萌えっこもんすたぁSS保管庫内検索 / 「5スレ>>895」で検索した結果

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  • 5スレ>>895
     ブースター。  別名、唯一王。  高い攻撃を持つのに強力なタイプ一致の物理技を覚えない。  鈍足である。  防御も低い。  同タイプでウィンディという強力な壁がいる等々等々。  そのバランスの悪い種族値とちぐはぐな技構成を皮肉ってかブースターという種族そのものに付けられた呼び名が「唯一王」である。  そんなトレーナー達の愛しさから付けられた不名誉な愛称を振り払わんと健闘するブースターが一匹居た。  鈍足なら一発耐えきればいいじゃない、と言わんばかりに相手萌えもんの特殊攻撃に耐え、  タイプ一致物理技が無いなら他のタイプの物理技を使えばいいじゃない、と言わんばかりに放つのは格闘タイプの物理技「馬鹿力」。  それでも耐えきった相手萌えもんに、ブースターは疾風の如く駆け抜けて「電光石火」で止めを刺す。 「次っ!」  勝利で得た意気込みは、次の瞬間に溜め...
  • 5スレ>>894
    セキチクシティ  可愛い娘獲り放題!と書けばほんのり犯罪臭のするが御幣はあんまり無い、サファリゾーンで有名なセキチクシティ。  この街のジムリーダーは忍者の子孫だと噂されている毒タイプ使い「毒の事ならなんでもござれ」キョウ。  セキチクシティに辿り着いたトレーナーとデオキシスは周辺の道路である程度修練を積んだ後でキョウに戦いを挑んだ。  先程述べた通りキョウは毒タイプ使いであり、デオキシスは毒タイプに有利なエスパータイプである。  今までのジムリーダー同様、デオキシスのサイコキネシスで何の問題も無く無双出来るだろうとトレーナーは予想していた。  実際、戦いを始め、コンパン(×3)を無双し僅か数分でキョウ最後の手持ちであるモルフォンを引きずり出した。  このまま何の問題も無く今までのジムリーダー以上に楽勝出来ると思われた、が、キョウもただではやられなかった。 「…むっ...
  • 2スレ>>895
    01 街から大分離れた山の麓。 空は高く、風は柔らかく。 人と自然が手を取り合うような、そんな絵本のような町。 「何年ぶり……だったかな」 「またあの娘に会えるのかぁ……」 「あらら、ウィンお前親父の相棒に惚れてたのか」 「あ、いや別にそういうわけじゃ」 「……ウィンは嘘をつけない」 「まったくだ。ウィンは素直だ」 「あー!ますたーもサン姉も酷いや」 「褒め言葉のつもりなんだがな……」 「マスターは私たちにも嘘を吐くから……」 「場を和ませる言葉の文ってのは理解されないもんだなぁ」 「あや?」 「気にするな、些細なことだよ。 ―っと、見えたぞ」 トレーナーやってると実家に帰る機会も少ないもんだ。 いや、元々根無し草の性分があったから、のほうが正しいな。 あの耄碌爺に 「うちの牧場にたくさんの子がいたほうが楽しいだろう。 わしもお前の親父も昔はそうやって外に...
  • 5スレ>>897
    「なぁ、ブイゼル」 「……」 「ブイゼル?」 「……」 「おーい、ブイゼル?」 「あ…な、何? どうしたのリュウマ?」 「そいつはこっちの台詞だ。体調でも悪いのか?」 「う、ううん、僕は大丈夫。大丈夫だから。本当に」 「まぁ、それならいいんだが……」  …事故を起こした翌日、俺達一行はフスベシティからカントー地方へ飛ぶのを諦め、  無難にフスベシティからアサギシティへ飛び、そこからカントー地方へ戻る事にした。  少し手間だが、これ以上事故りたくはないし、安全第一に越した事はないだろう。  course of life -with you-  第九話~記念写真は人に頼むと吉?~  …という事でアサギシティの港まで飛び、現在船の出航待ち。  それで30分ほど自由時間にしたのだが、どうも朝からブイゼルの様子がおかしい。  今朝早くラピに出発の挨拶をしてきた後からずっとこ...
  • 5スレ>>891
    前回のあらすじ 前座回 早朝、というにはまだ早く 小さな星たちが輝きを徐々に失いつつある程の朝である 街ほどではないが、村というほどでもない、トキワシティ そこには、旅に胸を躍らせる少年が歩を進めていた 「何もこんな早朝に行かなくても・・・」 と、本音を漏らすソル それに対して擁護するコメントはなく 「まだ寝ていたいなら寝ててもいいよ?」 と、俺が声をかける程度だった 「・・・いえ、大丈夫です」 「そういやあの御姫さんは?」 「姫?」 「・・・私のことを言いなさっているのならば、ここにいますよ」 ああ、またあの子か 「何かご用でも?」 「ああ、いやな、名前がないと不便だからな、そろそろ教えてくれてもいいんじゃないかってな」 「そういえばまだ聞いて無かったよね」 「そうですね――、まぁ、『姫』でよろしいですよ」 「なんだ、名前がないのか?」 「それはまた、いずれお話致しますのでその...
  • 5スレ>>892
    前回のあらすじ 前座回 早朝、というにはまだ早く 小さな星たちが輝きを徐々に失いつつある程の朝である 街ほどではないが、村というほどでもない、トキワシティ そこには、旅に胸を躍らせる少年が歩を進めていた 「何もこんな早朝に行かなくても・・・」 と、本音を漏らすソル それに対して擁護するコメントはなく 「まだ寝ていたいなら寝ててもいいよ?」 と、俺が声をかける程度だった 「・・・いえ、大丈夫です」 「そういやあの御姫さんは?」 「姫?」 「・・・私のことを言いなさっているのならば、ここにいますよ」 ああ、またあの子か 「何かご用でも?」 「ああ、いやな、名前がないと不便だからな、そろそろ教えてくれてもいいんじゃないかってな」 「そういえばまだ聞いて無かったよね」 「そうですね――、まぁ、『姫』でよろしいですよ」 「なんだ、名前がな...
