王国の軍事
主な拠点
イラクリオン軍港
クレタ島一番の港。王国ではクレタ島全域が軍事施設なので民間船は非常事態以外は入港できない。
タソス島軍港
島一つが海軍基地。第一艦隊の母港。
セント・ヒューレット軍港
イラクリオン軍港に次ぐ規模を持つ港湾都市。利用するのはほとんどが軍属船なので[軍港]と呼ばれている。王国第三艦隊(空母艦隊)の拠点。ここには王国の主要造船所や石油貯蔵施設が密集している。
王国絶対防衛戦略空域[B7R]
ウェスペルタティア王国の政治的・軍事的・産業的における象徴的な空域。王国の重要遺跡都市オスティアやアルティス帝国との国境地帯付近等を含む、直径400kmの隆起地形が広がる円形の地域。B7Rとは王国側が命名したエリアコードであり、狭義にはB7R地域内に存在する王国軍の東部国境防衛ラインの事を指す。膨大な資源埋蔵量を誇る鉱山地帯である為、かつては地下資源をめぐって王国と周辺諸国の戦場と化し、幾度となく国境線が引き直されてきた。ヴァーレル戦争に於いても激戦地であり、王国空軍の精鋭部隊が常に哨戒に当たっている。鉱物資源に由来する強い磁場によって通信障害が多発し、戦闘行為のみならず万一の場合の救助も難しい為、戦闘機パイロットにとっては自らの技量を試される極限の戦場であり、ヴァーレル戦争当時ウスティオ空軍では「当空域の交戦規定は唯一つ“生き残れ”」と言われていた。円形の地域である事、また空戦に於いては階級等に関係なく実力のみが絶対である事から、上座も下座もない円形テーブルにかけて、パイロット達の間では畏怖の念を込めて「円卓(The Round Table)」と呼ばれている。
ハードリアン・ライン
王国軍の北部国境防衛戦の通称。イタリア国境から黒海沿岸までの広大・長大な距離を繋ぐ大規模な防衛線。グラティサントを中核として各兵科が最善のパフォーマンスを実行できるように構築されている。
国境対空対地防御用遺跡要塞群[グラティサント]
対空防衛要塞。ウェスペルタティア軍の北部国境防衛線、通称「バードリアン・ライン」の中核戦力として運用。多数のトーチカ等、強固な地下設備と大量の対空火器を有する中核施設「エリアウォール」を中心とし、その周囲を「エリアゲート」「エリアキャッスル」「エリアタワー」と呼ばれる対空陣地群が囲んでいる。更に、その後方北西部にはVTOL基地「エリアガーデン」が控えており、古代遺跡の外観に似合わない近代的な防空体制を築いている。
クルイーク要塞
王国内での呼び名は「難攻不落極悪非道七転八倒大要塞」。ユークトバニアとウスティオの境界の間にある旧ディミトロフグラード市に建設された。グラティサント並みの対地対空火力に加え、質量共に十分な戦闘機部隊、さらに1個機甲連隊と2個歩兵連隊が常駐する。核の直撃を受けても大丈夫な強度を持つシェルターがある。
軍需企業&開発局
南バルカン国営兵器廠
王国陸空軍の正面装備(戦車・装甲車・航空機etr)の設計・製造を担当する。特に航空機の設計・製造技術は他の追従を許さない。
国立中央火砲設計局
王国軍各種火砲、小火器の設計を担当。卓越した技術により安く、頑丈で、使い勝手の良い小火器を数多く設計している。
ベルマット重工
王国海軍の艦艇の建造を担当。3世紀続く老舗造船業者。
国防陸軍
軍人
陸空軍
- 重要度の強い北の地を守るため、鉄の絆を持つ北部方面軍
| ベルケーレ・クライツブルグ |
司令官(中将)。「やるときはやる。サボるときはサボる。」を信条にする大胆な人。「どんなに打ち負かされても部下が生きている限り負けは無い」というのが口癖。 |
| クラリス・フォン・ザッハ |
参謀長(大佐)。ベルケーレ中将の監視兼女房役。クラリス以外に仕事をサボるベルケーレ中将を叱る事が出来る人はいない。(つまりクラリスがいないとベルケーレはサボりまくっている)見た目も中身もクールビューティーなクラリスは北方軍の将兵の憧れの的。26歳女性。 |
| マルキ・ドナスィヤン |
