二十一話「連続戦」

リーヌ「思った以上に消耗していたんですね・・・あっけない・・・」

悠「くそ!」

リーヌ「さて・・・三人ともダウンしたところで・・・命を取らせて頂きましょうか・・・まずお嬢さんから」

玲菜「・・・」

私の体に汚い手で触れないで頂きませんか?


リーヌ「ん?」

エース「ごきげんよう、皆様」

リーヌ「貴様は・・・アームテルの最重要囚人・・・エース」

悠「助かった・・・この状況を何とかしてくれ‼」

リーヌ「それは無理ですよ・・・かつて彼を捉えたのは私ですから」

悠(あの時捕まえたのがこいつだったのか・・・)

エース「こちらもあの時とは違う・・・このイヤリングの能力を玲菜を通して聞きましたので・・・」

エース「つまり・・・一撃で決める為の秘策がこれ・・・ということでしょう」

悠「ざっくり・・・・・・そんな感じ・・だ・・な」

エース「もう私一人に任せてあなた方はお休みになって下さい・・・耳輪の特徴は幻覚構築・・・」

エース「今回は・・・ジャック‼日本語で王子の意味・・・」


リーヌ「これは・・・銃を持つ少年・・・?」

悠「んな‼俺が3人??」

エース「心の乱れは戦闘への邪念を生みます・・・第三の術、格闘能力」

修羅‼






悠「助かった・・・」

エース「何でもいいんですが・・・この娘だけ守って頂ければそれでいいです」








医師「あの・・・四人は何をされているんですか?頻繁にここに入院されているので・・・」

悠「それは・・・・」





悠「だからここ以外の病院の方がいい‼怪しまれているって‼」

光「ここが一番良くしてくれるしよ♪」

陵介「おい・・・今回は全員病人なんだし静かにしろよな・・・修学旅行みたいなテンションやめてくれ・・・」

玲菜「だってあんた達まだ高校生なんでしょ?普通は」

悠「そうだなぁ・・・」






俺達が二人の幹部を落としたことで懸賞金が付いた・・・

俺と陵介さんは最初の方を倒したとして135万、玲菜はエースが乗り移れるとして150万





光「てかそんなのあったノ丸っきり覚えてねぇよ、気が付いたらここで寝ていたし」

悠「しかし一番大変なのは玲菜だよ」

玲菜「私何もしてないのにねー」

陵介「あれが魔術師エースか・・・初めて見たよ」

悠「俺は三回目だ・・・いずれ監獄から出てくるのかな・・・」

光「さあねぇ」




ドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン‼









悠「みんな無事か?」

光「全員無事だ・・・病院が爆破したのか・・・」

陵介「そのようだな・・・‼」




カイ「よう・・・ゴミども‼」


ライド「まあまあ・・・しかし・・・こんな子供に内の幹部はことごとくやられるとはね・・・」

悠「誰だ?」

陵介「解隊だ‼幹部の下の階級、大将だ‼」

玲菜「えー幹部から逃れたら次は大将?」

光「かなり絶望的だな・・・」



悠「なあ・・・提案がある」

光「何?」

悠「もう戦うあてがない・・ただ幸いなことに体は全員動くだろ?」

玲菜「炎出ないけど動くよ」

陵介「俺も何とか動くな・・・・」

悠「なら・・・逃げよう‼」

陵介「だな・・・で?どこで集合する?」

玲菜「それはあと後ヘッドホンにでも連絡すればいいんじゃない?」

光「了解‼」

カイ「逃げたな・・・どうする?」

ライド「軍を呼んで捕らえよう・・・この区域から出すな‼」





陵介「もしもし・・・悠か?」

悠「ああ・・・」

陵介「カイはこっちに来た」

悠「ライドってのは恐らくこっちだ」





この日、俺たちはバラバラになった・・・

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最終更新:2011年11月21日 13:35