  • 5スレ>>896
     穏やかな日差しが温かい日。  俺は街から離れた草むらの近くで一息入れていた。  少し離れた場所では、平均より大分小さなリザードンが何やら跳んだり落ちたりの動作を繰り返している。   「ライダー…キーック!」  どうやら昨日一緒に見た特撮物に出てくる必殺技の真似をしているらしい。  うちのリザードンは物理攻撃を主にした戦法を使う。  だからああいう風に自主的な格闘訓練?をしてくれるのは嬉しい事なんだが…うーむ。  リザードンの動きにちょっと思うところがあった俺は傍にまで寄って声を掛ける事にした。 「リザードン。」 「ライダー……どうしたの、マスター。」 「今やってる蹴り技についてちょっと思った事があるんだが…。」 「ライダーキックについて?なに?」 「……どうせ蹴るなら足に炎を纏わせた方が良くないか?」  今のリザードンがやっている事は正直に言ってしまえばただの跳び蹴りの練習だ。  ...
  • 5スレ>>898
    「なぁ、キュウコン」 「どうしたのよ」 「何でバトルに出てくれないのさ。他の娘ばっかりレベルが上がって、キュウコンのレベルって進化した状態で止まってるんだけど……」 「嫌よ。そもそも何でアナタの言う事を聞かなければならないの」 「いや、キュウコン。一応俺の手持ちだろ」 「むしろ嫌ね。アナタの僕だなんて末代までの恥だわ」 千年も生きるのに末代って何世代後だよ…… このキュウコン。シオンからタマムシへ行く途中に偶然出会ったロコンが進化したんだが。 キュウコンになった時から全然バトルに出てくれなくて困ってる。 ロコンの時は意地っ張りだったけどまだバトルしてくれたのになぁ…… 「……昔のことは忘れなさい」 「心読むなよ。……ハァ、キュウコンは手持ちで唯一の炎タイプだから重宝してたのにな」 「この前、ガーディを捕まえてたじゃない。それを使えばいいでしょう」 「いや、ガーディは進化させるのに必要な炎の...
  • 5スレ>>893
    ゴールデンボールブリッジ  カスミを突破したデオキシスとそのトレーナーは、レベルアップを目指しトレーナーが多く集う場所を訪れた。  その為の場所として選んだのはハナダシティジムから少しある居場所にある、橋、通称「ゴールデンボールブリッジ」。  ハナダの名所でもあるそこには普段から複数のトレーナーが屯しているので経験値を稼ぐには丁度良いと二人は考えたからだ。  さぁ行くぞと意気込んでデオキシスとそのトレーナーが橋を渡ろうとしたその時、橋の方からトンガリ頭の友人が歩いてきた。 「よぉ、○○○!久し振りだな!」 「相変わらずそいつを連れて歩いているのか。」 「デオキシス以外は連れていない?」 「…あぁ、そう言えばお前は捕獲が苦手だったな。」 「けど手持ちが一体だけってのはトレーナーとして問題だと思うぜ。」 「手持ちが一体が増えるだけでも他の萌えもん達への負担は一気に減...
  • 5スレ>>890
     何故、我らはこれほどまでに解り合えぬのだろうか。  姿形はこれほどまでに人と近いというのに。  何故、解り合えぬのか。 「ファイヤー、どうしたのじゃ?」  目の前に陣取る氷の女王・フリーザーが不審そうな声をかける。 「む、すまぬ。惚けておったようだ」  苦笑いをして、意識を切り替える。  今は大事な場だというのに、余計な事を考えておってはいかんな。 「もう、頼むよ・・・ファイヤー。ぼくは早く帰ってゲームの続きしたいんだから」  眠そうな目で不満を垂れるのは雷の化身・サンダー。  相も変わらずこやつは徹夜で「げぇむ」をしておるのか・・・。 「しかし、ここは暑いのぅ。さすがの妾も溶けそうじゃ」 「そう言うでない。これが終われば常夏のリゾートとしゃれこもうぞ!」  今、ここ、ともしび山の山頂で行われているのは、カントーで伝説の三鳥と呼ばれるフリーザー、サンダー、そして我、炎の不...
  • 5スレ>>899
    【一筋の思い出をあなたに】 例年に比べて少雨だった五月雨の時期が終わり、いよいよ本格的に夏がやってくる。 厳しい冬を共に乗り越えた長袖に別れを告げて久しく、そもそも衣類を纏うことにすら いささかの抵抗を覚えだす初夏の陽気。 繁茂とした森林を抱えるトキワにて、センターの冷房にホッとしながら書き物に勤しむ青年。 外では森からやってきたと思われる虫タイプの娘達が、冬の鬱屈を晴らすかのように、 元気に駆け回る季節だ。 時は夜。 日課となっているレポートの作成は、すんでの所で仕上がりにストップを掛けられていた。 「あとはあいつのページだけか…。一服するかな」 上体を大きく反らし、硬直した筋肉を緩めると同時に、深く息を吐く。 「今日はやけに遅いんだな…。何も無ければいいけど」 彼の旅路に付き従う娘達の1人、オニドリルが暮夜に及んでもまだ戻ってこない。 彼女達を統括する者として不安にならないは...
  • 5スレ>>89(2)
    『不在』 ポケモン図鑑、と言うものをご存知だろうか。俺の父さんが成し遂げた偉業のうち、1つはリーグ制覇、そしてもうひとつが、ポケモン図鑑のコンプリートである。全世界に散らばる151種類のポケモン、その全てのデータを図鑑に記録したのである。そして叔父さんもまた、図鑑コンプリートを成し遂げている。実はポケモンの姿が変わったのは、萌えもん化のときだけではない。以前に一度、外見がマイナーチェンジしたことがあるのだ。萌えもん化と違い、見た目を根底から覆すほどのものではなかったにしろ、父さんのデータと食い違いが出るかもしれないので調べなおしてくれ、とのオーキド博士の依頼により、その時は叔父さんが旅立ったのだ。 『じゃあ、今度は俺が?』 『たぶんな。この前あったとき、萌えもん図鑑の完成が近いとかいってたから。』 じゃあ、なにか?俺が、旅に? 『素晴らしいじゃない!』 『...
