---- -''所感'' モノポリーのらしさが凝縮された浮き沈みの激しいゲームだと思います。 先行して逃げようとすれば必ず誰かが追撃してくるし、 家が止まると各プレイヤーのメンタル次第で多様な動きが見られるゲームです。 そして有力色で逃げ切りたいプレイヤーから見てDBがどれだけ怖いか、 またそのDB経営がどれだけ茨の道か。一通り並べてみると改めて実感ができるでしょう。 また中上級者にとって考えるポイントが多いゲームです。 交渉の試行錯誤数・派手に展開が変わる回数では随一ではないでしょうか。 モノポリーの展開の速さについてけないと感じる人はこのゲームの転換点を並べて、 その変化が各プレイヤーに与える意味を適宜確認すると面白い練習になると思います。 2013/08/25 追記 協会による実名公開に合わせて、こちらでもプレイヤー一覧を掲載します。 また記録・局面抜出でのコメントを修正しました。 ※記録上、現金の推移にズレがある点には赤字でコメントを追加しています。 要修正箇所等見つかりましたらご一報ください。 -''プレイヤー一覧(敬称略)'' |A|山本(尚)| |B|今井| |C|高橋(美)| |D|金谷| |E|笹田| |F|柴田| -''更新履歴'' #region(close,''2013/08/25'') 2013/08/25 ・旧69行 dice欄 「out5 > JF5」 ・旧93行~94行 93行 etc欄 94行に移動 94行 etc欄 95行(追加)に移動 95行を追加 「B<F /Or*3+600/ Or*2」を記入。 ・旧100行~101行 100行を追加 「F<B Or*2 DB*2」を記入 101行を追加 「D<B Or//600」を記入 103行を追加 「A<D RR*3 LP ... Re+500」を記入 104行を追加 「D<B …」を記入 ・旧189行 189行 etc欄 仮のコメントを削除 ・旧279行 279行 etc欄 出所料不足の旨記入 ・全般 etc欄に動画内時間を追加 ・局面抜出 上記行追加に伴い、物件状況一覧の行数表記を変更 コメントを変更(主に家の残り軒数に関する点) #endregion #googlespreadsheets2(https://docs.google.com/spreadsheet/ccc?key=0Apj1oAM6rORhdHNocTl1Ti0wVWRDc3hfUnJySGZBbGc&usp=sharing){950,500} -''局面抜出'' #region(close,''[114行]'') BがDB自力によりOrの意味を激変させたかと思いきやEがYe買いで一気に場の主役に躍り出て、 他プレイヤーが追撃体制を作るべく交渉を打診する場面のとっかかり。 このゲームには抜き出して考えたい局面が多々あるのですが、 Dの金谷さん曰く最も賛否両論があったのがここでBに提示したOr買いだそうです。 これはOrの金額が高い安いという問題よりも先に、 &bold(){Bに交渉の主導権を握らせたままでもDは我慢できるか}いうもう少し広い視野での判断だと思っています。 この後はEの逃げ切りを阻むべくBDFの三者が結託することになるでしょうが、 その交渉では主導権をBが持っています。 Eの目前にあるDBを使って一発を狙うにせよ、Yeに近い条件でOrを始めてEに真っ向勝負を挑むにせよ、 交渉一回でそこまで形作れるのはBだけだからです。 (現金・家残り軒数・Eのコマ位置等から、LPから動かすのは次善の策) ですので仮にここでDがOr買いをしなかったら、 F>A>Bとサイコロを振った後にB主導でDB・Orの交渉が始まるのが自然でしょう。 ここに至ってBがOrを経営することが、最もDに望ましくない展開かと思います。 自分はOrの客として見られていますし、その後控えているRe・Yeを直接崩すために使うDBにも家は建っていない。 目前のOr・Re・Yeを軽症で切り抜けたとしても、4鉄目が出ないことには明るい未来が見えません。 こういった展開が嫌なのでDはBに主導権を預けることを嫌がり、このタイミングで動いたのではないでしょうか。 そうはならないと考えて、この場面でBのOrを買わないというのも一つの判断です。 先述した予測の通りに進みCの振り番でBがOrを始めたとしても、その軒数は8軒いくかどうかは怪しいでしょう。 (BがLBを切り抜けたとして。これは家の残り軒数が足りない上にFの資本が少なく、FがDBを有効活用できない為)。 2色を両天秤にかけられるBがそこで二の足を踏んでしまい、交渉自体がまとまらないと判断するのもおかしくありません。 どちらの動きを選ぶべきか、最終的には各プレイヤー個々人の得意な動き・メンタルによって変わる問題だと思います。 各々の得意な形に近い方の動きを選べばいいのでしょう。 つまりは人により・立場によって意見が異なる場面になりますので、 身近な人に話を聞いても意見の違いに優劣をつけず、その差異を差異として受け止めてもらえたらと思っています。 &ref(meijin2013-109.png) #comment() #endregion ※現金の推移を見たい方・オフラインで見たい方は、一番下のリンクから添付ファイルを落としてご覧下さい。 ----