要約:
コンピュータ・リテラシーは、コンピュータを操作して、目的とする作業を行い、必要な情報を得ることができる知識と能力を持っていること。
リテラシーとは、ことばの原義としては読み書き能力をあらわした。さらにコミュニケーション能力全般を指すことばとなり、現在では、コミュニケーションにかかわる特定の分野における処理能力を指すようになった。
たとえばこの『ウィキペディア(Wikipedia)』にアクセスして、必要な項目を検索して情報を得ることができる、執筆・編集に参加することができる、ということは、ある程度のコンピュータ・リテラシーを持っている、ということであると言えるだろう。
コンピュータ・リテラシーは、1970年代後半に情報機器としてのコンピュータが普及し始めた当初は、プログラム言語に関する読み書き能力を持つこと、さらにコンピュータについての技術的な専門知識を持っていることを指していた。しかし、情報化社会の急速な進展にともない、そうした専門的な知識を持つことではなく、日常生活のなかでコンピュータを操作して目的を達成する能力をさすようになってきた。
また、インターネットが普及し、コンピュータネットワーク上に様々な情報が氾濫する昨今、特に「インターネットを用いた情報の取得方法」及び「その情報の真偽を確かめ、情報を取捨選択する能力」という意味合いも含むことがある。
要約:
情報システムを自在に操って業務に必要なデータを導き出したり、そこで得た結果から仕事のやり方を主体的に変えていく能力のこと。リテラシー(Literacy)とは英語で「読み書きする能力」を指す。企業が情報化によって競争優位を獲得するために、1人ひとりの社員に不可欠な素養である。
新素材をふんだんに使い、美しいデザインをまとったゴルフクラブ。大枚をはたいて買ってしばらくは、見ているだけでも幸せという御仁も少なくないことでしょう。しかし、新しいクラブを手にしたところで、それがスコア向上に直接結びつかないことは周知の通りです。
道具以前の問題として、正しいスイングやパッティングの技術を身につけるのはもちろん、コースや風向きに応じた攻め方といった実戦ノウハウがなければ始まりません。
これと同様のことが情報システムについても言えます。1人1台のパソコンを配布したり、顧客の購買履歴を蓄積するデータベースを用意するなど、単なる“情報武装”だけでは大きな変化は望めません。パソコンを自在に操って必要な情報を入手し、さらに的確に判断、必要とあらば直ちに行動に移すという一連の“使いこなし”が伴って初めて情報化の効果が生まれるのです。
このように自ら積極的に情報を使いこなして、仕事のやり方を主体的に変えていく能力のことを情報リテラシーといいます。
◆効果
よく似た言葉に「コンピュータ・リテラシー」があります。これはパソコンやソフトウエアを操作できる、初歩的な能力を指します。例えばキーボードやマウスを自由自在に扱えたり、ワープロや表計算ソフトで思い通りの文書を作成できる人を「(コンピュータ)リテラシーが高い」などと評価します。
これに対して情報リテラシーは、一定水準のコンピュータ・リテラシーを備えたうえで、さらにコンピュータで扱う情報をどう業務に生かしていくのかを自分で考えて実践できる、より高度な能力です。どうすれば欲しいデータを入手できるか、その情報はどんな意味を持つのかを社員1人ひとりが考える能力が求められるのです。
さらに業務自体を大所高所から見直して、情報システムを生かして改善したり、仕事の流れを再設計する能力も重要になってきます。社員の情報リテラシーが高い企業は、情報化の効果を出しやすく業務改革も円滑に進められるというメリットがあります。