夏の終わり - モンナシグマ

作詞・作曲・編曲：湖山信太郎
Bookmark Narationイメージソング
※橘ありす、川島瑞樹、佐城雪美、鷺沢文香の4名からなる二次創作ユニット

暑かった日もどこか和らいで
蜃気楼まで皆手を繋ぎ歩く
さざめいた街も静かになって
また明日も熱る体を纏い
それぞれの夏には華が咲く

世界中の人が忘れてしまったかの様に
うるさかった蝉の音が消えた夏の終わり

『今年も夏が終わる
相変わらず画面と睨めっこしたり
好きな本を眺めて気がついたらもういない
毎日朝起きたら憂鬱になりながら
蒸し暑い中歩き回って
周りの人達にニオってないかな？なんて
そんな事を考えながら汗を拭ったり
涼しい風を求めたり可愛いカフェで
ちょっと奮発して高めのかき氷を頬ばったり
好きなんだか嫌いなんだかよく分からないけど
そんなしんみりした不思議な気分が
夏はちょっと特別なんだなって
夏の終わりに想いを馳せていた……』

それぞれの日々は終わりを告げる

遥か昔皆聞いて泣いたはずの
今は誰も知らない歌と夏の終わり
私達すらも忘れてしまったかの様に
また過ぎて流れていく永久の夏の終わり

そんな今日は願うのは未来の平和
希望や想いを動かせるのは素敵ね
新たに歩むその意志を伝える為に
どこかいつか笑顔でまた会えるかな？

『いつかは終わってしまう儚さ、思い出
こうして歌っている間も刻一刻とその時は迫る
「写真を撮ろう」「皆で笑顔で飾ろう」
でも結局その思い出を頭のVHSや
ブルーレイに保存しても私達は
それを取り出すことはきっと二度とない
二度と無い事の方がずっと多いだろう
あの日何をした？
あの日貴方と何を語った？
あの本で覚えた胸の煌めきは？
「――夏の終わり」
夏の終わりというのは本能的だ
いや、もっといえばずっと人間的だ
誰も何も言わなくても
私達はそれを感じでこれからも生き続ける
それは誰もが知っていて、でも忘れてしまった
いつの日か通り過ぎたはずの
あの夏の日の事を……』