萌えっこもんすたぁSS保管庫内検索 / 「5スレ>>862-1」で検索した結果

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  • 5スレ>>862-1
     アサギを仲間にしたオレとマドカは、リーグの近くまで行くために再び22番道路を歩いてるわけだが・・・。 「・・・・・・・・・・・・」 「・・・・・・・・・・・・(ニコニコ)」 「・・・・・・・・・・・・」  無言。とにかく無言なのだ。それでもなぜかマドカだけは笑顔だが。この空気の中よくニコニコできるな、こいつ。  会話のきっかけがないとか、話すことがないとかそういうわけじゃない。  単純に「会話が成り立たない」のである。  たとえばさっきも・・・。 「なぁ、アサギ」 「・・・・・・何よ」  すげぇジト目。オレ、なんかしたか?  ひとまず気になってたことを聞いてみることにする。 「さっきマドカと戦闘になったとき、攻撃当たってなかっただろ? さっきはああ言ったけど本当はどっか悪いんじゃないのか?」  攻撃がかすった程度なのにいきなり倒れられたら普通そう思うだろ? 「・・・別にど...
  • 5スレ>>862-3
    作者「だからジョジョは4部が神なんだって! 誰だってそーいう。俺もそーいう」 サイカ「いや、そこは原点の1部だろ。お前が認めるまで主張するのをやめない!」 アマネ「いやいや、やっぱり最高にハイなのは3部だろ!? ドゥー・ユー・アンダスタンンンンドゥ!」 マドカ「あ、あの2部の面白さは世界一ィィィィィ!!だと思いますよ!」 アサギ「バカね! 最新作が常に最先端なのよ! 会話が成り立たないアホばっかりね!」 ラピス「違うよー! 5部が一番とても(ディ・モールト) 良し(ベネ)だよ!」 リン「唯一の女主人公6部を忘れてもらっちゃ困るわね! 理解できない子は「磔刑」よォーーーーーッ!」 作者「だが断、ん? 何? 今、忙し・・・え? カメラ回ってる?」 ・・・・・・・・・・・・ 作者「Whshing starsを読んでくださってる皆様、読んでいただきありがとうございます。作者の彩佳です(キリッ」...
  • 5スレ>>862-2
     ははっ、いい顔になってきたじゃんか。やっぱライバルはこうでなくちゃな、サイカ!  にしてもさっきのはちっとばかしまずかったな。まさかあの一瞬でこっちの策を見抜くとは。  向こうが指示を聞かなかったらいいものの、指示通りよけてたらどうなってたか・・・。  あいつは昔から土壇場のひらめきがすごかったからなぁ。やっぱり油断はできねぇか。 「行くぞ、マドカ!」  とはいえ数の上ではこっちが有利だし、タイプ的に有利なラピスも控えてる。そう簡単には勝たせないぜ。 「リン、いいな」 「えぇ、大丈夫ですよ、マスター」  あ、声色が戻ってやがる。対アサギ用なのかよ、あれは。  まぁ、いいや。サイカの次の出方は分かってる。タイミングをしくじらなければこの策で行けるはずだ。 「マドカ、まずは「なきごえ」だ!」 「行きますよー! ぎゃおー!」  うわ、やばい、かわいすぎる。これはラピスに匹敵するかわ...
  • 5スレ>>864
    【真っ赤なお顔は風邪のせい?】 例年と比較しても酷暑と言うにふさわしい夏がようやく終わり、空気もにわかに秋めいてくる。 気温の低下と共に人々の服装も半そでから衣替えに向かうちょうど境目の季節。 9月末というのはどうにも普段着に迷う時期だ。 現に俺も、半そでのTシャツの上にジャンパーをはおり、なんとか昼夜の寒暖差に対応している。 じっとしているだけで汗がにじむ炎夏は過ぎ去り、動き易い日が増えたものの、昼は割と暑い。 それでも萌えもん達は元気に旅についてきてくれて大いに助かった。 雨が少なかったこともあり、キュウコンとギャロップは少し元気を持ち余し気味だったが。 しかし急激な気温の低下(夏が暑かった分、余計にそう感じる)はさすがに堪えるらしく、 特に寒さに弱いフシギバナは早くも毛布を取り出していた。 他のメンツも風呂から上がると、湯冷めしないうちにと早々にベッドに潜り込んでいるため、 最...
  • 5スレ>>865
     修行のために旅をやめ、トキワジムに腰を落ち着けたアキラ。  この日彼は、諸手続のための書類の山と格闘していた。 『常磐の日々(+α)』 「……っと、やっとひと段落ついたか」 「よう、お疲れさん」 「おう、さんきゅ」  ぐっと背伸びをするアキラに、クリムがコーヒーの入ったマグカップを差し出す。  アキラはそれを受け取ると、半分ほど一気に飲み干した。 「あー、生き返る……」 「大げさだな、安物のインスタントだぜ?」 「そういう気分なんだよ」  そういうもんか、と言いつつクリムも自分のカップを傾ける。  数秒の沈黙の後、先に口を開いたのはアキラのほうだった。 「そういや、みんな今何してんだ?」 「メリィはフシギバナと昼飯の仕度。ノッサとサイホは、ライチュウやキュウコンとスタジアムの方に行ったな。  ゲンはフーディンにつっかかってたが……シャワーズとホウも居たし平気だろ。  ...
  • 5スレ>>866
    +++   Shell Break       +++  私に、存在価値なんてないのだろう。 「どうしたパルシェン、行くぞ?」 「あ、は、はい……」  私はパルシェン。いたって平凡なパルシェンだ。  容姿はあまり美しくない方だし、女を磨く努力もよくわからない。  手入れを怠ってる必要以上に長いぼさぼさの髪がそれをよく物語っているだろう。  かといって圧倒的に強いわけでもなく、全国各地を回るマスターの実力に比べたらむしろお荷物なほどである。  もう一度言う、私に存在価値なんてないのだろう。  攻撃力も目立たないし、速さも目立つほどではない。頼りの防御だって、体力のない私では弱点を突かれたら一溜まりもない。  そもそもこの髪を駆使して対抗できるのは対物理の攻撃だけであり、対特殊には意味すら成さない。  それならばもっと優秀な子がマスターにはいるのだ。私の出番なんて、もうない...