司令官(中将)。職務に忠実な上に有能で、軍内の信頼も厚い若きエリート(27歳)。前特務機関(諜報機関)隊長。常に礼節を重んじるが、内心では周囲を見下している。 |
| レイミ・シュバイツェル |
参謀長(大佐)かつてナチス・ドイツの上級将校だった。軍内のナチ反対派に裏切られ、窮地に立たされていたところをマルキに救われた。それからマルキに忠誠を誓う。26歳女性。キャラはクラリスに若干被ってる |
- 上陸・沿岸作戦が得意で、いつも和やかな雰囲気の南部方面軍(ついでに言うと士官は女性が多いぞ)
| ドロシー・ハーグリーブス |
司令官(中将)。ブリテンの名門出身らしい。文武に秀でたお嬢様でも、ちょっと抜けてるところも・・・。非常に若いながらもその才能を遺憾なく発揮し若干24で将軍となった。女性 |
| 菅原 桔梗 |
参謀長(准将)。常にクールなエリート将校。だが本人はそんな自分の無愛想な態度に劣等感を抱いており、それを直すために時折内緒で町で接客のバイトをしている。28歳女性。 |
- 比較的のんびり、でも有事の際には一番の勇猛さを誇る東部方面軍
| 要 三九郎 |
司令官(中将)。喋るときは何故か関西弁風のワイルドなおっちゃん。見た目は厳ついが周囲に細やかな配慮が出来るいい男。趣味は将棋。35歳 |
| カデナ・ラスォート |
参謀長(大佐)。無口で感情表現が乏しく、何を考えているのかがよく分からない。要に懐いている様だが、事務仕事は要領が悪いため様々なトラブルを起こしてしまう。27歳女性。 |
海軍
- 王国の庭たる黒海・エーゲ海・アドリア海に展開する「近海艦隊」
| アルビレオ・イマ |
提督(中将)。顔立ちは中性的で外見だけ見ればもてる。だが、性格は非常にひねくれている。36歳男性 |
| ベルヴァルト・クレッチマー |
幕僚長(大佐)。イマに負けず劣らず嫌な性格をしており、またイマと馬が合わない。だが、戦闘のときは一転して抜群のコンビネーションを発揮する。32歳男性 |
- 欧州とアジアを繋ぐ大動脈、地中海を担当する「地中海方面艦隊」第三艦隊(機動艦隊)もここに所属。
| シューバンクル・マルセイ |
提督(大将)。代々海軍の提督を輩出するマルセイ家の長男で、歴代の中でも優れている。夜間の水雷戦闘が得意。49歳男性。 |
| イリヤスフィール・フォン・アインツベルン |
幕僚長(中佐)。王国きっての名家[アインツベルン家]の長女。非常に幼い身なりをしているが、その才能は本物。海軍士官学校を首席で卒業し、名立たる名将を模擬戦で幾度となく打ち破ってきた。19歳女性。 |
| ケイン・バートレット |
提督(中将)。常に落ち着いた対応をする老将。その経験と知識は半端ではなく、部下達の絶大な信頼を得る。69歳男性。 |
| ベック・パイヤー |
幕僚長(大佐)。バートレット提督の右腕。提督同様いかなる戦況にも落ち着いた対応が取れる。39歳男性。 |
| ラーク・フッチ |
戦隊長(少将)。隠密行動及び対潜作戦の名手。戦歴等はパッとしない。46歳。男 |
| ガルヴェール・ルペ |
海軍特殊作戦部隊隊長(大佐)。寡黙。大きめの刀傷が左のこめかみから右顎まで奔る。33歳男。 |
その他の軍人
| ヴェルベ・シュトライアス |
ポーランド懲罰作戦[ファル・ヴァイス]に北部方面軍第3機械化歩兵師団師団長として参加。バルト海を目の前にし敵の狙撃により戦死。二階級特進により中将に昇格。享年50歳。国には妻と二人の娘がいた。 |
各軍の中央の構成
陸軍
- 中央参謀本部 参謀長メリッシュ・ファーコード(参謀科)大将
- 中央軍(首都管区集団、特殊戦闘集団、中央独立戦闘団) 総司令官ローラン・ハリッシャー(普通科)大将
- 陸軍航空総司令部 司令官ハッラー・マニュファスト(航空科)大将
- 陸軍防空司令部 司令官ガルファ・ハライスク(航空科)中将
- 陸軍技術開発本部(実戦観測兵団、第1臨床医療団、実験観測工兵団) 主任部長バリャッシー・マーカー(技術)少将
- 陸軍医療本部(中央陸軍病院以下各方面軍属病院) 主任部長マチルダ・レッチャー(医療)中将
