★ 概要 ★
冒険者達に商業各種ギルドより在庫処分卸セールのお知らせが舞い込んできた。これはギルドが抱えた不良在庫を冒険者に購入させるという体のいい厄介事の押し付けである。しかしこれは不景気だから売れないというよりも、行商人の数が足りず、その都合で残ってしまった商品だ。しかるべき場所で売り払えば、君たち冒険者は仕入れに投資した額を超える利益を出せるだろう。さぁ、君はギルドよりどの商品をどれだけ仕入れ、儲けに希望を見いだせるだろうか。
★ 注意事項 ★
《 参加推奨キャラクター 》
交易シナリオなので商人技能や商品にかかわる技能を有しているキャラクターで参加すると経費削減につながりやすくなります。また、商う交易品を仕入れるために必要な資本金(1,000~10,000g)と、NPC利用費などの必要経費(1,000~)とあわせて、余裕持たせて最低3,000g以上の所持金を有するキャラクターであれば、借金をする必要もありません。5,000以上であれば問題なく参加できるでしょう。もし不足した場合は金融機関へ利息付きの融資を頼む事が可能です。
《 参加非推奨キャラクター 》
このシナリオテンプレートは行商の工程を楽しむというコンセプトのため、その行程を無視できる「門」などの転移方法や、「隠れ里」や「ミニチュア」といった品質管理および重量問題を完全に解決する術を持つPCが参加すると成功が確定されるだけではなく、シナリオのプレイ時間もあっという間に終わってしまうため、それら手段を有するPCは参加非推奨です。
《 GMのNPCロールの負担について 》
また、このシナリオではNPCを多く雇用したり、また同行する事もあります。このため、GMはNPCすべてにキャラクター性を持たせようとするとロール負担が膨れ上がるため、ネームドNPCを投入する場合、ロールに集中しやすいNPCを多くて二人に留めるなど限定する事を推奨します。
★ 管理用コピペテンプレート ★
PC「」仕入れ交易品目
品目:「」/需要元までの距離「」/需要値「」
仕入:1,000g×「」セット/-「」g
売上:+「」g
利益:「」g
配送代:+「」g
同行費:+「」g
NPC利用経費
金融:借り主「」/借り入れ「」g/金利2%
相場:「」g
管理:「」g
護衛:「」g
★ シナリオの流れ ★
①《オープニング》
在庫セールのお知らせを冒険者に知らせる。
②《ミドル・相場調査》
各種品目の需要先を調べる。(重要技能:地域知識)
③《ミドル・仕入れ勝負》
ギルドのセール会場に向かい商品を仕入れる。(重要技能:商人)
④《ミドル・運送》
商品を需要先まで運送する。(重要技能:商品に関わる技能)
⑤《クライマックス・取引決戦》
商品を需要先で売りさばく。(重要技能:商人)
⑥《エンディング・山師の山分け》
利益と経費を参加者で分配して終了。
★ 舞台設定 ★
《 中央広場 》
各々のギルドが、それぞれが抱える不良在庫の一斉処分のために寄り集まり、卸市場の窓口となっているのが帝都の中央広場です。ここで冒険者は目当ての品目を扱うギルドの窓口へ赴き、在庫確認と仕入れを行います。商品はここでは直接仕入れず、ここで仕入れ契約を行った後に、該当ギルドの倉庫へ行き、そこで実際に商品を手に入れます。この中央広場には商人が求める情報を得る相場情報屋も駐在しており、また相場を知る商人も溢れかえっており、ここで冒険者は扱う品目の需要先を知る事も、買い付ける事もできます。
《 取引の形態 》
在庫一斉処分セールスに関する、仕入れを含んだ商品の売買契約は原則信用手形によって行われ、現金での取引は禁止されています。これは商人ではない冒険者を「冒険者の酒場」というギルドに属する商人として暫定的に扱うためで、冒険者と商人の取引を冒険者の酒場が繋ぐ事で冒険者は現金に関するトラブルから保護されると同時に最低限の信用を得て商売が可能となっています。これら一連の取引によって冒険者が万一損害を被った場合、冒険者は債権を酒場に買われる形で補填され、借り元が商人から酒場に移ります。こうして酒場に借金を背負った冒険者は返済が完了するまで酒場からの冒険依頼を拒否できなくなります。
《 冒険者の利益配分 》
上記のように、この交易は冒険者個人の私用ではなく、冒険者の酒場の信頼と信用を担保にする仕事であり、その点においては依頼人から仕事を受けて戦闘を想定してパーティーを組む普段と変わりありません。そのために交易に参加し、隊商を組む冒険者は通常のパーティーとして扱われ、これにより個人の利益は隊商の利益として、隊商全体で得た利益、あるいは損害は、それぞれに平等に分配される事が推奨されています。
その上で、冒険者は「冒険者の酒場」というギルド員の権利の対価として、利益の10%を酒場に収める義務が課せられています。酒場が接収したこの利益は、貧困故に依頼を出せない依頼人の支援や、冒険者という帝国市民の税金の支払い等々のために使用されます。この接収は帝都帰還時の手形と現金の交換時に行われ、冒険者にはその分が引かれた現金が手渡されます。こうして冒険者の手の中に残った現金が、このシナリオの収益となります。
《 公正な取引のための不便 》
