頻繁に用いる加減乗除の簡略化された記法として、いくつかのワードが定義されています。1,2,3または4の増減と、2または4による乗除です。おそらく効率化という狙いもあるのでしょう。
まずは、加減から
| 1+ |
( n -- n+1 ) |
| 1- |
( n -- n-1 ) |
| 2+ |
( n -- n+2 ) |
| 2- |
( n -- n-2 ) |
| 3+ |
( n -- n+3 ) |
| 3- |
( n -- n-3 ) |
| 4+ |
( n -- n+4 ) |
| 4- |
( n -- n-4 ) |
4までしかありません。
2または4による乗除は次の通りです。
| 2* |
( n -- 2n ) |
| 2/ |
( n -- n/2 ) |
| 4* |
( n -- 4n ) |
| 4/ |
( n -- n/4 ) |
注意すべき点があります。割り算については、2、4どちらに関しても、別け書きした標準の割り算とこの簡略形とでは、負の数を割ったときの結果に微妙な違いがあります。例えば、
の結果は"-1"になりますが、
の結果は"-2"になります。
一般化していうと、標準の
四則演算では端数が捨てられるので、負の数のときは、結果として切り上げ(捨てられた分大きくなる)になります。簡略版の時には正でも負でも端数は切り下げ、つまり、実際の解を超えない最大の整数が結果になります。実際には、やっていることが違うために出てくる違いだと思われます。
関連項目:
最終更新:2018年12月23日 22:08