フレームワークコール

この機能はMac OS X限定で、PowerMops 5.5以降から利用可能です。iMopsでは、LibCallsというソースファイルをロードすれば、利用可能となります。この機構はiMopsでも利用可能です。

Mac OS Xではシェアードライブラリはframeworkという名前で提供されます。フレームワークコールは、それを利用するための機構です。フレームワークの中でも、OSに組み込まれたものはパブリックフレームワークと呼ばれます。FrWkCallは、この、パブリックフレームワークを利用可能にします。その意味でやや制限的ですが、OS X版のLibcallに当たるといえます。FrwkCallという宣言はフレームワークコール(FrameworkCall)を略したものです。

シンタックスはLibCallと全く同じです。まず、フレームワークを宣言して、そのあとに、そのフレームワークに属する関数を、パラメターデータ付きで宣言します。浮動小数点数パラメターは、最初に"%"マークを付けます。例えば、
Framework OpenGL.framework
FrWkCall glRotated { %ang %x %y %z -- }
のようになります。全部浮動小数点ですみません。整数(含、レファレンスポインタ)型の引数には"%"は頭に付けてはいけません。

同じフレームワークからの関数を並べて宣言するときには、フレームワークを宣言し直す必要はありません。別のフレームワークの関数を宣言するなら、その前に、そのフレームワークを宣言します。フレームワーク名を宣言することにより、以降そのフレームワークがCurrentフレームワークになるのだ、と考えることができます。

これらの宣言も、外部呼び出しに関わることですから、フレームワーク名と関数名は大文字小文字の違いを正しく書き分けてください。

関連項目:






最終更新:2020年02月19日 23:25