コックテイル

コックテイル(こっくている) [酒(名詞)]

森尾が、カクテルの英語表記「Cocktail」のつづりを読めず、無理やり読もうとした結果、生まれた名言。


とある二次会のカラオケ、コースは朝までのフリータイム。
飲み放題メニューを交互に見ながら、皆は一様に飲み物を選んでいた。
「俺生ー!」
「あたしもー」
「あたしウーロンハーイ」

「森尾は?なに飲む?」
森尾が生ビールが苦手なことを知っている友人が、他の飲み物のメニューを手渡しながら聞いた。
メニューには様々な酒が、写真付きでさも魅力的に紹介されている。
しかし、それを受け取った森尾の動きが止まった。
メニューを見る顔つきも険しく、眉間に皺までよっている。

「どうしたの?森尾?」
メニューを渡した友人が怪訝そうに尋ねる。
その様子に他の友人達も、森尾の異変にきずく。
「どした?酒決まった?」
森「・・・こっく・・・」
「ん?なんだって?」

森「こっく・・・ている・・・?」


彼には、メニューの一番上に記載されていた「Cocktail」が、どうしても読めなかったのだ・・・


彼の恐ろしいところは、そのメニューには「カシスオレンジ」「ピーチフィズ」といった、
代表的なカクテルばかりが載っていたにも関わらず、(そりゃそうだよカクテルメニューだもん)
それらの情報と照らし合わせた上で、その単語の読みを「カクテル」だと認識できなかったことである。

結びつけることができなかったのか、単に視野が狭かったのか、はたまた余裕がなかったのか。
いずれにしても、中々真似のできることではない。だって普通に読めちゃうし。

余談だが、この英単語「Cocktail」は、河北尚徳も読めない。クックテイル

最終更新:2010年08月12日 16:32