「門」のような空間転移や「ミニチュア」のような保管手段は冒険においてとても便利ですが、商売においてはその便利さが密輸や脱税、相場急変動による貨幣価値の大増減といった重篤な経済問題を招く危険を孕んでおり、また、そういった手段を有する存在は稀有なために、ギルド長クラスの重鎮においてはその危険性が十分に認知され非常時の対策も想定されていますが、平時においては能力者の規模や予算の都合上、基本的に流通経路にはその対策がほとんど敷かれていません。そのためそういった手段を有する能力者に商売を認可すると大混乱が起こりかねないとして、残念ながらその手段を有する冒険者には商売の許可が与えられません。
★ 売り込み先と保管判定の回数について ★
品目を売るに当たって重要なのは、売りたい品目の需要が高い市場を知る事であり、それは、それぞれの商品の保管判定の回数と密接につながっている。保管判定の回数は品目毎に「1D6+4」を振る事で決定される。この数値は、帝都と街道にて一本道で繋がっている、市場有する交易町の数と距離を表している。これにより、最低5回、最大10回の保管判定が行われる事となり、判定が行われる地点には必ず市場が存在する事となる。
例えば、「食品」の保管判定回数が5、「武具」にて10と決定された場合、まず保管判定を5回行うと「食品」の需要の高い市場に到達し、その後5回の保管判定を行うと武具の需要の高い市場へと到達した事となる。そして、冒険者の隊商の中で最も保管判定を必要とする品目の売り込み先が最終目的地となる。需要からずれた商品は「需要値」の初期値が「1倍」に変更されてしまう。
《商品の保管判定について》
商品を売り込み先の市場まで運送し売却するまで、品質を落とさずに運送できるかを決定する判定となる。売り込み先で商品を売却しない場合でも、保管判定は最終目的地に至るまで管理が必要となる。その際、複数の品目を平行して一人で管理する事はできない。管理代行を依頼する場合、相手は商品を仕入れていない暇のある冒険者か、そのために雇用したNPCとなる。
《 帝都で相場を知るには 》
上記の需要の高い市場は何処かという情報は、自動的に得られるものではなく、交易に参加する冒険者が《地域知識:帝国(国家)》技能で判定を行うか、相場屋から相場情報を買う事で知る事ができる。そうして知った時に、その品目の売り込み先を上記の方法にて決定する。この時得られる相場は指定の1品目のみであり、他の相場情報が欲しい場合は判定を繰り返すか、情報を買い続ける必要がある。ある品目にて地域知識判定を成功させた冒険者が続けて判定を行う場合、判定に-2のペナルティが加算されていく。また、判定に失敗した冒険者はその時点で相場情報を地域知識判定で知る事はできなくなる。相場屋から続けて購入する場合は、そういったペナルティなしに情報を買う事ができる。なお、これらの相場は冒険者の隊商にて共有される。
《 現地で相場を知るには 》
地域知識判定、あるいは相場屋から情報を得ないまま、無知なままにでたとこで市場に赴いた場合でも、現地で商う品目の需要があるかどうかを知る術は存在する。相場を知りたい者は、市場にて品目を指定し、「指定品目の需要値」だけのマイナス修正を受けた《反応判定》を行う事。これに《良い》以上で成功した上でさらに「1D6」を振り、「6」が出れば現地で指定品目が需要ありと知る事ができる。こうして知った相場は現地以外では需要なしとなる。この時の判定に失敗する、あるいは5以下を出すと、現地に需要なしとなる。注意として、現地で調べられる相場は一品目のみとなり、相場情報の取得に成功しても失敗しても、他の冒険者が相場情報を求めて動いても、その他の品目の相場情報はそこでは得られなくなる。
《 日数経過について 》
GMはこのシナリオにおいて厳密に日数管理を行う必要はないが、
現地商店の間の旅程を徒歩3日、馬車2日、馬1日としてもよい。
★ 仕入れについて ★
⑥商品目は「食品」「雑貨」「衣類」「家具」「細工」「武具」「芸術品」の7種類。
③商品の需要先の情報は品目別に「地域知識:帝国(国家単位)」あるいはその技能を有する情報屋から買い付ける事でわかる。これらの需要先は全員で共有される。
①仕入れる商品の在庫がどれほど残っているかはランダム。在庫確認は一人につき2品目までで、さらに、この在庫数は共有できない。
②仕入れられる品目は一人一種まで。ただし複数の冒険者が同じ品目を指定する事は可能。ただし・・・。
④基本的に長持ちする商品を仕入れる事となるとし、日数経過による腐敗や劣化は保管判定絡みのイベントとして提示されないかぎり考慮必要なしものとする。
⑤仕入れ時、定価購入の他、仕入額を「商人技能」による商談で増減可能。この時、仕入れる者が直接窓口で交渉しなければならないため、他者による商人技能の代行は行えない。
⑥商品運送に必要な馬車等はレンタル可能とする。ただし購入価格の25%のレンタル代を必要とし、万が一の損失時は全額補填の義務を負う。
★ 仕入れた商品の商談について ★
仕入れた商品の売却については自動的に成功する。冒険者は「仕入れた投資額×該当品目の需要値」で算出された「売上金」を得る。ただし商談自体は「商人技能」で行われ、冒険者が商人技能を有していない場合、技能なし値での判定を行う。対する商談相手の商人技能レベルは「11+1D6」とする。成功すればより高く売り抜けたとして売上金がさらに+10%され、失敗すれば安く買い叩かれて売上金は-10%されてしまう。道中の管理判定に失敗し、品質低下が起こってしまっている場合、基本売上金を低下した合計保管値分引き下げた上で商談に臨む事になる。
