むむむ

意味


  • 試合実況中に不利な展開になって困った時に実況板で書かれる唸りの言葉。
  • 「むむむ」と書かれたら「何がむむむだ!」とレスするのがお約束である。昔の「ぬるぽ」→「ガッ」と同じ様なものである。

由来


  • 元ネタは横山光輝版の漫画「三国志」に登場する武将「馬超」と「李恢」の会話シーンでの台詞である。

    李恢「名もなき暴戦をしその才能も意義もなく捨てようとする呆れた愚者!父の馬騰もあの世で泣いているであろう」
    馬超「 むむむ
    李恢「 なにがむむむだ! この戦いでお主が玄徳に勝ったら誰が一番喜ぶお前の父の仇曹操ではないか!」
    馬超「そうだった。俺の敵は曹操…」

  • 「むむむ」とは作品内で他の登場人物もよく使う台詞なのだが、李恢が「むむむ」という現実ではまず発しない漫画的表現に対してツッコミを入れるというシュールなシーンになってしまった為、ネット上ではよくネタになっている。
  • 横山光輝版三国志では他にも「げえっ!関羽!」→「ジャーン!ジャーン!」や「待てあわてるなこれは孔明の罠だ」といった台詞がAA化されたコマと一緒にネタにされたりとネットで人気の漫画作品になっている。ただしこの作品が全編ネタだらけという訳ではなく、吉川英治の小説「三国志」を分かりやすく漫画化した入門者用書籍であり、最近の三国志派生の作品に触れる上での下敷きとしても最適であるとの評価を受けている。

むむむの背景


  • 実況板wikiとしては何の関係も無い余談である為、興味のある方以外はスルーを推奨。

  • 馬超は涼州という辺境の地を治める馬騰という武将の息子であり、「錦馬超」と称えられる勇猛な武将であった。
  • ある日、曹操(作中の悪役)暗殺を密かに企てていた父・馬騰が計画が漏れた為に息子等一族共々処刑されてしまい、唯一生き残った従兄弟の馬岱が涼州に残っていた馬超に報告した。
  • 馬超は直ちに父と親しかった地元の武将である韓遂と同盟を結び、部下の8人の将軍と馬岱を引き連れ曹操軍に戦いを挑む事となった。
  • 潼関の戦いと呼ばれるこの戦闘で猛将揃いの馬超軍はあと一歩まで追い詰めるものの、曹操軍の軍師である賈詡の計略により馬超軍のツートップである馬超と韓遂の仲違いに成功。2人は反目する事となり、最後に韓遂が馬超を裏切って敗北。馬超は馬岱と共に南の漢中という地域に逃げる事となる。
  • 漢中を治める張魯に匿ってくれた礼として隣接する成都という地域との戦闘に援軍として加わるが、そこで成都の援軍として参戦としていた劉備(作中の主人公)の軍との戦闘となる。
  • この戦闘は引き分けに終わったが、劉備の義兄弟で軍最強とも評される張飛との一騎打ちで互角の戦いを演じた為、興味を持った劉備の軍師である孔明による計略で張魯が馬超に疑いを持たせる様に仕向ける。
  • 後に引けなくなった馬超は劉備軍との再戦を決意するが、そこで現れたのが劉備の使者である李恢であり、先の「むむむ」のシーンに繋がるのである。
  • 李恢が説いたのは父の仇である曹操と対立している劉備を倒しても意味がなく、むしろ曹操が得をするだけという事である。この説得に折れた馬超は劉備に降伏し、劉備の武将として活躍する事となる。
  • 現代日本では「錦」と称されるように綺羅びやかな衣装を身に纏い、悪の曹操に立ち向かった戦闘力の高い正義漢溢れるイケメン武将としてイメージされており、漫画・ゲームでも女性に人気がある武将だが、実は劉備に降伏後は一部の戦い以外にあまり目立った参戦がないまま病死してしまう為、空気化しているという意見もある。むしろ馬超のおまけ的扱いであった従兄弟の馬岱の方が長く活躍しており、劉備が死去した後の孔明が主人公になってからは主力になっており、軍のトップである孔明からも全幅の信頼を与えられる高待遇を受けていた。
  • 敵の頃は強かったがいざ味方になると微妙になるというのはどんな作品も抱える問題点ではあるが、別の作品で同じ様な境遇にある「キン肉マン」に登場するウォーズマンが実況板住民には人気がある為、三国志を全く知らない人でも馬超は受けいられる…様な気がする。
  • この話は「三国志演義」という中国の三国時代を元にした物語のエピソードであり、史実では馬超が曹操に戦闘を仕掛け敗れた為、その責任を問われて馬騰一族が処刑されるという事になっているので、実際は全く逆だったという事に注意してもらいたい。










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最終更新:2011年06月16日 06:51