- 陸軍補給・輸送軍団司令部 司令官カルシファー・マーケット(輸送)中将
- 陸軍特殊空挺作戦団 司令官ナルシェ・ラプソフスキー(普通科)中将
- 陸軍特務機関(諜報機関) 機関長ダブラ・ファルスキー(特科)少将
- 陸軍憲兵隊司令部 司令官ダラス・クフライト(憲兵)中将
- 陸軍教育司令部 総監ドーラ・クライスブルク(参謀科)中将
- 陸軍作戦研究教導本部 主任部長ハーケン・ストライス(参謀科)准将
- 沿岸警備隊総司令部 司令官ショウター・マッキーニ(砲兵)中将
海軍
- 王国艦隊総司令部 司令長官マリファーナ・シャリストラス大将
- 海軍作戦本部 本部長ゴート・フラックラー中将
- 海軍技術開発本部 主任部長ジャンカー・マクミラン少将
- 艦隊通信本部 主任部長バルク・フランガー中将
- 海軍医療本部 主任部長ガルファラ・ドライアス中将
- 海上兵站司令本部 本部長ベーカー・ガラコフチャー中将
- 海軍航空隊総司令部 司令長官ガリファ・レタローヘン大将
- 海軍地上戦闘軍司令部 司令官カリスター・ハーランド中将
- 海軍教育総隊 教育総監ラフダー・ベーリング中将
- 海軍特務機関 機関長ジャック・ランゲンスト大佐
- 海軍憲兵隊司令部 司令官コウランスター・フェブロスク少将
- 造船・整備隊総司令部 司令官チャチャ・ロマスト少将
外務省特別警護隊(非公式部隊)
表向きは大使館付駐在武官もしくは大使館警備員。実際は国防相直下の特殊作戦部隊。彼らは士気・技術・装備全てにおいて王国随一で、各国領内で極秘任務を行う。その実力はアルティス・日本の特殊部隊に匹敵するほどであり、またアメリカのグリーンベレー・シールズ・デルタフォースと戦っても負けないだけの実力がある。ただ、総員数が200名以下なため、あくまで特殊作戦に限られる。
海軍特殊作戦部隊
航空母艦等水上艦を本拠地とし、海に接するところなら何処ででも展開する。また、あらゆる戦局にも対応可能。主に上陸地点の情報収集やシージャックに対応する。総員数は700名ほどとされる。
陸軍/海軍特務機関
義国版CIA。諜報能力に長ける。大体、対外諜報戦・国内対諜報員作戦・電子戦・戦闘部班の4つに分かれている。
各種戦闘単位の編成
陸軍
| 方面軍(平時) |
2個歩兵師団、1個普通科(自動車化歩兵)師団、1個機甲師団、1個砲兵旅団、1個対空師団、2個施設科師団、1個偵察連隊、2個輸送旅団、1個医療師団、1個輜重旅団 |
| 方面軍(有事) |
6個歩兵師団、4個普通科(自動車化歩兵)師団、2個機甲師団、1個砲兵師団、1個対空師団、2個施設科師団、2個偵察連隊、2個輸送旅団、1個医療師団、1個輜重旅団 |
| 独立戦闘団(中央軍および独立遊撃軍) |
2個歩兵師団、1個普通科師団、1個機甲連隊、1個砲兵大隊、1個対空連隊、1個施設科連隊、1個偵察大隊、1個輸送大隊、1個医療大隊、1個輜重大隊 |
| 歩兵師団 |
歩兵8000人、戦車80両、装甲車80両、偵察車40両、75mm支援歩兵砲36門、各種支援部隊 |
| 機甲師団 |
戦車480両、装甲車100両、機械化歩兵800人、偵察車80両、対空戦闘車120両、各種支援部隊 |
| 普通科師団 |
歩兵8000人、トラック適台数、装甲車80両、偵察車40両、対空戦闘車40両、各種支援部隊 |
| 砲兵師団 |
歩兵4000人、G5 155mmガン/ハウザー60門、105mm軽榴弾砲80門、75mm支援歩兵砲20門、各種支援部隊 |
| 施設科師団 |
歩兵2000人、工兵4000人、戦車40両、建設車両適台数、各種支援部隊 |
海軍
| 近海艦隊 |
ウルク級2隻、シャルンホルスト級2隻、マーキュリー級2隻、サピュター級2隻、エーゲ級12隻、ラウマ級24隻、ポセイドン級2隻 |
| 地中海方面艦隊 |
メデューサ級2隻、サピュター級2隻、マーキュリー級2隻、イージス級ミニイージス艦2隻、ダ・カーポ級ミサイル駆逐艦4隻、コルテックス級護衛艦4隻、ハルマ級DDH2隻、ポーラ級フリゲート6隻 |