この時の商談にて商人技能判定を行う者は仕入れた当人でなくともよい。ただし判定代行者は商品の需要値(小数点切り上げ)と同値のペナルティを受ける。
複数の冒険者が同じ品目を商う場合、「供給過多」となってしまい値崩れが起こる。重なった品目を扱う冒険者達の基本の合計売上金が「10×品目を扱う冒険者数」%低下し、その上で商人技能による商談を行う事となる。例えば、冒険者3人が「需要値:2倍」の「家具」を1000Gづつ仕入れて売却する場合、合計売上金6,000gは「10×3」%の値崩れを起こし、結果、合計1,800gの損失、一人あたり600gの損失となってしまう。それぞれ1,000gずつの黒字を目指していたのに実際の黒字は400gずつしかなく、その上でこれから3人は商談に挑まなくてはならないのだ。
もし、商品を売却しきれないまま帝都に帰還する事を選んだ場合、商品の返品は利かず、不良在庫として抱え続ける事になる。ただし、管理するための倉庫や馬車を有していない場合、在庫管理すらも許されず、在庫は全て処分されてしまう。この処分費は無料扱いだが失態となり、【特殊名誉称号:商才なしの冒険者(0点)】を得るはめになる。この称号は次の交易にて利益を出せば消滅する。
★ 交易黒字の有効活用 ★
このシナリオでは冒険者はただ交易を行っただけにとどまるため、華々しい冒険で得るような名誉は基本的に得られない。ただし、交易で得た利益を帝都帰還時にギルドへ「寄付」をする事で「名誉点」を得る事ができる。寄付金は1,000g単位で可能となり、名誉点の交換比率は「1,000g:名誉点10点」となる。もともと持っていた所持金による寄付ではこの名誉点は得られないので注意。
GMPで得られる名誉点に、この寄付による名誉点は入らないと扱う。。
★ 品目ステータス解説 ★
在庫:一人が仕入れられる規模を表す。ダイス結果×1,000G分だけ仕入れ可能。1,000G単位で仕入れ規模を調整可能。
単価:君たちが仕入れる際の商品の買値。合計仕入額は、商人技能で増減可能。
重量:仕入れた商品の一個当たりの重量。運送手段に関係する。
損耗:仕入れた商品の痛みやすさ。商品に何かあった場合の売上金の下落率に関係する。
保管:管理の難度を表す。「易:管理判定+1」「並:管理判定±0」「難:管理判定-1」「至難:管理判定-2」の4種に別れる。
技能:保管判定にて行う技能判定。失敗すると保管値だけ商品の総合価値が低下する。
需要:需要のある地域で決定され、価値増加率に関係する。距離は帝都と需要元市場間の管理判定回数を示す。最終的な売値は商品技能で増減可能。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
● 食品 ●
穀物や野菜、果実、魚肉類、酒といった飲食物。
単価が安く品質低下にも強いが、かさばる。
在庫 |
単価 |
重量 |
損耗 |
管理 |
1D6+4 |
2g |
0.5kg |
-1D6-1% |
易(管理判定修正:+1) |
技能 |
植物学、動物学、動植物知識、農業、釣り、調理のいずれか |
需要 |
1.0+(距離×0.1)倍 |
基本在庫/1,000G分セット |
基本在庫/100kg分セット |
総合個数:500束 |
総合個数:200束 |
総合重量:250kg |
総合卸値:400g |
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
● 雑貨 ●
蝋燭や釘、紐、水袋や小袋等々の生活必需品。
単価が安く品質低下にも強いが、かさばる。
在庫 |
単価 |
重量 |
損耗 |
管理 |
1D6+2 |
10g |
1kg |
-1D6% |
並(管理判定修正:なし) |
技能 |
鍛冶屋、革細工、木工のいずれか |
需要 |
1.1+(距離×0.1)倍 |
基本在庫/1,000G分セット |
基本在庫/100kg分セット |
総合個数:100個 |
総合個数:100個 |
総合重量:100kg |
総合卸値:1,000g |
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
● 衣類 ●
身にまとう衣類や帽子等のどんな貧乏人にも必要なもの。
単価はやや値が張るが、品質低下にやや強く、またかさばらない。
在庫 |
単価 |
重量 |
損耗 |
管理 |
1D6+1 |
50g |
1kg |
-2D6% |
難(管理判定修正:-1) |
技能 |
革細工、武具屋、裁縫のいずれか |
需要 |
0.4+(距離×0.2)倍 |
基本在庫/1,000G分セット |
基本在庫/100kg分セット |
総合個数:20セット |
総合個数:100セット |
総合重量:20kg |
総合卸値:5,000g |
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
● 家具 ●
家や職場を彩る机や椅子、箪笥等の家具。
非常にかさばり品質低下が疼きだすが安定した利益をもたらす。
在庫 |
