誰の耳たぶ?
あの耳たぶはこういう事だったのか!
名無しオンライン sage 2006/05/17(水) 00:37:13.02 ID:Z+7cje1G
「どこにもないもにぃ」
1人のもに子が露店めぐりをしている。
ストックしていた大好物の耳たぶのカリカリ焼きがもう底を尽きそうだ
今朝それに気づき各地の露店街を回り初めてはや数時間、しかし耳たぶのカリカリ焼きを売っている店は未だ見つけられない
「どこかにないもにかなねぇ食べたいもにぃ食べたいもにぃ」
探している間中あのコリコリとした食感と塩コショウの効いた味付けを思い出しては口の中にヨダレを溜めていた。
早く見つけて食べたい、そう思いながら露店を回っていたがそういう時に限って何処にも売っていないかったりする。
ビスク→ネオク→ヌブールと回ってムトゥーム銀行前の露店でやっと売っているお店を見つけることが出来たもに子、
しかし売っている数は5つ、これでは足りない・・・
露店のおじさんにもっと無いか聞いてみるもに子
「ごめんよお嬢ちゃん、これで最後なんだ。
材料の耳を持ってきてくれるなら作ってやっても良いがね。」
「その耳は誰が落とすんですかもに?」
「この墓地の下層にいるロッソという盗賊どもが落とすんだ」
もに子は露店のおじさんに耳を持ってくることを約束して早速墓地下層へと向かった
階段を下っていくと途中ロッソアーチャーを見つけた
しばらくロッソアーチャーを狩ってみるもに子、
この程度の相手なら余裕もにぃ。
と余裕をかましているとポイズンアローでHPがみるみる減っていく、
そんな時誰かが辻ヒールをかけてくれた
1人のもに汚がもに子に向かってヒールをかけてくれたようだ
「危なかったもにぃ有難うもに」
「コインあつめもに?」
もに汚が聞いてきた
「耳を集めてるもにぃ、でも中々あつまらないもによ」
「それだったら墓地最下層に言ってみるといいもによ、ボスや取り巻きのロッソが沢山いるもにぃ、こいつらも雑魚いからすぐ倒せるもに」
これは良い事を聞いたともに子はもに汚にお礼を言って早速最下層へ向かった。
名無しオンライン sage 2006/05/17(水) 00:37:43.99 ID:Z+7cje1G
さっきもに汚が教えてくれたように最下層付近にはロッソ達が沢山徘徊していた。
早速狩りを始めるもに子、ロッソ達を次々に倒していく、
この程度なら余裕だ、そう思っていると向こうの方に今までのロッソ達とは違う金髪の女性のロッソを見つけた、
もしかしたらあれがボスなのか?ボスだったらいっぱい耳を落とすかもしれない、
そうおもったもに子はさっそく持っていた剣でロッソボスに切りかかる。
このボスもたいした事無い、そう思った矢先、周りの様子がおかしい事に気づくもに子、
気が付くともに子はボスを守ろうと周りから集まってきたロッソ達に囲まれていた
そして集まってきたロッソ達に気を取られているうちにチャージドフィストを放つロッソボス
もに子の顔面にロッソボスの拳が勢い良くめり込んだ
「もにぃぐへぇっ!」
もに子は不覚にも気を失ってしまう。
次にもに子が目を覚ますと見知らぬ部屋の中で手足を縛り付けられ寝かされていた、
そして周りには大勢のロッソ達、自分のことを見つめていた。
そうここは地下墓地最下層にあるロッソ達の隠れ家、気を失ったもに子はロッソ達によってここへと運び込まれてしまったのだ。
「ボス、このエルモニー目を覚ましやしたぜ」
1人のロッソが声をあげる。
「さて、どんな仕置きをしてやるかねぇ仲間がたくさんやられたんだタップリし返ししてやらないとね」
向こうから気の強そうな金髪の女性がニヤリと笑いながら近づいてくる、さっき自分が倒そうとしたロッソボスだ。
このままでは殺される、どうにかしなければ・・・
部屋を見回し何か術は無いかと探すもに子すると部屋の片隅に自分と同じくらいの背格好の死体が転がっている事に気づく。
見覚えのある顔だが妙に違和感がある、そう思ったもに子、そしてその理由にすぐに気が付いた
さっきヒールをかけてくれたもに汚だ、そして違和感の正体、それはその死体が妙に青白く体の部分部分が欠損していること。
あの死体の具合ではもうルートは無理だろう・・・
もに汚の死体を見つけその異様さに目が離せなくなっているもに子に気づいたロッソボスはこう言った。