| 大西洋方面艦隊 |
ウルク級2隻、シャルンホルスト級2隻、マーキュリー4隻、イージス級2隻、ダ・カーポ級4隻、コルテックス級4隻、ハルマ級2隻、エーゲ級10隻、ラウマ級18隻 |
| 特殊コマンド戦隊 |
ハウンド級2隻、タウン級重巡4隻、エーゲ級4隻、Ⅶ型補給艦2隻 |
| 訓練艦隊 |
マーキュリー級1隻、サピュター級1隻、エーゲ級4隻、11型標的艦12隻、スプリング級訓練潜水艦4隻 |
勲章
軍人に限られる勲章
王国議会および国王の承認を経て授章される、軍人に対する最高位の勲章。
- 殊勲十字章(Distinguishec Service Cross)~
陸軍軍人の軍功に対して与えられる、名誉勲章の次位の勲章。海軍及び海軍地上戦闘軍(海兵隊)は海軍十字章(Navy Cross)、空軍は空軍十字章(Air Force Cross)となるがこれは陸軍がもっとも古くからある軍隊であるため。
今より約230年前に制定された由緒ある勲章。主に多大な軍事的功績を上げた将校にのみ授章される。
武功勲章。すなわち戦闘において戦果を上げたものに授与される。順序は↓の通り。~
2級鉄十字勲章→1級鉄十字勲章→騎士鉄十字勲章→大鉄十字勲章→柏葉付騎士鉄十字勲章→柏葉・剣付騎士鉄十字勲章→柏葉・剣・ダイヤモンド付鉄十字勲章→金柏葉・剣・ダイヤモンド付騎士鉄十字勲章(プール・ル・メリット勲章とは別)
戦傷軍人に与えられる。なお、戦死した将兵にはこの章と共に騎士鉄十字勲章も授与される。
装備品
陸軍
[T-80 ガルム]
王国陸軍の最新型。ジークフリートよりも高価だが、それに見合うだけの性能がある。
- 全長 9.66 m
- 車体長 7 m
- 全幅 3.6 m
- 全高 2.2 m
- 重量 46 t
- 懸架方式 トーションバー方式
- 速度 65 km/h(整地)
45 km/h(不整地)
600 km(外部タンク搭載時)
- 主砲 125 mm滑腔砲 2A46
- 副武装 12.7 mm機関銃 NSVT
7.62mm機関銃 PKT
GTD-1250
1250馬力
重戦車[ジークフリート]
重戦車ジークフリートは「南バルカン国営兵器廠」開発した戦車である。本戦車は王国陸軍の近代化の一環として開発されたものであり、将来的には王国陸軍の戦車は全てこれに転換されるだろう。しかしながら、この戦車は非常に優秀な性能と引き換えに製造コストが非常に高く、現在配備されているのは中央軍首都管区第一戦車戦闘団(140両)と近衛第一戦車隊(60両)の計200両だけである。
| ジークフリート |
性能諸元 |
| 全長 |
9.67 m |
| 車体長 |
7.72 m |
| 全幅 |
3.75 m |
| 全高 |
2.79 m |
| 重量 |
55.15 t |
| 懸架方式 |
トーションバー方式 |
| 速度 |
72km/h(整地) (不整地) |
| 行動距離 |
340 km(整地) 220 km(不整地) |
| 副武装 |
7.62機関銃MG3A1 (同軸×1)12.7重機関銃MG5A1(対空×1) |
| 装甲 |
複合装甲 |
| エンジン MTU MB 873~ V型12気筒ターボディーゼル~ 1500 馬力 / 2600 rpm |
中戦車[T-64 ナレバック]
中戦車[T-64 ナレバック]は南バルカン国営兵器廠が開発した戦車である。
| T-64 |
性能諸元 |
| 全長 |
9.2 m |
| 車体長 |
6.54 m |
| 全幅 |
3.4 m |
| 全高 |
2.2 m |
| 重量 |
36~42 t |
| 懸架方式 |
トーションバー方式 |
| 速度 |
65 km/h |
| 行動距離 |
500 km または 700 km(外部タンク搭載時) |
| 主砲 |
115 mm滑腔砲 2A21(T-64)または 125 mm滑腔砲(T-64A以降) |
| 副武装 |