単価 |
重量 |
損耗 |
管理 |
1D6 |
100g |
10kg |
-2D6% |
並(管理判定修正:なし) |
技能 |
大工、木工、革細工のいずれか |
需要 |
0.4+(距離×0.2)倍 |
基本在庫/1,000G分セット |
基本在庫/100kg分セット |
総合個数:10脚 |
総合個数:10脚 |
総合重量:100kg |
総合卸値:1,000g |
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
● 細工品 ●
身にまとう装飾品や装飾の施された置物。
単価が高いが、数が少なく、品質低下に弱い。
在庫 |
単価 |
重量 |
損耗 |
管理 |
1D6-1(最低1) |
200g |
2kg |
-3D6% |
難(管理判定修正:-1) |
技能 |
木工、宝石、革細工のいずれか |
需要 |
0.6+(距離×0.2)倍 |
基本在庫/1,000G分セット |
基本在庫/100kg分セット |
総合個数:5個 |
総合個数:50個 |
総合重量:10kg |
総合卸値:10,000g |
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
● 武具 ●
剣や槍などの武器や、皮鎧や金属鎧などの防具類。
利益率は高いが単価が非常に高く品質低下に最も厳しく供給も少ない。
在庫 |
単価 |
重量 |
損耗 |
管理 |
1D6-2(最低1) |
250g |
5kg |
-3D6% |
難(管理判定修正:-1) |
技能 |
鍛冶屋、武具屋、革細工のいずれか |
需要 |
0.2+(距離×0.3)倍 |
基本在庫/1,000G分セット |
基本在庫/100kg分セット |
総合個数:4個 |
総合個数:20個 |
総合重量:20kg |
総合卸値:5,000g |
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
● 芸術品 ●
絵画や彫刻などの一見価値がわからない芸術品。
品質低下に極めて弱く、また価値も安定せず博打要素が高い。
在庫 |
単価 |
重量 |
損耗 |
管理 |
1(この品目は単価確定を在庫確認処理とする) |
1D6×1,000g |
(1D10×1D10)kg |
-4D6% |
至難(管理判定修正:-2) |
技能 |
彫刻、絵画のいずれか |
需要 |
(距離×0.1)+(4D6×0.1)倍 |
★ NPC業者の利用 ★
《 金融の利用 》
交易をしようにも元となる資金がない冒険者は溢れている。そんな冒険者のためにギルドは融資も受け付けている。冒険者の借り入れ限度額は交易品の仕入額に等しい額となり、金利は管理判定一回につき2%となる。この借金と利息については隊商の分担負担にはならず、借り受けた冒険者個人の負担に限定される。支払いは交易の最終利益から酒場を通じて支払われる。この時、返済しきれなくとも酒場が負債を建て替える。ただし利息地獄からは開放されても、冒険者自身の借金は残り、酒場へ返済の義務が生る事となる。返済時に所持金が不足していた場合、所持品を売却して返済する事となり、それでも不足する場合は以後のシナリオへ引き継がれる借金として残る上に、総合名誉点が「借金総額÷100g」喪失する。
《 交易相場情報屋 》
PCが相場を知るための知識技能を有していない場合、帝都にて情報屋から相場情報を買う事ができる。情報を買う場合、その対価は「指定品目の需要値×100G」となる。これは酒場を通じた後払いとなる。
《 保管判定代行人 》
保管判定を行うにあたって必要技能をPCが有していない場合、その維持管理のためにPC1人につきNPCを1人雇用する事が可能である。NPCの保管判定対応技能は一律で14となり、その判定は雇用したPCのPLが行う。NPCの雇用費の総額は仕入れ商品を全て売り切った際に決定される。その費用は判定1回につき該当商品取引最終利益の2%となる。例えば、6回の判定にて商品を売り切った際、管理代行人に支払う費用は利益の12%となる。なお、代行人が保管判定に失敗してもその分の費用は支払わねばならない。この支払は酒場を通じて行われる。
《 荷馬・馬車の賃貸と御者の雇用 》
冒険者は背負いきれない交易品の運搬のために馬車ギルドから馬や馬車を借り受けられる。ただし馬車に関しては御者技能が12Lv以上である事が貸出条件となり、それを有さない冒険者は御者を共に雇用する事で馬車を借り受けできる。道中に何かしらの理由で借り受けた馬車ギルドの備品が全損した場合、購入費の75%を損害賠償金として支払わねばならない。以下がその賃貸費と雇用費、賠償金の一覧となる。御者の雇用費は拘束期間に比例し、後払いとなる。この支払は酒場を伝って行われる。なお、馬車が全損しても御者は死亡しないとする。
《 荷馬・馬車の賃貸費用 》 |
● 名前 |
● 積載容量 |
● 賃貸費 |
● 全損時賠償金 |
● 御者雇用時の雇用費 |
ロバ |
75kg |
250g |
750g |
- |
小型のラバ |
90kg |
250g |
750g |
- |
大型のラバ |
120kg |
375g |
1,125g |
- |
荷馬 |