  • 5スレ>>89(1)
    『運命の朝』 『サトシー?ちょっと降りてきてー!』 階下からの母の声を聞いて、俺は目を覚ました。こんな朝早くからなんだというのだろう。寝ぼけ眼で下に下りる。 『なに?かあさん。』 『オーキド博士から連絡があったわよ。すぐに来てくれって』 『博士から?』 オーキドユキナリ。ポケットモンスター研究の第一人者で、萌えもん出現後も萌えもんの研究を続けている。齢80に迫ろうとしているが、だが、まだまだ盛んな人だ。そんな有名人だが、家とは隣同士と言う縁もあり、家族ぐるみで仲がいい。それに一応、俺も有名人の家族だしな。 父さんのレッドは前々ポケモンリーグチャンピオンだし、叔父さんのブルーは前回ポケモンリーグチャンピオン。2代チャンピオンを輩出した家として、その名を轟かせているのだ。・・・といっても、父さんも叔父さんも、『チャンピオンなんて面倒くさい』とすぐにその座を返上して...
  • 4スレ>>89
    「―――おかしなスピアー?」 「はい」 悠々と、自由気ままに旅を続け、今日の宿にしようと訪れた トキワシティのポケモンセンター。 そこで流れていた噂に、レンはそう言いつつ首を傾げた。 色素の薄い灰色の髪が、ふわりと揺れる。 「あ、これもらい!」 「ルナティ!? それは私のクッキー!」 「リビエルが遅いのが悪いんだよ~」 「・・・・・・あんたたち、ちょっと静かにしてなさい」 ブラッキーのルナティ、エーフィのリビエル、そしてキュウコンのフェイ。 海を渡る時に活躍するラプラスのクラフィアは、現在センター裏のプールで休憩中である。 後ろから聞こえてくる騒がしい声に頭痛を堪えつつ、レンは嘆息交じりに声を上げた。 「・・・それで、どんな風におかしいんですか?」 「どんな風にと言うか・・・もう、全体的に普通のスピアーじゃないんですよ」 姿を見たというジョーイの話に、レンはさらに首を傾げる。 ス...
  • 3スレ>>890
    「座談会2nd 明けましておめでとうSP」 登場人物 200のひと・・・所謂、作者。(以下 作) トレーナー・・・作者の書くSSの主人公。男。マサラタウン出身。(以下 ト) リザード・・・トレーナーのパートナー。控えめな女の子。出身地不明。(以下 リ) ピカチュウ・・・素直な女の子。常磐(トキワ)の森出身。(以下 ピ) ユンゲラー・・・冷静な性格。24・25番道路出身。(以下4 ユ) シャワーズ・・・素直な性格。出身地不明。(以下 シ) コラッタ・・・無邪気な女の子。1番道路出身。(以下 コ)最近、すっかり見かけなくなったが・・・? 作「さて、皆さん!」 ト「新年!」 リ「明けまして!」 一同「「「「「「おめでとうございます!!!!!!!」」」」」」 ピ「今年も!」 シ「宜しく!」 ユ「・・・」 コ「お・・・おねがいします~!...
  • 2スレ>>89
    「にぱー」 「…さんどさん、一体どこからそんな言葉を」 「野生だった頃に、変な人が言ってみてくれって言われたことがあって。 ハアハア言ってて怖かったので、軽く殴っちゃいましたけど」 「…(いたんだな、そんなお馬鹿なやつが)」 「あ、後、殴っちゃう前にこんなものを渡されたのですが」 「み、巫女服…」 「捨ててもよかったのですが、可愛かったのでつい持ったままにしてました。」 「…さんど、夜これ持って部屋着てくれると嬉しいのです」 「?はあ、わかりました」 こちらスネーク。詳細は不能。合言葉はわっ○○×2だそうだ。 またまた、僕のことわ(ry ネタがないからってこんなもん書いて俺は…。 いえね、東方の話でたからひぐらしもいいかなって思って。 ついでに言っておくと、メタルギア何も知らない…。 (++)<だめ人間    (T3T)はい、そうですねorz
  • 3スレ>>891
    ピジョット「明けましておめでとうございます、皆さん」 オニドリル「もう元旦も終わりそうだけどね」 クロバット「徹夜でチャットして夜明けと共に寝て昼起きして、TV見て爆笑してたらそりゃそうなるよねー」 ギャラドス「おまけに二日酔いだしな」 ピジョット「でもちゃんと初詣は行きましたよ?」 オニドリル「嘘でしょ? いつ行ったのよ」 ピジョット「ええ、ちょっと豪血寺へ」 ギャラドス「陰陽師かよ!」 ドードリオ「あくりょーたいさん、あくりょーたいさん……♪」 カモネギ 「よーかいあくりょーこまったーときは♪」 オニドリル「やめなさい二人とも! 姉さんも変なもの見せないで!」 ピジョット「でもご利益はありますよ」 クロバット「いやいやいやいや」 ギャラドス「駄目だこいつ……」 ピジョット「それにしても、最近こういう直張りの小ネタって見かけませんね」 オニドリル「職人さんの数とレベルが上がったってこと...
  • 5スレ>>84
    生徒会室・・・そこは普通の生徒ならば入る事はまったく無いであろう部屋。 その中に生徒会でもないのにいる男が一人、ランターンである。 サンダーさんを迎えに生徒会室にやってきたのだが・・・ 「すー・・・すー・・・。」 「あれ?サンダー寝ちゃってるんだ・・・。  PCもテレビもついたまんまで・・・。」 今日の生徒会は会長一人でほんのちょっとの小用があるだけなのでサンダーさん一人でいた。 そして小用が終わりテレビを見ながら待っていたがそのまま眠ってしまったのだ。 ランターンも職員室の用事が終わったので来たのだが、眠り姫を起こそうかどうか迷っている。 「すー・・・すー・・・。」 「腕組んで足組んで会長の立派なイスに・・・カッコいいなぁサンダー・・・。  うーん・・・起こしたらまずいかなー・・・ん?」 そのときランターンの目に入ったのはテレビで偶然流れていた某アニメ。 サンダー...