7.62 mm PKMT 同軸機関銃 12.7 mm NSVT 機関銃 |
| 装甲 |
複合装甲 |
| エンジン |
5DTF 水平対向5気筒 多燃料ディーゼルエンジン 700 hp |
| 乗員 |
4 名 |
T-64。鎖国時代に南バルカン国営兵器廠で開発された中戦車である。複合装甲、滑腔砲、自動装填装置などが特徴で、主力戦車として使用された。~
T-64の主砲は115mm滑腔砲で、改良型であるT-64A以降では125mm滑腔砲に換装されている。従来の戦車は主砲の砲弾を出し入れするために、専属の乗員である装填手を必要としたが、T-64の主砲ではこれらを自動で行う機構(コルジナ自動装填装置)を採用したため、乗員を1名減らすことに成功している。しかしこの装置は欠陥があり、乗員を死傷させる事故を発生させたが、後に125mm砲用に新型のカセトカ自動装填装置が採用された。~
開発当時は非常に先進的な戦車であったが、それが運用の難しさを招いたともいわれる。世界に先駆けて近代戦車の技術的条件を備えた戦車であったが、開発当時は非常に高価な装備だったため、あまり普及しなかった。~
T-64は同時期に生産されたT-62やT-72に比べ限定的な数(各型合計約3600輌)しか生産されなかったが、開国も王国陸軍と海軍陸戦隊で現在も多数が使用されている。また、リビア軍でも少数が運用されているとされる。
バリエーション~
T-64A~
115 mm口径のD-68(2A21)砲を装備する最初の量産型。700 馬力の5TDFエンジンを装備する。1961年に完成され、数百輌が王国陸軍に配備された。 ~
T-72~
125 mm口径のD-81T(2A26)砲を搭載する派生型。長年にわたって生産され、年度により装備の異なるいくつかの派生型が存在する。T-64よりも格段に生産性・整備性・が向上した。基本スペックは同じ ~
T-64AK~
指揮戦車型。~
T-64R ~
T-64をT-64A仕様に改修した型。1977年から1981年の間に多くのT-64がこの仕様に改修され、部隊配備された。 ~
T-64B
2A46砲を搭載し、9M112コブラ対戦車ミサイルを運用する。 ~
T-64BK
指揮戦車型。~
主力(中)戦車「T-72 ワルコゥート」
上記表の通り。南バルカン国営兵器廠が開発したT-64の量産型。
機械化歩兵戦闘車両[BMP-1]
南バルカン国営兵器廠が開発した歩兵戦闘車。制式化されてから既に3,0000両以上が生産されており、歩兵の足として各地で活躍している。
| 全長 |
6.71m |
| 全幅 |
3.09m |
| 全高 |
2.06m |
| 重量 |
14.6t |
| エンジン |
タイプ5D20 ターボ加給器付き6気筒水冷ディーゼルエンジン |
| 最高速度 |
60km(路上) |
| 航続距離 |
500km |
| 武装 |
30mm速射機関砲、ファゴット対戦車ミサイル1基予備数8 |
| 乗員 |
乗員3名、兵員10名 |
主力野砲「G5 アームスカー」
国立中央火砲設計局が開発した155mmガン/ハウザーである。
| 全長 |
9.1m |
| 全幅 |
2.50m |
| 全高 |
2.30m |
| 重量 |
13.5t |
| 最大射程 |
通常弾で3km、HEBB(ベースブリード)弾使用時3.7km |
海軍
シャルンホルスト級巡洋戦艦
べルマット重工で設計・建造された巡洋戦艦である。強力な対空武装と快速が特徴。現在一番艦[シャルンホルスト]のほかに3隻が就役している。
| 排水量 |
基準32.000t、満載38.900t |
| 寸法 |
全長234.90m、最大幅30.00m、喫水9.10m |
| 推進器 |
出力160.000馬力の蒸気タービンで、3軸を駆動 |
| 速力 |
36kt |
| 装甲 |
舷側帯330mm、甲板50~110mm、砲塔355mm |
| 兵装 |
