先月25日に閉幕した愛・地球博(愛知万博)の公式キャラクター「モリゾー・キッコロ」の人気が健在だ。名古屋駅前の百貨店で4日始まった万博の関連商品セールは2000人が詰めかけ、再登場する予定だったモリゾー・キッコロの着ぐるみが混乱を避けて出られないほど。会場近くの瀬戸・海上の森へ帰った――はずだが、グッズ販売など衰える気配がない。
松坂屋ナゴヤエキ店(名古屋市中村区)はこの日、万博の商品を特別価格で販売する「愛・地球博メモリアルセール」(10日まで)の初日。開店前から500人が並び、6階催事場は一時2000人の人だかり。モリゾー・キッコロの着ぐるみが現れる予定だったが、混乱を避けて再登場を見送った。5日からは、同店や松坂屋本店(名古屋市中区)などで人気グッズを詰め合わせた「サンクスパック」の販売がスタート。価格の3倍相当の商品を詰め合わせたモリゾーパック(5000円)とキッコロパック(3000円)の2種類、計1万3900個が毎日限定で販売される。
万博の終盤、会場内外にある公式ショップの大混雑で思うように買い物が出来なかった人も多く、松坂屋ナゴヤエキ店に常設されている公式ショップは閉幕後も買い物客が後を絶たない。グッズは閉幕日を区切りに製造を終了。半年間は在庫処分として販売されるが、「まだ買えるか」などの電話やEメールでの問い合わせが一日に30~40件あり、同店広報は「ぬいぐるみやバッグ、ピンバッジなど、朝に商品を並べても夕方には売り切れる。予想以上」と一向に衰えない人気に驚く。
モリゾー・キッコロは、「閉幕日に別れを告げ、森に帰った」(万博協会)という設定だが、協会側は「二度と出てこないということではない」と話し、関連の公式行事や万博を振り返る企画展などのイベントでお目にかかるチャンスを示唆。この日のイベントが閉幕後、初の登場となる予定だった。
また、丸栄(同市中区)は6日からの「愛知万博 装飾品・即売品バザール」(11日まで)でスイス館の高級腕時計やポーランド館の岩塩ランプ、アフリカ館の民芸品などを即売する予定で、万博の余韻は、今しばらく続きそうだ。【大島有美子、樋岡徹也】
愛知万博 モリ・コロ“住民登録” 特別住民票を有料交付 |
万博人気が再燃-。先月二十五日に閉幕した愛・地球博(愛知万博)の関連グッズを集めた「メモリアルセール」が四日、名古屋市中村区名駅の松坂屋ナゴヤエキ店で始まった。十日まで。
オフィシャルショップで販売されていた商品約千種類、計約十万点を、ほぼ半額で提供。キャラクターのモリゾー、キッコロのぬいぐるみやキーホルダーなどがずらり。
初日のこの日は午前五時半すぎから客が集まり、同十時の開店時には約五百人。レジにも長い列ができ、昼には待ち時間が二時間ほどに。「万博会場の混雑を思い出しました」と同市中川区の主婦(41)は話していた。(中日新聞、10月4日)
【愛知県】愛・地球博(愛知万博)の閉幕後、瀬戸市に“住民登録”された公式マスコットキャラクター、モリゾーとキッコロの特別住民票を求める人たちが連日、同市役所の窓口に押し寄せている。
交付初日の6日は、モリゾー、キッコロの各住民票と、モリゾー・キッコロの世帯票の3種類(いずれも1通200円)を合わせ、1003人に2824通を、翌7日は1498人に5739通をそれぞれ交付した。週明けの11日も1649人が申請に訪れて3401通を渡した。ほかに郵便での請求も、約1200件舞い込んでおり、プランを発案した増岡錦也市長も「予想以上の反響」と驚くほどだ。
初日は世帯票の交付までに最長約3時間を要する事態となり、問い合わせが殺到した市役所の電話は「一向につながらない」と他の自治体などから苦情が来るありさま。あまりの人気に、市は7日から特設受付を開設。市民課以外の職員が応援して対応している。
3種類のうち最も人気が高いのは、申し出者の名前などを加えてモリゾー、キッコロの家族となれる世帯票。遠くに住む孫の家族らのためにと、携帯電話で生年月日を尋ねながら申請用紙に記入している年配者の姿が目立つ。