  • 2スレ>>862
    我が名はサンダー。 我の居た無人発電所にキングラー単騎で突入してきた人間に興味が沸き、 旅の同行萌えもんとして対等な立場に居る。 今は我の古い仲間に合いに行く途中のふたご島内の洞窟である。 だが、人間の様子が少しおかしい。傍から見ても具合が悪そうである。 「主人?」 「……あ、いや、何でも……無い」 人間の近くに居たキングラーもその様子が判ったのか、心配そうに人間を見ている。 その気遣いに明らかに無理をしようとしてる人間。 「人間」 「何だ…?」 「少しは安め」 「……いや、平気だ」 「否、言い方が悪かったな。  我が休みたい。休憩をいれようぞ?」 「……そうか」 身近な岩に人間は腰を下ろした。 我の気遣いにキングラーが面食らったような顔でこちらをみていた。 こう頑固なヤツには搦め手で行かないといけない事もある。 我は周囲を警戒しつつ羽を休める。 キングラーも人間の傍へと寄ってその...
  • 5スレ>>860
    ???「う、う~ん」(ここは何処だ?俺は・・・) 竜鬼「そうだ、出雲さんを追って無人発電所(萌えもんが住んでいるから無人じゃねぇよな・・・)に迎えに来て・・・」    ぷにっ 竜鬼「ん?なんだこれ?そういえば、イズナ達に無理やり酒を飲まされたな・・・」    ぷにっぷにっ 竜鬼「あ~頭いてぇ。それにしても、今俺が使っている『枕』ほどよい柔らかさで・・・」(あれ?ここに枕ってあったっけ?)    ぽにゅんっぷにん 竜鬼「・・・」   俺はようやく瞼が開きだして自分がいる場所を見渡した。ここは、サンダーが居る最深部の一室。周りには、宴会に使われたであろう机や椅子が 倒れたり飾りが落ちていたりと散らかっている。サンダーのおやっさんは酒瓶を片手にいびきかいて寝ていて、俺の周りは・・・うん、これは夢だ。 自分の目を疑うほどの光景が広がっている。無人発電所内の(たぶん)猛者達が山積みになって倒れてい...
  • 5スレ>>863
     セキチクシティ海岸  青い空、白い雲、白い砂浜、輝く海。砂浜には水着姿のイズナ・出雲・ヴァリスが水遊びをしている。 イズナは黄緑を主としたビキニタイプの水着。出雲は濃い紫の水泳水着。そしてヴァリスは、薄ピンク を主としたビキニ。赤一色の海水パンツで、パラソルの日陰で休んでいるサイム。武蔵は『もっと強く なる』と言って端の浜辺に修行に出掛けた。そして・・・  『うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!』   ザザザザザザザザザザザザザザザザザザッ  そして竜鬼は海の上を走っている。・・・紅い炎が描かれた海水パンツで 竜鬼「うぉぉぉぉぉぉぉぉ・・・ってっわ!!」   バシャーン!! サイム「おっ、新記録♪旦那50メートルっすよ!」 竜鬼「ブクブクブクブク・・・」 サイム「やべっ 旦那足吊ってんだな!今助けます!!」  そう言うとサイムは、側にある岩にくくり付けられ...
  • 5スレ>>861
    「さてと、これでメンツは揃ったわね。言っとくけど、手加減なんてしないから」 「それはこっちのセリフです。そちらこそ、降参するのなら今のうちですよ?」 「あら、言うじゃない。そう言うからには覚悟出来てるんでしょうね?」 「無論です」  会話を終え、フレムとライズ、両者対峙しての睨み合い。  目には見えないが、二人の間にはかなりのオーラが渦巻いている。  少し離れているこの場所にまでそのオーラがピリピリと伝わってくる程だ。  そんなヤバい雰囲気の中、ポニータとハクリュー、オニドリルの方はというと…… 「ポニ、そこをどいて。その二人を消さないと……」 「待ってよドリちゃん! もう一度考え直してみてよ! ねっ?」 「ムダよポニータ! こうなったらもう何言っても聞かないって!」  …さっきからポニータがオニドリルに説得を試みているようだ。  しかし、当のオニドリルはその説得を全く聞く様子を見せ...
  • 5スレ>>822-1
    「はーい皆さんこんにちわー! クリスマスといえばサンタクロース、サンタクロースといえばこのボク、デリバード!  今日はボクの仲間にクリスマスプレゼントを渡して回りたいと思いまーっす!」 ~ケース1、マスターペア~ 「メリークリスマース!」  バーン! ←ドアを勢いよくあける音 「っと……プレゼントなら、2人きりの時間がほしいね」 「しっつれいしやしたー」  バタン! ←ドアを勢いよくしめる音 「はー、マスターったらだいたーん、鍵もかけずにあんなこと……」 ~ケース2、軍人ペア~ 「メリークリスマス、お二方ー!」  バーン! ←ドアを勢いよく(ry 「メリークリスマス、であります!」 「ああ、メリークリスマス」  ゴソゴソ…… ←プレゼント袋をあさる音 「ですが、自分にはクリスマスは関係ないのであります!」 「まぁそうおっしゃらず! はい、温泉...
  • 5スレ>>812-1
    Colors 【vol.1】  住み慣れた国を朝一で飛び立ち、ここカントーまで十数時間。  空港からバスや電車を乗り継ぎ、カントーで有数の大都市ヤマブキに到着したときには、もうとっぷりと日が暮れていた。  それでも黄金色の名に恥じぬ煌びやかさは少しも衰えない。  最低限の生活用品しか詰まっていないボストンバックを肩にかけなおして、僕は観光半分な気持ちで歩き始めた。 「なんだかまた、すごく発展してる気がするな」  思わず一人ごちてしまったが、それもそのはず。前回僕がこの地を踏んだのはちょうど五年前。  成人した僕をキクコ婆様にお披露目しに来たとき以来だ。 (あのときも色々厄介事があったなぁ……)  何年ぶりかに会った従妹に絡まれたり、それに乗じてか次期当主争いに巻き込まれたり。散々な目にあった。  しみじみとそのときを思い出しながら歩いてい...
