iMopsをiMops上でビルドする

iMopsのビルドの方法は、配布物中にテキストファイルで含まれていますが、一応、ここでも説明します。

  • まず、iMopsに、ソースファイル Prepareロードします。
// Prepare<ENTER>
  リターン(改行)キーと別個のエンターキーがない場合は、fn+Returnで等価です。

  • 次に、続けて、ソースファイル im.ldをロードします。
// im.ld<ENTER>
  これは、コード・ジェネレータを含むたくさんのソースファイルをロードして、その後、自動的に、iMopsフォルダ中にiMopsという名前の実行ファイルを生成します。

  • ここで、いったん、iMopsを終了します。その後、iMopsのアプリケーションパッケージを開いて、iMops.app/Contents/MacOS/iMopsという位置にあるファイルを、前で生成されたファイルと交換します。

  • 再び、iMopsを起動して、今度は、ソースファイルAdditionsをロードします。
// Additions<ENTER>
  いくつかのソースコードファイルがロードされて、メッセージの後、静かになります。一秒もかからないくらいです。

  • そこで、SAVE-DICというコマンドをiMops上で実行します。
SAVE-DIC<ENTER>
  このコマンドで、やはり前と同じように、iMopsフォルダ中にiMopsという名前の実行ファイルが生成されます。

  • 再び、iMopsを終了し、また、iMops.app/Contents/MacOS/iMopsという、前に置き換えたファイルを、さらに、上で新しく生成されたiMopsファイルに置き換えます。

これで、iMopsは新しくなりました。

注意点としては、
  1. もともとの実行ファイルiMopsは、失敗したとき元に戻すために、例えばiMopsフォルダ内に適当な名前の専用フォルダを作って、とっておきましょう。
  2. iMopsファイルを生成するとき、iMopsフォルダ内に同じiMopsという名前のファイルがあると警告もなしに上書きしてしまうので注意。アプリケーション自体は、表示名と違ってiMops.appなので、上書きされることはありません。
  3. 何度もコンパイルすると、名前が同じファイルがたくさんできるので混同しないように。
くらいでしょうか。

自分でバグをフィックスしたときには、この方法で新しいiMopsが得られます。

ただし、注意しておきたいのは、im.ld段階でロードされるコードジェネレータの部分の修正をきちんと全体に反映させるには、二回ビルドする必要があります。というのは、一回目のコードジェネレーターのコンパイルは、修正前の現在のコードジェネレータで行われるからです。新コードジェネレーターになってから、もう一度、ソースをコンパイルすれば、全体が、新しいコードジェネレーターでコンパイルされることになるわけです。





最終更新:2019年07月16日 21:44