第二十四章～くまさき～ - もしもみやびちゃんと梨沙子が同じ学校の先輩後輩だったら @ ウィキ

230. 名無し募集中。。。 2009/07/23(木) 21:04:46.26 0

「はぁ〜海かぁ〜・・・」
なかさきの綺麗な肢体を大勢の前に晒すなんて・・・
考えただけでもゾッとする。
「ねー、どうしたらいいの？」
「うちに聞かないでよ。そういうことはみやにでも聞けば？」

うちとキャプは今、いつもの喫茶店にいる。
とくに用がある訳じゃない。珍しくキャプと一緒に下校したから、ついでに寄っただけ。
今日は学校でも一日中海のことばっか考えてた。
昼休憩、なかさきは委員会があるからって会えなくて、昼休憩のお楽しみもしていない。

「それよりさ、熊井ちゃん。フェスのことなんだけど」
「んー」
「ねぇ、ちょっと・・・聞いてるの？」
「んー」
バンッ！！！
キャプが机を叩いたせいで、まわりのお客さんの視線が集まる。
「あんた、最近あの生徒会長とデレデレしすぎじゃない？見ててはずかしいったら・・・」
「うう、あ、ごめん・・・でも海が・・・！」
「海海うるさい！次海って言ったらあんたを沈めてやるからね！！」
「は、は〜い・・・」

231. 名無し募集中。。。 2009/07/23(木) 21:12:06.58 0

ﾋﾟﾙﾙﾙﾙﾙ
なかさきからメールだ。なになに・・・
『今日は委員会で夜遅くなるので、ユリナちゃんのお家にいけません。ごめんね』
なんだよ・・・
こっちは朝から悶々としてるってのに！

「フェスに向けて、新曲を書こうと思うんだけど」
「賛成！もう今の曲飽きちゃったし」
「じゃあ、うち、次回のスタジオまでに書いてくるよ」
「流石キャプ！やっぱBuono!のリーダーはキャプしかいないよ！」
「おだてても何も出ないよ？」
うちのバンドはほとんどの曲をキャプが書いている。
みやが書く曲もあるけど、それもキャプがいろいろアレンジしてるから、ほぼ合作だ。

「ねぇ、キャプさ、愛理ちゃんとはもう終わったの？」
「うん・・・いつまでも固執するのはやだし・・・」
「そっか・・・・」
「うん・・・・」
「じゃ、うちが慰めてあげよっか？なかさきが忙しいみたいで溜まっ・・・」
バシィ！！！
「いっっっっっっっっっっっったぁい！！」
「もう、バカ！もう曲書くから帰る！」

ちょっと前なら冗談でこういうこというと顔真っ赤にしてもじもじしてたのに、最近はキれる。
うちのお色気攻撃も効かなくなってきたな・・・。
つまんないの・・・。