  • 5スレ>>84
    生徒会室・・・そこは普通の生徒ならば入る事はまったく無いであろう部屋。 その中に生徒会でもないのにいる男が一人、ランターンである。 サンダーさんを迎えに生徒会室にやってきたのだが・・・ 「すー・・・すー・・・。」 「あれ?サンダー寝ちゃってるんだ・・・。  PCもテレビもついたまんまで・・・。」 今日の生徒会は会長一人でほんのちょっとの小用があるだけなのでサンダーさん一人でいた。 そして小用が終わりテレビを見ながら待っていたがそのまま眠ってしまったのだ。 ランターンも職員室の用事が終わったので来たのだが、眠り姫を起こそうかどうか迷っている。 「すー・・・すー・・・。」 「腕組んで足組んで会長の立派なイスに・・・カッコいいなぁサンダー・・・。  うーん・・・起こしたらまずいかなー・・・ん?」 そのときランターンの目に入ったのはテレビで偶然流れていた某アニメ。 サンダー...
  • 5スレ>>88
    萌えっ娘もんすたぁ 第二話「イレギュラーな娘」 寝起きと言うのはなんて目覚めの悪い日が多いのだろうか。 身体が全く動いてくれない。 俺のどこかの神経がめんどくささに支配されているようだ。 参ったね、どうも・・・ 「マスターおきてください」 幼い声が俺を呼びかける。 誰だ、こんな朝っぱらから俺をマスターと呼ぶカワイイ奴は? 「起きてください~」 ゼニガメが一生懸命に俺の身体を揺さぶる。 サイズ的にゼニガメが小さいので、俺に乗っかる感じに 前後左右に両手で揺さぶっているのだが・・・ 朝っぱらからそんな風に乗られると色々とマズい・・・ 「ますたぁ~!」 観念するしかないようだ。 俺は動かしたくない身体を無理矢理起こす。 「あ、おはようございますマスター♪」 ニッコリと笑顔を作るゼニガメ。 朝からこの笑顔が見れるとなると 自然と幸せになる。 「ああ、おはようゼニガメ」 頭を撫...
  • 5スレ>>87
    ────────────────────────── 「うんしょ・・・うんしょ・・・」 俺はフシギバナにおんぶしてもらってる・・・この過剰反応の半乙女ちゃんのせいで・・・ 「悪いな・・・もう少しだから頑張ってくれ」 「まったく・・・しょうがないなぁ・・・」 まったく?しょうがない?誰の粉でこうなったか分かってらっしゃ・・・いや、何でも。 しびれ粉を至近距離で直撃したんだ。自分の一言のせいでしたすみません。 おかげでまったく体が動かない。感覚もない。 だけど、結構いいものかもしれない。 背中は暖かくて・・・意外と広くて・・・ なんか眠くなって・・・ 「ちょっ・・・!どこ触ってんのよっ・・・!」 「ん?どうした?」 悪気は無かった。感覚も無かった。仕方無かった。 力が入らず俺の手はフシギバナの胸に・・・ 「こんのっ・・・変態マスターがぁぁぁぁ!!!」 その刹那、我が身体宙を舞いて・・・地に...
  • 5スレ>>83
    初めてサンダーを見た瞬間、背中が何だか寒くなった。 マルマインさんに睨みつけられたときと同じ……きっと怖いんだ。 いくら体にいっぱい憎しみが入っても、怖くなってしまった。 マスターも、同じ気持ちなのかな。 どんなにいっぱい決意をを詰め込んでも、私と同じように怖いのかな。 それを今憎しみで紛らわそうとしている私のように、マスターもまた、決意で紛らわそうとしているのかな……。 マスターが、1個目のボールに手をかける。 上へ高く投げられたボールは、開いた瞬間光を放ち、中から萌えもんが飛び出す。 「リザードン……いくぞ、全身全霊でサンダーにぶつかってこい!」 「はい、マスター! ……それにしてもでんき、なんですよね……」 サンダー1人に対して私たちは4人。考えてみれば卑怯すぎる。 でも、サンダーはむじんはつでんしょにいる皆が何人で戦っても勝てなかった相手だ……このくらい、いいよね? マ...
  • 5スレ>>886-1
    昼下がり、ポッポが空を気持ちよさそうに飛んでいる その眼下、マサラタウンに若者二人と、老人が見えた 「今日から旅立つのなら早めに家を出ると良い、夜道は危険じゃからな」 「はい・・・」 まだ落ち込んでいるルネ 多分、負けたことではなくもえもんの事を分かってやれなかったことだろう 少なくとも俺はあの状況じゃわかんなかった 落ち込み気味のルネに、肩をポンッと叩くオーキド博士 「そう気落ちするでない、ましてや成り立て、これからに生かせばよい」 「そう、ですね、はい!」 落ち込みからすぐに立ち直るのもすごいとこだよなぁ 今度は俺に声をかけてきた さっきよりも面持ちが怖いです、博士 「さて、そのヒトカゲはさっきも見たようにとても力が強い」 「はい」 「だからこそ、使い時を誤るでないぞ」 「はい」 「力とは暴力ではなく、あくまで力じゃ、使い方を誤れば、大切なものが一瞬でなくなってしまうかもしれな...
  • 3スレ>>867
    地上から見ることはおそらく不可能な場所までやってきた。 このあたりから強烈な殺気、そして高速で接近している。 場所の特定に成功し、そっちを向くと火球が2~3発飛んできた。 軽く回避するとその先に赤と緑の翼をもった女がいた。服装も見慣れない。 お返しとばかりに2~3発放電するが同じように回避される。最小の動きでの回避だ。 お互いを近距離に捉え、臨戦体制のまま少し膠着。あたしから話かけて見る。 「あの嵐の時の奴だな?あたしはサンダー、あんたは?」 「やはりあなたがカントーの伝説の鳥の一人、サンダーでしたね。  私の名はホウオウ。ジョウト地方より参りました。」 「ホウオウ・・・そうか、あんたがジョウトの伝説の鳥か。  なんだってその伝説のあんたがあたしを狙う?」 「あなたはほかの伝説の萌えもんと違い、外で好き放題に落雷を落としていましたね。  まあ、あなたは気づいていないでしょうがそのため...