「あぁあのもに汚もあんたと同じで仲間を虐殺にきたみたいだから、帰り討ちにしてやったのさ、
だけど折角のエルモニー、無駄にはしないよ、ちゃんと使えるところは使わないとね。」
「もにぃいい・・・」
自分もああされる、そう直感するもに子
「所であんた、何のために私たちを倒しに来たんだい?」
恐怖ですくんで声がでないもに子、
「どうして来たか聞いているんだよ!」
恐怖で答えられないもに子の腹にロッソボスの拳がめり込む
「もにぃ!ぐへぇ!!」
腹を殴られ息が出来ないもに子、ゲホゲホと咳き込み何とか答える
「み、耳を取りにきたんですもにぃ・・・そ、その大好きな耳たぶのカリカリ焼きの耳を・・・」
それを聞いたロッソ達に笑いが漏れる
「あんたエルモニーの癖して同族の耳を食べるのがすきなのかい?」
もに子はロッソボスの言っている事が分からなかった。
「この糞モニー、わかってないみたいだねぇ、私たちが持っている耳はおまえらの物なんだよ」
そういえば耳をロッソから切り取った記憶がない、ロッソが持っていた耳を拾い集めていただけだ。
それにこの耳、ロッソの耳に比べるとやけに細長い、がしかしコグニートほどは長くない・・・と言うことは・・・
さっき見たもに汚の死体の耳が切り取られている理由も分かった。
今まで自分はエルモニーの耳を食べていたのか、それも美味しい美味しいと・・・一気に青ざめるもに子。
名無しオンライン sage 2006/05/17(水) 00:38:32.39 ID:Z+7cje1G
気が付くとロッソボスの手にはナイフが握られていた
「やっと気づいたのかい、安心しなあんたも同じ目に会うんだよ、
殺してからだと解体する前にSBに死体を回収されるからね、生きたまま切り取ってあげるよ」
それを聞いてより一層血の気が引くもに子
次の瞬間暖かい感触がもに子の股間を覆っていたどうやら恐怖のあまり失禁してしまったようだ。
それを見たロッソ達が大笑いする、
周りで見ていたロッソウィッチ達が「きたねーな」と笑いながらアンチドートをしきりにかけて茶々を入れる
「大丈夫、あんたの耳は私たちがちゃんとあんたの大好きな耳たぶのカリカリ焼きにして食べてあげるからね」
そう言うともに子の耳にナイフを当てる。
「い、いやもに、やめてもに・・・」
涙を浮かべてお願いするもに子をよそにロッソボスは握っていたナイフでもに子の耳を一気に切り裂いた
「ぎゃあぁああああ!!!!!!!」
片耳を切り取られ激痛に襲われるもに子、断末魔を上げおお泣きする
「ぎゃぁあああ!!!!もにぃいいいいい!!!」
わんわん泣きじゃくるもに子、痛みで蹲りたい衝動に駆られるが手足を縛り付けられているのでそれは出来ない
そしてすぐにまた逆の位置でさっきと同じ激痛が走る!
「ぎゃあぁああああ!!!!!」
残っていたもう片方の耳も切り取られてしまった。
ケラケラと笑うロッソボスの手には数分前には自分の体の一部だった肉片が握られている。
「次は指と血、レッドスープには欠かせないね」
「も、もにぃいいいいいいい!!!・・・ぎゃぁあああああ!!!!!!」
もに子の指を一本一本丁寧に切り取っていくロッソボス、
あまりの痛みに失神するもに子、しかしすぐに気付け薬で起こされる、
そのたびに今まで味わったことの無い痛みがもに子を襲い、今まで感じていた指先の感覚が失われていく、それが自分の指の数だけ続いた。
そして指を切り取られ手首を傷つけられた腕には袋が括りつけられ流れ出る血がどんどんと溜まって行く
「次は目、マブ教徒に売れば金になる大切な資金源さ」
「も、もういやもにぃやめてもにぃ・・・」
薄れ逝く意識の中、血と尿の混ざり合った異様な匂いを漂わせながら涙と鼻水で顔をぐしゃぐしゃにして文字通り必死に懇願するもに子、
「お前はそうやって命乞いする私たちの仲間を問答無用で殺してきたんだろ?
大丈夫、ほっといても出血多量でじきに死ぬんだ、それにこのまま解体されたらルートも無理、死ぬ前に色々な体験が出来た方が幸せだろ?」
そう言いもに子の目の上でナイフを構えるロッソボス、そしてもに子の目に勢い良くナイフと突き立てる
「ぎゃぁああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
今日もムトゥーム地下墓地に新しい死体が増える。
最終更新:2007年07月28日 20:56