モリゾー、キッコロの本籍は、「通常の住民票の写しは本人申請でないと本籍地、筆頭者記載のものは交付しない。特別とはいえ、慎重にすべきでないか」との指摘があり、11日交付分から両記載を削除した。
森へ帰ってしまったはずの愛・地球博(愛知万博)のキャラクター「モリゾー&キッコロ」が、なお冷めぬラブコールで、活動を再開することになった。博覧会協会の中村利雄事務総長が十八日の記者会見で明らかにした。フル回転だった万博が終わって間もなく二カ月。「ゆっくり休んだし、友だちになった子どもたちに会おう」とモリゾーも乗り気、とか。
万博最後の日の九月二十五日、子どもたちが泣きながら森へ帰る姿を見送ったモリゾーとキッコロ。大仕事を終えてからは、公の場に登場することなく愛知県瀬戸市の海上(かいしょ)の森でひっそりと英気を養っていた。(中日新聞、11月19日)
愛・地球博(愛知万博)のマスコットキャラクター「モリゾー」「キッコロ」が9日、環境保護に貢献したとして、スカンディナビア政府観光局から「グリーンサンタ・アワード」を授与された。
同賞は、環境問題の重要性を訴えようと、今年新たに創設された。11月には「クールビズ」を推奨した小池百合子環境相も受賞している。
名古屋市中村区の博覧会協会事務所には、環境保護を訴えるデンマークの環境親善大使「グリーンサンタ」が訪問。モリゾーとキッコロの着ぐるみに向かって、「子どもに森や自然を守る大切さを訴えてくれた。今後も私のパートナーとして活動してほしい」と述べ、中村利雄事務総長に表彰状と記念品を手渡した。
中村事務総長は「貴重な賞を頂いて光栄。さらに環境問題の解決に努めたい」と述べた。
愛知万博を振り返る「愛・地球博報告会~万博の理念いつまでも~」が21日、名古屋市中区の市民会館大ホールで開かれ、話題を集めた7色のキッコロの着ぐるみが9月の閉幕後初めて登場した=写真=。ダンスなどを披露し、約2000人の親子連れらの声援を受けた。
報告会は、博覧会協会が主催、約9000人から申し込みがあった。ステージでは、モリゾー、キッコロの着ぐるみに7色のキッコロが加わり、音楽に合わせてジャンプするなど、愛きょうを振りまいた。
これに先立ち、協会の中村利雄事務総長が講演。「来場者の皆さんと作り上げた万博だった。皆さんと一緒に万博の遺産を発展させていきたい」などと呼びかけた。
昨年の大きな話題のひとつが「2005年日本国際博覧会」(愛知万博、愛称「愛・地球博」)の開催であったが、言わずと知れた愛知万博のマスコットキャラクター「モリゾー」と「キッコロ」が、いまでも人気のようである。地元名古屋では万博をテーマにした展覧会などが開催され、その中ではやはりモリゾー&キッコロに関した作品が注目されるということであるし、下世話だがわかりやすいところでいうと、オークションサイトではモリゾー&キッコロの各種グッズが、品物によっては元の売価の倍以上で取引されていることもあるくらいだ。
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万博会期中、芸能人並みの人気で近づくことも難しかったモリゾー&キッコロの両氏 |
モリゾー氏は天然ガスバスIMTSの運転手も務めていた(注:本当は自動運転です) |
万博最終日に行われたモリゾー&キッコロが森に帰るという設定のセレモニーでは、何でも森へ消えていく二人(?)を見て子供たちだけでなく大の大人も号泣したということで、このままいなくなってしまうかと思いきや、カムバックを求める多くの声に応える形で2005年11月、モリゾー氏は博覧会協会を通じて「愛・地球博は閉幕したけれど、どうやら物語の第2章が始まるようじゃ。時々、わしの出番もありそうじゃな」とのコメントを発表。2005年12月21日に名古屋で開催された「愛・地球博報告会」に登場したほか、今後も愛・地球博の理念を継承する事業などに登場するとされており、精力的に活動を続けていく様子を見せている。
(中略)
さて、筆者は万博の取材時などに海上の森を何度か訪ねてみた。会場計画が根本からひっくり返ってしまうようなこの森には何があるのか、そして、森に帰ってきたというモリゾー&キッコロには会えるのか?