180kg |
500g |
1,500g |
- |
一頭立ての馬車 |
1,000kg |
600g |
1,800g |
管理判定総数×10g |
二頭立ての馬車 |
2,000kg |
1,175g |
3,525g |
管理判定総数×15g |
四頭立ての馬車 |
4,000kg |
2,250g |
6,750g |
管理判定総数×20g |
御者技能12Lvを有しない冒険者は、御者を雇用しなければ馬車を借り受けられない。 |
《 仕入れ不参加冒険者 》
これはNPCではないが、仕入れをしなかった事でNPCと同じ立ち位置となったPCである。仕入れを行わず行商に同行する冒険者は交易の利益を山分けする事はできないが、同時に経費負担もなく、また、代行判定を行なう事で行商を行なう冒険者から報酬を受け取る事ができる。可能な代行判定は「相場情報判定」「商品管理判定」と「商談判定」「荷馬・馬車の治療・修理判定」」となる。「商談判定」の場合、例外的に仕入れ時にも商談の代行を行える。その場合の費用は、相場屋と管理代行のNPC雇用費と同様になり、商談判定の場合は雇用主の利益5%となる。この時、仕入れ時と売却時に代行しても5%のままである。仕入れを行った冒険者は、同行冒険者への報酬を経費として落とす事ができる。なお、後述の「手紙の配達」と「訳ありの同行者」で得る報酬は交易利益とはならず、仕入れ不参加冒険者も含めて山分けとする。
★ ランダムイベント ★
商品の保管判定を行う道中において単調とならぬようイベントを配置してもよい。イベントの発生比率は「最大保管判定回数÷2(切り捨て)」を基準とし、発生タイミングは最後のイベントを最終保管判定直前にする以外はGMの自由にしてよい。基準がほしい場合、飛び飛びで配置すればよいだろう。
《 イベント(2D6) 》
【2~3】何でこんな時に!
品目全ての需要値が-0.2。恐ろしい事に重複する。
不景気な情報を得る、税金が突如上がった、既に誰かが大量に供給をしていった等、利益率が低下する。
【4~5】とんだ災難だ!
以後の管理判定に-2。恐ろしい事に重複する。
商品が急激に痛み出す何かしらのトラブルに巻き込まれ、品質維持が困難となり管理難易度が上昇する。
【6~7】急いでいるのに!
即座に全員保管判定を行う。
道を間違え無駄に旅程を過ごしてしまったり、何かしらの理由で道が封鎖されていたため、足止めを食ってしまう。
【8~9】今日は絶好の修繕日より
傷んだ商品のケアに成功する。すべての品目で管理失敗により傷んだ品質が損耗値だけ改善する。
全く傷んでいない場合、直後の保管判定失敗時の損耗値が半減(切り上)。
【10~11】完璧な管理
商品管理が実に捗る。以後の保管判定に+1。素晴らしい事に重複する。
【12】良き情報
品目全ての需要値が+0.2。素晴らしき事に重複する。
景気のいい情報を得る、税金が軽減された、供給が追いつかずさらに高騰する等、利益率が増加する。
●襲撃イベント
GMは上記のランダムイベントの他に、積み荷を狙った賊の襲撃を発生させてもよい。ただし戦闘時間からプレイ時間が伸び過ぎてしまう事を考慮し、襲撃を起こす場合はまず卓上げ時にそれを決定し、保管判定回数を4回程減らしてもよい。あくまで演出として襲撃を行う場合は、ランダムイベントの「とんだ災難だ!」によるイベントとしてもよいし、以下のチャートを仕様してもよい。
以下はリソース減耗をもたらす襲撃者の簡易戦闘演出チャートとなる。冒険者は1ターンの行動を行い、その行動でどれだけ襲撃者に打撃を与えたかを判定する。そして残った襲撃者の残HPだけ、積み荷を積んだ荷馬・馬車すべてが破損する。
《 襲撃者 即席作成チャート 》 |
●2D6 |
● 襲撃者 |
● HP/防御/回避 |
● 荷馬・馬車の損耗 |
● HP0以下にした際の特典 |
2~3. |
ドラゴン |
100/全属性10点/避け10受け12 |
残HP×1% |
リザルト時の名誉点+30 |
4~5. |
グリフォン |
75/全属性5点/避け9受け11 |
残HP×0.75% |
リザルト時の名誉点+20 |
6~7. |
ゴブリンの群れ |
100/無属性3点/不可 |
残HP×0.5% |
リザルト時の名誉点+15 |
8~10. |
山賊の群れ |
75/無属性3点/不可 |
残HP×0.75% |
リザルト時の名誉点+10 |
11~12. |
狼の群れ |
50/無属性2点/不可 |
残HP×0.5% |
リザルト時の名誉点+5 |
・それぞれの冒険者が襲撃者に1ターン分のダメージを与えた後、襲撃者は撤退あるいは壊滅する。 |
・荷馬・馬車の累積損耗率が50%以上時、管理判定-2。 |
・荷場・馬車の累積損耗率が100%に達した場合全損する。最寄りの市場で商品を売却する事。 |
GMは帝都や市場にて「街道を襲う驚異」についての噂を冒険者に流しても良い。その場合、噂を聞きつけるための判定として、「反応判定」にて「中立」以上の結果を得れば取得できるとする。成功時はGMは2D6を振り、出目に相応する襲撃者が街道で目撃されている事を冒険者に伝える事。今後、襲撃イベントが発生した際の襲撃者のランダムダイスにて、噂に聞いた襲撃者側に1出目分変動する。例えば山賊の噂を聞きつけ出目が7だった場合、山賊側に出目が1点増加され、ゴブリンではなく山賊の襲撃が起こるとなる。もし、噂の襲撃者のHPを0以下に追い込み撃退すれば、全ての品目の需要値が+0.2される。この噂を聞きつけた場合、噂の襲撃者のHPを0に追いやって撃退するまで、別の襲撃者に噂が切り替わる事はない。