  • 5スレ>>88
    萌えっ娘もんすたぁ 第二話「イレギュラーな娘」 寝起きと言うのはなんて目覚めの悪い日が多いのだろうか。 身体が全く動いてくれない。 俺のどこかの神経がめんどくささに支配されているようだ。 参ったね、どうも・・・ 「マスターおきてください」 幼い声が俺を呼びかける。 誰だ、こんな朝っぱらから俺をマスターと呼ぶカワイイ奴は? 「起きてください~」 ゼニガメが一生懸命に俺の身体を揺さぶる。 サイズ的にゼニガメが小さいので、俺に乗っかる感じに 前後左右に両手で揺さぶっているのだが・・・ 朝っぱらからそんな風に乗られると色々とマズい・・・ 「ますたぁ~!」 観念するしかないようだ。 俺は動かしたくない身体を無理矢理起こす。 「あ、おはようございますマスター♪」 ニッコリと笑顔を作るゼニガメ。 朝からこの笑顔が見れるとなると 自然と幸せになる。 「ああ、おはようゼニガメ」 頭を撫...
  • 5スレ>>87
    ────────────────────────── 「うんしょ・・・うんしょ・・・」 俺はフシギバナにおんぶしてもらってる・・・この過剰反応の半乙女ちゃんのせいで・・・ 「悪いな・・・もう少しだから頑張ってくれ」 「まったく・・・しょうがないなぁ・・・」 まったく?しょうがない?誰の粉でこうなったか分かってらっしゃ・・・いや、何でも。 しびれ粉を至近距離で直撃したんだ。自分の一言のせいでしたすみません。 おかげでまったく体が動かない。感覚もない。 だけど、結構いいものかもしれない。 背中は暖かくて・・・意外と広くて・・・ なんか眠くなって・・・ 「ちょっ・・・!どこ触ってんのよっ・・・!」 「ん?どうした?」 悪気は無かった。感覚も無かった。仕方無かった。 力が入らず俺の手はフシギバナの胸に・・・ 「こんのっ・・・変態マスターがぁぁぁぁ!!!」 その刹那、我が身体宙を舞いて・・・地に...
  • 5スレ>>83
    初めてサンダーを見た瞬間、背中が何だか寒くなった。 マルマインさんに睨みつけられたときと同じ……きっと怖いんだ。 いくら体にいっぱい憎しみが入っても、怖くなってしまった。 マスターも、同じ気持ちなのかな。 どんなにいっぱい決意をを詰め込んでも、私と同じように怖いのかな。 それを今憎しみで紛らわそうとしている私のように、マスターもまた、決意で紛らわそうとしているのかな……。 マスターが、1個目のボールに手をかける。 上へ高く投げられたボールは、開いた瞬間光を放ち、中から萌えもんが飛び出す。 「リザードン……いくぞ、全身全霊でサンダーにぶつかってこい!」 「はい、マスター! ……それにしてもでんき、なんですよね……」 サンダー1人に対して私たちは4人。考えてみれば卑怯すぎる。 でも、サンダーはむじんはつでんしょにいる皆が何人で戦っても勝てなかった相手だ……このくらい、いいよね? マ...
  • 3スレ>>894
      お正月SS 旅を始めて数週間。 萌えもんセンターの中で俺たちは年を明けた。 …そういや、正月なのに餅食ってないんだよな。 なんか思ってたら、食いたくなってきた。 「お前ら、餅食いたくないか?」 《もちってなーに?》 「お正月ですもんね」 「カラカラは食べたことなかったのか。餅ってのはな、焼いたらこうプクーってふくらんでな、で食べるとうにょ~んとのびてな…」 《たべたい》 …はやいな。よだれがでてるぞ。 「じゃあ買ってくるか」 《いく》 「お供しますー」 俺は二人を連れて買い物にでかけた。 「お、あったあった」 とりあえず目当てのものをかごに入れる。 《これがもちなの?》 頭の上でよだれをたらさないでくれ。 「早く帰って食べましょう!」 ランターンお前もか。 そもそもお前…そんなキャラだったのか? まぁ、俺も腹は減ったが。 「そうだな、帰って食うか!」 俺はさっさとレジを済ませた。...
  • 1スレ>>894
    「いや、やっぱ寿司は美味いなオイ  ん、どうしたよマスター、箸が進んでねぇぜ」 「ネタが全部時価って……  卵焼きすら時価って……」 「なにビビってんだか、男ならスパッと食いたいもん食え  ほら、このホタテなんか絶品だぜ? ビラビラの部分とか」 「よし、それ以上言ったらまたなんか言われそうだから黙ってくれ」 「ならあたいのアワb」 「黙れって言ってんだアホ!」 「すいませーん、こっちカッパ巻きくださいー  あとエンガワでー」 「ちょっと、なんでマグロの中落ちがないのよ  普通置いてるでしょう? 使えない店ね」 「か、金が……金が……」
  • 2スレ>>892
     最近この人の考えが、やっと判る様になってきた。 完全主義にも見える突き詰めた凝り性、他の追随を許さない超一級の料理。 それに加えて無類の煙草好き、というよりももはや体の一部。(たまに尻尾のように煙が動く) 今まで10年もの間それだけの普通の人だと思っていたせいで、 私は何を考えているか判らない、と評するしかできなかった。 ――― 「俺は次の地方へ向けて旅をするからここのチャンピオンにはなれません。」 と、置手紙を残し宿舎から旅立った黄色いアレのトレーナー。 旅立ってしまっては仕方がないと、 運営サイドは私達に次期チャンピオン出現までの代理を依頼、私達も受諾した。 今回は運営からの依頼という事で前金代わりの報酬がある、 というのも興味の一旦で、マスターも珍しくそれを目当てに受けたらしい。 で、郵送でログハウスに届いたそれは……。 「……ボールだ。」 何の変哲もな...
  • 2スレ>>891
    [あくの道] 「わたしは、あくのメノクラゲ。今日もあくを目指してがんばるぞ!」  タマムシシティ入り口に、メノクラゲが一人立って、何かおかしなことを宣言している。  悪を目指すというのなら、まずはあくを漢字で発音しろ。「あく」と言ってると、可愛らしさが先にたつ。  このちょっとおかしなメノクラゲが、タマムシティにやってきたのは、ロケット団に入るため。  あくを目指すには、あくの先輩に教えを乞うのが一番だと考えたらしい。  “海の仲間百人に聞きました”の“あくにんといえば?”アンケートで一位を取った相手に会いに来ただけ、という裏話もあるが、気にしては駄目だ。 「いままでで、十分あくぎょうを積んだから、ここでさらなるレベルアップが必要なのです!」  ぐっと拳をにぎり、強く主張しても、なぜだか説得力がない。  事実、周囲にいる人は、この発言を聞いても、可愛いこと言ってるね、ということく...
