里崎グラスラ

意味

• 06年6月18日のロッテ戦で打たれた里崎の満塁ホームランの事。
• この年の交流戦優勝を目指すヤクルトとそのファンを絶望の淵に叩き込んだ。
• 豪雨の中での悲劇の試合であった為、実況板では山田氏ね、土が足りないに次いで雨に関するトラウマになった出来事と言える。
  

6月18日以前

• 前年と同じくヤクルトはロッテと交流戦優勝を争っており、この試合開始前の時点で単独首位。優勝へのマジックを「1」としていた。
• このロッテ最終戦を終えると残りは対戦成績5勝0敗の楽天戦、対戦成績3勝2敗の日本ハム戦であった。
  ちなみにヤクルトとロッテの対戦成績はヤクルトの3勝2敗だった。
  

当日の流れ

• 試合開始時刻は2時だったのだが、降雨の為1時間延期の3時開始に変更。球場内のファンブーイング。
• ヤクルトの先発は4連勝中の藤井、ロッテの先発はこの年あまり調子が良くない渡辺俊であった。
• 1回表、福浦のタイムリーと里崎の犠牲フライでいきなり2点を献上する藤井。嫌な流れ。
• 3回裏にラミレス、ラロッカ、宮出の活躍で4－2と逆転。4回にも岩村のタイムリーで5－2とした。
• 5回、青野のタイムリーで1点を返され、満塁になった後里崎に逆転グラスラ被弾。5－7とまさかの逆転。雨中のﾔｸﾙﾂﾌｧﾝ阿鼻叫喚。
• 6回には豪雨の為に試合中断。観客席のファンは球場内に避難。この時に一部のロッテファンが
  いきなり「ニッポンコール」を始めたり訳分かんない展開に。
• 「5回に中断しとけば逆転されなかったじゃん」というヤクルトファンの声もちらほら。 7回表にはリリーフの松井がベニーにソロ被弾。5－8とリードを広げられる。
• 8回裏に相手のタイムリーエラーで何とか2点を返すも追いつかない程度の反撃でここまで。優勝はお預けとなった。
  松井さんが被弾しなきゃ同点だったじゃん
  

6月18日以降

• 6月19日の楽天戦はここまで5勝0敗、5月25日の楽天戦ではガトームソンのノーヒットノーランが飛び出す等相性は最高であったが、
  最後の大事な場面で敗戦。この敗戦で交流戦単独優勝消滅。
• 6月20日の日本ハム戦はこの年1軍に出始めた高卒2年目の丸山貴が先発。丸山は5回1失点と好投したが、
  2－1とリードした8回表に木田がセギノールに逆転3ランを浴びてそのまま逆転負け。2年連続で交流戦2位で全日程を終えた。
  

そして再び

• 07年6月24日のロッテ戦（神宮）、ヤクルツは8回表までリードしていたが石井一がノーアウト満塁のピンチを招いてしまう。
  1つアウトを取ったところでピッチャーをシコースキーに代え、ツーアウトまでこぎつけたところで打席に里崎が入る。
• 06年と同じく「神宮」「雨」「ロッテ戦」「里崎」「満塁」というキーワードがそろい、実況板住人も一年前を思い出していた。
  シコースキーは里崎に対して2-3のフルカウントとなり、結果はグラスラ被弾。入った所も一年前とほぼ同じと、まったくの再現となってしまった。

-