愛称は「モリコロパーク」 万博跡地の新公園名決定
愛知県長久手町の愛知万博(愛・地球博)の主会場跡地に愛知県が今夏にオープンさせる予定の公園の名称を「愛・地球博記念公園」、愛称を万博のマスコットキャラクター「モリゾー」と「キッコロ」にちなんで「モリコロパーク」とすることが12日、決まった。
有識者らで構成する県の「21世紀にふさわしい公園づくり委員会」が、応募総数約3200件のうち上位の2作品を、正式名称と愛称にそれぞれ選んだ。
県は公園内に野球場やサッカー場などを設けるほか、「環境」と「参加と交流」をテーマにソーラーカーの体験乗車なども実施する方針。万博の人気施設「サツキとメイの家」や空中回廊「グローバル・ループ」の一部も残し、夏休み前の部分オープンを目指す。
愛・地球博(愛知万博)で人気を集めた公式キャラクター「モリゾー&キッコロ」のグッズが新たに制作、販売されることになった。収益は、環境問題の解決など万博の理念を受け継ぐ活動に充てられる。環境に配慮した商品やサービスには、モリコロの使用を認める。博覧会協会の中村利雄事務総長が二十三日の記者会見で発表した。
モリコログッズは、昨年九月の閉幕で姿を消した。しかし中村事務総長によると「キャラクターグッズを買いたい」という声や万博のシンボルマークなどを使いたいという要望は多い。
ライセンス商品も認めるが、使用には「グリーン購入ネットワーク」の佐藤博之事務局長ら五人による委員会で審査する。モリコログッズは三月ごろから登場しそう。
西春健康ドーム:完成式典にモリゾーとキッコロ /愛知
西春町の健康施設「西春健康ドーム」の完成式典が8日、同町九之坪の同施設で行われ、愛知万博から移設したモニュメントの除幕式などが行われた。式には万博キャラクターのモリゾーとキッコロもかけつけ、祝福ムードを盛り上げた=写真。
同ドームは鉄筋一部3階建て延べ7479平方メートル。トレーニングルームや大型アリーナ、露天風呂など多彩な設備を収容。工事費23億6145万円をかけて04年7月から建設が進められてきた。オープンは3月1日。
式典には関係者約450人が出席。太田考則町長が「3月に北名古屋市になるが、イキイキ健康づくり日本一の推進に大きな役割を果たしてくれるはず」とあいさつし、地元の太鼓グループの演奏などが行われた。
式典の後、万博瀬戸日本館で展示されていたアクリル製のインスタレーション作品「群・棲―共振2005年」(高さ3・4メートル、幅8・7メートル、奥行き1・8メートル)の除幕式が開かれ、造形作家の西本剛己さん(44)が「制作した場所が西春町だったので、ここに展示されることになりうれしい。老若男女問わず見てもらえたら」とあいさつした。式では園児たちがモリゾーとキッコロと一緒に歌を歌うなど、ムードを盛り上げた。【桜井平】
2月9日朝刊
開港1周年イベント始まる 中部空港、モリコロの姿も
愛・地球博(愛知万博)の閉幕後、瀬戸市が希望者に交付しているモリゾー・キッコロの特別住民票の発行収入が4カ月足らずで1350万円余に上り、思わぬ“ヒット商品”となっている。市は昨年末までの収入1300万円を、万博瀬戸会場跡地のメモリアル公園(仮称)の植栽費用として団体に寄付するため、本年度一般会計補正予算案に計上した。 (小島 哲男)
瀬戸市は万博閉幕後の十月五日、モリゾー・キッコロを、出生地とされる海上(かいしょ)の森の2005番地に“住民登録”。翌六日から、希望者にモリ・コロの特別住民票の交付サービスを始めた。
この試みは「万博を振り返るいい記念になる」と大好評。交付枚数は十月は五万六百九十六通に達し、市民課窓口には順番待ちの長い列ができた。十一月も一万六百九十四通に上り、徐々に減っているとはいうものの、十二月に三千九百九十五通、一月も二千四十三枚を交付した。これまでの交付枚数は計約六万七千五百枚に上る。
モリゾー、キッコロの各住民票と、モリゾー・キッコロの世帯票の三種類があり、いずれも一通二百円。用紙やプリンターのトナーなどの費用は約百万円になるが、「大半は収益につながっている」(市財政課)と説明する。
メモリアル公園は、瀬戸会場隣接地に展示された直径三十メートルの巨大皿モニュメントの周り約一・三ヘクタールを整備する計画。市は特別住民票の交付サービスを今後も続け、収入は、「環境の大切を説いた万博の理念に合致する」として、この公園を緑化する百万本の森基金(現行約千九百万円)に組み入れるため、基金を運営、管理する団体「せと・まるっとミュージアム推進会議」に寄付していく考え。