  • 3スレ>>861
    海に自ら両足を浸すと、冷たい水が足と頭を冷やしてくれた。 落ち着いてくるにつれて、自分への嫌悪感がどんどんと募ってくる。 ――あの時。 烈しい劣情に駆られて、俺はフシギソウをその場へと押し倒した。先ほど彼女が蔓でそうしたように、その両手を俺の片手で押えこんで。 ベッドにおいてあったリュックが落ちて、中身をぶちまけるのも気にせず、そのまま覆いかぶさろうとして。 リュックの中から落ちた、小さなバッジが目に入ったのだ。 その瞬間、俺の中に記憶されていた恐怖と嫌悪がよみがえり、そして俺自身にそれは向かってきた。 「ご、御主人さま…」 「フシギソウ…ゴメン、俺っ!!」 そうして、センターを飛び出してがむしゃらに走っているうちに、この海岸までたどり着いたわけだ。 (今の俺は、アイツらと何が違うって言うんだ) 右の手に握ったままのバッジを眺める。アルファベットの「R」をモチーフにしたデ...
  • 2スレ>>860
    サンダース リレーSS サンダース(以下 サ)「ご主人様、今日はバトルはお休みにして、一日リフレッシュしようよ!」 トレーナー(以下 俺)「そうだな・・・たまにはいいか・・・」 サ「やったぁ!」 今日はサンダースの提案で一日休みにすることになった。 パーティーメンバーはそれぞれの休みを取ってる中、サンダースはずっと俺に付き添いっぱなしだ。 俺「サンダース。お前、休まなくて良いのか?」 サンダースは「えへへ」と笑い、 サ「実は、今日休みにしたのは、ご主人様とお話ししたかったからなんだ」 と言った。 俺「何だ、それならいつでも話せるじゃないか」 サ「ううん、そうじゃなくて・・・」 サンダースは首を横に振り、 サ「いつも、ご主人様は忙しそうじゃない。こうやって久しぶりに一対一で話をしたくて・・・」 普段の活発な態度とは違い、恥ずかしそうに頬を染めてこう付け加えた。 俺は...
  • 3スレ>>863
    『人工色違い』 「ようやく帰ってこれましたね」 「ちょっと遠かったねぇジョウトは」     ジョウトのもえもんに会いに鼻血マスターたちは、ジョウトまで足をのばしていた。  見たことのないもえもんとの出会いに悶えながら、トレーナーたちと戦ってみたりして、ジョウトを旅していた。  ジョウトにいるすべてのもえもんに会えたわけではないが、伝説もえもんに会えたので、一区切りして帰って来たのだ。 「それにしてもジョウトのトレーナーは強かった……」 「四天王クラスがごろごろいましたからねぇ」 「アイテムつぎ込んで、ようやく勝てたもんね。おかげで赤字」 「まあまあ、いいじゃないですか。最近は、収入が多かったからまだ余裕がありますよ」    足に抱きつくメリープを撫でながらフシギバナは言った。  このメリープは、ジョウトで仲間なった一人。どことなくほんのりと赤いのは、色違いなのか。...
  • 3スレ>>865
    ・人物紹介 ケィ(フーディン) リン(ウインディ)  エナ(ヘルガー) 瞬(ハッサム) スミレ(スターミー) ルー(ピジョット) わっふる(ガーディ) 『雪合戦(バトル)しようぜ!』  糞寒い冬の昼下がり。  シロガネ山の管理人小屋近くでは、萌えもん達の壮大な雪合戦が繰り広げられていた。  何故か?  そこに雪があるからだ。  チームはリン、わっふる、エナのわんこチームと、瞬とスミレのデュアルヒーローチーム(スミレ曰く、武士と魔法少女って新しい組み合わせだとは思わないかマスター!だそうな。瞬は武士じゃないんだが)  ケィとマスター、ルーは優雅に観戦中だ。 「はぁぁぁ!」 「てや!」 「シッ!」  わっふるとリンが投げた雪玉を瞬の鋏が砕く。  瞬はちらり、と後ろを見てスミレに雪玉を投げるように促す。 「喰らえ! 氷せ……」  高らかな宣言と共に雪玉を投げようとしたスミレの顔に、エナの...
  • 1スレ>>867
    「マスター見て見てー」 「んー? ぶふぅっ」  ヒトカゲに呼ばれたマスターが、その方向を見て、飲んでいたお茶を噴き出した。  いつも鼻血をたらすなどおかしな行為で、私(ピジョン)たちを驚かすマスターをして、驚かせた光景。  それは、いつのまにか湖に入ったヒトカゲのシンクロナイズドスイミングだった。  マスターの驚きを見て、満足したヒトカゲが、こっちに泳いでくる。って危なっ!? 炎は水につけちゃ駄目ー!?  水から上がったヒトカゲが、ふらりとその場に座り込む。 「体が濡れて力がでないよぅ」  昨日見た、菓子パンヒーローと同じこと言ってる場合じゃないでしょ!? 「それを言いたいがために、体をはったのね!?  この状況で言っても、洒落にならないから!  ああっでも! ヒトカゲのレアな水着姿が見られて、喜んでいる自分が可愛いっ」 「マスター落ち着いて!? 早く水をふかないとー!」  慌てつつも、ヒ...
  • 3スレ>>869
    00:00ー11:00 試験放送 12:00 ふかもふっていいとも!  司会 ウィンディ  出演者 カーディ・カーディ・カーディ・カーディ・カーディ 13:00 サファリパークの中心でWRYYYYを叫んだ獣  出演:ニドリーナ・ニドリーノ・ガルーラ  「未亡人であるガルーラと関係を続けるニドリーノ。  ある日そのことが妻のニドリーにばれてしまう。  夜、帰ってきた夫の目には一体何が!」 14:00ー18:00 試験放送 19 00 クイズ!トライアタックⅡ  ゼニガメとフシギダネの天然炸裂!?  そして、ヒトカゲのおバカな回答に全員ずっこける。  CDデビューを果たしたおばかさん御三家、ただいま名前募集中!   20 00 フーディン、昔の自分に挑戦!!  ・ユンゲラーだった自分に挑戦!過去の自分を超えられるか! 21:00   恒例、格付けチェック。  ・トレーナーに聞く俺の...