襲撃による損耗を軽減するために、冒険者は予め護衛の傭兵や護送用ゴーレムを雇用できる。雇用費は拘束期間と活躍頻度に比例し、その支払は最終利益から酒場を通じて支払われる。襲撃者の攻撃により荷馬・馬車の損耗が発生した場合、その損耗値から指定の損耗軽減値を引く事ができる。これにより損耗値が0%以下になった場合、護衛は完璧な仕事を果たしたとして、荷馬・馬車は一切損耗しない。なお、できうる限り広範囲の顧客に護衛が行き渡るようにするため、雇用できるのは一種一隊のみとなる。
《 護衛の雇用 》 |
● 名前 |
● 損耗軽減 |
● 雇用費 |
大規模な傭兵団 |
(15D6÷荷馬・馬車数)% |
損耗軽減総数×600+管理判定総数×300g |
中規模な傭兵団 |
(10D6÷荷馬・馬車数% |
損耗軽減総数×250+管理判定総数×125g |
小規模な傭兵団 |
(5D6÷荷馬・馬車数)% |
損耗軽減総数×100+管理判定総数×50g |
ガーゴイル |
(7D6÷荷馬・馬車数)% |
管理判定総数×商う品種数×100g |
ゴーレム |
(12D6÷荷馬・馬車数)% |
管理判定総数×商う品種数×200g |
襲撃を受けて荷馬や馬車が損耗し、次の襲撃を受ければひとたまりもないという不安にかられたならば、冒険者は各市場にて存在する修理屋や獣医を頼って応急処置や修理を施し、損耗率を低下させる事ができる。獣医や職人の技量によって回復量と価格が変動し、その支払いは酒場を通じての後払いとなる。ただし、腕の良い職人・獣医が駐在しているかは定かではない。GMは1D6を振り、滞在している獣医・職人の技量を決定する事。この処置は全損している場合は修理する事はできない。冒険者が市場に滞在して同じ獣医・職人に治療・修理を引き続いて依頼する事を望んだ場合、GMはこれを認めても良いが、その都度代金を支払わせ、そして管理判定を行わせる事。なお、馬車の修理代金には荷馬の治療費も含まれていると扱う。
《 即席治療・修理費 》 |
● 獣医・職人の技量 |
● 荷馬・馬車の回復値 |
● 一頭あるいは1台の代金総額 |
● 滞在(1D6) |
凄腕(17Lv以上) |
15% |
250g |
5以上で滞在 |
ベテラン(15Lv以上) |
10% |
150g |
3以上で滞在 |
新参(12Lv以上) |
5% |
50g |
2以上で滞在 |
冒険者が自前で修理・治療手段を有している場合、滞在を部品在庫とし、獣医・職人の技量を冒険者の修理・治療技能に置き換え、代金を半額にして補修部品を購入し、修理・治療に対応した判定に成功すれば指定値分の回復とできる。この時必要となる技能は、「ロバ」「ラバ」「荷馬」は治療系、「馬車」は修理系となる。判定に失敗した場合、滞在するか、市場を移動しなければ再判定は出来ない。
★ サブシナリオ ~旅は道連れ世は情け~ ★
交易の旅は退屈で単調なもので、行商人を殺すのは道中の孤独という話もある。その孤独を癒やすのは他でもない道連れであり、人の心を感じさせる手紙や物品である。重要なのは、これらの物品や道連れは、NPCとの会話が乏しくなりがちな退屈な旅程に刺激を与えるために存在する役割を持つ事だ。GMは冒険者の交易に便乗し同行を願ったり物品の配送を依頼するNPCを登場させてもよいし、処理負担軽減のために登場させなくともよい。なお、配送と同行を同セッションで同時発生させる事は非推奨である。
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● 手紙の配達 ●
冒険者は出発の直前に、ある人物から手紙の配送を頼まれる。配達先は最終目的地の市場有する町である。手紙は封をされていてもいいし、されてなくてもよい。また、配達を依頼する人物は書き手自身でもいいし仲介人でもよい。もしかすれば手紙は複数かもしれない。依頼人の素性は家族に便りを送りたい平凡な市民でもよいし、書類を業者に配送依頼し忘れたうっかりな商人でもよいし、人出不足から業務を冒険者に押し付けたい杜撰な配送業者でもよい。配送の報酬総額は「最終目的地までの距離×50g」とし、全額前払いとする。これは現金払いであり、酒場の接収を受けない。冒険者は商談で釣り上げてもよいし、依頼人はそれに対して不満を表明する性格でもよい。重要なのは、誰かが誰かに向けて意図を手紙や書類にしたためてそれを知ってほしいという意思を冒険者が繋ぐ事である。手紙の内容は社会的に全く重要ではない、ささいなものである事が好ましく、犯罪に纏わる内容は非推奨である。当然ながら、その手紙の中身を冒険者が勝手に読む事はよしからぬ行いである。
《 登場させるNPC 》
帝都にて手紙の配送を依頼するNPCと、届け先で手紙を受け取るNPCの最低2人を用意する。依頼人は手紙が無事到着する事を望んでいるが不慮の事故でそれが果たされない場合もあると理解しているとすれば、冒険者が受ける配送の圧力を軽減できるだろうし、受け取る側を手紙を受けて喜ぶ事情を有する人物として設定すれば、後味の良い締めくくりとなるだろう。