3連装380mm砲3基、連装150mm砲6基、連装105mm高角砲8基、連装37mm対空機関砲12基、単装20mm対空機関砲12基、6連装SAM発射機4基、3連装600mm魚雷発射管4基、255kg対潜爆雷投射機2基 |
| 搭載機 |
アラド水上観測機2機、SH-60K哨戒ヘリ3機 |
| 乗員 |
1940名(士官及び下士官兵) |
ウルク級主力戦艦
ベルマット重工で設計・建造された戦艦。強力な460mmと精密射撃を可能にするソフィアット光学標準器を装備する。現在一番艦[ウルク]のほかに3隻就役中。
| 排水量 |
46.900t、満載57.600t |
| 寸法 |
全長255.50m、最大幅36.90m、喫水最大11.00m |
| 推進器 |
出力168000馬力の蒸気タービンで3軸を駆動 |
| 速力 |
32kt |
| 装甲 |
舷側帯420mm、甲板80~130mm、砲塔460mm |
| 兵装 |
3連装460mm砲3基、連装150mm砲2基、連装105mm両用砲6基、連装37mm対空機関砲8基、単装20mm対空機関砲38基、600mm魚雷発射管6基、255kg対潜爆雷投射機2基 |
| 搭載機 |
アラド水上観測機2機、SH-60K哨戒ヘリ3機 |
| 乗員 |
2840名(士官及び下士官兵) |
メデューサ級正規空母
王国初の正規空母。王国の科学技術の結晶。一隻作るのにウルク級戦艦2隻分の費用がかかる。
| 排水量 |
基準81.600t 満載91.487t |
| 寸法 |
全長316.99m 最大幅40.80m 喫水11.30m |
| 飛行甲板寸法 |
全長333.15m 最大幅77.11m |
| 推進器 |
280.000馬力の特殊タービンで4軸を駆動 |
| 速力 |
巡航20kt 最大速度35kt |
| 兵装 |
8連装シースパロー艦対空ミサイル3基、20mmCIWS4基、4連装スコット多目的ミサイル発射機2基 |
| 搭載機 |
最大100機の収容能力があるが、通常は86~92機 |
| 乗員 |
3.300名及び航空要員3.000名 |
ハウンド級軽/コマンド空母
ベルマット造船所で設計・建造された空母。固定翼機(VTOL機)を少々と強襲コマンド部隊及びそれに連携する強襲ヘリコプター部隊を搭載する。現在一番艦[ハウンド]のほかに1隻が就役中
| 排水量 |
基準23,900t 満載28,700t |
| 寸法 |
全長226,9m、全幅27,4m、喫水8,7m、飛行甲板幅48,8m |
| 推進器 |
76,000馬力の蒸気タービンで2軸を駆動 |
| 速力 |
28kt |
| 兵装 |
4連装シーキャットSAM発射機2基(ミサイル60)、20mmCIWS 2基 |
| 搭載機 |
ハリアーVTOL攻撃戦闘機8機、UH-80M対潜ヘリ6機、UH-80E多目的ヘリ6機 |
| 乗員 |
航空部隊要員あわせて1,350名(さらに750名の海兵隊コマンド部隊員と車両兵員揚陸艦[LCVP]4隻を搭載可能) |
マーキュリー級ミサイル巡洋艦
べルマット重工で設計・建造された巡洋艦。モデルはソビエト海軍のクレスタⅠ級と見られる。現在一番艦[マーキュリー]のほかに9隻が就役中。6隻が建造中。
| 排水量 |
6000t 満載7600t |
| 寸法 |
全長155.5m、全幅17.0m、喫水6.0m |
| 推進器 |
出力10.0000馬力の蒸気タービンで2軸を駆動 |
| 速力 |
34kt |
| 兵装 |
2連装 P-35 プログレス 対艦ミサイル発射機2基(ミサイル4+16)、4連装ヴォルナ対空ミサイル発射機2基(ミサイル48)、127mm単装速射砲2基、30mm ADG6-30 CIWS 4基、12連装RBU6000 対潜ロケット発射機2基、3連装533mm魚雷発射管2基 |
| 搭載機 |
SH-80A対潜哨戒/ミサイル誘導観測ヘリ1機 |
| 乗員 |
400名 |
サピュター級ミサイル巡洋艦