  • 3スレ>>860
     朝靄が掛かった、湖の上。  湖低から突き出すように飛び出した岩の上に、ただひっそりと佇むそれは崇められるべき神秘。  後ろ手にしながら岩に張り付いて、靄の中に差してくる朝日を浴びる姿は誰もが息をのむほどだったかもしれない。  透き通った水の色を映し込んだような、長くしっとりとした髪。  その額からは小さな角。  首元と髪の先端で揺れる水晶玉が、深い水を吸って霧の中で鈍く輝いていた。  遠くで風が、森の間を掻き分けて遠吠えのような音を響かせる。  その時間、その場所は彼女のための神聖不可侵の領域。  鮮やかな色彩に、時々ちゃぷんと水音が混じり、霧に霞んだそこは手を伸ばしても辿り着けない幻想的な空間ですらあった。 ――彼らは、唐突にやってきました  それは異界。  色彩の中に在って他の色を寄せ付けず、頑なに拒みつづけて拒まれている異物。  荒らすのではなく、染み渡るようでもなく、ただそ...
  • 5スレ>>894
    セキチクシティ  可愛い娘獲り放題!と書けばほんのり犯罪臭のするが御幣はあんまり無い、サファリゾーンで有名なセキチクシティ。  この街のジムリーダーは忍者の子孫だと噂されている毒タイプ使い「毒の事ならなんでもござれ」キョウ。  セキチクシティに辿り着いたトレーナーとデオキシスは周辺の道路である程度修練を積んだ後でキョウに戦いを挑んだ。  先程述べた通りキョウは毒タイプ使いであり、デオキシスは毒タイプに有利なエスパータイプである。  今までのジムリーダー同様、デオキシスのサイコキネシスで何の問題も無く無双出来るだろうとトレーナーは予想していた。  実際、戦いを始め、コンパン(×3)を無双し僅か数分でキョウ最後の手持ちであるモルフォンを引きずり出した。  このまま何の問題も無く今までのジムリーダー以上に楽勝出来ると思われた、が、キョウもただではやられなかった。 「…むっ...
  • 5スレ>>804
    子供の頃は、きっと誰もが「主人公」ってものに憧れたと思う。 もちろん俺だってその一人だった。 ただ、正直こんな形で叶うなんて思ってもなかった訳で・・・ ――――――――――――――――――――――――――――――――― 目を覚ますと、其処には見慣れない天井が広がっていた。 「・・・はい?」 思わず飛び起き、辺りを見回した。 白を基調とした広い、まるで研究室のような部屋が目の前に広がっていた。 ・・・研究室?なんだ俺はこれから解剖でもされるのだろうか? 生きたまま解体されるR-18的なグロ映像に頭を持っていかれそうにるが何とか振り払う。 落ち着け、落ち着くんだ俺、そうだ素数を数えよう・・・あれ1って素数だっけ? ・・・さて、冷静になった頭で一面を見渡してみた。そこで妙な違和感を覚えた 目の前に広がる風景が昨日やっていたゲームに酷似している。 目の前にあ...
  • 5スレ>>813
    「進化・・・ねぇ」 無事にトキワシティに到着することができた俺たちは今、萌えもんセンターで休憩中である。 ちなみにパウワウは買い物に行っている。 近くにあった雑誌に萌えもんの進化の事などが目に入ったので読んでみる事にした。 「短期間でこれだけの成長をね・・・寝てる間にでも変わるんだろうか」 「買ってきましたー!あれ、どうしたんですか?」 「ん?いや、ちょっとこの本を読んでただけさ。」 買い物から戻ってきたパウワウに手に持っていた本を見せた。 「進化がどうかしたんですか?」 「気になっただけさ・・・お前もいずれ進化するようだな」 「そうですねー、大きくなれるのは嬉しいです。」 「そういうもんなのか・・・」 この雑誌によると、成長したパウワウはジュゴンに進化するらしい。 写真の掲載はなかったため実際どういう風に変貌するのか見れなかったのは残念だ。 「ん、そうい...
  • 5スレ>>871
    「へぇ……、萌えもんかぁ」 これは俺が萌えもんを初めて知ったぐらいの小さい頃の話である。 父さんが俺に教えてくれたのだ。父さんは凄い萌えもんトレーナーらしい。自称だから良くわからないが、とりあえず父さんの持っている萌えもんは強かった。 まあそれはそうとして、俺はこの頃まだ何の萌えもんも持っていなかった。 さて、小さい頃の俺はその話を聞いて萌えもんに興味を持ったのだろう。 父さんの萌えもんのニドクインを借りて近くの草むらに潜って行った。 「しっかりして下さい!……は、早くオレンの実を取ってこないと……」 そんで……何故かはわからないけど、いきなり傷ついたイーブイが倒れてて。 よほど大事な萌えもんなのか近くにいた見守ってた萌えもんがそりゃもう怖い目で睨みつけててさ。 さっき喋ってたアブソルが威嚇してきたから、慌てて弁解しようとしたんだけどまぁ勿論通じなくて。 「あ、おやめ下さい!」 小さ...
  • 5スレ>>873
    「この道も久しぶりだなぁ……」  いつもより少しだけゆっくりと歩を進める。  小さなころから歩きなれた道――1番道路は、記憶と変わらない感触を返してくれた。 「この辺りは来たことないけど、思ったより田舎ねぇ」  サヤがあたりを見回しながらつぶやく。 「失敬な、自然が豊かだと言え」 「同じことじゃない」  言葉に反して、サヤの機嫌は上々だ。  タマムシのような都会で育ったサヤにしてみれば、ちょっとしたハイキング気分なのだろう。  視線を転じれば、ミルトとファルがルーメにこのあたりの草花を教えていた。  この辺りはタマムシ近辺では見られない草花も多いため、  ルーメは文字通り目を輝かせながら講義を受けていた。  その光景に思わず目を細めた、その時だ。  3人が覗き込んでいた草むらの奥から、何かがミルトめがけて飛びかかってきた。 「きゃっ!」  すんでのところで攻撃をかわすミルト。  標的を失っ...
  • 5スレ>>837
    「マスターーーーー……」 主「? 誰か俺を呼んだか?」 辺りを見回しても誰も居ない。 俺も疲れてるんだろうか。 それとも風邪の余韻か?どっちにしても早く休まないと・・・あぁ、買出しがあるんだった。 「マスターー!!」 主「ん?」 嫌な予感がしながらも聞き覚えのある声だったので振り向いた。 いや、振り向いてしまった。 ――ガバッ!  そう効果音が聞こえてきそうなほどに勢いのある抱きつきだった。 主「ぐぉっ……!」 胸に強烈なタックルを位若干息が止まる。 視界が青く染まり――俺はそのまま意識を失った。 「貴方ね、あれほど止めなさいと言ったでしょう?」 「ご、ごめんなさい……」 気が付いたら家のベッドの上だった。 あれ、俺外にいなかったっけ? 主「んぁ?セイ、お前何でここに居るんだ?」 セイ――名前からは想像出来ないだろうが、俺のハクリューである。 一応言っておくが手...
