいのならするぞ?ただし姉さんは留守番ね。」 「ひどっ!」 「当たり前だ。仮にも姉さんは伝説だし使うわけにはいかない。」 「む~、だったらついてくくらいいいでしょ!?」 「拒否ってもくるんだろ」 「うん!」 んな笑顔で言われても・・・ 「ここには博物館もあるみたいだし、今日はそっちにでも行くかい?」 「\(^o^)/の言...
  • 5スレ>>697
    カントー唯一の港町、クチバ。 多くの人がここからカントーを離れ、またここからカントー内を旅してゆく。 そんな、とめどなく出会いと別れを紡ぐ町で、俺は旅の目的の一片を達することになった。 クチバシティに着いた俺たちは、早速一時の職場となる萌えもんセンターへ向かった。 その受付で資格証明証を示し、手続きをしながらのこと。 「旅の疲れもあるでしょうけど、早速往診に行ってほしいところがあるのよ」 「往診に?来たばかりの俺にですか?」 基本的に萌えもんの治療のためにセンター職員が出張るのはジムくらいのもの。 でなければ何のために設備を整えたセンターがあるのか分からない。 それにジムも基本的に正規の職員だろうといきなりやってきた勝手の分からない人間が行くようなものではない。 俺の問いかけに受付のジョーイさんは、 「簡単な診察だけで済むわ。  別に動かせないほどの重態の子が居るとかじゃないから安...
  • 5スレ>>628
    ヤツらから逃げ出して一年が過ぎたころ、僕達は研究所に戻って行った。 ヤツらから研究所と会社を解放しなければ悲劇が繰り返されるからだ。 偶然知り合ったレッドと名乗るトレーナー(ヤツらと戦うために偽名をつかってるらしい)とともに俺達はヤツらを追い払った。 そして、数ヶ月後、レッドからヤツらの首領を打倒し、組織は解散されたとの知らせがあった。 クチバの海をラプラスの背に乗り漂う。 「なぁ、そういえば君のラプラスとしての歌を聞いたことがないぞ。」 僕は彼女にそう話しかける。 「だって、恥ずかしいんだもの。」 彼女は少しはにかみながら答えた。 「恥ずかしいってどうして?」 「誰か他に聞いている人がいるかも知れないから。」 どうやら外だからダメらしい。それなら… 「じゃあ、昼ご飯を食べたらカラオケに行こう。そこなら歌ってても当たり前だし、恥ずかしくないよ。」 昼ご飯の前に予約をしておく。 そしてご...
  • 5スレ>>623
    「さすがに岩ジムに対してカモネギ1人で乗り込むのは無謀だと思うぞ。」 ジムリーダーの至極真っ当な意見を背に2つの影がジムを後にした。 1つは背中にリュックを背負い帽子をかぶった男。 そして、もう1つは茶色い髪に茶色い服、手にはネギのような形の植物のクキを持った女の子。 「マスター、ごめんなさい。」 カモネギが謝る 「気にするな。相手が悪かった。それに今日は砂嵐が起こっている影響でジムまで砂が吹き込んでいたからな。」 マスターと呼ばれた男が答える。 ニビシティは砂嵐が起こりやすく、岩使いのジムリーダーはそれを利用するためにジムを改造している。 砂嵐の日にはそうでない日に比べて段違いに戦いづらくなる。 では何故2人がそんなときにジムに乗り込んだかというとこうだ。 2人はセンターで当分は砂嵐の日が続くという情報を得てニビジムを後回しにして先に進もうとした。 しかし、お月見山に向かう途中、男に呼...
  • 5スレ>>671
    ―――――  伝説と呼ばれるものの大半はその力故、個体の絶対数が少ないだけと、言える。  だからこそ、その生体は解明していない部分が数多。  所持者も非常に少なく、また、研究などさせる事は非常に稀だ。  そして、ここにも、伝説と呼ばれる個体がいた。  炎を纏い大空を翔る美しい紅蓮の鳳、ファイヤーである。 ―― ― ――  主を守る事が私の使命で、私の使命こそ主の下に存在する意義だ。  よもやこの様な傷を負う事でその使命を長らく果たせなくなろうとは思いもしない事態。  ゆっくり休めと言われたのだが……、本質からして出来そうにない。 ――本質? 緋の四肢を振るい星の数ほどの弱者を葬った、狂鳳だ。 ―― ― ―― 「ちょっと家で転んだ位で庇って大怪我なんて大げさだよ、少し過保護すぎ。」  ファイヤーのおでこを突付き倒しながら言う。  ベッドサイドには色彩豊かな花が生けてある...