ベルマット重工で設計・建造された巡洋艦。モデルはアメリカのベルナップ級トラクスタンと見られる。現在一番艦[サピュター]のほかに5隻が就役中。4隻が建造中。
| 排水量 |
8.200t 満載9.127t |
| 寸法 |
全長171.9m、全幅17.7m、喫水9.4m |
| 推進器 |
出力70000馬力の蒸気タービンで2軸を駆動 |
| 速力 |
32.5kt |
| 兵装 |
4連装ハープーンSSM発射機2基(ミサイル8+12)、連装SAM/ASROC ASWミサイル発射機(SAM40+ASROC20)、単装127mm両用速射砲1基、20mmCIWS2基、連装320mmASW魚雷発射管2基 |
| 搭載機 |
SH-2F哨戒ヘリ1機 |
| 乗員 |
561名(士官39名) |
エーゲ級フリゲート艦
平凡な性能を持つフリゲート艦。安価ながらそこそこの活躍が期待できる。
ポーラ級フリゲート
エーゲ級を改良し、対艦能力と索敵能力を強化した型。費用は変わらず。
ハルマ級ヘリコプター搭載護衛艦
ヘリコプターを用いた対艦・対潜戦闘に優れている。建造コストは比較的安い。
ダ・カーポ級ミサイル駆逐艦
平凡的なミサイル駆逐艦。エーゲ級よりは速く使いやすい。
コルテックス級護衛艦
対潜・対空能力に特化している。反面、対地・艦能力は限定されている。
ラウマ級高速攻撃艇
イラクリオン軍港の軍立海上技術本部が設計し、各地の造船会社が建造している王国海軍の主力戦闘艇である。現在配備されているカズは500を超える。
| 排水量 |
基準280t 満載300t |
| 寸法 |
全長45.0m、全幅8.9m、喫水3.0m |
| 推進器 |
出力10.230馬力のディーゼル3基で3軸を駆動 |
| 速力 |
30kt |
| 兵装 |
RBS15対艦ミサイル8発、マーヴェリック57mm砲1門、6連装赤外線ホーミングSAM発射機2基またはサコ23mm砲4門、チャフ/フレア発射機1門、爆雷軌条 |
| 乗員 |
約20名 |
沿岸戦闘艇[タナトス級]
高速・強武装・維持費の安さが売り。即応性が高い。
| 基準排水量 |
200t |
| 全長 |
50,1m |
| 幅 |
8,4m |
| 喫水 |
1,7m |
| 推進器 |
ガスタービン3基3軸 |
| 出力 |
16200馬力 |
| 速力 |
44kt |
| 兵装 |
76mm単装砲1基 SSM-1B SSM3連装2基 12.7mm単装機銃2基 |
| 乗員 |
18名 |
ディーゼル動力攻撃型潜水艦[ポセイドン級]
王国の近代潜水艦一号を元に設計された艦。現在までに18隻が就役し、現在4隻が改修工事中。
| 排水量 |
水上基準2,750t、水中基準3,600t |
| 寸法 |
全長82,0m、最大幅8,9m、喫水7,40m |
| 推進器 |
ディーゼル2基で出力7,700馬力を供給し、電動機2基で1軸を駆動 |
| 速力 |
水上12t、水中20kt |
| 潜行深度 |
通常300m、最大500m |
| 魚雷発射管 |
533m発射管8門(船体前部6門、船体中央2門) |
| 基準搭載武装 |
音響追跡型・磁気追跡型魚雷およびハープーン対艦・対地ミサイル50発 |
| 乗員 |
80名 |
AIP潜水艦「212A型」
一定の海域で長期の警戒監視活動を行うのに適した潜水艦として設計された。現在、3隻ほどが試験的に運用されており、もう間もなくポセイドン級潜水艦との交換が始まるものと見られている。
| 基準排水量 |
2,900t |
| 全長 |
82m |
| 全幅 |
8.9m |
| 船型 |
葉巻型複殻式(一部単殻) |
| 推進器 |
極秘 |
| 出力 |
7,700馬力 |
| 最大速力 |
20kt(水中)/13kt(スノーケル) |
| 魚雷発射管 |
680mm発射管6門(前部) |
| 基準搭載武装 |
音響追跡型・磁気追跡型魚雷および潜水艦発射型多目的ミサイル 約48発 |
| 乗員 |
40名 |
最終更新:2008年11月13日 15:30