  • 5スレ>>895
     ブースター。  別名、唯一王。  高い攻撃を持つのに強力なタイプ一致の物理技を覚えない。  鈍足である。  防御も低い。  同タイプでウィンディという強力な壁がいる等々等々。  そのバランスの悪い種族値とちぐはぐな技構成を皮肉ってかブースターという種族そのものに付けられた呼び名が「唯一王」である。  そんなトレーナー達の愛しさから付けられた不名誉な愛称を振り払わんと健闘するブースターが一匹居た。  鈍足なら一発耐えきればいいじゃない、と言わんばかりに相手萌えもんの特殊攻撃に耐え、  タイプ一致物理技が無いなら他のタイプの物理技を使えばいいじゃない、と言わんばかりに放つのは格闘タイプの物理技「馬鹿力」。  それでも耐えきった相手萌えもんに、ブースターは疾風の如く駆け抜けて「電光石火」で止めを刺す。 「次っ!」  勝利で得た意気込みは、次の瞬間に溜め...
  • 5スレ>>814
     翌日。俺たちはもえもんタワーの調査を開始した。  調査を始めたのは夜の10時。昼間のうちに集めた情報によれば、この時間帯から事件の発生率が上がるのだが…… 「ゴースやゴーストばかりですね」 「そうだな。……お、カラカラだ。ファル、頼む」 「は~い」  開始からおよそ1時間。集まるものといえば、図鑑のデータばかり。幽霊なんて影も形も見当たらない。  もっとも、噂の幽霊に影や形があるのかは知らないが。 「やっぱりもう少し上まで行かないとだめかな。サヤはどう思う?」 「え? な、何?」  俺たちの後ろで周囲を窺っていたサヤが驚いたような声を上げる。 「もう少し上に行ってみようかって」 「上に? ……えっと、今日はそろそろ撤収しない? 幽霊には出会わなかったけど、収穫はあったわけだし」 「……? どうかしたのか?」  今日のサヤはどうもノリが悪い。いつもなら率先して先に行きたがるはずだが……  ...
  • 5スレ>>897
    「なぁ、ブイゼル」 「……」 「ブイゼル?」 「……」 「おーい、ブイゼル?」 「あ…な、何? どうしたのリュウマ?」 「そいつはこっちの台詞だ。体調でも悪いのか?」 「う、ううん、僕は大丈夫。大丈夫だから。本当に」 「まぁ、それならいいんだが……」  …事故を起こした翌日、俺達一行はフスベシティからカントー地方へ飛ぶのを諦め、  無難にフスベシティからアサギシティへ飛び、そこからカントー地方へ戻る事にした。  少し手間だが、これ以上事故りたくはないし、安全第一に越した事はないだろう。  course of life -with you-  第九話~記念写真は人に頼むと吉?~  …という事でアサギシティの港まで飛び、現在船の出航待ち。  それで30分ほど自由時間にしたのだが、どうも朝からブイゼルの様子がおかしい。  今朝早くラピに出発の挨拶をしてきた後からずっとこ...
  • 5スレ>>853
     …鬱蒼と木々が生い茂るトキワの森。  辺りは徐々に暗くなり始め、森の生き物達も自分の住処へと戻って行く。 「…みんな帰って行きますねー」  ラプラスの言葉に皆頷くが、あまり活気がない。  それもそうだ。こんな状況で平気な奴など居るわけがない。  だって、まさかトキワの森で迷ってしまうなんて誰も思っていなかったのだから!  course of life -with you-  第七話~癒しは温泉にアリ?~  …マサラタウンを出発後、俺達は間も無くトキワシティに到着した。  そしてニビシティへ行く前にトキワの森の下見に来たのだが、この有様。  まさに骨折り損のくたびれ儲けである。 「さて、どうした事だか……」  オニドリルに飛んでもらおうとも考えた。  が、頭上の枝に引っ掛かって墜落してしまうのがオチだろう。  だからと言って頭上の枝をなぎ払えば、明らかに自然...
  • 5スレ>>852
    ~前回までのあらすじ~  格闘家の主人公リュウキ(竜鬼)は後に相棒になるラルトスのイズナを22番道路で助ける。トキワの森でゴースのいずも(出雲)と出会う。 サイホーンのサイム、ストライクのムサシを仲間に加え暴走したロケット団を倒しミュウツーのヴァリスを仲間にした。 少し自由時間が出来たのでみんなに自由行動させた。しか~し、これがいけなかった。極度の方向音痴のいずもがサイムと迷子になった。 ヤマブキのジムリーダーナツメの超能力で二人が無人発電所にいることが分かったリュウキ達は迎えに行くことに・・・・  ここはシオンタウン、ポケモンタワー前 昼前 リュウキ「ここの向こう側が無人発電所か~」 ムサシ「イワヤマトンネルを抜ければつくでござる。」 リュウキ「またあのトンネル抜けねえといけねぇのか~」「はぁ~」 ヴァリス「えっ、そんなめんどくさいことしなくていいわよ。」 リュウキ&ムサシ「「え...
  • 5スレ>>880
    「はぁ……」 「ため息ばっかりついてると幸せが逃げちゃうよっ?」 「ん、あぁ。そうだな」  だがそんな事を言われても出るもんは出る……とポニータに言っても仕方がない。  まったく。どうしてこうも俺の旅路は面倒な事だらけになってしまうのだろうか。  昨日は昨日で色々悩んでたら結局全然眠れなかったし……  course of life -with you-  第八話~不慮の事故は出会いの始まり?~  …昨日の温泉事件から一晩経ち、イワン達と別れてトキワの森へ再び向かう俺達。  イワン達はシロガネ山経由でジョウト地方へ帰るらしい。  どうやって帰るのかは聞かなかったが……まぁ、心配ないだろう。  それで今日は図鑑収集もしつつ、ひとまずニビシティへ向かう事にした。  昨日大体トキワの森の構造は把握したから、今日は迷わず行ける……はず。  それと無許可で外出した誰かさんの...
