豚の鼻にパンチ
105 名前:名無しオンライン 投稿日:2007/05/30(水) 04:04:19.22 mKf+UFHg
時は2007年、春
アニメーションエイジの影響か、ダイアロス島に次々と訪れる冒険者たち。
その日、俺はダーイン山の奥深く、オーク達の集落にいた。
俺の最近のマイブームはオーク新兵と戯れる事だった。
フレイムブレスで次から次へと息絶えていく豚の群れ。この瞬間がたまらない。
するとそこへブレードマスターのモニコがやってきた。
「あのー、ぶたぬの、ぶたぬのがほしいです。」
「てつだってください。」
「ああ、いいよ。」
酔拳修行中の身の俺としては少し火力に不安はあったが、
近頃人里離れて生活していたのでたまには他人と関わるのもいいだろう、と快く引き受けた。
オークジャイアントを出現させるためには、特殊なオークを3匹、倒す必要がある。
…
なんとか青い豚3匹を一掃することに成功した。
だが何かがおかしい
俺は今PTを組んでいる。なのにソロの時と少しも勝手が変わらない。
そう考えていると多数のオークエリート達が俺達に襲い掛かってきた。
さすがにこの数のエリートが相手では俺一人では少々分が悪い。
しかし今は一人じゃない、二人なら…!
そう思ってモニコの方を向いた俺は愕然とした。
何とモニコはのんきに俺をタゲっている豚どもを殴っていたのだ。
スキルが低いのかその拳はオークにすら当たらない。
「すであげてます。」
のんきにそう言い放ったモニコに、俺は怒る気力すら失った。
ストーンマッスルで攻撃をしのぎ、ビッグバンフィスト、トルネードの連続で
なんとかトレインをさばくことができた。
106 名前:名無しオンライン 投稿日:2007/05/30(水) 05:15:43.02 mKf+UFHg
とうとうオークジャイアントに挑む時が来た。
「さあ、バフはすんだかい?こっからが本命だぜ。」
俺は内心イライラしていたが、表情に出さないようにした。
武人たるもの、常にクールでなくてはならない。これが俺の師匠の教えだ。
!! 次の週間、俺は目を疑った。何を思ったのかモニコは周りのエクソシストを殴り始めたのだ。
降り注ぐ隕石の雨によりモニコはあっさりと死んだ。
俺もセンスレスで逃げようとしたものの間に合わず、気がつけば、SBの元に飛ばされていた。
死体回収をすませ、さっきのモニコと合流する。
「やっぱり二人じゃきついね。」と俺は言った。
正直もうこのモニコと一緒に行動するのが嫌になっていた。するとモニコは
「わたしはいつもふたりでかてます」
「もっとしっかりしてください」
と言い放った。
武人たるもの、常にクールでなければ…。俺は自分にそう言い聞かせたのだが。
「ごめん、俺じゃ無理みたいだわ。」
「お詫びにこれあげるよ。」
俺はへらへらしながらそういって
さっき拾ったオークの鼻と尻尾をプレゼントした。
「なnこれ?」
モニコは早速装備した。どうやら気に入ったらしくしばらくぴょんぴょん飛び跳ねた。
実際豚鼻を好んで付ける神経が俺には理解できないので冷めた目で俺はそれを見つめていた。
フガフガ
ふと豚の鳴き声が聞こえた。
気がつけば周りを無数のオークたちに囲まれている。
オークたちが一斉に襲いかかる。俺でなくモニコにだが。
豚っぱなには敵を寄せ付ける効果がある。
この事態は予測していたことだ。
「ひぃいい、たすけてたすけてtyckんz」
どうやらオークたちはモニコをメスの豚だと思っているようだ
「たすけてたすけてたs」
もにこが助けを求めて俺の方に走ってくる
「ほう、その豚の鼻と尻尾を取ればいいんだな?」
そういうと俺はモニコの鼻面にチャージドフィストを繰り出した
「ぼぐぃぃぇ!」
モニコが鼻血を流しながら奇声を発した。
「結構強く張り付いてるんだな、まだ取れてないぜ。」
今度は拳聖乱舞をお見舞いした
「ぼぎぃいあくぇおぐっ!!」
さすがは師匠直伝の秘技だ。モニコはこらえきれずうずくまった。
「まだおねんねするのは早いぜ!尻尾の方もとらなきゃな!」
俺はモニコのケツにリボルトkikkuをかました。
「ぁぐぃ…」
もう声も出ないようだ。そのまま受身も取れずばたりと倒れこんでしまった。
オーク達がボロ雑巾のようなモニコを運んでいく
きっと彼女は一生オーク新兵達の慰安婦として生涯を終えるのだろう
「師匠…あなたは拳を弱いものに振るってはいけないと言いました
俺は貴方の教えを守れなかった。」
その後、俺は暗使に入団し、暗黒キッカーとしての道を歩みだしていた。
最終更新:2007年08月14日 20:00