- 282. 名無し募集中。。。 2009/08/23(日) 00:30:13.69 0
- 愛理と集合して、みやんちにプレゼントとケーキを置いてライブ会場へ向かう
着いてみると、開場前にも関わらずたくさんの人でごった返していた
「なんか、すごいフェスだね・・・」
「うん・・・」
あまりの人の多さにあたしと愛理の口数が減っていく
こんなおっきなフェスに出れるなんて、みや達ってすごいんだなあ
そんなことを考えながら歩いていると・・・
「あれ?」
「どうしたの?りーちゃん」
「今・・・」
今、人混みの中にピーチ姫がいたような気がした
最近会ったばかりだから、顔を忘れるわけがない
本当かどうか確かめに探しに行こうと思ったけど、この人込みで愛理とはぐれたらたまったもんじゃない
「ごめん、何でもない」
多分気のせいだよね、と無理やり納得して愛理にそう答えた
「あ、開場するみたいだよ」
「ほんとだ。いこっか」
あたし達は手を繋いで会場に入って行った
- 322. 名無し募集中。。。 2009/08/24(月) 18:16:28.66 O
- すごい、すごいすごい!
どんどん会場が盛り上がって行くのが分かる。
最初はみんな「誰?」って感じで興味なさそうだったのに。
今はきっと、この会場にいるほとんどの人が佐紀ちゃん達を見つめてる。
Buono!の曲を体を揺らして聴いている。
「りーちゃん!すごいねボーノ!」
私は視線はステージのまま、興奮気味に隣にいるりーちゃんの肩を揺さ振った。
でも、いくら経っても返事が聞こえない。歓声にかき消されて聞き逃したかな?と隣を向くと、りーちゃんが泣きながらステージを見つめていた。
私は黙って、りーちゃんの左手を握った。
「…あとで夏焼先輩たちに会いにいこうね?」
会って伝えようね。
最高だったよって。
ちゃんと見てたよって。
今日一番の笑顔で、大事な人に会いに行こうね。りーちゃん。
- 380. 名無し募集中。。。 2009/08/27(木) 00:19:47.24 0
- 「りーちゃん、大丈夫?」
フェスが終わってもまだ涙が止まらないりーちゃん
あたしはそんなりーちゃんの涙をそっとハンカチで拭ってあげる
「・・・なんか・・・ごめん・・・あたし・・・
なんだろ・・・涙とまんない・・・」
「先輩カッコよかったよね」
「うん・・・みや、輝いてた」
「最後の歌さ・・・きっと先輩りーちゃんを想って作ったんじゃないかな?」
「・・・え・・・?」
「なんとなくそう思った・・・すごい・・・愛・・・みたいなのが伝わってきたから」
あたしがそう言うとりーちゃんはまた余計泣いちゃって
「さぁ行こう?先輩も待ってるよ」
あたしはりーちゃん腕を引っ張った
最終更新:2009年08月27日 00:24