  • 3スレ>>898
      ‐温かい雪と氷の欠片‐ ①  世の中には、萌えもんマスターを目指して頑張る多くのトレーナーたちがいる。  彼らは己のパートナーと共に戦い傷つき、そして成長していくのだ。  ナナシマ地方、4の島に住むヒロキも、そんな萌えもんトレーナーの一人だった。 「いけっ、ユキワラシ! こなゆき!」 「えーい、こなゆきびゅうー!」  ヒロキのパートナーであるユキワラシの攻撃が、相手のデリバードへと放たれる。  だが…… 「……ほいっと」  いとも簡単に、こちらの攻撃がかわされてしまう。 「ふふん、そんな攻撃じゃあたらないよ~」 「う~……」  デリバードが余裕綽々といったようすで言ってのけると、ユキワラシが頬を膨らませ唸り声を上げる。  そんなユキワラシを尻目に、デリバードは手に持った袋から何かを取り出した。 「はい、プレゼント」  取り出したソレを、無造作にユキワラシのほうへと...
  • 5スレ>>865
     修行のために旅をやめ、トキワジムに腰を落ち着けたアキラ。  この日彼は、諸手続のための書類の山と格闘していた。 『常磐の日々(+α)』 「……っと、やっとひと段落ついたか」 「よう、お疲れさん」 「おう、さんきゅ」  ぐっと背伸びをするアキラに、クリムがコーヒーの入ったマグカップを差し出す。  アキラはそれを受け取ると、半分ほど一気に飲み干した。 「あー、生き返る……」 「大げさだな、安物のインスタントだぜ?」 「そういう気分なんだよ」  そういうもんか、と言いつつクリムも自分のカップを傾ける。  数秒の沈黙の後、先に口を開いたのはアキラのほうだった。 「そういや、みんな今何してんだ?」 「メリィはフシギバナと昼飯の仕度。ノッサとサイホは、ライチュウやキュウコンとスタジアムの方に行ったな。  ゲンはフーディンにつっかかってたが……シャワーズとホウも居たし平気だろ。  ...
  • 5スレ>>871
    「へぇ……、萌えもんかぁ」 これは俺が萌えもんを初めて知ったぐらいの小さい頃の話である。 父さんが俺に教えてくれたのだ。父さんは凄い萌えもんトレーナーらしい。自称だから良くわからないが、とりあえず父さんの持っている萌えもんは強かった。 まあそれはそうとして、俺はこの頃まだ何の萌えもんも持っていなかった。 さて、小さい頃の俺はその話を聞いて萌えもんに興味を持ったのだろう。 父さんの萌えもんのニドクインを借りて近くの草むらに潜って行った。 「しっかりして下さい!……は、早くオレンの実を取ってこないと……」 そんで……何故かはわからないけど、いきなり傷ついたイーブイが倒れてて。 よほど大事な萌えもんなのか近くにいた見守ってた萌えもんがそりゃもう怖い目で睨みつけててさ。 さっき喋ってたアブソルが威嚇してきたから、慌てて弁解しようとしたんだけどまぁ勿論通じなくて。 「あ、おやめ下さい!」 小さ...
  • 5スレ>>873
    「この道も久しぶりだなぁ……」  いつもより少しだけゆっくりと歩を進める。  小さなころから歩きなれた道――1番道路は、記憶と変わらない感触を返してくれた。 「この辺りは来たことないけど、思ったより田舎ねぇ」  サヤがあたりを見回しながらつぶやく。 「失敬な、自然が豊かだと言え」 「同じことじゃない」  言葉に反して、サヤの機嫌は上々だ。  タマムシのような都会で育ったサヤにしてみれば、ちょっとしたハイキング気分なのだろう。  視線を転じれば、ミルトとファルがルーメにこのあたりの草花を教えていた。  この辺りはタマムシ近辺では見られない草花も多いため、  ルーメは文字通り目を輝かせながら講義を受けていた。  その光景に思わず目を細めた、その時だ。  3人が覗き込んでいた草むらの奥から、何かがミルトめがけて飛びかかってきた。 「きゃっ!」  すんでのところで攻撃をかわすミルト。  標的を失っ...
  • 5スレ>>837
    「マスターーーーー……」 主「? 誰か俺を呼んだか?」 辺りを見回しても誰も居ない。 俺も疲れてるんだろうか。 それとも風邪の余韻か?どっちにしても早く休まないと・・・あぁ、買出しがあるんだった。 「マスターー!!」 主「ん?」 嫌な予感がしながらも聞き覚えのある声だったので振り向いた。 いや、振り向いてしまった。 ――ガバッ!  そう効果音が聞こえてきそうなほどに勢いのある抱きつきだった。 主「ぐぉっ……!」 胸に強烈なタックルを位若干息が止まる。 視界が青く染まり――俺はそのまま意識を失った。 「貴方ね、あれほど止めなさいと言ったでしょう?」 「ご、ごめんなさい……」 気が付いたら家のベッドの上だった。 あれ、俺外にいなかったっけ? 主「んぁ?セイ、お前何でここに居るんだ?」 セイ――名前からは想像出来ないだろうが、俺のハクリューである。 一応言っておくが手...
  • 5スレ>>814
     翌日。俺たちはもえもんタワーの調査を開始した。  調査を始めたのは夜の10時。昼間のうちに集めた情報によれば、この時間帯から事件の発生率が上がるのだが…… 「ゴースやゴーストばかりですね」 「そうだな。……お、カラカラだ。ファル、頼む」 「は~い」  開始からおよそ1時間。集まるものといえば、図鑑のデータばかり。幽霊なんて影も形も見当たらない。  もっとも、噂の幽霊に影や形があるのかは知らないが。 「やっぱりもう少し上まで行かないとだめかな。サヤはどう思う?」 「え? な、何?」  俺たちの後ろで周囲を窺っていたサヤが驚いたような声を上げる。 「もう少し上に行ってみようかって」 「上に? ……えっと、今日はそろそろ撤収しない? 幽霊には出会わなかったけど、収穫はあったわけだし」 「……? どうかしたのか?」  今日のサヤはどうもノリが悪い。いつもなら率先して先に行きたがるはずだが……  ...
