第六話「未来」

悠「おい・・・これどういうことだ?」



潜入より一週間後

突如事件が起きる



陵介「どーこ行っちゃったんだ?」

修「さあ・・・?」

玲菜「何?どうしたの?」

悠「寝ていろ・・・まだ直ってないだろ・・・光がいなくなったんだ」

玲菜「は?」

悠「あいつ何かあれば絶対伝言残していくんだけど・・・」

陵介「手掛かりは・・・落ちているヘッドホンが一つ」

悠「ただ・・・・俺達が持っているものじゃないし・・・」

修「今はない新技術が搭載されていますね・・・」

玲菜「そこに何か録音されていないの?」

悠「あるのは3506年のラジオだ」

玲菜「3506年?五年後?」

陵介「タイムスリップということなのか?」

修「よくあるパターンとしては五年後の自分と今の自分が入れ替わる・・・しかし五年後の光さんはいません・・・」

玲菜「五年後の光が持っていたヘッドホン・・・ってこと?」

修「でしょうねぇ・・・上部にSHINE・・・つまり光と書かれている・・・間違いありませんね」

悠「仕方ないな・・・あいつに聞こう」

陵介「だれ?」





AX「悠?どうしたんだ?」


AX「タイム・・・スリップ・・・」

陵介「何か分かりませんか?」

AX「・・・最近科学者の中で話題なのがいわゆるタイムマシン」

悠「ああ・・・テントに玲菜と修を残してきているんだ・・・長くなるなら来てくれないか?」

AX「分かった・・・」



玲菜「へえ・・・タイムマシンってドラえもんの?」

AX「そうだ・・・国民的コミックドラえもんの道具を実写化する動きがあって、タケコプターとかは成功している」

悠「そうだったんだ・・・」

AX「次はタイムマシンなのだが・・・実現に3万年かかると言われている」

修「なら関係ないですね・・・」

悠「頭使いすぎて狂っちまいそうだ・・・ちょっと散歩してくる」

陵介「気をつけろ・・・何が起こるか分からないからな」




おかしい・・・

俺は森を歩いていたはずが気が付いたらガレージにいる

????????????

ここはまさか・・・五年後の未来?

五年後のおれはここにいた?




?「動くな‼」

悠「んな‼あの・・・怪しいものでは・・・」

?「ガキ?」

悠「そうっす・・・」

?「ここで何を?」

悠「森を散歩していたら気が付いたら・・・ここに・・・」

?「誰だ?」

悠「俺は・・・悠・・・お前は?」

?「悠・・・俺は・・・ロイ」

悠「ちなみに今何年ですか??」

ロイ「変な奴だな・・・今は3506年だろ?」

悠「やっぱり・・・五年後・・・」

ロイ「お前まさか・・・タイムトラベルをしたのか?」

悠「そう・・・だけど」

ロイ「だから・・・チェーンを持ってないのか・・・」

悠「チェーン?」

ロイ「詳しい話は基地で話そう・・・案内する」





基地・・・ここは何処なんだ?

五年後で間違いないようだ・・・

それにこの男・・・ただならぬ雰囲気を感じる・・・





ロイ「ここが俺の・・いや・・・正確にはお前の基地だ」

悠「俺の?」

ロイ「ボスの座を継いだお前が建てさせた基地だ」

悠「俺・・・が・・・」

ロイ「お・・・よう‼」

?「おお・・・ん?学生か?」

ロイ「ああ・・・例の件の被害者・・・悠だとよ・・・」

?「悠?久しぶりだなぁ‼分かるか?陵介だ」

悠「まじかよ‼全然分からなかった‼」

陵介「無理もないな・・・ロイ・・・外してくれ」

ロイ「了解っす」

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最終更新:2011年11月28日 10:45