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開港1周年を迎えた中部国際空港の旅客ターミナルで、あいきょうを振りまくマスコットキャラクター=17日午前 |
開港から1周年を迎えた中部国際空港の旅客ターミナルビルで17日、空港会社の平野幸久社長や武田洋樹空港長ら約80人が出席し、記念セレモニーが開かれた。
平野社長は「(今後は)長距離線の誘致に取り組み、利便性や経済性に優れた顧客満足度の高い空港を目指す」とあいさつ。姉妹提携しているドイツ・ミュンヘン空港会社のペーター・トラウトマン最高執行責任者らとくす玉を割って、1周年を祝った。
ビル4階のイベントプラザでは、高さ約4メートルある空港のマスコット「なぞの旅人フー」のモニュメントが完成。愛知万博のマスコット「モリゾー」と「キッコロ」も駆けつけ除幕式が行われた。
1階には、愛知万博のトヨタグループ館で人気を集めたロボットや近未来車「i―unit(アイユニット)」を展示するコーナーもオープン。空港内はイベントの見物人で、ごった返した。
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愛・地球博(愛知万博)の公式キャラクター、モリゾーとキッコロの“出番”が急増している。小学生の環境学習や中部国際空港の開港1周年イベントのほか献血会場にも及ぶ。いったん終了したグッズの販売も再開が決まった。閉幕から25日でちょうど5カ月。モリコロの人気は一向に衰えそうにない。
モリコロは、昨年9月25日の閉幕日に海上(かいしょ)の森に「帰った」はずだった。だが、今年に入り、着ぐるみが登場したイベントは9回。毎週、どこかに現れているペースだ。今月10日に中部国際空港(愛知県常滑市沖)で開催されたイベントに登場した理由は「万博の玄関口として地域の活性化に貢献した」から。このほか、同4日に名古屋市内で開かれた献血キャンペーン、愛知県一宮市のゴミ減量シンポジウム、ボランティアのイベントに現れ、会場の人気を集めた。25日には、名古屋市民会館で開かれた「愛・地球博報告会」にも登場した。
万博協会は閉幕以降、着ぐるみを所有する自治体や企業などに「使用の原則禁止」を通達。その後、万博の理念を継承・発展する舞台に限って使用を認めることを決め、昨年11月に再オープンした「エコマネーセンター」(名古屋市中区)のセレモニーを境に事実上、解禁となった。
協会内に設置した審査委員会が、使用基準や申請の方法などを協議し、個別の要請案件には協会職員が対応している。これまで20~30件の要請があり、さらに卒業・卒園シーズンを迎え、協会営業管理室の原田幸之介・担当課長は「『遠足で万博に行った園児の卒園記念に』と言われると……」と複雑な心境を明かし、基準の線引きに頭を悩ませている。
開幕1周年のイベントが目白押しの3月は、モリコロがあちこちに出没することになりそうだ。
愛・地球博(愛知万博)のマスコットキャラクター「モリゾー」「キッコロ」関連商品の売り上げが1000億円を突破したことが28日、博覧会協会の調べでわかった。国内で開催されたイベント関連グッズの売り上げとしては、長野五輪の400億円、日韓サッカーW杯の500億円(国内推定分)を大幅に超え、記録的な数字となった。
モリコロ関連商品は2002年6月に販売開始した。当初は、昨年9月の万博閉幕までの売り上げを600億円と見込んでいたが、実際は800億円に達した。
協会営業管理室によると、万博のようなイベントでは通常、会期末が近づくとキャラクター商品は品切れになる傾向がある。イベントが終わると商品がほとんど売れなくなるためだ。しかし、協会側は「モリコログッズを買いに来る来場客も多かったため、製造会社に対し、(閉幕の)最後まで品切れにならないよう協力を呼びかけた」(原田幸之介・同室担当課長)という。
モリコロの場合、閉幕後も名古屋市内の百貨店などで売り上げを伸ばしている。今年3月末までの契約で伊藤忠商事と販売ライセンス契約を結んでいたが、4月以降も契約延長する方針になった。現在はほぼ品切れ状態だが、3月には、名古屋市内の百貨店などで、人気のぬいぐるみやピンバッジに加え、環境に配慮した新商品などを販売する。