  • 5スレ>>853
     …鬱蒼と木々が生い茂るトキワの森。  辺りは徐々に暗くなり始め、森の生き物達も自分の住処へと戻って行く。 「…みんな帰って行きますねー」  ラプラスの言葉に皆頷くが、あまり活気がない。  それもそうだ。こんな状況で平気な奴など居るわけがない。  だって、まさかトキワの森で迷ってしまうなんて誰も思っていなかったのだから!  course of life -with you-  第七話~癒しは温泉にアリ?~  …マサラタウンを出発後、俺達は間も無くトキワシティに到着した。  そしてニビシティへ行く前にトキワの森の下見に来たのだが、この有様。  まさに骨折り損のくたびれ儲けである。 「さて、どうした事だか……」  オニドリルに飛んでもらおうとも考えた。  が、頭上の枝に引っ掛かって墜落してしまうのがオチだろう。  だからと言って頭上の枝をなぎ払えば、明らかに自然...
  • 5スレ>>860
    ???「う、う~ん」(ここは何処だ?俺は・・・) 竜鬼「そうだ、出雲さんを追って無人発電所(萌えもんが住んでいるから無人じゃねぇよな・・・)に迎えに来て・・・」    ぷにっ 竜鬼「ん?なんだこれ?そういえば、イズナ達に無理やり酒を飲まされたな・・・」    ぷにっぷにっ 竜鬼「あ~頭いてぇ。それにしても、今俺が使っている『枕』ほどよい柔らかさで・・・」(あれ?ここに枕ってあったっけ?)    ぽにゅんっぷにん 竜鬼「・・・」   俺はようやく瞼が開きだして自分がいる場所を見渡した。ここは、サンダーが居る最深部の一室。周りには、宴会に使われたであろう机や椅子が 倒れたり飾りが落ちていたりと散らかっている。サンダーのおやっさんは酒瓶を片手にいびきかいて寝ていて、俺の周りは・・・うん、これは夢だ。 自分の目を疑うほどの光景が広がっている。無人発電所内の(たぶん)猛者達が山積みになって倒れてい...
  • 5スレ>>852
    ~前回までのあらすじ~  格闘家の主人公リュウキ(竜鬼)は後に相棒になるラルトスのイズナを22番道路で助ける。トキワの森でゴースのいずも(出雲)と出会う。 サイホーンのサイム、ストライクのムサシを仲間に加え暴走したロケット団を倒しミュウツーのヴァリスを仲間にした。 少し自由時間が出来たのでみんなに自由行動させた。しか~し、これがいけなかった。極度の方向音痴のいずもがサイムと迷子になった。 ヤマブキのジムリーダーナツメの超能力で二人が無人発電所にいることが分かったリュウキ達は迎えに行くことに・・・・  ここはシオンタウン、ポケモンタワー前 昼前 リュウキ「ここの向こう側が無人発電所か~」 ムサシ「イワヤマトンネルを抜ければつくでござる。」 リュウキ「またあのトンネル抜けねえといけねぇのか~」「はぁ~」 ヴァリス「えっ、そんなめんどくさいことしなくていいわよ。」 リュウキ&ムサシ「「え...
  • 5スレ>>880
    「はぁ……」 「ため息ばっかりついてると幸せが逃げちゃうよっ?」 「ん、あぁ。そうだな」  だがそんな事を言われても出るもんは出る……とポニータに言っても仕方がない。  まったく。どうしてこうも俺の旅路は面倒な事だらけになってしまうのだろうか。  昨日は昨日で色々悩んでたら結局全然眠れなかったし……  course of life -with you-  第八話~不慮の事故は出会いの始まり?~  …昨日の温泉事件から一晩経ち、イワン達と別れてトキワの森へ再び向かう俺達。  イワン達はシロガネ山経由でジョウト地方へ帰るらしい。  どうやって帰るのかは聞かなかったが……まぁ、心配ないだろう。  それで今日は図鑑収集もしつつ、ひとまずニビシティへ向かう事にした。  昨日大体トキワの森の構造は把握したから、今日は迷わず行ける……はず。  それと無許可で外出した誰かさんの...
  • 5スレ>>816
    「おぉー!すっごーい!」 始めてみる大きなビル郡に目を輝かせる姉さん。 『~~!~~~!!』 とアンノーン達。 「…あまりはしゃがないでください…こっちが恥ずかしいです」 そう言って帽子のつばを下げるムウマージ 『それで、どうするんですか?』 そう(筆談で)聞いてくるユレイドル …そんなわけで、俺達ことリンご一行様はタマムシシティへとやってきていた。 「そうだな…まぁ、この街に来たらすることは一つだろうな」 「そう、当然お買い物!」 『そうですか』 まぁ、タマムシシティと言えば一番に名前が挙がるのが カントー最大の規模と品揃えのショッピングセンター『タマムシデパート』だろう。 あと、こちらもカントー最大のゲームコーナー『タマムシゲームコーナー』もある。 楽しむには事欠くことが無い街といえるだろう。 「うん…それで、何か希望があるか?」 『とりあえず、わたしはおかいものに...
  • 5スレ>>864
    【真っ赤なお顔は風邪のせい?】 例年と比較しても酷暑と言うにふさわしい夏がようやく終わり、空気もにわかに秋めいてくる。 気温の低下と共に人々の服装も半そでから衣替えに向かうちょうど境目の季節。 9月末というのはどうにも普段着に迷う時期だ。 現に俺も、半そでのTシャツの上にジャンパーをはおり、なんとか昼夜の寒暖差に対応している。 じっとしているだけで汗がにじむ炎夏は過ぎ去り、動き易い日が増えたものの、昼は割と暑い。 それでも萌えもん達は元気に旅についてきてくれて大いに助かった。 雨が少なかったこともあり、キュウコンとギャロップは少し元気を持ち余し気味だったが。 しかし急激な気温の低下(夏が暑かった分、余計にそう感じる)はさすがに堪えるらしく、 特に寒さに弱いフシギバナは早くも毛布を取り出していた。 他のメンツも風呂から上がると、湯冷めしないうちにと早々にベッドに潜り込んでいるため、 最...