  • 5スレ>>654
    夜明けから幾多の時間が過ぎ間もなく正午を迎える朝の、とある街道。 その遥か高みで所々にある雲達に阻まれながらも空は美しい青を見せつけている。 青色の空の中に納まる太陽もまた地上を見下しながらも燦々と輝いていた。 今現在の大気は湿ってもおらず乾いてもおらず、人にとって丁度よい質感を保っている。 地表を駆ける穏やかな風。肌を撫でるようなそれはとても心地の良いものだろう――――我が、いなければ。 この風は圧倒的な力が文字通りの意味で吹き荒れる前触れでしかない。 そしてそれらは群がりながら急ぐように駆けていき我の掌の上に集束していく。 数多の法則を無視し念力により圧縮された風の球を今回の敵であるオコリザルへと向け 「ディル、エアロブラスト」 青年の声が聞こえたのとほぼ同時に解放した。 刃へと性質を変えた風を運の悪いとしか言いようがない哀れな相手へと吹きつける。 荒れ狂う突...
  • 5スレ>>657
    「なぁ、主よ。」 「ん~?なんだ?」 「実は私はサンタクロースなんだ。」 まったく、こいつは一体何を言っているのか。 真面目な顔で自分はサンタクロースだと言っているこいつは人間ではない。 萌えもんのデリバードという種族だ。 「ほう、お前はサンタクロースだったのか。それは知らなかった。」 「だろう。私も昨日気がついたんだ。去年、私のところにはサンタクロースがこなかった。」 「お前は大人だk「それは私がサンタクロースだからだったんだ。」 聞いちゃいねぇ。 確かに、こいつの服装は赤服でさらに白い大きな布袋まで持っている。まるで想像上の不法侵入爺さんのようだ。 しかし、サンタクロースは爺さんだ。つまり男だ。まず性別が違う。 さらに、もしサンタが本当は女性だったとしてもずっと昔からサンタクロースの話はある。 こいつがサンタだとしたらこいつは見た目よりはるかに年上ということになる。 よって、こいつはサ...
  • 5スレ>>674
    2/14―バレンタインデー 毎年この日は、うちの子たち皆がそれぞれにチョコを作ってくれる。 さて、今年はどんな感じだろうか? 「マスタああぁぁぁーーー!! チョコ作ったぞぉぉぉぉ!!」 真っ先に猛ダッシュ……というかタックル仕掛けてきたのはブースター。 「げふっ!? ちょ、おま早すぎだって!」 「一週間前から! この日を待ちわびていたんだあああああああ!!」 時計を見ると、0 00という数字が目に入ってきた。 いやまぁ、確かに14日だが…… 「別に朝起きてからでもいいんじゃないか?」 と言うと、 「やだ、一分一秒たりとも待てない!! この気持ちまさしく愛だあああああああ!!!」 「( ´_ゝ`)フーン」 「無反応かちくしょぉぉぉおお!!」 とりあえず包みを開けてみる。 中には茶色い液体の1.5Lペット。これは…… 「液状う○こか」 「てめー分かってて言ってるだろおおおおおおおおお!!...
  • 5スレ>>668
    冬のある日、俺がトキワジムリーダーに就任して数週間経った頃。 かりかり。 「…………」 かりかり、かりかりかり。 「……はぁ」 「…マスター、お疲れですね」 「正直相当しんどい…延々と自分の名前と丸だけ書いてるのは果てしなく面倒だ」 「でも、これも仕事だからね。バトルで私達が頑張るんだから、マスターはこっちで頑張ってもらわなきゃ」 「…………頭痛ぇ」 いつもと変わらない暇なトキワジム、いつもの書類仕事。 俺はシャワーズとフーディンに手伝ってもらいながら、サインやチェックをくりかえす。 シャワーズが俺が書き終えた書類を整理しながらお茶を入れ、 フーディンは書く前の書類選別。本来一人でやらなければならない事を考えるとだいぶ楽なのだが…。 「あ゛ー…」 いい加減頭も飽きているのか、頭痛がしてきた。 少し頭がぼうっと、もやがかかったような感覚がする。昨日シャワーズが寝かせて…...
