- 425. 名無し募集中。。。 2009/07/27(月) 17:37:51.83 0
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「おいし〜!」
「え・・・ああ、喜んでくれて嬉しいよ」
償いで、でっかいパフェを奢るはめになった。
でも、こんな幸せそうななかさきを見てるとパフェの数百円なんてどうでもいいことに思える。
「あのー・・・」
「ん?」
「うち、キャプとはホントに何もないから・・・」
「知ってるよ?」
「へ?」
「知ってて、意地わるしたの」
なにそれ・・・
散々こっちは心配したのに・・・
「でもね、分かっててもユリナちゃんが他の人と密着したりするのは嫌。ユリナちゃんに密着していいのは私だけだから」
「う、うん・・・」
「だから、私こそ、ごめん・・・」
そういって小さくなって頭を下げるなかさき。
ああ、ここが外じゃなかったら、確実にやっちゃってるのに・・・
とにかく・・・どこか個室に行きたい。
「じゃ、じゃあ、次・・・カラオケ行こうか!」
「・・・・・何する気?」
うっ!・・・見抜かれた・・・。
「だって、そんな顔されたら・・・うちだって・・・最近シてないし・・・」
「カラオケは嫌。」
- 426. 名無し募集中。。。 2009/07/27(月) 17:38:34.10 0
- 「そんなぁ〜」
「でも、ホテルなら、行ってみたい・・・だって、ホテルならどんだけ声出してもいいんでしょ?」
真っ赤になって俯くなかさき。
「行く!今行く!」
「もぅ・・・もうちょっとカッコよくエスコートしてよ・・・」
「あ、ごめん・・・じゃ、行こうか」
手を引いて、繁華街を目指す。
足取りはいつになく軽かった。
最終更新:2009年07月27日 23:04