  • 5スレ>>829
    「この肉はあたしがもらったぁ!」 「あ! ずるいドリちゃん! 昨日もいっぱい食べてたのにっ!」 「先手必勝! ラプも早くしないとなくなっちゃ……って、あれ? 栗きんとんは!?」 「美味しくいただかせてもらいましたー」 「いつの間に!? ラプも中々やるみたいね……」 「お前ら朝からやかましいわっ!」  …年が明けて一日経ち、まだまだ世界中が来る新年を歓喜する今日この頃。  初詣へ出かける人もいれば、家でゆっくりと過ごす人もいる。  既に俺達は初詣へ行ったので、今日は後者の方が当てはまるはずなのだが……  course of life -with you-  番外編その1~寝正月は叶わぬ夢~ 「はぁー、あったまるー」 「うん。和むねー」 「ぬくぬくー」 「……」  …おせち奪取合戦の後、手持ちの三人は和室にあるこたつでぬくぬく温まっていた。  ちなみに和室の室温は一...
  • 5スレ>>841
     …早朝、リュウマの家。  オニドリルがソファーに座り、ボケッとテレビを眺めている。  そこに起きてきたばかりのポニータがやって来た。 「あ、おはよーポニ」 「おはようドリちゃん。今日は早いね」 「なんだか目が覚めてね。二度寝してもしょうがないから、もう起きる事にしたよ」 「そうなんだ?」  一通り挨拶を終えるとポニータもオニドリルの横に座り、テレビを眺める。  テレビ画面の左上には2月14日と表示されていた。 「…ねぇドリちゃん、今日何の日だか覚えてるっ?」 「え? えーっと……何の日だったっけ? 忘れちゃったよ。アハハ……」 「バレンタインデーだったよねー?」  ポニータの問い掛けにオニドリルが悩んでいた時、丁度ラプラスが起きてきた。  ラプラスの手にはどこから取り出したのか、チョコレートが握られている。 「あぁラプ、おはよー。そっか、バレンタインだったね……」 「それで、今...
  • 5スレ>>805
     暗い部屋。  その中央に、一体の萌えもんが立っていた。 「…………」  紫がかった白銀の髪。  日の光を知らぬような白磁の肌。  薄く開かれた瞼から覗く、暗黒色の瞳。  それらを覆うように、所によっては強調するように、身に着けられた鈍色の鎧。  ガチャリ  扉が開き、男が一人入ってくる。  背が高く、目つきの悪い男。 「気分はどうだ?」 「……悪くは、無い」 「クック、そうか……」  男は喉だけで笑う。 「まずは慣らしだ。お前も、マトモに戦うのは久しぶりだろう」 「……何をすれば、いい?」 「壊せ。俺の命じた通りに、な」 「わかった……」 「よし……行くぞ」 「……お父様達、は」 「ん?」 「褒めて、くれる……かな」 「クク……最後まで上手くやれば、きっと褒めてくれるだろうよ」 「……そう」  そんなやりとりを交わし、彼女はヘルメットを身に着ける。  バイザーに隠れた彼女...
  • 5スレ>>866
    +++   Shell Break       +++  私に、存在価値なんてないのだろう。 「どうしたパルシェン、行くぞ?」 「あ、は、はい……」  私はパルシェン。いたって平凡なパルシェンだ。  容姿はあまり美しくない方だし、女を磨く努力もよくわからない。  手入れを怠ってる必要以上に長いぼさぼさの髪がそれをよく物語っているだろう。  かといって圧倒的に強いわけでもなく、全国各地を回るマスターの実力に比べたらむしろお荷物なほどである。  もう一度言う、私に存在価値なんてないのだろう。  攻撃力も目立たないし、速さも目立つほどではない。頼りの防御だって、体力のない私では弱点を突かれたら一溜まりもない。  そもそもこの髪を駆使して対抗できるのは対物理の攻撃だけであり、対特殊には意味すら成さない。  それならばもっと優秀な子がマスターにはいるのだ。私の出番なんて、もうない...
  • 5スレ>>831
    前回のあらすじ:引き篭もりの少女・ジーニは無理矢理旅に出されました。         彼女の近所に住んでいたワトソン(ミズゴロウの♂)も                 同行することになりました。              ニビバッジを無事ゲットした彼女たちは、博物館で         ボヤ騒ぎ未遂を起こしました。         が、旅は今日も続く。ラスボスの姿を拝むその日まで。 ワト「ラスボス…? つか、ラスボスまで続くのかよこの話…!?」 ジーニ「打ち切りが決定すればそこで終わるがな」 ワト「俺の精神衛生の為にも、ぜひそうなって欲しいところだ」 ハイテンション・ボヤージュ 第五幕 『 馬鹿も変態もそ...
  • 5スレ>>848
    パープルには幼馴染の萌えもんの少女がいた。 否、少女のことを『少女』と呼称するのも『幼馴染』と表現するのは適切ではないのだが、 確かに『少女』は人間でこそないものの姿形は女の子そのものでありまた人間と同等の知性と感情を持っていて、 加えてパープルが小さな子供であった頃から親しかったので『幼馴染』という表現も間違いでないのだ。 何故そんな曖昧な言い方をするのか。何故なら彼女は実体と言うものを持っていない。 それは決して脳内幼馴染などと呼ばれる寂しさと虚しさと狂気が滲み出て生まれた存在などでは決してなく、 少女は俗に幽霊タイプと呼ばれる萌えもんであって生き物であるとは断言できない存在だからだ。 分類は『マジカル萌えもん』。種族名は『ムウマージ』。 出会った時は進化前の『ムウマ』で、名前を持っていなかったので、パープルは彼女を『ユウ』と名付けた。 これは単純に少女が幽霊で...
  • 5スレ>>819
    「テッカニン! 右TB、JB、RT、RTB、S!」  相棒に指示を飛ばす。  多勢に無勢だ、トレーナーたる自分が頭となり、手足である萌えもんを的確に動かさねばならない。  正直、自分はこんなことは好きではないが仕方がない。 「っは、っつぁ……!」  テッカニンも、自分で考えて動き回るよりこちらの指示に従う方がよほど切れのある動きをする。  そして、最後の1体を叩き落とした。 「ふぅ……片付きましたね、主」 「うん、御苦労さまテッカニン」  話しがそれるが、緊張が解けたテッカニンの顔はかなり可愛かったりする。  それがまた自分好みであり、気を取られてしまうのも仕方ないだろう……と、思う。  しかしそれはそれで情けないことだ。なにせ。 「……! 主、後ろ!」 「え、はえ?」  おかげで背後の気配に全く気付けないのだから。いや笑い事ではないのだが。 「……がぶりっ!」 「うぐあっ...