《 道中の扱い 》
手紙はただ手紙であり、それ以上でもそれ以下でもない。道中に手紙からトラブルを誘発するような事はないであろうから、冒険者は道中に手紙を意図的に捨てたり、封をあけて中を見てやろうという狼藉さえしなければ、特に気にする必要もないだろう。
《 手紙 即席作成チャート 》 |
● 差出人の素性 |
● 差出人と配送先の関係 |
● 手紙の内容 |
● 配送先の素性 |
1.商人 |
1.愛人 |
1.金の無心 |
1.商人 |
2.市民 |
2.親友 |
2.親愛の表明 |
2.市民 |
3.職人 |
3.恋人 |
3.支援の約束 |
3.職人 |
4.冒険者 |
4.家族 |
4.生存の報告 |
4.冒険者 |
5.有名人 |
5.仕事仲間 |
5.成功の報告 |
5.有名人 |
6.貴族 |
6.好敵手 |
6.近況の報告 |
6.貴族 |
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
● 訳ありの同行者 ●
冒険者は出発の直前に、ある人物から旅の同行を願い出られる。その目的地は冒険者が商品を売り込むために向かう市場のある町だ。同行を持ちかけてきた人物は一人かもしれないし、あるいはグループであってもよい。グループの場合、主導権を握っているリーダーがいるだろうから、中心人物としての意味として以後は彼と表記し、彼自身は男性でも女性でも構わない。彼は冒険者の移動を阻害しない程度の移動手段を有しており、そして冒険者の戦力を期待し、同行を願い出る事情を有している。その事情は単純に自分たちが非力であるからかもしれないし、孤独を癒やす仲間が欲しいだけかもしれないし、理不尽な理由で差し向けられた追手が迫ってきているのかもしれない。ただ単に冒険者の馬車に乗って楽に旅をしたいというだけかもしれない。彼は無口かもしれないし雄弁かもしれないし、ただ口だけのお調子ものなだけかもしれないし、ひょっとしたらお忍びの有名人物だったりするかもしれない。彼が目的地に向かう理由は、それは家族や友人に会いたいのかもしれないし、ただの引っ越しかもしれないし、仕入れた商品を捌きたいのかもしれないし、手紙の配送のためかもしれない。冒険者が同行許可を受けてくれるのであれは、彼らはその報酬全額として「最終目的地までの距離×100g」を提示し、その半額を前金と持ちかける。これは現金払いであり、酒場の接収を受けない。護衛依頼としては話にならないが、同行するだけでよいと彼は期待しながらも言うかもしれない。冒険者はこれに商談をもちかけてもよい。基本的に彼は、それを冒険者の権利として認めており、断る理由もないのだから。
《 登場させるNPC 》
同行を願い出る最低一人のNPCを用意する。また、目的地に彼を迎えるNPCを用意してもよい。同行者を複数人用意してもよい。その場合も、彼らは最低限の自衛能力を有しているとすれば、体のいい護衛に利用されているだけなのではという冒険者の不信を軽減できるだろう。彼の事情はそう深刻なものである必要もなく、実際に深刻ならば行商に便乗せずに、冒険者の酒場で式な仕事として依頼をしてくるだろう。冒険者が彼の同行を許可して得る利益はわずかながらの駄賃と旅の仲間が増えるという事だけであるので、彼が最低限の旅支度と戦力を有していると、同行をめぐる交渉の難航を軽減できるだろう。それでも冒険者が同行を拒否するのであれば、彼に食い下がらせずに別の冒険者に声をかけさせ、彼らが旅の仲間となる様子を見せれば後ろ髪を引かれる気まずさも残らないだろう。目的地にたどり着けば、彼は目的を果たしに冒険者と別れる事になる。その際に彼が冒険者に感謝を伝えれば、冒険者も同行を許可して旅を共にした甲斐を感じられるだろう。
《 道中の扱い 》
彼と行商を共にする以上、互いに多少の干渉はつきものとなるだろう。ランダムイベントの効果を彼も共有するとすれば、同じ苦しみや同じ楽しみを共有しやすく、交流はより捗るだろう。彼が追手に追われているとするなら、その演出をランダムイベントのトラブルの原因をその追手にすべて担ってもらってもよい。時間の余裕が取れそうであれば、実際に追手との戦闘を最終目的地手前で行ってもよいだろう。なお、彼は同行者ではあるが、判定の代行は行えない。
《 同行者 即席作成チャート 》 |
● 同行者の身なり |
● 同行者の素性 |
● 目的地には |
● 同行の動機 |
1.浮浪者並 |
1.行商人 |
1.儲け話がある |
1.追手撒き |
2.だらしない |
2.冒険者 |
2.出会いがある |
2.獣や賊が怖い |
3.平々凡々 |
3.街道巡視員 |
3.仕事仲間がいる |
3.好奇心 |
4.きっちりしてる |
4.職人 |
4.欲しい物品がある |
4.孤独からの逃避 |
5.服に着られてる |
5.一般市民 |
5.新たな生活がある |
5.好色な下心 |
6.高貴な風格 |
6.お忍び有名人 |
6.静かな時間がある |
6.人脈作り |
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《 即席作成チャート 》 |
● |
● |
