第三次田中内閣

第三次田中内閣とは、第二百五十四特別議会によって、選出された内閣。衆議院は二回の投票の結果、自由民政党総裁田中栄三郎氏が選出されたが、貴族院は、田中栄三郎氏、日本社会党委員長飛鳥田氏と立憲政友会総裁横田氏の三人が推薦され、枢密院では、田中氏二票分と横田氏一票分で推薦された。この結果を受けての首班推薦会議で、田中氏六票、横田氏二票、飛鳥田氏一票で、田中氏が内閣総理大臣に推薦されることとなった。この内閣は、田中派の国務大臣の数が四名、大原派が三名、小坂派が二名、大曽根派が二名、三木派が一名と田中派偏重の色が濃いものとなった。
４月１９日から１２月２日　

内閣総理大臣　田中栄三郎　新潟二区　七日会・田中派　１２回
内閣書記官長　二階堂進二　鹿児島二区　七日会・田中派　１０回
内務大臣　山下元利　鹿児島二区　七日会・田中派　１７回
警保院総裁　林穂　平壌三区　七日会・田中派　新　１２回
外務大臣　男爵麻生多賀吉　華族議員　七日会・田中派　４回
大蔵大臣　清水豊　慶尚二区　政策科学研究所・大曽根派　新　８回
司法大臣　紫藤助三郎　高知　新政策研究会・三木派　１３回
兵部大臣　大曽根康彦　群馬一区　政策科学研究所・大曽根派　留任　８回
文部大臣　古和藤助　江原一区　宏池会・大原派　留任　９回
農林大臣　李登輝　台北１区　宏池会・大原派　留任　１１回
経済産業大臣　石坂幸四郎　岩手一区　宏池会・大原派　８回
厚生労働大臣　陳帥帝 台南二区　清和会・小坂派　新　９回
情報局総裁　山崎巌　清和会・小坂派　留任　７回