  • 5スレ>>824
    「うぃーうぃっしゅあくりすます、うぃーうぃっしゅあくりすます、うぃーうぃっしゅあくりすます」 その部分しか知らないのか、同じ言葉をリズムに乗せて何度も歌うリザードン。 顔には満面の笑み。手には手作りの星や樹木。小さな羽を羽ばたかせながら飾っている。 歌詞の続きを教えようかしらと思いつつフシギバナは物置から大きなクリスマスツリーを運んで来て、 去年とほとんど同じ場所に置き、綺麗に纏められていたコードをばらばらにする。 少し離れた場所では、カメックスが無表情で食材(主に脂肪質)の虐殺真っ最中である。 そして主である彼は新聞を読んでいる。手伝ったら負けだと思っているからだ。心の底から。 (主である彼以外は)慌しいその日はクリスマス。 聖人が誕生し企業が蠢き大人が画策し子供が笑いあい恋人は興奮し独りの人は己の悲運を泣き叫ぶ。 深夜には赤い服を着た老人が冷える身体に鞭を打ち袋片...
  • 5スレ>>884
     アキラがトキワジムに腰を落ち着けて約半月。  クリム主導の鍛錬(当然、マスターも鍛える)に慣れてきた頃、アキラ宛に一通のメールが届いた。 『Trust and distrust』 「マサキから呼び出しだって?」  朝練を終え、少し遅めの朝食を摂りながらクリムは聞く。  アキラはというと、半分死にかけの状態でそれに答えた。 「あぁ……なんか、近いうちにノッサとユキメさんとスイクン連れて来てくれって……何の用だろう」 「あー、んじゃアレだな。この辺じゃ珍しい萌えもんのデータが欲しいんだろ」 「萌えもんのデータ?」  意味がわからず、首を捻るアキラ。  その様子に苦笑しながら、クリムは話を続ける。 「お前、マサキについてどのくらい知ってるんだ?」 「あー……直接の面識は無いし、パソコンでの萌えもん預かりシステムの開発者ってくらいか」 「ま、一般人の認識としちゃそんな...
  • 5スレ>>813
    「進化・・・ねぇ」 無事にトキワシティに到着することができた俺たちは今、萌えもんセンターで休憩中である。 ちなみにパウワウは買い物に行っている。 近くにあった雑誌に萌えもんの進化の事などが目に入ったので読んでみる事にした。 「短期間でこれだけの成長をね・・・寝てる間にでも変わるんだろうか」 「買ってきましたー!あれ、どうしたんですか?」 「ん?いや、ちょっとこの本を読んでただけさ。」 買い物から戻ってきたパウワウに手に持っていた本を見せた。 「進化がどうかしたんですか?」 「気になっただけさ・・・お前もいずれ進化するようだな」 「そうですねー、大きくなれるのは嬉しいです。」 「そういうもんなのか・・・」 この雑誌によると、成長したパウワウはジュゴンに進化するらしい。 写真の掲載はなかったため実際どういう風に変貌するのか見れなかったのは残念だ。 「ん、そうい...
  • 5スレ>>802
    主「暫く世話になります、オーキド博士」 オ「構わんよ。それくらいお安い御用じゃ」 風呂場が爆破(主に過度電流が原因)されたせいで暫くオーキド博士の家の風呂場を借りる羽目になった。 事情を話したら快く貸してくれる事になったが、その前に笑われた。 オ「お前さんも毎回大変だな」 主「いつもの事です……まぁ今回は規模がデカかったんですけどね」 「……うぅ」 ライが呻きながら小さくなった。 主「前はショートで済んでたんですけどね……そろそろ真剣に耐電性の高い物にしないと」 オ「お前さんサンダースの力に耐えられる物もそうそうあるまい。自作か」 主「でしょうね」 俺は一体どれだけの技術力をつけねばならないのだろうか。 そろそろ家具一式全て自作した事になりそうだ。 ラ「本当にすまん……」 主「もういいって。ライの力を舐めてた俺が悪い」 人型化して威力が高まってるのは重々承知していたが、そ...
  • 5スレ>>810
    「…早かったねぇ」 「うん。もう着いちゃったよ」 「流石は高速船だねー」 「あぁ。そうだな」  アサギシティでは色々あったが、俺達は無事にアクア号に乗り、クチバ港に到着した。  なんだか移動時間が早過ぎて、ろくに休めなかった気もするが……  course of life -with you-  第三話~懐かしき記憶と知られざる過去~ 「なんだかすごく港町って感じがしますねー」 「あぁ、ラプラスはクチバに初めて来るんだったよな」 「私とドリちゃんは……確か今回で二回目だよね?」 「うん、確か。ワカバに引っ越す時に立ち寄ったくらいだったけど」 「そういやワカバに越してからもう9年経つんだっけな?」  ちなみに俺がこの町に初めて来たのはまだ8才の頃で、あまり記憶に残っていない。  まぁ、引越し作業の最中でゆっくり出来なかったってのもあるんだが。  帰り際にちょっと散策...
  • 5スレ>>861
    「さてと、これでメンツは揃ったわね。言っとくけど、手加減なんてしないから」 「それはこっちのセリフです。そちらこそ、降参するのなら今のうちですよ?」 「あら、言うじゃない。そう言うからには覚悟出来てるんでしょうね?」 「無論です」  会話を終え、フレムとライズ、両者対峙しての睨み合い。  目には見えないが、二人の間にはかなりのオーラが渦巻いている。  少し離れているこの場所にまでそのオーラがピリピリと伝わってくる程だ。  そんなヤバい雰囲気の中、ポニータとハクリュー、オニドリルの方はというと…… 「ポニ、そこをどいて。その二人を消さないと……」 「待ってよドリちゃん! もう一度考え直してみてよ! ねっ?」 「ムダよポニータ! こうなったらもう何言っても聞かないって!」  …さっきからポニータがオニドリルに説得を試みているようだ。  しかし、当のオニドリルはその説得を全く聞く様子を見せ...
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