  • 5スレ>>816
    「おぉー!すっごーい!」 始めてみる大きなビル郡に目を輝かせる姉さん。 『~~!~~~!!』 とアンノーン達。 「…あまりはしゃがないでください…こっちが恥ずかしいです」 そう言って帽子のつばを下げるムウマージ 『それで、どうするんですか?』 そう(筆談で)聞いてくるユレイドル …そんなわけで、俺達ことリンご一行様はタマムシシティへとやってきていた。 「そうだな…まぁ、この街に来たらすることは一つだろうな」 「そう、当然お買い物!」 『そうですか』 まぁ、タマムシシティと言えば一番に名前が挙がるのが カントー最大の規模と品揃えのショッピングセンター『タマムシデパート』だろう。 あと、こちらもカントー最大のゲームコーナー『タマムシゲームコーナー』もある。 楽しむには事欠くことが無い街といえるだろう。 「うん…それで、何か希望があるか?」 『とりあえず、わたしはおかいものに...
  • 5スレ>>892
    前回のあらすじ 前座回 早朝、というにはまだ早く 小さな星たちが輝きを徐々に失いつつある程の朝である 街ほどではないが、村というほどでもない、トキワシティ そこには、旅に胸を躍らせる少年が歩を進めていた 「何もこんな早朝に行かなくても・・・」 と、本音を漏らすソル それに対して擁護するコメントはなく 「まだ寝ていたいなら寝ててもいいよ?」 と、俺が声をかける程度だった 「・・・いえ、大丈夫です」 「そういやあの御姫さんは?」 「姫?」 「・・・私のことを言いなさっているのならば、ここにいますよ」 ああ、またあの子か 「何かご用でも?」 「ああ、いやな、名前がないと不便だからな、そろそろ教えてくれてもいいんじゃないかってな」 「そういえばまだ聞いて無かったよね」 「そうですね――、まぁ、『姫』でよろしいですよ」 「なんだ、名前がな...
  • 5スレ>>829
    「この肉はあたしがもらったぁ!」 「あ! ずるいドリちゃん! 昨日もいっぱい食べてたのにっ!」 「先手必勝! ラプも早くしないとなくなっちゃ……って、あれ? 栗きんとんは!?」 「美味しくいただかせてもらいましたー」 「いつの間に!? ラプも中々やるみたいね……」 「お前ら朝からやかましいわっ!」  …年が明けて一日経ち、まだまだ世界中が来る新年を歓喜する今日この頃。  初詣へ出かける人もいれば、家でゆっくりと過ごす人もいる。  既に俺達は初詣へ行ったので、今日は後者の方が当てはまるはずなのだが……  course of life -with you-  番外編その1~寝正月は叶わぬ夢~ 「はぁー、あったまるー」 「うん。和むねー」 「ぬくぬくー」 「……」  …おせち奪取合戦の後、手持ちの三人は和室にあるこたつでぬくぬく温まっていた。  ちなみに和室の室温は一...
  • 5スレ>>841
     …早朝、リュウマの家。  オニドリルがソファーに座り、ボケッとテレビを眺めている。  そこに起きてきたばかりのポニータがやって来た。 「あ、おはよーポニ」 「おはようドリちゃん。今日は早いね」 「なんだか目が覚めてね。二度寝してもしょうがないから、もう起きる事にしたよ」 「そうなんだ?」  一通り挨拶を終えるとポニータもオニドリルの横に座り、テレビを眺める。  テレビ画面の左上には2月14日と表示されていた。 「…ねぇドリちゃん、今日何の日だか覚えてるっ?」 「え? えーっと……何の日だったっけ? 忘れちゃったよ。アハハ……」 「バレンタインデーだったよねー?」  ポニータの問い掛けにオニドリルが悩んでいた時、丁度ラプラスが起きてきた。  ラプラスの手にはどこから取り出したのか、チョコレートが握られている。 「あぁラプ、おはよー。そっか、バレンタインだったね……」 「それで、今...
  • 5スレ>>805
     暗い部屋。  その中央に、一体の萌えもんが立っていた。 「…………」  紫がかった白銀の髪。  日の光を知らぬような白磁の肌。  薄く開かれた瞼から覗く、暗黒色の瞳。  それらを覆うように、所によっては強調するように、身に着けられた鈍色の鎧。  ガチャリ  扉が開き、男が一人入ってくる。  背が高く、目つきの悪い男。 「気分はどうだ?」 「……悪くは、無い」 「クック、そうか……」  男は喉だけで笑う。 「まずは慣らしだ。お前も、マトモに戦うのは久しぶりだろう」 「……何をすれば、いい?」 「壊せ。俺の命じた通りに、な」 「わかった……」 「よし……行くぞ」 「……お父様達、は」 「ん?」 「褒めて、くれる……かな」 「クク……最後まで上手くやれば、きっと褒めてくれるだろうよ」 「……そう」  そんなやりとりを交わし、彼女はヘルメットを身に着ける。  バイザーに隠れた彼女...
  • 5スレ>>831
    前回のあらすじ:引き篭もりの少女・ジーニは無理矢理旅に出されました。         彼女の近所に住んでいたワトソン(ミズゴロウの♂)も                 同行することになりました。              ニビバッジを無事ゲットした彼女たちは、博物館で         ボヤ騒ぎ未遂を起こしました。         が、旅は今日も続く。ラスボスの姿を拝むその日まで。 ワト「ラスボス…? つか、ラスボスまで続くのかよこの話…!?」 ジーニ「打ち切りが決定すればそこで終わるがな」 ワト「俺の精神衛生の為にも、ぜひそうなって欲しいところだ」 ハイテンション・ボヤージュ 第五幕 『 馬鹿も変態もそ...
  • 5スレ>>896
     穏やかな日差しが温かい日。  俺は街から離れた草むらの近くで一息入れていた。  少し離れた場所では、平均より大分小さなリザードンが何やら跳んだり落ちたりの動作を繰り返している。   「ライダー…キーック!」  どうやら昨日一緒に見た特撮物に出てくる必殺技の真似をしているらしい。  うちのリザードンは物理攻撃を主にした戦法を使う。  だからああいう風に自主的な格闘訓練?をしてくれるのは嬉しい事なんだが…うーむ。  リザードンの動きにちょっと思うところがあった俺は傍にまで寄って声を掛ける事にした。 「リザードン。」 「ライダー……どうしたの、マスター。」 「今やってる蹴り技についてちょっと思った事があるんだが…。」 「ライダーキックについて?なに?」 「……どうせ蹴るなら足に炎を纏わせた方が良くないか?」  今のリザードンがやっている事は正直に言ってしまえばただの跳び蹴りの練習だ。  ...
