作詞・作曲・編曲:湖山信太郎
「白一色の部屋に置かれた。」
一瞥するとひたすら真っ黒な機械、黒い私
自分の色なんかどうでもいい
でもただでさえ瞬間発光する機械の光が
より強く感じられた
どんな色も混ざり合えば
人はいずれ「黒」に向かう
滲む事を知らない単色の流動体を私は知らない
誰だって人は周りを見て育つ
概念に育てられる
同調圧力で育ってしまう
それが一生掛けても償えない物でも関係ない
70億のうちのたった一つのサンプルとして
私は簡単に片付けられるだけの存在なんだ!
そうでしょう?
色を持たないパレットの上でも
人はいずれ「黒」に向かう
「きっとそうなんだよ」って心に宿す
黒い私はそれを知っている
16歳の私はそれを知っている
20になっても
30になっても
40になっても……
いや
でも
私はそれは違うと本当は言い放ちたい
それでも色を持たないパレットの上でも
どんな色も混ざり合ってしまえば
人はいずれ黒に向かう
そうでしょう?
最終更新:2020年12月31日 01:54