349. p93da07.osaknt01.ap.so-net.ne.jp 2009/06/26(金) 15:20:46.99 0
「りーちゃん、なにしているのかな?」
普段は楽観的な愛理もさすがに心配になる。

梨沙子は結局4時間目が終わっても教室に帰って来なかった。
保健室に行こうとしても、次の授業の準備だったり、
体育の着替えなどで時間がなかったのだ。

今日の授業は午前中で終わったので、
終礼後に保健室に行ってみたが、いなかった。
「帰りにピザ食べに行こうって言ってたのに・・・」
365. 名無し募集中。。。 2009/06/26(金) 23:27:57.17 0
「りーちゃんどこ行っちゃったんだろう・・・」
朝、保健室に行くと言ったまま姿を消した梨沙子。
具合が悪そうだったし、何処かで倒れているんじゃないかとか嫌な方向にばかり考えてしまう。

「とりあえず探さなきゃ」
愛理は思いつく場所を虱潰しに探してみた。
しかし何処にも梨沙子の姿は見つからなかった。
梨沙子の携帯にメールを送ってみても返事はこない。
愛理は途方に暮れていた。

もしかして先に帰っちゃったのかも・・・
そんなことを思いながらとぼとぼと廊下を歩いていると、
1つだけ探していない場所があったのを思い出した。
屋上だ。
屋上には昼休みにたまに2人でお弁当を食べに行くことがあった。
もしかしたらそこでお昼をとっているのかもしれない。
愛理はどうかそこに居ますようにと願いを込めながら、屋上へ繋がる階段へと急いだ。
最終更新:2009年07月02日 21:12