第九話「五年後の玲菜」

ダズ「本部に潜入していたと聞いたぞ」

玲菜「そうだけど?」

ダズ「なら親子でもお前を白猟に引き渡すわけにはいかない」



陵介「あ・・玲菜‼」

光「まじで?」

ロイ「ほぉ・・・」

玲菜「やぁみんな」

ダズ「ぞろぞろとギャラリーが・・・」

ロイ「・・・用がないならお開きにしないか?」

ダズ「ふざけるな・・・問題外だ」

陵介「光・・・ステルスでやり過ごそう」

光「了解しました、ステルスチェーン‼」




陵介「悠・・・終わったぞ」

悠「あれ?増えている」

玲菜「悠・・・?縮んだ?」

悠「・・・玲菜・・・か?」

玲菜「へぇ・・・解隊の時空機械か・・・」

光「詳しい話は中でどうだ?」




玲菜「兄貴から宅急便が届いていた」

悠「五年たっても宅急便なのか・・・」

玲菜「それで手紙と携帯するために縄が付いた箱が5つ入っていて・・・それぞれ色があって」

玲菜「一応皇品の色と重なるからみんなに渡しておく」

悠「黄色いなぁ・・・小さいからポケットにも入るな・・・」

玲菜「この箱のボタンを押したまま物を穴に当てれば粒子の状態になって箱の中に入る、そして皇品の突起を穴にさせば」

玲菜「入れた物が出てくる仕組みみたい・・・光は刀でもしまっておいたら?」

光「悪くないな♪」

悠「ん?中になんか入っているぞ・・・これは・・・スロットル・・・」

光「俺のには刀が元から入っていたぞ」

陵介「トンファーが入っている・・・」

玲菜「私のは鎖が二本入っていた・・・余った青い箱は悠が持っていた方がいいね」

悠「分かった・・・」

陵介「ほらほら、未成年は寝る時間だぞ・・・」

玲菜「いつまでたっても子供扱いするのよね・・・」

悠(そうか・・・五年たっても玲菜は未成年なのか・・・)





光「じゃあ一杯やります?」

陵介「この件が片付いたらな・・・今はそれどころじゃないな」

光「そっすね・・・しかし・・・五年前の悠はあんなに子供っぽかったんすね」

陵介「そうだな・・・ビックリだ」

ロイ「あれ?お二人はお休みに?」

陵介「そうだ・・・どうした?」

ロイ「どうしたって・・・知らないんスか?」




悠「おはようございまーす」

陵介「朝一番の超バッドニュース‼第一、第二、第五部隊が展開中だ・・・残る部隊は光が偵察していた本部にいるから・・・」

ロイ「ここにいる全部隊が出動していることになる、ざっと精鋭が300人ってとこだ」

悠「あり?光と玲菜は?」

陵介「二人とも消えちまった・・・だから外に行かなきゃいけない」

ロイ「恐らく・・・夜のうちに二人ともタイムトラベルをしている・・・出かけるなら置手紙をしていくはずだしな」

陵介「基地の中にいないとすれば外にいるはずだ・・・捕まっていてもおかしくない」

悠「な・・・どうするんスか」

陵介「探すしかない・・・ただお前は出るべきじゃない・・・ただ・・・俺たち二人でどうにかなるのか・・・」

悠「どうする?」

ロイ「・・・現時点で展開しているということはここがばれるのも時間の問題・・・やるなら早い方がいい・・・」

陵介「どの道やるなら今やろう・・・悠は適当に巻いてくれ」

悠「分かった・・・」

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最終更新:2011年11月29日 10:03