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1. |
1. |
1. |
1. |
2. |
2. |
2. |
2. |
3. |
3. |
3. |
3. |
4. |
4. |
4. |
4. |
5. |
5. |
5. |
5. |
6. |
6. |
6. |
6. |
《 即席作成チャート 》 |
1. |
2. |
3. |
4. |
5. |
6. |
《 イベント 即席作成チャート 》 |
● イベント |
● 発生条件 |
● 対応技能 |
● 概要 |
1. |
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2. |
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3. |
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4. |
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5. |
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6. |
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《 白紙 5*5座標地図 》 |
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1 |
2 |
3 |
4 |
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A |
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3 |
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《 白紙 10*10座標地図 》 |
■ |
01 |
02 |
03 |
04 |
05 |
06 |
07 |
08 |
09 |
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A |
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03 |
04 |
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09 |
10 |
■ |
《 白紙 15*15座標地図 》 |
■ |
01 |
02 |
03 |
04 |
05 |
06 |
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08 |
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15 |
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A |
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■ |
《 帝都近郊 15*15座標地図 》 |
■ |
_01 |
_02 |
_03 |
_04 |
_05 |
_06 |
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A |
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☆帝都 |
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_01 |
_02 |
_03 |
_04 |
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_11 |
_12 |
_13 |
_14 |
_15 |
■ |
《 討伐シナリオ 即席作成チャート 》 |
● 依頼人 |
● 抱える問題 |
● 解決の障害 |
● 決戦の場 |
1.町長 |
1.食料 |
1.異形 |
1.遺跡 |
2.警邏 |
2.経済 |
2.蛮族 |
2.洞窟 |
3.村長 |
3.治安 |
3.害獣 |
3.野外 |
4.商人 |
4.土地 |
4.魔獣 |
4.廃屋 |
5.司祭 |
5.祭事 |
5.人間 |
5.邸内 |
6.貴族 |
6.不安 |
6.魔物 |
6.異界 |
《 シティ討伐シナリオ 即席作成チャート 》 |
● 依頼人 |
●抱える問題 |
● 解決の障害 |
● 決戦の場 |
1.市民 |
1.生命の危機 |
1.裏稼業 |
1.家屋 |
2.商人 |
2.破産の危機 |
2.越後屋 |
2.店内 |
3.職人 |
3.評判の危機 |
3.魔術師 |
3.倉庫 |
4.司祭 |
4.信仰の危機 |
4.狂信者 |
4.墓場 |
5.役人 |
5.解雇の危機 |
5.悪代官 |
5.公共施設 |
6.貴族 |
6.人脈の危機 |
6.魔物 |
6.邸内 |
最終更新:2018年12月14日 00:12