伊藤忠商事マスターライセンシーオフィスの安達彰宏室長は「マスコットキャラクターは普通、イベントが終われば忘れられるものだが、モリコロのように市民から愛されているケースは珍しい。モリコログッズの常設店ができればいいなと考えている」と話している。
官民一体でごみ問題を考える「ごみ問題NPOでキックオフ」が二十一日、四日市市安島のじばさん三重であった。愛知万博のマスコットキャラクター、モリゾーとキッコロも登場し、ごみ問題の実情を学ぶ多彩な催しが開かれた。 (中沢 穣)
四日市市と三重郡三町の住民と行政、企業でつくる「四日市生活創造圏ビジョン推進協働会議」が、四月から民間非営利団体(NPO)として民間のみで再出発するのに合わせて開催。同会は「34530=さんしごみまる=会」の愛称で、三泗地区のごみ問題解決に向けた取り組みを続けている。
イベントでは、モリコロと環境保全を訴える「劇団かんきょう」のカモシカの着ぐるみが共演。
ごみの分別を実演し、「混ぜればごみだけど分ければ資源」と訴えた。ペットボトルのふたやアルミ缶などを使ったリサイクル体験コーナーもあり、たくさんの子どもたちが手芸品の制作などに挑戦した。
パネル討論には地域の自治会長や各市町の廃棄物担当者が参加し、「まずごみを発生させないことが大切だ」などと意見を交わした。
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愛・地球博のブータン館、ラオス館で展示された仏殿や仏像などを集めて津市白塚町の歯科医師樋口良三さん(50)が開設した記念館「樋口友好ミュージアム」が18日オープンし、多くの来場者でにぎわった。愛・地球博マスコットキャラクターのモリゾーとキッコロも名古屋市中村区の日本国際博覧会協会名古屋事務所から出張し、訪れた子どもたちを喜ばせた。
来場者は、仏像を安置するブータンの仏堂「ナムゲ・カンザン」やラオスヒノキで造られた「ホー・タイ(蔵経堂)」などをゆっくり見て回り、楽しんでいた。祖母と訪れた津市立白塚小2年の近沢優果さん(7つ)は「モリゾーとキッコロを初めて間近に見られた」と笑顔で話していた。
歯科医院が休日の木、日曜日に公開。開館時間は午前9時半-午後5時。入館料は高校生以上の大人300円、小・中学は200円。未就学児は無料。問い合わせは、樋口歯科診療所=電059(232)3075=へ。 (紙山直泰)
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笹野バレエ61周年記念公演会 |
笹野バレエ研究所(豊橋市舟原町、鈴木菊夫社長、笹野又起子会長)の創立61周年記念公演会は4日午後1時30分から、豊橋市草間町の豊橋勤労福祉会館(アイプラザ豊橋)で1500人が訪れ開かれた。笹野バレエ研究所、東海日日新聞社主催。とよはし100祭サポートイベント。 愛知万博閉幕から9カ月、いまだにモリゾーとキッコロ引っ張りだこ!愛知万博(愛・地球博)が昨年9月に閉幕し、いまでは懐かしいキャラクターとなっているモリゾーとキッコロ。しかし地元・愛知県ではいまだに新グッズがバンバン売れ、着ぐるみが各種イベントに引っ張りだこという、異常?な人気が続いている。来月には長久手町の博覧会場跡地が「モリコロパーク」の愛称でリニューアル。“余熱”はまだまだ続いている。 ◇ 昨年3月に開幕し約2200万人を集めた愛知万博は、同9月25日に閉幕。マスコットキャラクターのモリゾーとキッコロは会場となった愛知県瀬戸市の森に帰る、という設定になっていた。 だが今年に入っても、モリゾーとキッコロは県内各地のイベントやお祭りに登場し、子供たちの歓声を浴びている。静かに森で暮らしているはずなのに、なぜ? 「当初の設定では森に帰っておしまいでした。しかし、あまりに出演依頼が多いのでストーリーを一部変更したんです」。万博を運営した日本博覧会協会名古屋事務所はこう説明する。 現在は環境に優しいエコロジーの精神を持ったイベントがあれば、森から駆けつけるという。 着ぐるみは同協会が4組、県と名古屋市が1組ずつ所有。「同じ日に複数の場所に現れるのは変なので、日程の調整が大変。売れっ子芸能人並みですね」と担当者は苦笑いだ。 グッズの人気も続いている。今年3月25日、名古屋市の百貨店「丸栄」には開店前から長蛇の列ができた。お目当ては開幕1周年記念のモリコロ(モリゾーとキッコロ)のピンバッジ。徹夜組まで現れ、用意した2万個は即日で売り切れた。