201. 名無し募集中。。。 2009/06/24(水) 23:37:20.70 0
私が夏焼先輩の事を知ったのは割と最近。
中三になったばっかりの春、友達を介して夏焼先輩の事を知った。
「次期キャプテンは夏焼で決まりかな」
「なつやき?」
「そう、うちのいっこ下で、超きれいなの!愛理も絶対気に入る!」
「へぇ〜」
舞美ちゃんは年上だけど私にとっては友達みたいなもので、いつも気兼ねなく話をしていた。
バスケ部の主将で、マネージャーと付き合ってることは部内では暗黙の了解だった。
「でも最近ほとんど部活に出ないの。センスあるのにもったいないよね」
「そんな人に主将なんて務まるの?」
「うーん・・・うちでも出来たんだし大丈夫!」
妙に納得・・・
でもなつやき先輩ってどんな人だろう
「今度バスケ部の練習のぞいてみようかな」
「うん、おいで!」

202. 名無し募集中。。。 2009/06/24(水) 23:54:22.92 0
案の定、釘づけになった
綺麗な顔、すこし茶色い髪、抜群なスタイル
それだけじゃなく、放つオーラが他の人たちとは別格だった
ゴールを決めてもニコりともしないポーカーフェイス

息をするのも忘れて・・・っていうと大げさだけど、ずっと見入っていた
気づくと、練習が終わり、部員が次々と引き揚げていく
それでもここから動けない。もっともっと見ていたい
しばらく佇んでいると、舞美ちゃんが寄ってきた。
「愛理、こんな時間までいたの!?」
「え、あ〜・・・うん」
「夏焼なら今着替えてるから、もうすぐ来るとおm・・・あ!来た」
タオルを肩にかけ、制服を第二ボタンまで開けてる。かなり色っぽい
「夏焼!ちょっと来て!」
「ちょっと!・・・舞美ちゃん!いいって!」
舞美ちゃんが呼び止めると、だるそうにこっちに向かってきた。
「夏焼、この子、うちの友達であんたのファンになったんだってさ」
「そうですか。キミ、名前は?」
「あ、っと・・・鈴木愛理です・・・!」
「そ。かわいいね」
フッと笑った先輩の笑顔。
この瞬間、私は完全にとりこになった。
最終更新:2009年07月05日 17:13