  • 5スレ>>624
    ラティアス「・・・・・・」 暗い夜空。一体の萌えもんが息を切らしながら、傷ついた羽で、ふよふよと飛んでいた。 ラティアス「・・・兄・・・さん・・・」 だが、ついに彼女は力尽き、気を失ってしまった。彼女の体は地面に向かって急降下していく。 タケ「母さん、飯まだ?」 トキワタウンの一角、1人の寝そべった少年が台所に立つ母に話しかける。 母「んー、もう少しかかるわね」 母は食材を刻みながら、そう答える。 母「そうだ。タケ、悪いけどマサラタウンのオーキド博士のところまで回覧板届けに行ってくれない?」 タケ「えー、何で俺が。めんどくさい」 母「帰ってくる頃にはご飯もできてるわよ。行ってきて」 タケ「ちぇっ」 タケは重たい腰を上げ、回覧板を手にトキワタウンを後にしたのだった。 彼の名はタケ。トキワタウンに住む、ごく普通の少年。性格は面倒くさがり。 タケ「あ~あ・・・なんで俺がこんなことを・・・」 ...
  • 5スレ>>608
    ----あうっ、つあっ---- ----だめ、早く、戻らないと---- ----でも、体、動かな・・・---- *********************************** 「んなっ」 何だったんだ?今の夢・・・ いや、夢にしてはいやにリアルだったような・・・ 「まぁいいか。夢は夢だもんな。」 そうそう。人間深く考えないのが一番! おおっと、自己紹介が遅れたな。 俺の名前はリリュ。変な名前なのはスルーの方向で。 両親?なんだそれ、知らん。 生活費とかならいろいろと内職してるから十分賄える。 (筆者はこの名前でpixivやアーケードゲームなどいろいろなところに出没します。見かけたら無視してやってください。) ・・・ハッ!! 何だ今の電波・・・まったく面倒事ばっか起きやがる。これ以上起こるな。頼むから起こるな。 「うぇ~」 案の定かよ。 それでは、一度この辺で。 *****...
  • 5スレ>>622
    「トキワの森」 トキワシティとニビシティの間に存在するとても深い森。 森の中は、木々によって光が遮られ昼でも暗い。 また、深い霧にも覆われていてほとんど視界が利かない。 さらに飛び降りることは出来ても登るには辛い高さの段差もあり、まさに天然の迷路である。 別名「トキワの樹海」 その樹海に木とは違う影が2つ、1つは背中にリュックを背負い帽子をかぶった男。 そして、もう1つは茶色い髪に茶色い服、手にはネギのような形の植物のクキを持った女の子。 2人はどこかぐったりした様子で黙々と歩いて行く。 しばらくして女の子が口を開く。 「マスター」 「どうした?カモネギ」 カモネギと呼ばれた女の子の声にも、マスターと呼ばれた男の声にも、隠しきれない疲労の色がにじみ出ている。 「今降りた段差、さっき通ったとこに似てませんか?」 「ああ、俺も今そう思っていたところだ…」 彼らはこの森で随分長いこと迷...
  • 5スレ>>682
    残るはフラムだけ、どうする? 「戦いましょう、最後まで。」 「フラム?お前」 「元々この展開すら読んだ上でこの作戦にしているのでしょう?なら問題はありません。」 「だけど・・・」 「それとも僕らのマスターはこの程度で諦めるほど根性がありませんか、とんだ思い違いだったようですね。」 「言ってくれるな・・・よっしゃ!任せたぞフラム!」 「それでこそリリュさんです!」 ダメージ効率では向こうの方が上、だが戦場の活用の仕方ならこちらの方が数枚上手! 「まずはどろかけ!」 「またそれか!ワンパターンにもほどg「陰に隠れてどろばくだん!」 台詞を遮って命令する。 バコッと音を立て顔面に命中、さすがにかわせなかったか。 「・・・(怒怒怒怒怒」 そりゃ怒りますよね普通。 突っ込んできたか、だがかわしt・・・ 「うぐっ!」 「フラム!」 予想外だった、かなり速い。さすがは大将と言うべきか。 「大丈夫か?」 ...
  • @wiki全体から「5スレ>>635-4」で調べる

更新順にページ一覧表示 | 作成順にページ一覧表示 | ページ名順にページ一覧表示 | wiki内検索

ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。