  • 5スレ>>898
    「なぁ、キュウコン」 「どうしたのよ」 「何でバトルに出てくれないのさ。他の娘ばっかりレベルが上がって、キュウコンのレベルって進化した状態で止まってるんだけど……」 「嫌よ。そもそも何でアナタの言う事を聞かなければならないの」 「いや、キュウコン。一応俺の手持ちだろ」 「むしろ嫌ね。アナタの僕だなんて末代までの恥だわ」 千年も生きるのに末代って何世代後だよ…… このキュウコン。シオンからタマムシへ行く途中に偶然出会ったロコンが進化したんだが。 キュウコンになった時から全然バトルに出てくれなくて困ってる。 ロコンの時は意地っ張りだったけどまだバトルしてくれたのになぁ…… 「……昔のことは忘れなさい」 「心読むなよ。……ハァ、キュウコンは手持ちで唯一の炎タイプだから重宝してたのにな」 「この前、ガーディを捕まえてたじゃない。それを使えばいいでしょう」 「いや、ガーディは進化させるのに必要な炎の...
  • 5スレ>>893
    ゴールデンボールブリッジ  カスミを突破したデオキシスとそのトレーナーは、レベルアップを目指しトレーナーが多く集う場所を訪れた。  その為の場所として選んだのはハナダシティジムから少しある居場所にある、橋、通称「ゴールデンボールブリッジ」。  ハナダの名所でもあるそこには普段から複数のトレーナーが屯しているので経験値を稼ぐには丁度良いと二人は考えたからだ。  さぁ行くぞと意気込んでデオキシスとそのトレーナーが橋を渡ろうとしたその時、橋の方からトンガリ頭の友人が歩いてきた。 「よぉ、○○○!久し振りだな!」 「相変わらずそいつを連れて歩いているのか。」 「デオキシス以外は連れていない?」 「…あぁ、そう言えばお前は捕獲が苦手だったな。」 「けど手持ちが一体だけってのはトレーナーとして問題だと思うぜ。」 「手持ちが一体が増えるだけでも他の萌えもん達への負担は一気に減...
  • 5スレ>>848
    パープルには幼馴染の萌えもんの少女がいた。 否、少女のことを『少女』と呼称するのも『幼馴染』と表現するのは適切ではないのだが、 確かに『少女』は人間でこそないものの姿形は女の子そのものでありまた人間と同等の知性と感情を持っていて、 加えてパープルが小さな子供であった頃から親しかったので『幼馴染』という表現も間違いでないのだ。 何故そんな曖昧な言い方をするのか。何故なら彼女は実体と言うものを持っていない。 それは決して脳内幼馴染などと呼ばれる寂しさと虚しさと狂気が滲み出て生まれた存在などでは決してなく、 少女は俗に幽霊タイプと呼ばれる萌えもんであって生き物であるとは断言できない存在だからだ。 分類は『マジカル萌えもん』。種族名は『ムウマージ』。 出会った時は進化前の『ムウマ』で、名前を持っていなかったので、パープルは彼女を『ユウ』と名付けた。 これは単純に少女が幽霊で...
  • 5スレ>>819
    「テッカニン! 右TB、JB、RT、RTB、S!」  相棒に指示を飛ばす。  多勢に無勢だ、トレーナーたる自分が頭となり、手足である萌えもんを的確に動かさねばならない。  正直、自分はこんなことは好きではないが仕方がない。 「っは、っつぁ……!」  テッカニンも、自分で考えて動き回るよりこちらの指示に従う方がよほど切れのある動きをする。  そして、最後の1体を叩き落とした。 「ふぅ……片付きましたね、主」 「うん、御苦労さまテッカニン」  話しがそれるが、緊張が解けたテッカニンの顔はかなり可愛かったりする。  それがまた自分好みであり、気を取られてしまうのも仕方ないだろう……と、思う。  しかしそれはそれで情けないことだ。なにせ。 「……! 主、後ろ!」 「え、はえ?」  おかげで背後の気配に全く気付けないのだから。いや笑い事ではないのだが。 「……がぶりっ!」 「うぐあっ...
  • 5スレ>>824
    「うぃーうぃっしゅあくりすます、うぃーうぃっしゅあくりすます、うぃーうぃっしゅあくりすます」 その部分しか知らないのか、同じ言葉をリズムに乗せて何度も歌うリザードン。 顔には満面の笑み。手には手作りの星や樹木。小さな羽を羽ばたかせながら飾っている。 歌詞の続きを教えようかしらと思いつつフシギバナは物置から大きなクリスマスツリーを運んで来て、 去年とほとんど同じ場所に置き、綺麗に纏められていたコードをばらばらにする。 少し離れた場所では、カメックスが無表情で食材(主に脂肪質)の虐殺真っ最中である。 そして主である彼は新聞を読んでいる。手伝ったら負けだと思っているからだ。心の底から。 (主である彼以外は)慌しいその日はクリスマス。 聖人が誕生し企業が蠢き大人が画策し子供が笑いあい恋人は興奮し独りの人は己の悲運を泣き叫ぶ。 深夜には赤い服を着た老人が冷える身体に鞭を打ち袋片...
  • 5スレ>>884
     アキラがトキワジムに腰を落ち着けて約半月。  クリム主導の鍛錬(当然、マスターも鍛える)に慣れてきた頃、アキラ宛に一通のメールが届いた。 『Trust and distrust』 「マサキから呼び出しだって?」  朝練を終え、少し遅めの朝食を摂りながらクリムは聞く。  アキラはというと、半分死にかけの状態でそれに答えた。 「あぁ……なんか、近いうちにノッサとユキメさんとスイクン連れて来てくれって……何の用だろう」 「あー、んじゃアレだな。この辺じゃ珍しい萌えもんのデータが欲しいんだろ」 「萌えもんのデータ?」  意味がわからず、首を捻るアキラ。  その様子に苦笑しながら、クリムは話を続ける。 「お前、マサキについてどのくらい知ってるんだ?」 「あー……直接の面識は無いし、パソコンでの萌えもん預かりシステムの開発者ってくらいか」 「ま、一般人の認識としちゃそんな...
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