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公式通知005 第1戦 NLMS 2 HOURS OF SILVERSTONE 開催コース紹介と注意ポイント

2014.01.11

  • コース長 5.891km
  • コーナー数 18

【コース紹介】

シルバーストン・サーキットはイギリス(イングランド)のノーサンプトンシャーとバッキンガムシャーをまたいだ場所にあるサーキット。
他のイギリスの歴史的サーキット同様、シルバーストーンは第二次世界大戦で使われた飛行場の跡地に建設されており、旧RAF飛行場にあった三角形をした3本の滑走路が利用されている。
シルバーストンで初めてレースが開催されたのは1947年9月、地元住人のモーリス・ジョーヒガンとその友人11名が2マイル(約3.2km)の特別コースで戦ったと伝えられている。このレースはサーキットに遊牧していた羊に悩まされたという。不運にもジョーヒガンが1頭の羊をはねてしまい、マシンも羊も終焉を迎えたことから"マトン(羊肉)グランプリ"と呼ばれた。
翌年、王室自動車クラブ(RAC)が飛行場を借りることになり、干し草を俵にした物を設置してより正式なサーキットが設計されRACグランプリを開催。レイアウトはもともとあった滑走路が生かされており、ロングストレートがヘアピンで結ばれている。1949年にもレイアウトに修正が施され、そのレイアウトで1950年に初めてのグランプリが開催された。
国王ジョージ六世が見守る中、初レースはアルファロメオを駆ったジュゼッペ・ファリーナが優勝。チームメイトのルイジ・ファジオーリより2周先にフィニッシュしている。
1952年のグランプリに先だって、コントロールラインがファームストレートから現在の位置に移動されたが、以降35年にわたってレイアウトに変化はなかった。イギリスGPは主にシルバーストーンで開催されてきたが、1986年まではブランズハッチやエイントリーも同グランプリの会場となっている。
1973年、ジョディ・シェクターがウッドコートコーナーでスピンを喫してピットレーンに突っ込んだことをきっかけにタイヤバリアが設置されることとなった。それがこのシルバーストン・サーキットの最初の改修工事である。さらに1975年にはウッドコートにシケインが作られている。
1990年のグランプリ終了後、シルバーストンは翌1991年のレースに間に合うよう再び改修工事を行った。改修後のレースで地元のヒーロー、ナイジェル・マンセルが勝利し、サーキットの大義が助けられたことは間違いない。また、このグランプリではチェッカーが振られた後、マンセルがガス欠によりストップしたアイルトン・セナを拾ってピットに帰還している。ステアリングを握るマンセルと、そのマシンのサイドポッドの上に座るセナを写した写真は今やF1のシンボル的な写真である。
1994年にセナがイモラで事故死したことを受けて、根本的な減速と安全性を向上させるために多くのF1サーキットに変更が施され、シルバーストンもストウコーナーとアビーをはじめ、大幅に改修された。
1987年以来、イギリスGPの開催地であり続けたシルバーストンだが、サーキットを所有するブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ(BRDC)とFIAとの間に亀裂が走り始める。2004年9月、当時BRDCの会長を務めていたジャッキー・スチュワート卿がシルバーストンは2005年F1暫定カレンダーに記載されないだろうと発表。結局、土壇場の12月に最終合意に至り、2009年までのイギリスGP開催が確保されることになった。
バーニー・エクレストンがBRDCとの契約を嫌がり、代わりに公式プロモーターの任命を求めたことから、2010年以降のシルバーストンの前に岸壁が立ちふさがる。さらにエクレストンはシルバーストンがグランプリを維持したいのであれば、ピットおよびパドックの新たな複合施設を含め、大規模な再開発も必要だと述べた。シルバーストンは2007年8月に改修のゴーサインが出されたが、2008年7月4日、エクレストンは2010年以降のイギリスGPをドニントンパークで開催すると発表する。
エクレストンは「ドニントンか、(イギリスGP)開催なし」との方針を打ち出すも、ドニントンの計画がグラつくと、シルバーストンが主催する可能性を認めた。ドニントンがサーキット改修に必要な資金の調達に失敗したことを受け、エクレストンはシルバーストンとの交渉を再開。
2009年12月、BRDCの会長であるデイモン・ヒルがシルバーストンでのイギリスGP開催契約をかわしたと発表、17年契約に同意したことを明かした。それに加え、500万ポンド(約6億7,028万円)を投資しての改修工事により、新設のピットビルディング&パドックとコースレイアウトの一部変更が実施され現在の形となっている。

【コースの注意ポイント】

インターナショナルピットストレート(ホームストレート)

コース改修に伴い反対側に移設されたホームストレート。距離は長くないがこのコース唯一と言っていい勾配(上り)区間である。

1~2コーナー(アビー、ファーム)

改修工事で新規に設置されたセクション。アビー、ファームと連続する高速S時コーナー。
ファームで膨らみすぎると次のヴィレッジコーナーの進入が苦しくなる。

3~4コーナー(ヴィレッジ、ザ・ループ)

1~2コーナーと同じく新設されたセクション。ティルケ臭漂う連続タイトヘアピンコーナーである。
オーバーテイク促進のための設計だが案の定ドライバーの評判は良くない。

5コーナー(エイントリー)

ここのをクリアすると旧コース(ウェリントンストレート)に合流する。コーナー自体は全開でクリアできるが摩耗状態などによっては難しくなる。

6コーナー(ブルックランズ)

旧コースに合流。旧レイアウトと比べると奥に行くにつれキツくなるコーナーに変わっているので難易度が上昇した。

7コーナー(ルフィールド)

グルーッと回り込む長い右コーナー。ここでの立ち上がりがナショナルピットストレートでの最高速に響く。

8コーナー(ウッドコート)

全開でクリアできる高速コーナー。かつてはこのコーナーの前にスピード抑制のためシケインが設置されていた。

9コーナー(コプス)

旧ホームストレート(ナショナルピットストレート)を抜けコプスに進入。全開ではクリアできないので難易度が高い。
鈴鹿の旧130Rに近い度胸試しコーナーである。

10~14コーナー(マゴッツ、ベケッツ、チャペル)

シルバーストン名物の連続高速コーナー。10~13と段々とRがキツくなる。ここでミスをするとハンガーストレートで追いつかれてしまうのでこのコースで最重要と言ってもいいコーナー。

15コーナー(ストウ)

ロングストレートのハンガーストレートを抜けストウコーナーへ。ハンガーストレートは追い抜きポイントだがストウは高速コーナーなのでストレートで並び、進入で抜くのはかなりスリリングになる。
できればストレート中に前に出たいところ。

16~18コーナー(クラブ)

最終コーナーとなる連続のタイトコーナー。一つ目でミスをすると17、18とラインが苦しくなるのでキッチリと減速をしよう。
ハンガーストレートからのバトルのもつれでここでブレーキング競争になることも多い。
18コーナーはイン側にカマボコが設置されているのでカットし過ぎると弾き飛ばされる。

ピットイン、アウト

17コーナー手前から進入する。
入り口のポールに接触しないように注意。

ピットアウト時は白線をカットしないようにコースに復帰。

その他注意事項

このコースはGTアカデミーのトライアルに使用されていた関係でほぼすべてのコーナーにポールやパイロンが設置されています。
当然ながらこれらのオブジェクトと接触しないように走ることを心がけてください。


大会主催者 Morris


最終更新:2014年01月12日 00:16