三木内閣総理大臣と元外務大臣フリンフォール卿クルト・アレイ・ヴァーゼル大使との間の共同声明(仮訳)
(皇紀2678年9月18日(箱庭歴5222期),東京)
1. 皇紀2678年9月18日、
大日本帝國政府とアルティス帝國政府は,それぞれの代表である三木武彦内閣総理大臣と元外務大臣フリンフォール卿クルト・アレイ・ヴァーゼル大使を通じて、両国が共通の関心を有する国際問題及び両国間の諸問題について討議を行つた。会談は,親密かつ友好的な雰囲気の中で行われ,両代表は討議の実りある成果に満足の意を表明した。
2. 三木総理大臣とヴァーゼル大使は、特に近年大漢武帝國に対する不当にして許し難き侵略的意図をもつ国家の存在に対しては、厳しくそして、あくまでも平和的手段によって、その国家の政策を中止せしめるべきことに意見の一致をみた。
貿易上の措置
3. ヴァーゼル大使は、アルティス帝國政府が日本の輸入増大のために以下の重要な措置をとることを承認した。
1.米市場における、現在年間取引量30000トンから45000トンへの輸入量増加措置並びに、需要開発の努力
2.日本産牛肉の輸入量枠2倍の30000トンへの増加
3.携帯電話並びに小型通信機器の資本投下に関する参入条件の緩和
4.石油化学製品の輸入に関する個別抜き取り検査条件の緩和
5.自動車の輸入価額枠3倍の15000万レーヴェへの増加
6.輸入品についての検査要件の簡素化。
経済協力
4.ヴァーゼル大使は、アルティス帝國国内における他国籍の企業に対する日本企業に対する優遇措置を強化することについて、以下の方策をアルティス政府が採用し、直ちに立法化すべきことを確認した。
1.日本商社の営業活動に対する貴国官公庁による指導条件の緩和
2.日本土木建設企業の貴国内の事業に対するJV参加の許可
3.日本土木建設企業の貴国官公庁の建築並びに施工の参入許可
5.ヴァーゼル大使は、日本-アルティスの両国間の経済市場の安定を強化するために、以下の方策をアルティス政府が採用し、直ちに立法化すべきことを確認した。
1.アルティス外国為替市場の1日の取引価額の上限の4000万レーヴェ枠の設定
2.アルティス株式市場への日本資本の参入に関する規制緩和
6.ヴァーゼル大使は、アルティス帝國国内における飛行場及び港湾施設の使用に関して、以下の如く日本人及び日本邦人の使用に関する待遇を改善する措置を講じるべきことを確認した。
1.主要飛行場並びに港湾の日本法人の使用条件の緩和
2.船舶の一港湾の年間停泊数規制枠の4倍の260隻への増加
3.一船舶の港湾の停泊トン数規制枠の3倍の78000万トンへの増加
7.三木総理大臣は、アルティス帝國における日本駐留軍の完全撤退も視野に入れたヴァーゼル大使の要求に対して、誠意を以てその要求を受け止め、日本国内における法律上正当なる手続を行って、日本駐留軍のアルティス本土撤退についての国内合意をなすべきことにつき合意した。
8.三木総理大臣は、日本駐留軍の撤退の際には、日本政府が日本軍駐留地の地主に対して、地代として相当の謝礼を支払うべきことを約束した。
日本人永住者に対する措置
9.ヴァーゼル大使は、アルティス帝國国内における日本人の待遇及び保護に関して、強化すべきことを確認し、以下の如き方策をとるべきことを確認した。
1.永住者に対する地方参政権を含む永住権の付与
2.日本人に対する短期ヴィザ取得条件の緩和並びに在留資格の要件緩和
3.日本人に対する就労ヴィザの取得条件の緩和並びに期間延長要件の緩和
日本並びにアルティスの友好を祈念して
三木武彦
Kurt Arey Vahsel
最終更新:2008年09月01日 00:25