新バージョンのモリコロぬいぐるみも完売。4月に追加販売したが、品薄状態が続いている。 モリゾーとキッコロが住民登録した瀬戸市では、閉幕後にモリコロの世帯票に自分の名前も並べて発行するサービスを始めた。1枚200円でモリコロの“家族”になれるとあって、県内外から希望者が瀬戸市役所に殺到し、売り上げ1600万円以上の爆発的なヒット商品になった。 県内限定の異様な“余熱”について、名古屋市立大学の山田明教授(地域政策)は「名古屋圏の経済はトヨタ自動車など輸出産業を中心に手堅く業績を上げている。最近は東京や大阪の地盤沈下で相対的に名古屋の地位が上昇し自信をつけた。そこに、これまでなかなか開催できなかった全国規模のイベントが現れたので、一気に盛り上がった」と分析する。 長久手町のメーン会場跡は、県立の愛・地球博記念公園(愛称=モリコロパーク)として来月15日に一部再オープン。同協会は9月25日の閉幕1周年記念に向けてさらなる新グッズの開発も検討している。 モリゾーとキッコロは、まだしばらく森でくつろげそうにない。 (神田敬郎) ★「閉幕1周年記念週間」行事モリコロパークの中で来月15日に開園するのは万博期間中に人気だった「サツキとメイの家」や大観覧車など公園全体の約13%。来年3月にはプール、スケート場、茶室などがオープンする予定。 博覧会協会は今年9月16-25日を「閉幕1周年記念週間」と定め、名古屋市を中心にさまざまな記念イベントを企画。松浦亜弥さんら万博にかかわった歌手を招き「大復活祭」と題するコンサートを行うほか、モリコロが歌って踊るミュージカルを開催する。 ★セントレアも愛知の人気スポット愛知万博と並び“異常人気”を誇るのが昨年2月に開港した中部国際空港(愛称=セントレア、愛知県常滑市)。万博との相乗効果もあり今年4月末までに2242万人が訪れたが、うち3分の2は航空機に乗らない観光客という。 展望風呂や飲食店街などは旅支度をしていない軽装の客で行列ができ、駐車場は日帰り用だけが混雑。空港関係者は「物珍しさもあって入場者、商業施設の売り上げともに好調だった。飽きられないよう、魅力的なサービスを考案しなくては」と話している。 愛知万博跡地、「モリコロパーク」が開園 アニメーション映画「となりのトトロ」に登場する「サツキとメイの家」、接客ロボットなどを展示する「愛知国際児童年記念館」などがあり、15日から一般公開される。 「サツキとメイの家」の観覧料は、大人500円、中学生以下250円。観覧は、往復はがきによる申し込みが必要で、8月末まで予約済み。問い合わせは同公園管理事務所(0561・64・1130)。 (読売新聞) - 7月14日12時24分更新
モリコロと静香が夢の競演万博閉幕1周年記念アイスショー愛・地球博(愛知万博)閉幕1周年を記念したアイスショー(東海テレビ放送・中日新聞社主催)が21日夜、愛知県豊橋市のアクアリーナ豊橋であった。トリノ五輪女子フィギュアスケート金メダリストの荒川静香さんが出演し、観客約2100人は世界を制した女王の舞に酔いしれた。 荒川さんはスポットライトを浴びながら青のドレスで登場。華麗にジャンプを決め、おなじみとなった「イナバウアー」を披露すると、観客から大歓声が上がった。 万博のマスコットキャラクターのモリゾーとキッコロも登場し、フィナーレで白のドレスに着替えた荒川さんと夢の競演を果たした。 2006年9月29日(金)
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愛知万博公式マスコット「モリゾー&キッコロ」の目と口が逆転した「キリゾー&モッコロ」がネット上に登場した。「モリコロ」ならぬ「キリコロ」。
作者不詳だが、ネーミングの面白さもあり、口コミで広まりだした。「本物もかわいいけど、こっちもあり」と、携帯電話の待ち受け画面に使用している人も。
文化庁によると「著作権法違反の疑いがある」が、万博協会は「人気が全国区になった証し。実害もなく、目くじらを立てるほどでもない」。
(編注:モリゾーとキッコロのデザインを担当されたのはアランジアロンゾさんで、アロンジアロンゾさんの通常キャラ(企業マスコット等になってないキャラ)の著作権管理はある意味厳しいです。しかし、モリゾーとキッコロの著作権はアランジアロンゾさんではなく博覧会協会にあります。協会側が寛大な見解を示されたことは印象深いです。)
(目、口、色を自由に変えられます)